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1:背徳感は蜜の味
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(無名)
こめかみに当てていた指を下ろして、ひとつ溜息をつく。
時計に目をやると定時が迫っていることに気付いて、きりの良いところで仕事を終えるとパソコンの画面を閉じた。 視線を前にやると部下たちがそろそろ帰り支度を密かに整えていて、こちらを伺う雰囲気が漂い始めていた。 中村遥香は内心で苦笑し、大袈裟に溜息をついて見せてから腕を伸ばしてみせた。 これで部下たちも仕事の手をおもむろに止めて、時計を見ると定時を10分ほど過ぎてから次々と席を立ちはじめる。 上司の遥香が率先して仕事を切り上げないと部下たちが帰りづらいなんて、嫌な風潮を作り上げたのは歴代の前任者立ちである。 会社も今の時代にそぐわないと危機感を抱いて重い腰を上げ、今のポストに初めて女性の遥香を置いたのだ。 女性にして38歳、実力と柔軟性に富んだ遥香は上司として言わば事実上の実験台である。 これで良い前例を築けなければそれ見たことかと、頭の古い爺様たちを喜ばせるだけなので、自分を推してくれた遥香の元上司に恥をかかせまいと日々頑張っている。 彼は今役員にその名を連ね、会社の古い体制を変えようとしてくれている。 遥香は新人の頃に上司だった彼に育てられ、可愛がられたものだった。 その恩に報いる為に茨の道を行き、踏ん張らなければならない。 近視用の眼鏡を外して椅子から立ち上がり、オフィスから出る。 上司の自分が率先して帰る姿を見せないと、部下たちも帰れないから。 こんな役目をするのは自分で最後にしなければならないと、遥香は心に決めている。 エレベーターの扉が閉まると盛大に溜息をつき、後の壁に寄りかかった。 凛として近寄りがたい雰囲気を漂わせてはいるが、遥香にも結婚を意識した相手がかつてはいた。 仕事とプライベートのどちらを重要視するかなんて、今なら迷わず後者を選ぶはずなのに、若かった遥香は仕事を選んでしまった。 目陰の至りとはいえ、キャリアウーマンに憧れて入社したキャリアを無駄にはしたくなかったのだ。 今では同期入社した女性たちは遥香を除いていなくなり、同期の同僚たちには陰で鉄の女と揶揄されていることを知っている。 それは女だてらに仕事の能力が高いだけではなく、同期の自分たちの誰にも靡かない遥香を皮肉った醜い焼き餅である。 それほど遥香は誰が見ても、美しい女性だった。 自宅に変えればコンビニの弁当をビールで流し込む虚しい夕食、楽しいことなんて何もない。 そろそろ生理が近いからか、胸が張ってきている。 この時期になると体がざわついて、仕事の集中力が散漫になりかねない。 熱いシャワーを浴びて体の泡を流していると、指が乳首に触れただけで鈍い感覚が起きる。 敏感な体質が恨めしくて、さっさと体の泡を洗い流していく。 不意に下半身のそこを何気なく触れると、無視し難い感覚を覚えた。 遥香は無言で指を這わせて、敏感な部分をのの字に動かしていた………。 バスタオルで体の水気を拭き取り、化粧水を肌に馴染ませる。 裸のままベッドに横たわり、ベッド脇の引き出しから男性の形をした黒い物体を取り出す。 先に指で敏感なところを可愛がり、指を下にずらして静かに挿入する。 これが愛しい人の物だったら………。 堪りかねて疑似男性器を手に持って入口にあてがうと、眉間に深い皺を刻みながらゆっくりと沈めていく。 浅く深く加減をつけて、動かしていく。 やがてやって来る、その瞬間を目指して……。 ずいずいと分け入り膣壁を擦られる快感にそれを両手で必死に動かし、ふわふわと腰がベッドから浮き上がる。 誰も聞くことのない卑猥な水音が出し入れされるそこから鳴り響き、ベッドに肩を沈み込ませながら背中まで浮き上がりはじめる。 そして数回ほど腰が激しく上下してベッドに降ろされると、体を丸めて横向きでびくびくと痙攣する体を自ら抱き締める……。 虚しくて甘い官能の波が引いていくまで、数分が経過してから体から疑似男性器を引き抜いた。 透明な糸を伸ばしながら黒光りするそれを眺め、綾香は寂しさを覚えていた………。 翌朝、いつもの習慣で熱いシャワーを済ませて、清潔な下着を身に着ける。 メイクをして髪の毛を後ろで一纏めにすると全身が見える鏡の前でストッキング、ブラウス、上下スカートスーツを身に着けてチェックを済ませる。 パンとコーナーだけの簡単な朝食を採って、玄関を出る。 嫌味なほど爽やかな朝日を浴びて、駅に着く頃には仕事モードの顔になっていた。 ホームに並ぶと今日はいつもより混んでいるような気がして、朝からうんざりする。 これがこれからの受難を暗示しているとは、この時は遥香には思いもしなかった………。
2025/04/19 18:20:53(PVfJ0iba)
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(無名)
スーツ姿の集団の後に並び、定刻通りにやって来た電車に乗り込む。
やっぱり今日はいつもより混んでいる印象がありながら、計算通りにドアの付近に立つことが出来た。 上京した頃は東京のマンションに住むことを夢見ていた遥香だったけれど、田舎との家賃のあまりの違いに絶句したことを覚えている。 ワンルームで安くても提示された家賃ならば田舎では駐車場付きの3LDkに住むことができ、それを考えたら東京に住むことは諦めた。 不動産屋の勧めで県を越えただけで、人間らしい間取りのアパートに住むことが出来た。 通勤時間が増えてでも遥香には譲れない条件だったから仕方はないけれど、最近になって高層マンションが多く建ち並ぶようになって人口が増えた影響は如実に感じる。 それでも今日みたいな混雑は、祭日でもないのにどうしたことかと遥香は困惑していた。 それにしても、この不快感はどうにかならないものかと思う。 首筋に後ろに立つ人の息がかかって、気持ちが悪い。 お尻にも何かが当たるではないか……。 それが何かなんて、考えたくもない。 それなのにそれが自己主張をするようにはっきりと形を成してきて、電車の揺れに乗じて当たるなんて許し難い……。 不意にそれが自分のお尻の溝に押し付けられるようになって、いよいよ不快感は限度を越えた。 遥香は腰をよじって相手に意思表示を伝えたつもりだったけれど、どういうわけか相手はずらしたお尻に合わせて当ててくる気がする。 ずらしてもずらしてもお尻の溝に押し付けてくるのは、どう考えてもある種の意思を感じる。 遥香は扉のガラス窓に映る相手の顔を睨みつけ、その相手も遥香の視線に気付くと目を逸らした。 やっぱり………と、遥香は相手の意図的な所業だと確信を抱く。 どうしてくれようか、こちとら痴漢に涙していた頃の、もう若い女の子ではないのだ。 次の駅でホームに引き摺り降ろそうかと考えていると、遥香の横に並ぶ男の手が腰に伸びてくるではないか。 気持ち悪くて、その手を邪険に振り払う。 それでも懲りずに何度も伸びてくるその手を払い、顔を前に向けたままの横に立つ男を睨みつける遥香。 いきなりスカートの裾を掴まれて、急いでそれを阻止していると今度は後の男が両脇に滑り込ませてきた手に、胸を鷲掴みにされる。 こんな乱暴な痴漢は初めてだった。 遥香は脇を閉めて抗い、捲りあげられそうになるスカートも必死に抑えようと躍起になる。 いやらしく揉みほぐしてくる胸に気を取られていると、スカートが持ち上がる。 下半身に気を取られると、ブラウスのボタンが外されようとしてくる……。 これまでは数多くの痴漢の被害に遭ってきたけれど、これ以上のないパニックに陥る。 片膝を曲げてスカートの裾を抑える隙にブラウスのボタンがひとつずつ外され、その手を引き剥がす隙にスカートが持ち上げられていく……。 必死にもがく遥香だったが、周囲にいる人達は誰もが無関心だった。 それがいかにも不自然で、遥香は気付いた。 彼等は分かっていて無視を決め込んでいると……。 即ちそれは周囲にいる人間はみんな協力者であることを意味していて、遥香は孤立無援であることを嫌でも悟らされる。 痴漢集団………絶望的な言葉が頭に浮かぶ。 現実にいるなんて、そんな………。 電車が駅に着き、扉が開く。 逃げ出そうにも腰や腕を抑えられて、恐怖で声も出ない……。 発車を告げるメロディーが流れると、遥香の目の間の扉が空気圧のプシューっという音と共に閉まった。 逃げられない………。 かつて無い絶望的な気持ちを味わいながら、動き出す電車。 しばらくこちら側の扉が開くことはなく、周囲に同類しかいない彼等は大胆だった。 左側の扉の横の手摺を掴む遥香の手は、座席にいる人目を遮る為に後から割り込んできた男によって引き剥がされる。 遥香の右側に立つ男が体を反転させて遥香の前に体を滑り込ませると、その男が抜けたスペースに新たな男が立ち、遥香の右足を持ち上げた。 バランスを崩した遥香を左側の男が受け止めて、遥香の前にいる男が器用にしゃがみ込む。 あまりの緊張状態に体がいうことを聞かず、自分の股間に顔を埋める男をまるで他人事のように見る、不思議な気分だった。 認めたくない自尊心が、そうさせるのだろう。 切り裂かれるストッキングが耳障りな音を立てながら、無惨な姿になった。 ボタンを外されたブラウスが開けられ、ページュ色のブラジャーが押し上げられる。 後の男によって露出した乳房が揉みしだかれ、形を変える白い乳房の乳首が指の間から覗いく。 信じられない、受け入れられない事実にショック状態になる遥香が不意に固く目を閉じた。 下半身に取り掛かる男がショーツをずらして、口を付けていたのだ。 綺麗に除毛されたIラインの厚みのある大陰唇に男の開いた唇が押し付けられ、蠢く舌によって唾液に濡れて光り輝いていく。 柔らかい遥香の肉が男の柔らかい唇が上下に閉じて、肌の表面を愛撫する。 上から下まで唇の粘膜を這わせ、ぷっくりとした柔らかい肉が心なしか厚みを増したようになると、閉じていた割れ目が少しずつ開いていく……。 遥香は気持ち悪くて必死に目を閉じていたが、体は着実に反応を見せている。 後から揉まれる乳房の乳首はあくまで優しく指で摘まれ転がされて、すでに元の形を成していない。 下の男は割れ目を舌で左右に開き、小陰唇を唇と舌で執拗に愛撫していく。 もう口を離しても閉じなくなった割れ目の中に唇を押し付け、口を開いて舌全体を付着させる。 女性器の柔らかい粘膜を舌に感じ、舌をうねらせて優しく舐めて動かす。 痛みを感じさせないように吸っては舐めて、粘膜をしつこく舐め続けているうちに、とろみのある粘液が舌に絡みつくようになった。 目だけで遥香を伺うと固く閉じていた瞼から力が抜け、唇が薄く開けている。 温もりを感じているのは男だけではなく、遥香も男の舌と唇の温もりを当然感じている。 いたずらに無理やり感じさせるのではなく、心地良さから性感に繋げなければならない。 予想外の心地良さを与えられ続けて濡るまでになった遥香の敏感な所に、ついに口を付ける。 包皮の周りに舌を這わせ、下から横に動かし、上から舌の裏側を使って撫で下ろす。 それを続けるうちに、どこをどんなふうにすれば感じるのかが見えてくる。 遥香は横からも上からも触れられるのが良いらしく、顕著な反応を見せる。 無意識に腰をゆらゆらと動かし、その先を促すようにする。 包皮ごと優しく吸って舌全体で覆ってさわさわと舐めて、上下左右に動かすとこれまでにないような官能的な荒い呼吸に変化していく。 そんなにいいのかと、その作業を継続する。 決してペースを乱さず、早めたりはしない。 感じているときのペースを好む女は、少なくないからだ。 乳房を揉みしだかれながら声を殺して悩ましげに喘ぎ、口を抑えて嫌々をするように、時おり首を激しく左右に振る仕草が増えてきた。 下の男が包皮から顔を覗かせはじめたそこを、指で剥いて舌で覆った。 微振動させたり本当に細かく付けたり離したりと動かし、吸うことも忘れなかった。 敏感すぎるところをダイレクトに丁寧に愛撫され続け、遥香は正気を保てず後の男に体重をすっかり預けていた。 片足を男のひとりに持たれ、後の男に支えられ、下の男に腰を固定されて逃れようもなく絶え間のない快感を注がれていく………。 ここが公共の場、電車内であることなど意識する余地は遥香には残っていなかった。 ブライドも女の尊厳もなく、その流れに抵抗する術もなくあまりに気持ち良くて堪らない……。 遥香は後の男に抱き留められたまま、激しく体を震えさせていた……。 これまでになく、完璧なオーラルセックスだった。 これまでに知ったクンニリングスは、一体なんだったのかと思うほど、感じさせられていた。 ぴくぴくと肛門を伸縮させ、その反応そのままに壮絶なオーガズムを物語る遥香。 下の男は直ぐにはクリトリスに触れず、粘膜といい小陰唇、大陰唇の愛撫していく。 溢れる粘液を吸って舐め取り、官能的な温もりを遥香に伝える。 遥香の右側に立つ男が遠慮なく乳房に口を付け、乳首を恭しく転がす。 同時に下にいる男が指を挿入し、中で関節を曲げてお腹側の壁を優しく擦っていく。 ずいずいと指を出し入れされるその快感は遥香を酔わせるには十分で、整いはじめた遥香の呼吸が再び乱れはじめた。 ちゅぱちゅぱと吸われる乳首、出し入れされる指の刺激に加え、包皮から半分以上も露出してしまっているクリトリスに男の唇が再び覆いかぶさる。 決して男側の欲ではなく、女を感じさせるための鬼畜の所業は遥香の上場企業の管理職の仮面を剥ぎ取った。 出し入れされる男の指には粘度の強い愛液が絡みつき、その指先には遥香を狂わせる膣壁の感触が繰り返し触れ続ける。 頭を後の男に預け、美しいその顔を淫靡な色に染めてひたすら感じている。 男の2本の指が絶え間なく出入りを続け、膣壁を擦りながら子宮の入口に軽く触れて撫で上げる。 唇がクリトリスを吸って、舌が細かな振動を送り続ける。 遥香の腹部がぴくぴくと動き、お尻の筋肉が引き締まり、そして弛緩する。 乳首を可愛がる男が背中をそらし始めた遥香によって、持ち上がる。 やがて限界を迎えた遥香の体が硬直し、その時を迎えていた………。 オーガズムを迎えた美女の顔は、なんと美しいことか………。 満たされた美しい表情をして、唇を震わせている……。 持ち上げられていた片足を降ろされ、しゃがみ込みそうになるところを支えられる遥香。 物事を考える余裕を取り戻す前に、自分の前にいる男に体を押し付けられる遥香。 腰を掴まれて後ろにお尻を突き出す格好になる。 これまで乳房を揉むだけで何もさせてもらえず、遥香を後で支えているだけの男が満を持して、いきり立つ男根をその手に掴んでいた。 ショーツを横にずらしてあてがうと、ゆっくりと中へ沈めると遥香の頭が弾かれたように持ち上がった。 熱く硬い男性器が奥まで届き、人工物にはない温もりが満足感を呼ぶ。 とはいえこんな場所でペニスを挿入されて、さすがに冷静でいられなかった。 焦る遥香が右手で後の男を押し退けようとしたけれど、危険で耐え難い感覚が押し寄せてくる。 早く何とかしないと……と、焦るばかりで有効的なことを何も出来ないまま押し流されていく……。 遥香が求めていた快感が危機感を鈍らせ、薄めていく……。 規則正しく打ち付けられ続け、動かされる男の腰の動きに屈しまいとしたけれどいつしか前にいる男にしがみつき、その胸に顔を埋めて酔いしれていた。 何も考えられない、考えたくもない……。 逃れられず、決して逃したくもない快感に飲み込まれ頭と体が追求し受け止めていく………。 生々しい快感に支配され、もはや常識人としての罪悪感の欠片もなかった。 何度も息を詰まらせて干からびた心の大地を潤し、抱きついた男のシャツを唾液で湿らせる。 両手で腰を掴まれて強かに注がれる深い官能を体が享受し、もっともっと……と、その先を体が促していく……。 男の腰のペースが上がり、速度が早くなった。 嫌……駄目……もう駄目………。 狂おしい快感が体の中を駆け巡り膝が折れそうになったその時、遥香の体の中に男の分身の詰まった精液が放たれた……。 中に射精されたショックを上回るオーガズムに襲われて、例え難い束ね間の幸せに包まれる。 今はまだ後のことなど、考えたくはない。 その重厚な快楽の中で、遥香は溺れていた。 でも、遥香の悪夢は終わらなかった。 車内アナウンスが降りるべき駅の名を告げているのに、男は再び腰を動かし始めたのだ。 やめて、お願い、もう止めて………。 それでも続く腰の躍動は遥香の子宮口を、とても優しくノックをし続けていく。 お願い、もう止めて、お願い、もう抜いて………。 お願いだから、もう……………抜かないで…………… そのまま、そのままで…………もっと………… 男の息継ぎのないピストンが遥香のお尻の肉をたわませ、濃密な快感を発生させる。 電車の速度が落ちる、尚も腰の躍動が続く。 同じペースを保ちながら、中で動くペニス。 抱き締められる男のシャツを掴み、顔を埋めて喘ぐ遥香の奥を絶え間なく突き上げられる。 電車がホームに滑り込み、建ち並ぶ人の群れが窓の外に見える。 もう、もう………駄目………。 男はホームに立つ乗客の顔を見ながら、遥香の中に放った。 素早くペニスを引き抜き、遥香を抱きとめていた男が器用にブラウスのボタンをハメていく。 電車が停止する寸前に遥香のスカートを下ろし、ホームの外に解放していた……。 もつれそうになる足を前に何とか交互に出し、ほつれた髪の毛を耳にかける。 ややふらついて見える遥香は貧血を起こした女性にしか見えないのか、誰も駆け寄る者はいない。 その足でトイレに向かい、個室の中で履いていたショーツを脱ぎ捨てた。 電車を降りる間際に手に握らされた物を見ると、それは薬らしかった。 その薬品名を調べてみると、緊急避妊薬とある。 かつて一度だけ服用したことを思い出して、同じ薬品名だと知れた。 本物かどうかも怪しいけれど、もうどうなってもいいとそれを遥香は飲んだ。 数日後に生理が来たときは複雑な気持ちだったけれど、自分を抱き留めていた男は知的な人間に見えたからその方面の人なのかもしれない。 夢だと思いたかったけれど、皮肉なことに今でも遥香の体に刻み込まれている。 それほど、気持ちの良いセックスだったのだ。 もうあんな目には遭いたくはないけれど、忘れられそうもない。 それはタンスの引き出しを開けるたび、上下が揃っているはずのショーツがひとつだけ欠けているのを見て、現実なのだと突きつけられる。 下着の横に鎮座する疑似男性器を見て、遥香は虚しくなった。 もう一度だけ、そう思いかけて打ち消す。 窓の外の月を見上げ、遥香は溜息をついた…。
25/04/20 01:44
(daWpTy5C)
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(無名)
これから目覚めた彼女はどうなるのか気になります
続きを待ってます
25/04/20 23:33
(3mIdw0u1)
投稿者:
(無名)
性的な被害に遭っても、相手を追い詰めるとても強かな女性もいる。
自分はどうなのだろうと、遥香は考える。 精神に異常を感じて辛い日々を送る、そんな女性は少ないないはず……。 一歩間違えば遥香だって、そちら側に立っていたかもしれない。 正直いって、それだけ壮絶だったのだから……。 強かというのとは違うと、遥香は思う。 いま考えても、腹が立つ。 あの日の会社で過ごした記憶は未だに曖昧でしかなく、よく仕事が出来たものだ。 気にはしていないつもりでも、生理が来たときにはやっぱりほっとした。 安心すると知らず知らずのうちに張り詰めていた気持ちが緩み、あの日の記憶がフラッシュバックして全身に汗が噴き出しだ。 はじめに恐怖で体が震えだし、鼓動が早くなるのを感じた。 胸を揉みしだかれながらストッキングを無理やり破られて、そして…………。 記憶がそこまで進むと、体が熱くなるのを遥香は感じた。 電車の中だというのに、クンニリングスをされるなんて……。 あんなふうに隅々まで執拗にじっくりと舐められて、達するまで続けられたのだ。 今でも信じられない、我慢なんて出来るはずはなかった………。 そして、後から貫かれて………。 遥香の社会的地位、プライド、尊厳、羞恥心に加えて忸怩たる気持ち、それらを置き去りにされられて快感に酔いしれていた……。 電車を降りるぎりぎりまでされて、2度も達したのだ。 あんな目に遭わされたのに体と記憶に色濃く残ったのは、目眩がするほどの快楽だなんて……。 遥香は手に持っていたボールペンを置き、かけていた眼鏡を取って目頭を指で摘んだ。 忘れたいのに、忘れられない……。 気が付くと時計の針は、定時を過ぎていた。 いつもと変わらない電車内の風景……。 あの日から警戒を怠らず気を張ってきたというのに、彼等はあれきり姿を表さなかった。 まるで通りすがりの、夕立ちのように……。 何だかこのまま部屋に帰るのが嫌になり、飲み歩く習慣もないの遥香はに途中下車した。 アルコールはあまり強くはないので食事をしながらだったけれど、最後に飲んだワインが効いた。 時刻は20時を少し過ぎた頃なので、塾帰りなのかサラリーマンに混じって学生服を着た女の子の姿が見える。 満員電車とはいえないまでも、車内はまだ程々に混むのは郊外へと伸びる路線ならではか……。 いつもならドア付近に立つ遥香だったけれど、もう先客がいたので仕方なく車両の中ほどに立っていた。 それは予告なく、来た。 誰かの手、それがお尻を撫でたのだ。 遥香がハッとしたのも束の間、スカートの裾を掴まれて持ち上げようとしてくる。 遥香は反射的にスカートの前を押さえ、後の誰かもわからない相手の手を払った。 すると背を向けて前に立つ男が後ろ手に前側からスカート掴み、捲りあげようとしてくる。 前後で連携し、男達に挟まれて執拗に攻めに対して抵抗する遥香。 気が付けば横からも伸びてきた手が胸に触れてきて、抵抗も虚しくスカートの中に手の侵入を許してしまっていた。 荒々しく胸を揉まれる最中、下半身では前後から攻められていく。 ストッキングの上から指が走り、敏感な辺りに食い込ませるようにして触れる指先。 後からもお尻の下に指を行き来させ、その感触を伝えてくる。 ストッキングが破られた……。 ショーツ越しに前後から割れ目をなぞるようにそれぞれの指が動き、遥香の抵抗を阻止するように左右の腕が双方から拘束されてしまった。 前からはのの字を描くように、指が敏感な所を触れてくる。 前回から時間もそう経たず、こんなことがあるなんて信じられない……。 気持ちばかりが焦る中、じわじわと思考能力が鈍りだしてくる。 前にいる男が体を反転させ、ショーツの縁をなぞっていた指を横から侵入させてきた。 愛おしそうに上側に生い茂る恥毛を撫でて、何度か割れ目をなぞってクリトリスに触れる。 迷いのない鮮やかな手つきに遥香は慣れていると、そう直感した。 どこまでも恭しく触れる指先が、壊れ物を扱うように包皮をスリスリと滑らせる。 そうかと思えば絶妙な力加減で包皮を持ち上げるように動かし、その下の本体を刺激する……。 覚醒をはじめたクリトリスが憤慨したように膨張を開始して、男にその変化を伝えていた。 男は警戒を怠らずさり気なく周囲に視線を向けながら、指先だけは忙しなく動かし続ける。 後の男も指を挿入し、手首のスナップを効かせて中の指を繰り返し行き来をさせていく。 もう指の付け根にはおびただしい量の愛液が溜まり、女体の歓迎ぶりに男の口元に笑みが出そうになった。 決して必要以上に刺激しようとはせずに、遥香の抵抗しようとする気持ちを奪う。 酸いも甘いも噛み分けてきたであろう年齢に達した女性は、性に対しての貪欲さを目覚めさせれば従順になる。 その証拠に遥香のそれぞれの手にはペニスが握らされ、促してもいないのに手を動かしている。 そろそろいいだろう………。 正面に立つ男がおもむろに遥香の片脚を持ち上げ、ハッとする遥香に上がらう暇を与えずに挿入した。 弾かれたように顎を上げた遥香が、頭を揺らしはじめる。 スラックスから外に出たペニスが遥香の中に入り、奥まで突いては戻り、規則正しい輸送が開始される。 この硬さ、温もり、その大きさ………。 どれを取っても申し分のない男の分身が、遥香に快感を注ぐ……。 多感な年頃故か不穏な空気を感じ取った女の子が、気付いてしまった。 どこから見ても立派な職業に就いていそうに見えるスーツ姿の女性が、スカートが捲り上がり片脚を男に持ち上げられていた。 しかも男はズボンのチュックを開けて……あれってもしかして………。 女性は腰を弾ませながら頭を何度も持ち上げて、時おり見える横顔はうっとりとさせている………。 学生服を着た女の子は顔がカァ〜っと紅潮させ、淫らな行為に耽る男女から目を離せなくなってしまった。 まったりと絡みつく中の具合の良さに男が顔を上げたとき、ふとこちらを見詰める視線に気付く。 顔を真っ赤にさせた女の子に、見られてるではないか……。 マセた子に男が微笑みかけると、急いで顔を背けてしまった。 けれど男には、確信があった。 もう一度、こちらを見るに違いないと……。 男は体の向きをずらし、女の子によく見えるように彼女から見て体を横向きにする。 するとやはり女の子は気になって仕方がないのか、道徳心よりも興味が勝ってしまう……。 恐る恐る顔をこちらに向ける彼女が見たもの……。 それはあまりの快感に首を後に仰け反らせる、そんな遥香の姿だった。 大の大人の女が快楽を貪り、あまりにも気持ち良さそうに表情だけで喘ぎながら顔を歪ませている……。 目を皿のようにして見詰める女の子に、男は大胆にペニスが出入りする様を彼女に見えやすいように見せつける。 腰を打ち付ける拍子に遥香の腰が後に弾み、抜けかかった陰茎が丸見えになる。 そして遥香の深くまで入ると弾かれたように遥香の頭が持ち上がり、悩ましげに表情を歪ませるのだ………。 太いペニスが根本まで中に収まり、遥香の入口を広げて艶々と輝く肌色の物が絶え間なく動く……。 その様子を口に手を当てて、見逃せまいとでもするように見詰める女の子……。 男が腰の動きを早めると遥香の首が仰け反らせたまま硬直し、鬼気迫る表情に変化する。 嫌々をするように顔を左右に振っては首を仰け反らせ、男の首筋に顔を埋める……。 次の瞬間、遥香の背中が痙攣を起こしたように不規則な動きを見せ、そして静かになった。 脚を降ろされた遥香だったが、今度は腰を引かれて後の男が貫く……。 前の男にしがみつき、泣き顔とも違う卑猥な表情を見せる遥香を女の子は見詰め続けていた。 情報が溢れた現代、そっち方面の情報など容易く目にすることが出来てしまう。 学校でも家でも良い子で通ってきた彼女だけれど、多感な年頃になって興味がないわけがない。 女の子の方が見かけによらず、マセているのだ。 無修正動画は当然、目にしていたけれど……。 作り物のAV作品とはあまりにも違って、担任の先生と同年代の綺麗な女性がほんの数メートル先で、あそこに男のアレを入れられて気持ち良さそうに喘いでいる……。 知らず知らずのうちに太ももを擦り合わせ、見入ってしまう……。 女の子の履くショーツは本人が気付かぬままに、いつの間にか濡れていた………。 リズミカルに動かす男の腰が、遥香を狂わせる。 膣の奥をノックされる快感に熱い息を吐き、女の喜びをひたすら味わっていく。 喘ぐ遥香の口を前にいる男が自分の唇を重ねようとしたけれど、遥香は顔を背けて拒否した。 それを男は許さず遥香の顎を掴んで前を向かせ、唇を無理やり重ねる。 固く口を閉じていた遥香だったけれど、それも長くは続かなかった。 容赦なく男根で中を掻き回される快感は遥香の口を開かせ、捩じ込まれた男の舌を図らずも受け入れてしまう。 嫌悪感よりも快感が勝り、堪らない官能の味が男の唾液を通じて遥香を酔わせる。 絡み合う舌と舌、押し迫るオーガズムの波が近づいて来る。 奥まで届く男根が堪らなくて、もう、もう………。 男の腰のペースが早まり、遥香が激しく頭を左右に振る。 遥香の背中が沈み込み、弓なりに反り返った。 男が動きを止めたその時、熱いものが放たれた。 時が止まったようにしばらく動かなかった男が、やっと遥香から離れると膝から崩れ落ちる遥香。 途中で抱き留められ、前の男が片脚を持ち上げるといきり立つ男根を挿入する。 その結合部からはストッキングを伝う精液が流れ落ちを、尚も非情なピストンが継続されていく。 車両アナウンスが降りる駅名を告げ、女の子は我に返った。 男女の行為は尚も続き、電車の扉が開く寸前で後から貫いていた男によって隠され、見えなくなった。 後ろ髪を引かれる思いで女の子はホームに降り立ち、ショーツが冷たくて不快なことに気付く。 今夜は眠れるだろうか、あの行為をする男女の姿が頭から離れそうにない。 特に男がその最中の2人を隠す間際、確かに女性が自ら腰を動かしていたのだ。 胸をドキドキさせながら、トイレに駆け込んでいた。 ホームから離れていく電車の中では、体内で暴れるベニスを味わう遥香が男にしがみついていた。 もう次は自分の降りる駅だというのに、その営みは終わりそうもない。 果てしない快感が体の中を駆け巡るその蜜の味は、困ったことに飽きのこない味らしい……。 疾走する電車の中で、限界を迎えた男が放つ精液を受け止めた遥香の唇がわなわなと震える……。 その遥香の背後では、二人目の男のベニスが上を向いて脈打っていた………。
25/04/21 07:27
(SbxXQmyq)
投稿者:
(無名)
これまでの人生でも、痴漢の被害に遭ったことはもちろんある。
特に高校時代は週に数回、社会人となった20代の頃は月に数回は被害に遭ってきた。 不謹慎だけれど男から見て獲物になる若い女性はいくらでもいるというのに、なぜ40歳を目前とした自分なのか、遥香は理解出来なかった。 2人の男に代わる代わる犯されて、正直いってあのときは不覚にも夢中になって……いや、夢中にさせられてしまった。 今回も複数の人間が関わっていて、実際に挿入してきた人間以外にも胸に手を伸ばしてきた者も確かにいた。 でも積極性に欠けていたというか違和感があるといか、毛並みが違う気がする。 そこで遥香は気付いた。 横から胸を触ってきただけの誰だかわからない手は、その場に居合わせただけで、飛び入り参加した人間なのではないか、と…………。 そうだとするならば、恐ろしいと思う。 誰しも欲望はあるけれど、理性で抑制するのが人というものだ。 それが特殊な環境に身を置いてしまうと、いとも簡単に一線を越えてしまう……。 考えられないことではなかった。 もう、たくさん………。 考えてもおよそ間違ってはいない事実が判明するだけで、怖くなる。 遥香はバスタブに浸かる体をキュッと抱き締めると、湯の中で豊かな乳房が窮屈そうに形を歪ませていた。 腕時計を確認すると、15時半を回っている。 今日はお花見をする予定があった。 今からなら直行すれば、少し遅れて合流できそうだった。 今日は遠方の取引先に出向いていたこともあり、途中で帰宅ラッシュに巻き込まれることは間違いない。 経験を積ませるために部下のひとりを同行させていた遥香は、急いで改札を通過した。 乗り換えを含めて1時間ほど経ったころだった。赤ちゃんを乗せた車を押して、遥香とそう変わらない年頃の男性が乗り込んできた。 当初はドア付近に居た彼だったけれど、帰宅ラッシュの時間と共に混み出したこともあって、乗り込む乗客に押されて中程まで流されてきた。 あからさまに邪険にするサラリーマンもいて、どうして労る気持ちを持てないのかと腹が立つ。 彼と目が合った遥香は柔らかい表情で自分の後へと誘導すると、申し訳なさそうに来てくれた。 ふり返って覗き込むと、健やかに眠る赤ちゃんの顔が見える。 新米パパに微笑みかける遥香は、忌々しそうに見る先ほどのサラリーマンを睨みつけると、彼は急いで顔を背けてしまった。 遥香の心に爽やかな風が吹く。 このところの暖かさで桜の開花も早まり、遥香の着る服もスーツばかりではなく、ビジネスの場でも差し障りのないものも身に着けるようになってきた。 今日は白の襟なしのアウターに清涼感のある水色のアコーディオンスカート、紺色のジャケットを選んだ。 薄手の生地のスカートだから内側に薄い裏地があるけれど、気おつけないと光の当たり加減で下着が透けるきらいがある。 至近距離で遥香の後にいる新米パパは、赤ちゃんの様子を見るたびに、下を向く。 その彼が、気付いてしまった。 蛇腹状のスカートなのに、薄っすらとショーツのラインが見えていることに……。 普通ならば気付かないのだろうけれど、この距離で凝視できるとなると話は違う。 自分とそう変わらく見える女性ということは、そろそろ体のラインが崩れてくる年頃でもある。 それなのに斜め上に駆け上がるショーツラインからは、お尻の形を如実に物語っている。 大き過ぎず垂れてもいない、程よくグラマーでありながらキュッと上に持ち上がった美しい形をしていると分かる。 お尻を全てカバーするフルバックショーツではなく、お尻のお肉を3の分2ほどしか隠さない面積の少ないショーツ………。 そのセンスの若さが、見た目の若さにも現れている。 急速に血流が1箇所に集まる感覚を覚え、新米のパパは動揺を隠せなかった。 子育てで疲れ果てた妻は夜の性生活を受け入れる余裕がなく、もう半年もご無沙汰だった。 ジャケットを着ていても細いウエストが如実に分かり、そのスタイルの良さを想像させる。 隣に並ぶ若い彼と時々会話を交わしているけれど、同僚だろうか。 たまに髪の毛を耳にかける仕草が、まだまだ若々しい彼女の色香を漂わせる……。 彼の中で、何かが弾けた。 スカートの蛇腹状になった細かな折り目に沿って指を下に向け、スカートから魅力的に隆起するお尻に手を添えていた。 遥香はうつむき加減にしていた顔を、ハッとしたように持ち上げた。 新米パパの手は2つの丘を橋渡しするようにお尻の中央に置かれ、中指がお尻の溝に埋まるようにめり込んでいた。 ゆっくりと上下に動き、左右の柔らかいお尻の肉を労るように触れていく。 何度か後ろを気にする素振りを見せる遥香だったけれど、その手の主が分かっているだけに動揺を隠せなかった。 あの優しそうな父親がこんなことをするなんて、どうして………。 成敗することは難しいことではない。 でもそれをすれば、あの赤ちゃんはどうなる……? 夫婦仲は?……家庭は……? 一時の気の迷いでいて欲しいと、遥香は願った。 それなのにスカートを上に手繰り寄せようとする、そんな気配が伝わってくる。 間違いであってほしい………。 そんな遥香の願いも虚しくショーツ越しに手の温もりが感じられ、ストッキングを履いてこなかったことが悔やまれた。 今日は初夏の陽気になると分かっていたのだから、無理もないのだけれど……。 これまでの痴漢と違って探るようないやらしさがなくて、いかにも素人らしい触り方だった。 彼の指がお尻の溝を伝って下まで進み、触れてほしくない割れ目に到達する。 その柔らかさを堪能するように、ゆっくりゆっくり指が前後する。 遥香の中で、何かが変化しようとしていた。 優しい手触りでその部分を行き来を繰り返し、体がザワつき始める。 ふっくらとした両岸のお肉が血流が良くなってわずかに厚みを増し、閉じていた岸が離れはじめた。 遥香の呼吸する息が、熱を持ち始める。 地割れして割れ目の溝が深くなると、そこを中指が前後に往復し始める。 敏感な所に指先が触れるたび、官能のさざ波が静かだった水面を波打たせていく。 柔らかく滑りの良かったクロッチが、不意に通りづらくなる。 生暖かい湿り気が指の腹を濡らし、浸潤する領域が少しづつ広がっていく。 もう遥香は自分から部下に話題を振ることはなくなり、時おり話を振られても簡素な返事になっていた。 そうね、いいんじゃいかしら、どうかしらね、いいわよ、うん、うん、うん………。 部下に悟られないように、簡素な返しでも笑顔を作ることでやり過ごす……。 彼の指の腹が敏感な所を転がすように擦り、部下の話が頭で咀嚼出来なくなりそうだった。 下唇を舐めて、遥香は自分を保とうと努力する。 再び遥香はハッとした。 彼の両手の指がショーツの両サイドに差し込まれ、それぞれ横に浮かせてお尻の下まで下げたのだ。 手がお尻の下に侵入し、直に指が触れられる。 潤んで滑りの良くなったそこを前後に動き、敏感な所に触れる。 優しく回すように包皮を擦り、揉みほぐすように指の腹でわずかに力を加えて上下に刺激する。 クリトリスの先が見え隠れするように動く包皮が、快感の厚みを増幅させる。 内腿に力が入り、彼の手を挟む。 これ以上されると、誤魔化しきれなくなる……。 揺れそうになる腰を堪えると、部下とは反対側の膝を曲げたり伸ばしたりして喘ぎの代わりとし動かした。 そうでもして発散しなければならないほど、遥香は感じていた。 分かりやい反応を見せたからか、彼の攻めは深追いをすることなく矛先を別の場所に移す。 2本の指が押し広げながら、ゆっくりと入ってくる。 後から挿入されているからか指の腹がお腹側にある気持ち良い所に十分に触れないけれど、この今の状況ではあまり感じさせられても困る。 それでも中で行き来する指が、遥香の体温を確実に上昇させていく。 手のひらでそこを覆うようにして、指の付け根まで入れて優しく出し入れされる………。 遥香の頭が頷くのとは逆に、下ではなく上に持ち上がる。 中で指に絡みつく膣壁が、まるで指を責めるように締め付ける。 遥香が感じてくれる喜びが堪らなくて、手首が疲れてもひたすら動かし続ける……。 部下が遥香の変化に気付き、どうかしましたかと問いかけた。 それを遥香は理由をつけて、さらりと受け流す。 どうするべきか、もう潮時かもしれない………。 そう思ったとき、彼は気付いた。 若い同類、部下らしい彼の反対側の肩から下げたショルダーバッグと体の間にある彼女の手の細い指が、スカートの上からお尻の横に爪を立てている……。 決して抵抗を見せず、受け入れてきた彼女。 最初こそどうかは分からないが、今は確かに望んでいる………。 彼は指を動かしながら、空いている手をズボンのチュックに触れさせていた。 その手がいま、ゆっくりと下げられていく………。
25/04/21 21:30
(SbxXQmyq)
投稿者:
(無名)
すぅ~っと手が引かれ、何事も起こらないことにどこか寂しさを覚えた。
このままショーツを引き上げられて、2人だけの秘密の秘め事はこれでお終い……。 社会的に見れば、決して褒められたことではないのだ。 受け入れた遥香にだって、責任はある。 スカートを下げられることでヴェールで隠した淫らな女の顔を戻し、上司の顔を取り戻せる。 早くショーツを引き上げ、スカートを下ろしてほしかった。 部下の話題は花見の為に朝早くから場所取りをしてくれた人の話に移り、今頃は手ぐすねを引いて待っているに違いないと笑いを誘う。 いま後ろを振り返られたら、遥香は終わる……。 スカートを持ち上げられてショーツを下げられ、お尻を丸出しにした上司など、そんな姿を見られたら………。 遥香は中々スカートを下げようとしない後にいる新米パパに業を煮やし、部下とは反対側にある手でスカートを下げようと掴んだ時だった。 お尻の肌にズボンらしに生地の感触を覚えた次の瞬間、入口に何かが押し当てられる感覚がした。 えっ!? 疑問と驚愕が交錯する最中、そこに圧力を感じて思わず息が詰まった。 押し広げられる感覚、それは間違いなく挿入されるときのあの感覚だった。 まるで生卵の黄身に指を突き立てたときのように入口が窪んで凹み、めり込んだ指先が黄身を貫通するように、亀頭が中に入り込む……。 一瞬の苦痛の後に収縮していた膣の筋肉が広がりながら、熱を持った杭が進み行く……。 遥香はその間、窓の外を見詰めるふりをして一点を見詰めてやり過ごした。 硬い………。 遥香はそう思った。 体を密着すると不自然になるからか、届きそうで奥まで届かないもどかしさを覚える。 最奥まで2歩手前で立ち止まり、引き返していく愛おしいペニス……。 周りに挙動不審に見られないよう、慎重にあまりにゆっくり動かされていく。 じれったくて、それでも膣を埋めるその満足感と温もりが堪らない……。 動かされる感覚に乏しい焦れったさを感じながら、部下の話題に付き合う遥香。 時おり電車の揺れが手伝って、呼吸が乱れそうな快感が体の中を貫いていく……。 ただ入れられているだけの状態に等しいのに、脇の下や背中に汗が滲んでくる。 遥香は脚を交差して腰を少し後に突き出す格好になり、いかにも立ちっぱなしで疲れたというように表情を作った。 これにより思った通り、彼のペニスが奥に到達した。 不意に部下が首を捻って、後ろを見た。 心臓が凍りつく思いがしたけれど、新米のパパが機転を利かして赤ちゃんのいる乗り物を引き寄せて、赤ちゃんを覗き込むふりをした。 片腕で部下の視線を遮り、下半身の結合を咄嗟に隠したのだ。 何事もなくこちらに向き直る部下を見て、遥香は内心で首の皮が一枚で繋がっただけの恐怖に力が抜けそうだった。 体に力が入っていたのだろう、強かにペニスを締め上げていたらしい。 中で彼のペニスがピクピクさせている。 じわじわと感じる背徳感が肌をヒリヒリさせて、背後の彼と繋がる感覚を意識させる。 彼が子宮の入口を、突きはじめた。 鈍い感覚も続けられることにより、喜びを覚える形に昇華する。 快感という、その形に……。 一旦痒みを覚えた箇所が執拗に痒みを覚えるように、一旦感じはじめると場所が場所だけにひたすら気持ちがいい……。 喉まで駆け上がってきた声が、思わず出そうになる……。 繰り返し奥を押し返すだけの地味な動きが、ただそれだけを続けられることで膝から力が抜けそうな快感が湧き起こる……。 彼の目に再び自らの太ももに爪を食い込ませる、そんな遥香の静かな悶絶が伝わった。 締め付けられる心地良さを感じながら申し訳程度の、地味なピストンが続く。 不覚にも声が出そうになって小さく咳払いをして見せ、髪の毛を掻き上げる。 子宮口を優しく突かれ続けるとこんなにも気持ち良いなんて、知らなかった。 遥香の肌に、一際深く爪が食い込む……。 その場所を少しずらして、今度は自らのお尻の肉に指先がめり込むように食い込ませている。 瞬きをするのも忘れ、快感を味わう余裕がなくなってきた。 今はただ堪えるのに必死で、それこそ必死になって無表情の仮面を維持することだけに神経を使っていた。 もういくつの駅が通り過ぎただろう、彼にとって思ったような刺激を得られないピストンは、思いがけず持続可能な状態が続く。 なのにあたしは、もう………。 岩を掴む手を離してしまえば滑落してしまいそうになる、そんな岸壁にしがみついているかのような危機的状況だった。 ただひたすら狂いたいくらいに気持ちが良くて、人目をはばからず感じられたらどんなにいいかと思う……。 そんな時に部下がおもむろに内ポケットから取り出した、スマホの画面を覗き出した。 遥香から視線を長く外す機会を待っていたかのように、彼の腰のペースが早くなる。 もう、我慢も限界だった………。 両手で吊り革を持ち、部下とは反対側の自分の肩に顔を埋めてオーガズムを迎えていた……。 しっとりとした空気に包まれて、その姿形の見えない快感が引いていくまで、遥香は耐えた。 どうにか回復を見せた遥香を認めて、再び彼の腰が動き出す。 熱が冷め切らない体がすぐに快感を貪りはじめ、彼も膣壁のうねるような動きを感知して遥香の今の状態を知る。 なるべく遥香の体を揺らさないように努め、大胆に腰を使いはじめた。 入口付近の感じるところまで刺激されて、遥香は欠伸を隠すかのように口を手で隠す。 引いては進み、引いてはまた押し寄せる波のように入口から奥までペニスが刺激する。 彼の様子が、明らかに変わった。 男性のその時が迫った時の、特有の動きだった。 わずかの間、遥香の体が揺れ動く。 遥香の眉毛が八の字に下がり、眉間にシワが刻まれる。 遥香にもまた、その時が迫り来る。 だめ、いっちゃう、いく、いっちゃう……。 腰を掴んでいた彼が引き抜こうとして、咄嗟に後手にその手首を掴んだ。 困惑しながらも彼は力強く掴むその遥香の手に、確かな意思を感じ取った。 力を振り絞り、残りの十数秒間を使ってひたすら子宮口を攻めて攻めて、攻めた。 そして………。 お尻に密着していた温もりが離れ、ショーツが元の位置に戻されていた。 次の駅で下車していった父子は立ち止まり、動き出した電車の中に見知った服装の女性を認めた。 想像以上に綺麗な人なのだと、その時になって初めて知った。 不意にその女性と目が合うと、ズボンに収まったペニスに疼きを覚えた。 叶うなら今度は、ベッドの中で抱きたい………。 そう願いながら彼女を見送った。 遥香は気怠い体を吊り革に助けられ、どうにか立っていた。 ぼんやりする頭で窓の外のホームを見ていると、あの父親の姿があった。 彼は立ち止まり、自分を見ているのだと目が合って遥香は気付く。 もっと早く出逢っていたならば………。 そう思わずにはいられない。 まだ体のそこに、彼の感触が残っている。 彼の残したものが膣から流れ出て、遥香の下着のクロッチを重たくしていた………。
25/04/22 02:04
(L4vK1fDc)
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