2020/11/07 07:45:38
車が発車すると、箱の中にいるから外からは見られない筈なんですが、かなり不安でした。
もし交通事故になったら..、と言うのが一番頭にありました。
事故になったら、警察とかに積み荷を調べられて、きっと私達は裸のままで見つかってしまう。
いえ、大きな事故だったら、二人とも裸のまま死んでしまうかもしれない。
新聞に「事故の車の荷台から、縛られた裸の女の子」とか出てしまうかもしれない。
そんなことを考えました。
普段何気なく聞いていた街角のスピーカーから流れてるスーパーの宣伝の声とかで、「もうすぐ、学校の横を通るんだ」とか分かりました。
おじさんがダンボール箱に開けてくれてる細い隙間に目を押し当てたら、外がかなり見えました。
「今、お姉ちゃんの学校の前だよ」と姉に教えると、それまで不安そうにじっとしていた姉も「私にもちょっと見せて」と外を覗き「本当だ。私達、学校の前を裸で運ばれてるのね」ともう荒い息づかいをしていました。
信号などで止まってるような時は、「側を歩いてる人から声を聞かれるかもしれない」と思って話をしませんでしたが、車が動いている時は、姉と話していました。
「どこに連れていかれるのかな?」
「そんなに遠くは、行かないと思うんだけど..」
「連れて行かれた先で外に出されて、もっと恥ずかしいことをされるかも..」
「友達とか、この車を見てるんじゃない?まさか気がついたりしないよね」
「さっきおじさんが言ってたみたいに、外国人に売られるなんて、本当はないわよね」
「でも、分かんないよ。おじさん、本当に外国人と郵便とかしてるし..」
「私達、本当に売られちゃったりして..」
そんな話になってきて、それからしばらく二人とも黙ってしまいました。
それからまた「もし、本当に売られたら..」と言う話を始めました。
「どこの国に売られるかな?アメリカ?イギリス?」
「きっと、何日も船で運ばれるのよ」
「お舟に乗れるんだね」
「お舟に乗るって言っても、お客様じゃないのよ。きっと下の方の荷物を積む暗い倉庫に入れられるわ」
「暗い倉庫だった恐いな」
「それも逃げたりしないように、きっと牢屋か動物を入れる檻みたいなのに閉じ込められるわ」
「動物みたいになの?」
「そうよ、外国に売られたら、もう人間じゃないの。奴隷は動物と一緒なのよ」
姉は想像力もあり、色々本も読んでるしおじさんから話も聞いていてたので、私にそんな恐い話をしました。
「外国人に売られたら、どんなことをされるの?」
「おじさんよりもっと酷く女の子を虐める人に売られて、もっともっと残酷な拷問をされるのよ。」
私も、お尻を処刑された時に、おじさんから聞いたり見せてもらった奴隷として売り買いされる女の子の話を思い出して、姉に話しました。
「可愛くない女の子は、裸でいっぱい辛い仕事をさせられて、病気とかになったら、お料理の材料にされて食べられるんだよ」
「お姉ちゃんは可愛いから大丈夫だけど、きっと私は食べられるんだ」
そんな話をしたら姉から
「ううん、お姉ちゃんも一緒に食べられるわ」
と言ってくれました。
「でも、生きてるのに胸やあそこを抉りとられて、最後には太い串でお尻から口まで貫かれて焼かれるんだよ。可愛いお姉ちゃんは、そんなことされないよ」
「ううん、和ちゃんと一緒に串に刺されて焼かれたいの」
そう言うと、狭い箱の中でお互いの曲げた膝が邪魔になるのに、無理に顔を近づけて私の唇にキスをしてくれました。
それだけじゃありません。
姉は足の指先を私の股間に当てて、小刻みに動かしてくれるんです。
「揺れるから、痛いかもしれないけど、ごめんね」
そう言って、自由になる足の指で私の割れ目を刺激してくれました。
直ぐに近くに姉の顔があり、「どう?痛くない?」と聞いてくれる時も、姉の良い香りのする息がかかりました。
私が「お姉ちゃん、私もお姉ちゃんにして良い?」と聞くと「してくれるの?お願い..」と言ってくれて、お互いに足の指先をショーツの割れ目の部分に当てて、不自由な愛撫をしあいました。
途中で車が止まって、直ぐ近くで人の話し声が聞こえたり、ブレーキが掛けられて二人ともダンボールに押し付けられたり、この度に不安になり、それを紛らかそうとまたお互いを愛撫しあいました。
手が自由なら、狭い中でももっと色々してあげられるのに、と思いましたし、特に姉の硬くなってる乳首を触りたくて、なんとか口で吸えないかと首を伸ばしてみたいしましたが、どうしても届きませんでした。
不安が強くなったのは、車が目的地に着いたらしく停まってからです。
おじさんが運転席から降りる気配がして、箱越しに
「着いたよ。良い人に買われると良いね。私はこれで..。」
こんなことを言って、去っていく足音がしました。
「きっと、嘘だよね。戻ってくるよね!」
と私が姉に聞くと、姉も
「大丈夫よ、おじさんはきっと戻ってきてくれるから」と答えてくれましたが、その声は不安そうでした。
しばらく小声でそんな会話を繰り返していたんですが、足音が近づいて来たので静かにしました。
その足音は一人ではなく、何人もいるようでした。
姉と息を飲んで身動きせずにいると、「この車?」「そうだと思う」とおじさんとは違う声がしました。
ギョッとして姉を見ると、姉も恐怖でひきつった表情をしていました。
来たのは男性二人のようで、運転席と助手席に乗り込んみドアを閉め、エンジンを掛ける音がしました。
私が思わず大声をあげ掛けかけたら、姉が激しく顔を横に振ると「ダメっ」と鋭く言いました。
車が発車してしまい、私はもう「本当に、売られる..」と思って涙がどんどん流れて出ました。
姉も涙を出していましたが、私と違って、まだ何か考えているような顔をしていました。
車がどこを走ってたのか隙間から覗いても全く分かりませんでしたが、途中で坂を降りてるのが分かりました。
車が停まって、ドアが開いて二人が降りる気配がしました。
足音がいくつか重なって、他に人がいるようにも思えました。
話し声もしましたが、聞き取れません。
そのうち足音が乱れ、何人かが遠くに行ったり近づいたりしてるようでした。
そのうち、荷台の後ろの囲い板が下ろされる音がしました。
「人が下ろそうとしてる!」
私はおじさんの前ではパニックになりやすいのですが、その時は凍りついたようになっていました。
声も出なければ、身体も動きません。
二人とも凍りついてる中、姉の目だけが、まだ意志があって生きていたように感じました。
人が荷台に上がり、箱に手が掛かり声がしました。
おじさんの声でした。
「大丈夫?驚いただろう?」
心臓が止まって死にそうな私に対して、本当にいつものとおりゆったりした口調でした。
本当に情けないことですが、私はおじさんの声が聞こえる直前に失禁してしまいました。
おじさんだ!と分かった途端におもいっきり大きな声で泣きました。
おじさんは「まだ近くに人がいるからね。聞こえたらいけないから、車を出すね」と言うと、また囲い板を閉めて車を出しました。
箱の中では、私はえーんえーんと泣いてたのに、姉は涙を流していたけど、微笑んでるようにも見えました。
それと、私が失禁したので、二人とも足元とお尻はおしっこに濡れてしまっていました。
途中で停まって、またおじさんが様子を聞いた時に、姉がそのことを話しましたが、おじさんは「ちょっと二人を裸で下ろす場所がないな。家まで悪いけどそのままで我慢して。」と言って、結局おじさんの家まで姉も私のおしっこに濡れたままでした。
能天気の私も、この時のショックは大きくて、おじさんの家に着いても、まだ泣き続けました。
後になって姉に「おじさんを信じてたの?」と聞くと「信じてたって言うか、絶対こうなるって分かってた気がする」と言われました。
この時の事は、私の心の動きとか何を考えたのか、とかをおじさんに詳しい聞かれました。
何か文を書くための資料にすると言ってました。
あまりいやらしい話でなくてすみません。