2023/05/30 21:59:20
(3v1Pqir4)
有美の中に出してから、しばらくの間満足感でいっぱいだった。
が、すぐに罪悪感に変わった。
ヤベェどうしよう
有美は至って冷静に
大丈夫だよ。大丈夫な日だから。
って言ってくれた。
冷静になったからか、賢者タイムなのか分からないけど、とりあえず有美にあったかい缶コーヒー買ってあげた。そして、家までさっと送り届けた。
有美は名残惜しそうだったけど、やっぱただの性の捌け口としてしか見てなかったようだ。つくづくクソ野郎だと思う。
家に帰るとリビングに妹がいた。親は部屋でテレビ見たり何かの作業してた。
お前今日デートだったの?
って聞いてみた。
顔真っ赤にして、なんでよ?って強めに聞いてきた。
いや、なんか見かけたって人がいるから
って言うと、あっそって感じで風呂に行った。
何だ何だ図星かと思いつつ、その日は特に何事もなく終わった。
クリスマス以降有美からメールは来るものの、中出しにビビってしまってちょっと会いづらかった。
そんな時、アイコから相談があるってメールが来た。
メールで聞こうとすると、直接話したいと。
面倒だけど、会うことにした。
家に来るよう言ったが、妹にもナイショの話だと言うので、公園で会うことになった。
クソ寒くて震えながら公園に行くとアイコは既に公園で待っていた。部活帰りの格好で。
寒そうだったのでちょっと引き返して自販機であったかいお茶を買い、渡してあげた。
すると、アイコがホントそういう優しさって歳上の余裕って感じがするみたいなこと言って褒めてきた。
まあ、余裕というか好かれたいからするんだけどと思いつつ、相談ってなに?って聞いてみた。
すると、同級生から告られた、そいつは夏にも告ってきてて、一度断ったけどまた告ってきたという。
なかなか粘る奴だなと思っていると、どうしたらいいかな?とアイコ。
何その質問?と思いつつ、口にはしない。
要は俺にやっぱ気があるのねと、近場で最近済ませすぎてヤバいだろってことで、どうしようかと迷っていた。
何より妹の幼馴染に手を出すのはなぁと躊躇してると、アイコに追撃の告白をされた。
ずっと好きでした。付き合ってよ
これは参ったなと思い、流石に高校生はまずいんじゃないかと言うと、全然問題ないと。むしろ、歳上と付き合ってる人多いよと。
それでも、うーんと迷ってるとアイコが言ってきた。
妹も高校生と付き合ってるじゃん!と。
へ?って感じだった。
え?あいつの彼氏って高校生なの?
アイコは、あって顔をしたが、とにかく付き合ってよと追撃してきた。
なんだかよく分からんが、妹の彼氏は高校生って聞いてフワフワしてしまい、思考が停止した。
まあ、ならいいのかって判断し、オッケーすることにした。
ただ、有美とのことをきちんとしなきゃいけない。
そして、妹はどんな奴と付き合ってるんだ?
っていうことしか考えてなかった。