けれど真ん中をすぎると、大きな会議室だけになります。ドアは会議室の前と後ろにあるだけ。つまり廊下の後半は、とっさに逃げ込む場所がありません。早足で両側が壁の区間を進みます。
すごい緊張です。もしかしたら、足音に気づかないだけで、後ろに人がいるかもしれない…
あそこがむずむずするのは、トイレに行きたいせいだけじゃなくなっていました。
廊下をまっすぐ進むと、正面に窓があり、外が暗くなってるせいで、鏡のように自分の姿が映ります。下半身裸の自分の姿。シャツの裾をおへその辺りまでめくりあげると、窓ガラスにもはっきり、黒々とした陰毛が映ります(あそこをつるつるにする前の話です)。お尻も丸見え…
自分の手でシャツをめくりあげていると、自ら望んで恥ずかしいところをさらけだす、変態だって自覚してしまいます。私は、そのままトイレの前まで来ました。
そこにきて、迷ってしまいました。普通なら開けるドアは決まっています。けど今の私は普通じゃありません。会社の廊下を下半身さらして歩く変態なんです。
男性用トイレは暗いです。誰もいないはず。音を立てないよう、静かにドアを開けます。
④へ。
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