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欲望
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:欲望
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
ノンジャンルが1番良いのかと思い、こちらに初めて投稿します。
頻繁に更新できませんし、激しい描写はありません。
初心者ですし、未熟者ですがよろしくお願いいたします。

読み捨てて頂ければ幸いです。
2014/07/25 14:14:00(ror6C.24)
2
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
俺の趣味は少し変わっている。歪んでいるのかもしれない。

まずは女への拘りだ。気が強く、社会的な立場のある女がいい。
そこから違ってくるのは、触りたいとか、突っ込みたいということではなく、そういった女を、放り込みたくなる。
例えば、性欲が盛んな少年の中へ。或いは、脂ぎった欲望の塊である中年男性の中へ。
はたまた、久しく女に触れていない高齢者の集団へ…。

そう。俺は触れなくても良い。

そういった集団の中に放り込まれた女が、どんな顔をするのか、どんな風に変わるのかを、ひらすらに見ていたい。

「自分の女」ではなく、「何の愛情も持たなくて良い女」を、である。
実現はしないだろう。でも、何かの偶然が重なったなら・・・長年の夢が叶うのかもしれない。

しかし。そんな偶然など、おきるはずもない。
だから、ターゲットになりそうな女を見つけ、想像するだけで良かった。
14/07/25 14:14 (ror6C.24)
3
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
【1】眺める男=進
その女は40歳前後で、髪はストレートのショートカットが少し伸びたくらい。
身長は自分の身長と比べれば163~4cmくらいだろうか。中肉中背?胸はさほど大きくない。

平日、休日に関係なくスーツで駅へ向かう。
女が駅に向かう、何でもない日常のことなのだが、私はその女の顔つきが好きだった。
きつい化粧、気の強そうな目の力。

スーツということは、恐らく制服などのない仕事だろう。
年齢からも、顔つきからも、あの女は間違いなく平社員ではない。
管理職か、人の上に立つ立場だろう。
きついだろうな。こんな女が上司なら、いつも上からで、命令口調で、男も女も無能扱いをするんだろう。

でも夜はどうなんだ。

結婚しているのかもしれない。左手ではなく右手の薬指に指輪をしている。
時折、旦那なのか恋人なのかわからないが、駅の近くにあるスーパーで一緒に買い物をする男性をみる。
強面で、背の高い男だ。腕も太く、喧嘩も強そうだ。
こんな男が側にいるなら、俺の目的を果たすことは不可能に近い。
だが、こんな男に守られている女だからこそ、気になるということもある。

(この男には従順なのか。)

子供はいないようだ。この数年、子供が一緒にいるところは見たことがなかった。
そうか。だから体型も余り崩れてはいないんだな。


行動範囲からいけば、近所に住んでいることには間違いない。
ただ、家をつけてしまえば、手を出してしまいそうだ。
それでは面白くもないし、俺の欲望を満たすきっかけを潰してしまいそうだ。

やっと見つけたんだ。

今朝も、あの女は駅へ向かう。ヒールの音。
窓から眺める。ほんの僅かな時間。だが、あの女は気づいていないだけで、俺の中では何度も何度も、色々な欲求を満たすために犯されている。

プライドも高そうだ。

良い年になって、親と同居してロクに働かない、32歳の男の…
一緒にいる男とは比べ物にならないような、背の低い、太った男の…
おかずにされているとわかったら、お前はどんな顔をするんだろうな。

ああ。
あの女を、性欲がはちきれそうな少年の集団に放り込んだら…どんな顔をするんだろう。

少年なら、女の身体の扱いなど知らない。力任せに、欲望の赴くままに、乱暴に扱うだろう。

痛いぞ。
痛くて、痛くて、苦痛しかない。

お前は、どんな顔をするんだ。叫ぶのか。助けを呼ぶのか。
その気の強い顔つきだから、怒鳴るのか。罵るのか。
それとも、遠くから見ている俺に、助けを求めるのか。或いは許しを請うのか。

やがて、ヒールの音は遠ざかり、駅の前を通る大き目の通りを曲がり、消えていった。
進の昂りも、少しずつ遠ざかるようだった。
14/07/25 14:15 (ror6C.24)
4
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
【2】女=佳代
男が名前すら知らず、ただ眺めては犯し続けるその女は「佳代」といい、43歳だった。
一緒に暮らす男は「隆」といい、佳代よりも9歳年上の52歳だ。

佳代は、平社員よりも2つ上の役職に就いていた。所謂、中間管理職だ。
一緒に住んでいる隆とは、結婚はしていない。しかも、隆とは、何年も身体の接触が無い。
そういったことが無くても、互いに空気のように、楽しく過ごせていた。
隆の転職もあり、いつしか女の収入のほうが男を上回っていた。
タイミングを逃した、そういった話をよく聞くが、実際、隆は結婚の区切りもつけられずにいた。

だが、佳代は内側にとんでもないMの要素を持っていた。
いや、内側ではなく、押さえ付けられた欲望が、少しずつ少しずつ、気づかないうちに表に顔を出し始めていた。
14/07/25 14:17 (ror6C.24)
5
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
【3】チャットの男=ryo
週1回の固定休の隆、佳代はシフト制で不定期休だった。
その為、基本的に休みが合わず、佳代は休みになると、月に数回アダルトサイトを閲覧し、どうしても男が恋しくなると、チャットで紛らせていた。

オナニーをするためではなく、指示を受けたいわけでもない。
変態行為のアイデアを得るためだった。


佳代は、HN等は使わなくなっていた。
ありふれた名前だし、そうそう知っている人には逢うことはないと思っている。

その日、ryoという37歳の男性と会話を楽しんでいた。
---
ryo:変態行為が好きだって言う佳代は、管理職なんだw
佳代:wそう。疲れちゃう。部下は言うことも聞かないし。
ryo:それは大変だね。
佳代:だからストレス溜まっちゃって
ryo:恋人とはご無沙汰なんでしょ?セフレとか作らないの
佳代:時間がないもの…
ryo:なるほどね。それで変態行為をしたくなる、ってこと?
佳代:うん。
ryo:これまでには、どんなことをしたの?
佳代:下着なしで、出勤。1日中仕事をしたわ。
ryo:どうだった?
佳代:最初はどきどきしたけど、誰も見るわけではないし、慣れてきちゃった
ryo:他には?
佳代:ある人に教えられたんだけど、フリスクを下着いっぱいにいれて仕事をするっていうの
ryo:うわ^^;すごそう。で?それはどうだったの?
佳代:眩暈がしわたわ。感じて、濡れて、そのたびにフリスクが溶けて。
ryo:じゃあさ、これはどうかな?
---

ryoが提案したのは、ノーブラで乳首を輪ゴムで縛ること、そして、陰毛をそり落とすことだった。
陰毛をそり落とせば、フリスクの刺激は倍以上。

ryoもまた、自分の恋人や妻には出来ない欲望を持った歪んだ男だった。
こんな中年のおばさんが、と思うとryoの心の渦は大きくなり、佳代をどこまでも落としたくなっていた。

落ちろ、落ちろ、堕ちろ。

実際、ryoは暇をつぶしていたネカフェで、偶然チャットに入り佳代と知り合った。
互いに住んでいる場所など知らない。

だが、偶然とは恐ろしい。世間は狭いとでも言うのか。

ryoは、佳代の部下の1人「亮」だった。
ガリガリで金縁のメガネ。頭も薄くなってきたので、少しずつバーコードになっているが、まだ37歳。
既婚の亮は、出世出来ないか考えていた。だが、佳代の評価は恐らく最悪だろう。
真面目で、風俗どころか浮気も無い。家族の為、コンビニでの弁当も控え、きりつめて生活している亮にとって、
佳代は目の上のこぶでしかなかった。少しでもいい、ストレスを自宅にも会社にも持ち込みたくない。
優しさと、苦しさを抱えた亮は、家族にも内緒で、自分の欲求を果たす為、佳代に出会った今の職場に
就職してからは、小遣いの範囲で仕事の帰り道、ネカフェで楽しんでいたのだ。

亮の上司の佳代は、この赤裸々に欲求を口に出す佳代だということも、
会社にいる仕事の出来ない、気持ち悪い男の亮が、とても優しくアイデアを出すryoだということも
互いに知らなかった。

ryoは次第にチャットの女、佳代を、「上司の佳代」として想像していた。
先日もミスが発覚したryoは、佳代から呼び出され、1時間近く叱責を受けている。

(佳代か。同じ名前で年齢も同じくらいだ。堪らないな。)

爆発しそうに苛立ち、ざわめく気持ちをどうにか抑え、にたりと口を歪ませ笑う。

HN:佳代はMだ。
俺の、鬱憤を晴らしてもらおう。
そうだ。Mなのだから、今から俺のやることも、受け入れられるだろう。
精神的な、苦痛を…。
その苦痛の表情を間近で見ることは出来ないが、想像するだけで佳代への怒りを吐き出せるだろう。

生意気な女。
高飛車で、俺を下に見続け、ぐうの音も出ないほど言葉で攻め立てた佳代。
給料があがらない、うだつの上がらない平社員のままなのも、全て佳代が原因ではないのか。

亮の脳裏には、会社の佳代が浮かんでいた。

(堕としてやりたい。)

黒い渦は次第に大きくなり、ryoは実際の佳代を思い浮かべながらチャットを続けた。
---
ryo:まぁ、彼氏がいるから、無理は出来ないか。
佳代:彼は、私には触れないわ。
ryo:じゃあ、出来るの?
佳代:・・・
ryo:じゃあ、オーソドックスな方法でも考えようか^^
佳代:・・・ちょっと、待ってて・・・
---
佳代は、次第に興奮しはじめていた。
携帯で撮影した写真を、チャットに晒したのだ。

ryoは驚いた。目を見張り、思わずその画像を保存した。

陰毛をそり落とした佳代。
だが、信じられるものか。
ネットなど、アダルトチャットなどバーチャルな世界だ。
どこかのサイトから拾ってきた画像かもしれない。

だが、どこか現実的だ。
恐らく佳代は、本当に行動しているのだろう。

(佳代…。お前、本当に変態なんだ…)
だが、画面に打ち出す文字には出さない。
---
ryo:びっくりしたよ、いいの?見せてくれるなんて思わなかった
佳代:ちゃんと剃ったでしょう?
ryo:そうだね…。
---
亮の反応は1行目こそ嬉しそうに感じられたが、「そうだね…」は佳代にとって意外だった。
もっと喜ばないのか。
もっと大げさに反応するものではないのか。

早速フリスクを試してみるように言ってくるものではないのか…。

焦りが佳代を包む。
そして佳代は狂いだした。

勝手に服を脱ぎだし、その写真を要求もされないのに晒しだしたのだ。
本当は、次のフリスクの話をしたくて仕方ないのだが、男がもっと刺激を求めているのかもしれない。
本当は下半身への興味を持っているのではなく、上半身なのかもしれない。男の気を引くために脱いだ。

次々と晒されていく佳代の身体。

(乳首でかいな。輪ゴムは楽勝だろうな。)

俺を怒鳴った佳代。ネットにいる佳代には悪いが、制裁だ。そうだ、俺の手を汚さない制裁…。

佳代は、写真を晒してもさほど反応がないryoに対し、焦り、そして苛立ちさえ覚えていた。

---
佳代:ねえ、フリスクは、どうしたら良いの?
---

堪り兼ねて、佳代が尋ねる。

---
ryo:フリスク。ね。まず、ビラビラの中に10個くらい入れておくんだ。
佳代:で?残りのフリスクは、下着ってことなのね?
ryo:そう。溶けるのを早めるのに、最初は下着に水をつけてみるのも良いかもね。
佳代:スースーしそう。
ryo:うん。でも、俺の奥さんは堪らないって言ってるよ。
---
嘘だった。ryoは自分の妻になど、そのような行為を強いれるような男ではない。
優しく、温かい家族。見合いで出会い、妻になってくれると答えてくれた、たった1人の女性。
そんなことなど出来るはずがない。

(妻は、変態な佳代と違って清らかな女性なんだ。さあ、佳代、変態行為に身を堕とせ…)

ryoの思惑通り、佳代は自室で下半身への虐めを、自らの手で行っていった。

---
ryo:これでね、ある程度とけたときに、風をあてたらすごいんだけどね
佳代:扇風機でも良いかな?
---
(馬鹿な女だ。でも面白くて仕方ない。)
---
ryo:どうなっても知らないよ?
佳代:いいのよ
---
そこから、佳代のレスはぴたりと止まった

(悶えてるのか。本当にやったとしたら、苦痛だろう…)

暫くして、写真が。白くとけたフリスクがあちこちに張り付いた、局部の写真。
つくづく、変態なんだな。しかもMに偏った。

(このときを待っていた…)
---
ryo:気持ちよかった?それとも、痛かった?
佳代:素敵だったの。だから、見てほしくて
ryo:そうか。明日、仕事中も楽しめそうかな?
佳代:ええ。有難う。
ryo:こちらこそとんでもない変態に逢えた。面白かった。
---
佳代はどきっとした。今までの男とは違う言葉が返ってきたからだ。

今までは、もっと写真を要求したり、乳房ひとつをとってもきれいだと言っていた。
しかしryoは違ったのだ。

苛立ち、焦った佳代の欲求を満たした後の男に変わりように、佳代の手が止まった。

そして次の瞬間、佳代は後頭部を殴られたような、真っ暗な衝撃を受けた。
---
ryo:見ず知らずの男に、自分から勝手に写真を晒す変態女佳代。
ryo:管理職?笑わせるぜ。自分の性欲も管理出来てないよね。
ryo:この写真、全部保管したよ。
ryo:どこのネカフェからとか教えないけど、デスクトップに貼ったし、店員が見るだろうな。
ryo:いや。店員が来るまで、俺は扉をあけたまま後にしてやる。
ryo:佳代。お前の身体、不特定多数の男が見るんだよ。
ryo:どうだ、佳代。
ryo:この写真を色々な奴に無料で巻いてやる。明日すれ違う男が、お前の身体を知っているかもなw
ryo:じゃ。
---
ryoがチャットルームを出てしまった。

呆然とする佳代。それを想像するだけで、先日のストレスが吹き飛んだryo。
だがryoが言ったことは本当だった。

乳首も、つるつるに剃られた写真も、メモリースティックへの保存と、そして写真を開いたまま、部屋の扉をあけ、後にしたのだ。

(実際、あの佳代が、今の女だったら面白いんだけどな。ま、そんなことあるわけないか。)


亮は、急ぎ帰路についた。
14/07/25 14:22 (ror6C.24)
6
投稿者: (無名)
続きないの?
14/08/04 08:19 (BtcmFz.4)
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