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欲望
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:欲望
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
ノンジャンルが1番良いのかと思い、こちらに初めて投稿します。
頻繁に更新できませんし、激しい描写はありません。
初心者ですし、未熟者ですがよろしくお願いいたします。

読み捨てて頂ければ幸いです。
2014/07/25 14:14:00(ror6C.24)
17
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
【11】shinの部屋
約束の日時にそのURLを開くとチャットルームがあり、shinに言われたとおりのHNでPWを入れて入室した。

shinが集めたのは、ネット上で変態女を求める男たちだった。shinのほかに3名いる。全員揃ったことを確認すると、shinはこう切り出した。

shin:お待たせ!あのさ、今日来てもらったのは、みんなに色々感想を聞きたいんだ
shin:女の情報教えるね。名前は佳代、年は43歳。現役の中間管理職で未婚だけど、男と同棲中。で、変態。

男たちは、どんな変態なのか、shinに聞く。

shin:ドMなんだけど、自分で虐めたがるw みんなの言葉をさ、次のチャットのときに伝えるから、遠慮なく言葉でいたぶってくれる?

次の瞬間、佳代が初日にリクエストされた「オッパイの写真」をUPした。
ヨシオとして入室した佳代は言葉が出なかった。真っ黒な衝撃が襲った。

「乳が垂れてる」「でかい乳首」「もっとでっかくする気なのかw」「満たされないオバサンって、こんなことしてるの?」

(やめて…shin…それ以上は…)

次々、shinに「好きにしていい」といった写真が晒されていき、男たちの言葉も連なっていく。

「オマンコも見せてる!」「うわぁ…飢えてるってこと?」

リアルタイムに男たちの言葉を見せられる佳代。
恥ずかしさと、苦しさ。堕ちて行く感覚。

佳代は、自分のクリに、液体歯磨きを忍ばせ、最初の文章までスクロールさせると、メモに保存を始めた。


30分程、佳代の写真公開と男たちの暴言は続き、やがて部屋はクローズされた。
いつものチャットを覗くと、shinがいた。

躊躇いはあったが、佳代として入室する。
---
佳代:どうしてあんなことを
shin:佳代は、嫌だったの?
佳代:・・・
shin:好きにしていい、って言ったよね?
佳代:言ったわ・・・
shin:だよね?だから好きにさせてもらった。それに
佳代:それに?
shin:ネカフェだったら、男たちの感想はわからないだろ?
佳代:・・・
shin:佳代は、知りたかったはず。男たちの考えをね。そして、佳代は、その言葉で昇りつめたはず。
佳代:・・・
shin:違う?
佳代:・・・違わなく、ない
shin:それに、嫌なら部屋を出てしまえば良かった。そうじゃない?
---
PCの前で、進は笑う。
---
shin:リクエストに応えてくれてありがとう、佳代。
---
返事をしない佳代。
だが部屋を出る様子も無い。

shinの思ったとおりだ。

佳代は、虐められたい。精神的に虐められると、勝手に身体が動き出す。
「ネットを通じて見つけたペット」として、shinは佳代を飽きるまで可愛がってやろうと思い始めていた。
14/08/22 12:37 (JTGnPE4L)
18
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
【12】理性を取り戻す佳代
佳代には元々そういった素質があったのかもしれない。
そのまま、誰にも気づかれず、自分自身も気づかずに40を過ぎた…それだけのことなのかもしれない。

佳代の職場の男、亮は1度だけ佳代とチャットで出会うが、そこから佳代は男たちの餌へと身を落としている。
例え視姦だとしても、だ。

眺めている男、進はshinと名乗り、佳代の顔こそ知らないが身体は何度も見ている。
それだけではない、夫になるであろう隆さえも、佳代の身体を、どうでも良い動画と引き換えに晒している。

事の発端がどこにあったのかは、わからない。佳代の元々の素質もあっただろう。
ただ、大きなきっかけを作ったのは、亮の歪んだ欲望、歪んだ闇だった。

(このままでは、いつか隆にも知れてしまうかもしれない)
勿論、公の場所で肌を晒すことは、自分の社会的な地位も失うことになりかねない。
(もうやめなくちゃ)

shinとのチャット以来、佳代は思いつめていた。

「今日の晩飯も美味かった」
屈託無く笑う隆。

隆の秘密を知ってしまったが、それを責めるつもりも、咎めるつもりも無い。
(むしろ私が悪い…)

隆の呟いた言葉は、正しいのだと思う。

隙だらけの自分、隆しか知らないはずの身体を、もういったい何人の男の目に晒されたのかわからない。
ryo、shin、そして隆の同僚たち。そこからどのように写真はばら撒かれていくのだろう。
或いは、サイト上に晒され、偶然さえ重なれば、その数は計算することも難しくなる。

普通に肌を晒したのならまだしも、奥深い部分まで…。

(その心の隙をついた痴漢。私を見破っていたのかもしれない。
けれど、私に触れる前に何に触れたかわからない、トイレへ行き手も洗わなかったかもしれない…
そんな汚れた手を私の身体は受け入れた。反応し、声すら出さずに受け入れ、そして溺れた…。)

この汚される感覚を、ずっと前に味わった気がする。いつだったか…。
とても小さな頃の性的な悪戯だ。従兄弟と、お友達と。

佳代自身、それこそ生まれながらにして「汚したくなる対象」だったのかも知れない。
そんな汚れた、汚された自分を、セックスをしなくても一緒にいて大切にしてくれ、守ってくれる隆。
その隆の気持ちに応えなかった自分がいけない。隆の秘密は私を許すための行為なのだから…

だから夜に隆が私に触れるときは、二度と拒んだりしない…。絶対に嫌だとか、ダメなんて言わない。
好きなときに服を脱がせ、好きに触れてくれて構わない。それが隆に出来ることなんだ…。

佳代は隆に微笑を返し、夕食の後片付けを始めた。

隆に見せる姿と、隆がいない時間の自分の姿…ふと佳代は不安を感じていた。
ひょっとして、分裂症?なのではないのか。少し病院にかかるか、気分転換でもした方が良いのではないのか。
このままでは、いつの日か変態行為が世間に知れ渡り、捕まってしまうのではないか。そんな不安も芽生えていた。

次の休みは、隆とは重ならない。病院に行こうか、それとも気晴らしに日帰りで景色でも見てこようか。
病気だとは思いたくない佳代は、疲れている自分をリフレッシュさせようと電車でいける範囲でプランを立て、海を見に行くことにした。
心配するだろうから、隆には買い物と伝えよう。

この計画を思いついたことで、少しだけ佳代は理性の方が打ち勝ち、チャットから離れることが出来た。
14/08/22 13:34 (JTGnPE4L)
19
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
【13】ゲーム
隆を見送った後、白いブラウスと膝丈のフレアスカートに着替え、佳代は小さな旅に出かける。
お土産を買うと隆に心配をかけるから、と、隆との連絡用にしているPHSと、電車代と昼食代程度しか持たず、本当に軽装で僅かな荷物で外へ出た。
変態ではなく、下着もつけ、フリスク等からも離れた普通の姿で、そしていつものきつい化粧ではなく、薄く柔らかな雰囲気だった。


電車に揺られ、目的地までは1時間程度。
ぼんやりと窓の外を眺めながら、久しぶりの海で何をしようか考えていた。
日没までぼんやりと眺めるのも良いだろうし、散歩をして軽食を取り早めに帰宅するのも良いだろう。

(今度は隆と来たいな…。)

そう思いながら、目的地を目指した。

寂れた小さな漁師町に着き、佳代は港ではなく砂浜を目指した。
海水浴客等もいない、遠くに家族連れが釣りをしたりする程度で、人はほとんど目に付かなかった。
流木を見つけ、佳代は腰を下ろした。

海と風の音。

何時間過ぎただろう。
佳代は、来た道とは別の道から帰ることにした。

歩きにくい砂浜、歩を進めるうちに焚き火をする漁師らしき5人を見つけた。
酒に酔っているのか、余り良い雰囲気とは言えない。だが引き返すわけにもいかない。
近づく佳代に気づくと、下から上までに視線を這わせる。
(大丈夫、酔っているだけだろうし…) 自分に言い聞かせる。

佳代が男たちの側を通りぬけようとしたとき、声がかかる。
「おねえさん。旅行かい?」

どきっとして振り返る。
「ええ、そうです。もう帰るところなので」
失礼しますと走ろうとしたとき、砂に足をとられ転倒してしまった。
フレアスカートは空気を含み、佳代を見ていた男たちには下着まで見えてしまったことだろう。
恥ずかしさの余りうずくまり、ゆっくりと体勢を立て直す。

「おいおい大丈夫か」そう笑いながら、男たちの中の1人が手を差し伸べた。力強い手。容易に佳代を引き起こした。
急ぐ旅でもないだろう、と彼らが飲んでいた場所に手を引かれていく。決して強引ではないが、佳代は拒むことが出来なかった。

彼らの湯のみを渡され、佳代にも一升瓶から日本酒が注がれる。
昼食もとっていなかった為、佳代の喉と胃袋は一気にカッとなり、酒がまわっていく。

(いけない。2杯目を頂く前に駅へ向かわなくちゃ。)

どこから来たのか、これから帰るのかといった、本当に何でもない言葉を交わし、どうにか振舞われた酒を飲み干した。
60代、50代、その子供だろうか30代~40代くらいの男が3人。
「ご馳走様でした。そろそろ」といって立ち上がったとき、駅へ行くのか問われた。

こっちは逆方向だ、結構な遠回りになると教えられた。
そんなに遠いのか聞き返すと、小屋に地図があると、隆よりも10は上であろう「辰さん」と呼ばれる男が立ち上がった。
酒のせいか、佳代の警戒心は薄れ、親切な人も多い、そう感じながら後に続いた。

焚き火の周りに残る4人、いや、それだけではない。
地図を見せると小屋へ誘い込む男も、佳代が転んだときの下着を見て、目的は持っていたのだ。

佳代と初老の男が小屋に足を踏み入れる頃、焚き火の周りにいた4人も佳代に気づかれないよう小屋へ向かう。

「今明かりをつけるから」そう言いながら、暖を取る囲炉裏のようなところと、そこを囲むように畳が敷き詰められていた。
男は佳代へ腰掛けるよう伝える。部屋を見回すと、土間のようなところにテーブルが1つ、壁には網や浮き等の漁師の道具があった。
そして囲炉裏のような畳のある場所。座布団や毛布もあった。

靴は脱がず、土間に足をつき畳に腰を下ろして初老の男性が地図を用意するのを待った。
卑猥な視線が小さな窓から注がれていることも知らずに。

やがて地図を取り出した男性が佳代を呼ぶ。テーブルに広げられた地図を見るため、佳代は立ち上がった。
地図を見始めたとき、男性は窓に向かって視線を送る。

一斉にに男たちが部屋に入り、戸を閉めた。

驚きと同時に、一瞬の後悔。だが後悔した時は既に遅すぎた。

佳代の両腕をつかむ男、声が出せないよう口を押さえる男、そして佳代に目隠しをする男。
そして佳代の両脚には浮きをつけられ、土間に転がされた。

「目隠しを取らずに、出口へ行ければ、おねえさんには手を出さない。これは約束だ」
酔った男たちの余興にも似たゲームが始まる。

「その代わり、俺たちの側に来たら、そうだな。それはおねえさんの意思で寄ってきたわけだから、何をされても文句は言えないわな」

目隠しを取って大声を上げ走り出せば良いことなのかもしれない。だが周囲には人気が全くなかった。
見知らぬ土地で走って逃げ切れる自信も無い。まして力では男5人に叶うはずもない。とにかく、このゲームに勝つしかない。

佳代は手探りで、土間を目指す。

後ろから佳代に気づかれないよう、スカートの裾を持つ男。そこを覗き込んでにたにたと笑っている。
佳代は必死だった。

先回りをする男もいた。

佳代がずるずると土間に下り、テーブルの脚か確認しながら手に触れたのは、先回りした男の足だった。
(はっ) 声にならない音が漏れる。
男は佳代の両脇に手を入れ、「俺が良いのか?」と笑いながら声をかける。
無理やりに起こして立たせる瞬間、佳代のブラウスがスカートから引きずりだされ、臍も、ブラジャーも見えていた。
いや、見せ付けたといった方が良いのかもしれない。ブラジャーも少しずらされていた。

笑いが起きる。

服も直せないまま、また手探りで目安となるテーブルを探す。
しかしテーブルが無い。方向を失う佳代。

両手を前に出し、バランスを取り障害物を探しながら前へ進む。何かに足が取られた。
次の瞬間、男の片腕が佳代の身体を支えるが、その手のひらは佳代の左の胸を掴んだ。
(痛っ)

佳代をくるっと回し背後から抱くようにした男は、ブラウスのボタンを外していく。白いブラジャーと胸があらわになった。
胸が小さめの佳代は、ブラジャーがズレてしまい、胸も一部見えてしまっている。

一瞬おぉー…と声があがるが、すぐさま男たちから声がかかる。
「だらしないおねえさんだな」
「しかも浮気性かw」
「さっきは辰さんが良かったくせに、今度は横やんかよ」

恐らく男たちの通称だろう。
だが佳代にはどうでも良かった。
早くこの場を後にしたい。それには出口まで行くしかなかった。再び両手を前に出しながら一歩ずつ前へ進む。

酔いと、恐怖で、佳代はまともに考えることが出来なくなっていた。

3番目に捕まえた男は、佳代の腰に手を回すと、フレアスカートの裾をまくり、ウエスト部分にはさめる。さすがに恥ずかしく、佳代は膝をついた。
だが、それが逆に背後から見ると尻にパンティが貼りつき、厭らしい姿になることも判断出来なくなっている。

最初のうちこそ、大きな声を出していた男たちだが、佳代の身体に視線を這わせ始めた。

さすがの佳代も事態を飲み込み、男たちの視線を感じずにはいられなかった。
(こんな恥ずかしいゲームになるくらいなら、最初から襲われた方がマシだった…)

男たちは、出口にたどり着けば帰す気など全く消えていた。
最初はふざけたつもりでいたが、5人全員が欲望の捌け口にすることを考えていた。だが、ただ襲い掛かるのでは面白みが無い。

次の男にたどり着くと、今度は腰が上がるほどパンティを腰の上から引っ張られる。

5人目の男にたどり着いてしまえば、佳代のチャンスはもうなくなってしまう。そこへ行くことなく、出口へ行きたい

(隆…助けて)
涙が頬を伝い、身体が震えだす。パンティを引っ張られたまま、土間を這う。男たちもそれに続いた。

佳代の手に触れたのは、5人目の男だった。
男は、四つん這いの姿勢でいた佳代の顎をもち、唇を強引にこじ開け、口に含んでいた日本酒を注ぎ込んだ。
「おねえさん可哀想だから、もう1度だけチャンスをやるから。な?その代わりこれをくれや…」

そう言いながらブラジャーを引きちぎった。

前がはだけてしまった白いブラウス、あらわになった乳房。

一斉に男たちの視線が注がれる。今すぐにでも摘み上げたり、吸い付きたくなる大きさの乳首。
そして、Tバック状にくいこんだ下着と、白いフレアスカート。スカートの裾はウエスト部分に挟み込まれている。

両方の足首には浮きがつけられており、ズルズルと音がする。

女が土間で肌を晒しながら四つんばいになり、彷徨う。
酒の肴にはもってこいだ。

酒も回り、方向もわからなくなってきた佳代は、再び這い出した。

男たちは全員がニタニタと笑い、無言で佳代の後ろから視線を這わせ、襲い掛かるタイミングを計る。
次に佳代が触れたのは、男の素足だった。男は既にズボンを脱ぎ、襲い掛かる瞬間を待っていたのだ。
「残念だったな、おねえさん」

ゲームオーバー。

脳裏にその言葉が浮かんだ瞬間、力強い腕が佳代を抱えあげる。
言葉も発せ無いまま、土間から畳の間に転がされる。

「そんなかっこうして、本当は誘ってたわけだ」
「自分で脱いでいったもんなぁ」
「どれどれ折角の据え膳だし、頂くか」

片方の腕を1人ずつ男がおさえにかかる。
両脚も1人ずつだ。5人目の男の手がパンティにかかる。

(もうダメ…)
押さえ付けられ、引き摺り下ろされた下着。そこには本来あるべきはずの毛が無かった。

「ヒュー…」
「丸見えじゃねえか」
「男に剃られたのか」

佳代に問いかけるが、答える気力すら失せていた。

自分だけは目隠しをされて暗闇にいる。
しかし明かりはつけられているから、男たちの目には身体が晒されている…
恥ずかしさで消えてしまいたくなるが、やがて乳首を吸いだす感触と、爪をたて摘みあげる感触が、これは現実であることをつきつけていった。

気がつけば、口には男のペニスが入っており、髪を持ち頭をぐちゃぐちゃに振られていた。
荒々しい手と欲望は、佳代に突き立てられ、理性や、これまでの地位を削り取り、1匹の雌へと堕としていく。
酔いは確実にまわっていき、佳代は一切抵抗することも考えられなかった。

(殺されたくない…こんな場所で、こんな格好で。)
佳代が唯一考えたことだった。

生身のダッチワイフ。

どれだけ恥ずかしい格好でも、男に動かされれば抵抗せずにそのポーズのまま受け入れる。
長い時間に思えたが、2時間の間、口に、膣に、男たちの欲望は吐き出されていった。

煙草に火をつける音が聞こえた。男たちは酒を飲みながら、汗を拭っていた。
最後に正常位で犯されてから、佳代はそのポーズのまま、足も蟹股に開いたまま動かなかった。

「おねえさんから誘ったんだ、俺たちは奉仕したわけだから文句ねえよな」
「気持ちよかっただろ」

そう言いながら、酒と煙草臭い息が近づいた。
「この女、大丈夫か」
「良すぎたんだろうよ」

へらへらと笑いながら、
「まだ足りないのか」と開いたままの足の間に手を這わせた。
「ちょっと足持ってくれるか」
仲間を呼ぶ。

マン繰り返しというのか…佳代の頭の方まで足を持ち上げられた。左右の足を1人ずつが持っている。

「仕方ねえな。欲求不満で、強欲なおねえさんを気持ちよくしてやるよ」
男の指に力が入った。

一升瓶を膣に突っ込むと、そこから日本酒が注がれていく。性行為で擦られていた膣に一気に滲みる。
痛みが佳代を現実に再び引き戻した。

膣から一升瓶を引き抜いた男はクリトリスの皮を引っ張り、1番敏感な核を出す。
「これは効くぜ」
何かを塗られ、更に熱を帯びだす。

「あ…」
声が漏れた。

佳代の肉芽に塗られたのは、救急箱に入っていたタイガーバームだった。
そしてその男は、「俺たちほどではないけど、皮が向けて立派なクリトリスにしてやるからよ」と、何度も肉芽をひっぱり、捻り、擦り続けた。

佳代の身体は否応なしに反応していく。痛みと熱で何度も身体が跳ねた。だが、足を押さえる男たちの力は強く、撥ね退けることが出来なかった。

「気持ち良いのか」
さすがの佳代も首を横に振るが、
「陰毛の無い変態な女だから、このくらいしないとな」と、陰核への指に力を更に入れた。

「あああ…お願い…」思わず佳代の口から言葉が出る。

「おい、聞いたか!お願いだってよ」
「つくづく強欲だな。俺もう出ねぇぞ」

5人が一斉に笑う。

「お願いです…好きにしてください…。だから、逝かせて…お願いです。もうクリはダメなの…」

佳代が途切れ途切れに、自分の意思を言葉にした。
「おい、聞いたか」

「好きにして良いんだな」そういうと、膣の中に強烈な圧迫を感じた。
男は3本の指を出し入れし、佳代が感じ始め更に濡れてきたのを確認しながら、本数を増やした。
4本、5本、もう片方の手の指も加わる。いったん手を抜き、佳代の力が抜けるのを見ながら、男はタイガーバームを両手に塗りだした。

また3本からだが、今度は勝手が違う。熱さと痛みが膣を襲いだした。
目隠しのまま、あうあう呻く佳代の顔を見ながら、やがて片手を膣に飲み込せる。
男は、膣の中で手の指を開いたり、拳にしたりを繰り返す。

佳代の頭の中は真っ白になり、大量の潮を吹きながら果てた。
気を失う佳代の姿を、笑いながら漁師たちは見つめ、「なかなか面白い女だったな」などと口にしていた。

男の中の1人が、佳代におきた一部始終をスマートフォンで撮影していたことになど、佳代は気づかなかった。

10分程で意識を取り戻した佳代。男たちが襲い掛かる雰囲気はもうない。そっと目隠しを外した。
下着を探してらも見つからず、佳代はブラウスとスカートだけを身に着け、よろよろと外に出ようとした。

「待ちなよ。そんな格好で電車には乗れないだろう」
「タクシー呼んでおいたから、それに乗ってけばいい」
「1万円渡してあるし、家まで帰れるだろ」

もう佳代の理性はどこにもなく、自分を犯し続け性器を散々甚振った男たちに深々と頭を下げて礼を言った。
14/08/22 13:47 (JTGnPE4L)
20
投稿者: RAIN ◆NoTBP6qRw
【14】甦る佳代の記憶と欲望
小屋を出ると、男たちの1人が指差した方にタクシーが停車していた。

若い男2人に支えながらタクシーに近づく。
運転手がドアを開けると、ふらふらと佳代が乗り込む。

地元の人間だろうか。もう意識は朦朧としていた。
運転手に男の中の1人が耳打ちをする。
「了解…」

佳代には聞こえていなかった。


ドアを閉めた後、運転手は佳代を振り返り、
「お客さん、どこまで?あの人たちからお金は頂いてるんで、行き先を」と声をかけた。

「●●市の…▲▲の…××駅まで…」
佳代の住む家の最寄の駅の名前だった。駅からなら、5分で自宅へ戻ることが出来る。

「かしこまりました。また近くなったら声をかけますんで」
そう言うと車が走り出した。

佳代は今日起きたことが現実だと受け入れられず、口を半開きにしたままぼんやり車窓を眺めた。
身体中の痛みと疲労感、そして空腹なところに酒が入っているため急激な眠気が襲いだす。

「私、眠っても…」
そう言うと、運転手はとても優しい笑顔で「ええ、××駅に近くなったら声をかけますから」と答えた。

(××駅…近くの公園だけどね)
ナビを見つめる運転手の口元は歪んだ笑みを浮かべていた。


安堵して目を瞑る佳代は、タクシーの車中、今日自分の身にふりかかった出来事を思い出した。
まるで夢のようだった。嬉しかったとか、ではない。

何故、自分なのかということ。そして、眠気におそわれながら、佳代の記憶が甦り始めていた。
前日の夕食のとき思い出した、佳代の幼少時期。

きっかけは佳代の従兄弟だった。従兄弟の両親はとても厳しく、平気で子供たちを叩く。大事に育てられていた佳代にとっては怖くて仕方の無いことだった。
だが年齢の近い従兄弟たちは、喧嘩も日常的であり、1番の年上の佳代は、子供たちを仲良く遊ばせるよう親から言われていた。
佳代は、従兄弟たちが来ると、喧嘩しないようにすることに懸命になっていた。
当時、佳代は小学生に入る頃で、従兄弟は自分よりも年下。1つ下と2つ下の男の子、そしてその妹。

あるとき、従兄弟たちと遊ぶうちに、上半身を布団の間にはさめられた佳代は、自力では出られなくなってしまった。

「出して、出してよ」
佳代が必死に訴える。布団から飛び出した下半身に手がかかる。

「黙ってろよ」
3人の従兄弟のうち、1番上の男の声がする。
佳代に言ったものか、妹や弟に言ったものかはわからない。

だが。佳代が期待していたこととは違う遊びが始まってしまったのだ。

ジャージだけを引っ張った為、パンツ姿になる。
「恥ずかしい~」

子供たちには、こうした行為は「恥ずかしいこと」として教えられているが、従兄弟たちには新しい遊び、新しい玩具に映った。

(いや!やだ!はずかしい。やめて)

佳代の想いも空しく、パンツに手がかかり、明るい陽の光の中3人の前に晒されていった。

(お母さんに、ダメだと言われてるのに…) これは佳代の母親からの教えだった。恥ずかしい部分は決してお友達の前などでは見せてはいけない。
佳代の母親もまた、幼少期に性的な悪戯を受けていおり、佳代には身を守る為に必要なこととして、そのように教えていた。

母親の言いつけを守れなかった佳代は、自分自身がとても汚されたように感じてしまい、恥ずかしさで押しつぶされそうになっていた。
消えてしまいたい。

指で触ってみたり、おもちゃのロケットパンチをあててみたりと、従兄弟たちは楽しそうにしている。
勿論、親にみつかっては叱られる為、こそこそと、遊び続けた。

(どうしてだろう。普段は喧嘩をする従兄弟たちが、私が恥ずかしい格好をすると仲良くしている…)


罪悪感と、汚された感覚、そして恥ずかしさでいっぱいだった佳代。
小さかった佳代が自分の心を守る為に言い聞かせた言葉は、「私は、人形なんだ」だった。

人形なら、パンツを見られても恥ずかしくない。勿論それ以上の部分を見られても。
おとなしくしていれば、苦痛の時間もやがて過ぎるだろう。それ以上は傷つけられず、恥ずかしい秘密も、秘密のままになる。

この体験と、心の中の想いが、性的に歪んだ佳代を作り出すきっかけだった。
やがて、佳代は大人になり、幾つかの恋愛もした。
初めての体験を迎えたときにも、このときと同じように恥ずかしさと汚らわしさから逃れたい一心で「私は人形だ」と言い聞かせた。
隆と出逢った頃には性的な喜びを身体が覚え始め、「人形」と言い聞かせなくても、素直に受け入れられるようになっていた。

遠い記憶。
そして、先ほどまでの体験で、佳代は自分の気持ちがわかってきた。
「人形になりたい」

愛する男に伝えても、なかなか理解しづらいことだろう。
ずっと言えなかった。ずっと叶わないと思っていた。

レイプなのか、悪戯なのか、自分から望んだことなのか、佳代はわからなくなり始めていた。
やがて考えることをやめ、眠りについた。
14/08/22 13:50 (JTGnPE4L)
21
投稿者: (無名)
もっと 続きを。どん底へ堕ちるのを
14/08/25 01:29 (NRHz2u9p)
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