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1:双子の銀狼
投稿者:
銀狼
◆qPLBDpgDEg
人を好きになるって怖い。盲目になってしまう、それしか見えなくなる。
だから僕は人を好きになりたくない。 盲目になるのが嫌だから。 殺風景な部屋。 家具と電球があるくらい。僕はMP5Kを構えて素早く制圧する。 異常は無い、仲間はいない、僕一人でやるしかない。足音はたてない。 きっとどこかに隠れている見つけ出したら・・・・ カンッ。 物音のした方に銃を向けるヤカンが転がっている。 僕はすぐに影に隠れる。 ヤツは必ずトラップを使ってくる・・・毎回そうだ。僕は警戒しながらゆっくりヤカンに近づく。 声を押し殺す。 紙に何か書いてある。 【ばあーか!!上、上!】 「・・・・・っ!」 僕はこの瞬間終わった。 バスッ。 頭に痛み感じる。 血は出ていない。 「私の勝ち・・・・」 家具の上で猫のようにこちらを見下ろし嬉しそうに呟く。 痛い・・・いっ・・・! 「イテッ!ミソラのバカッ!!頭撃つなんて・・」 僕は床に仰向けに転がる。黒い影は僕の上におりてきた。 とっても小柄で長い銀髪のツインテール。 青い瞳の美少女。 まるで天使おりてきたみたい。 僕の上に股がって意地らしく笑う。 「ミツキに勝った・・久しぶりに勝った」 ミソラのはいている黒いフリフリ付きのミニスカートの脚の間から白いパンツが見える。 「ミツキに負けた・・久しぶりに負けた」 ミソラはニヤッて笑った。「・・・・負け犬」 「ミソラ・・・今日は白いパンツだね」 ミソラは顔を赤くしてさっと手で隠して出ていった。「僕の勝ち・・・」 僕はトイガンのMP5Kを拾って少し小さめの屋敷を出る。 周りは広い広い農場。 ミソラはベンチに座っていた。 そばにコリー犬のマックがいた。 おじさんが拍手して僕を励ます。 「よくやったな!」 おじさんは45歳。がっちりとした体格だ。 おじさんは先生であり師匠であり父親である。 ここらへんの土地は全ておじさんが所有している。 もちろんさっきの小屋も。僕はミソラの隣に座る。 マックが尻尾を振ってよってきた。 頭を撫でてやると気持ちよさそうな目をする。 「・・・ミツキのエッチ」 ミソラはむっつりして怒っている。 僕はカバンからコーラを二本取り出してミソラの頬っぺたにコーラをくっつける「冷たいな・・・」 ミソラはコーラを受け取る、僕もミソラも甘い物が好きだ。 「ありがと・・・ミツキ」 「うん・・・」 おじさんはテントを張っている。 今日はテントで寝る。 大きめのテントで大人四人は入れる。 僕とミソラは双子の兄妹。僕も銀髪でミソラよりは体つきはいい。 けれども全然華奢だ。 いくらトレーニングしても筋肉が付かないのだ。 「なに浮かない顔をしているんだ、ミツキ?」 「おじさん、僕達って何でこんなに体細いの?」 おじさんは微笑むとコーラを飲む。 「遺伝と言うか・・・お前達のお父さんの影響かな」ミソラはマックに抱きついている。 「ふぇ・・・遺伝ね・・・」おじさんは食事の準備をしている。 ミソラはあんまり喋る方じゃない。 僕は普通くらいかな。 ミソラはあんまり遊びにも行かないし。 ヨーロッパの田舎町。 学校が無いのでおじさんに勉強を教えて貰っている。両親は死んだと聞いた。 僕もミソラも14歳。 僕達を生んでから事故で亡くなったと聞かされている「食事できたぞ」 ベンチに座ってパンにかじりつく。 「二人とも好きな人はできたか?」 ミソラはそっぽを向いてマックにパンをひとかけら投げる。 マックはパクッと口でキャッチする。 「僕はいないよ。恋愛は身を滅ぼすからね」 おじさんは苦笑する。 「恋愛しなきゃ結婚して子供作れないぞ」 僕はスープをすすって空を見上げる。 「いらない・・・セックスできればいいよ」 僕はセックスはした事ないけどそれっぽい事言わないとバカにされる。 おじさんは悲しそうな目をする。 「やっぱり・・・アイツの子供だな・・・」 夕食を食べ終えるともう夜はふけていた。 おじさんはテントから顔をだす。 「俺はもう寝るからな」 「お休みなさい」 僕とミソラがピッタリのタイミングで言った。 僕とミソラはボーッと空を見ていた。 「綺麗だね・・ミツキ・・」「うん・・スッゴく」 空気が清んでいるから凄く凄く綺麗。 ミソラの体がブルッと震えた。 僕は肩にジャケットをかけてやる。 「うぅ・・ありがと」 「そんなミニスカートはいてるからだろ・・・」 僕も寒くてミソラにくっつく。 ミソラも僕にくっつく。 「ミニスカートが好きなの・・・分かんないけど。訓練の次に好き」 「ミソラの脚って綺麗だよな・・・」 僕はゆっくりとミソラの脚を触る。 「ふっ・・んっ!」 エッチなビデオの女みたいに切ない声を出す。 僕は調子に乗ってやらしく触ってみる。 ニーソックスの中も触って軽くつねる。 「んんっ!やあっ・・・!!」とっても敏感らしい。 触られるだけでこんなに感じるなんて。 「ミソラもエッチじゃん・・・・」 僕のシャツをギュッと握ってさらにくっついてくる。「んんっ、ちがうっ!はぁっ、んあっ」 僕はスカートの中に手を入れてみたくなる。 太股の間に手を入れてパンツに触れる。 「んんっ!んんんっ!!!」 自分の妹だけどスッゴく可愛い。 もっとしたくなった。 「ミツキ・・・もぉっ・・だめ・・」 「嘘でしょ?目を見れば分かる。もっとして欲しいって目だもん」 ミソラは顔を赤らめる。 僕は抱き寄せてさらにパンツをいじる。 「んんっ・・だめ・・」 僕はスカートを少しめくってパンツを見る。 「白のレース付きかぁ」 「だめ・・だめだよぉ・・ミツキ・・・」 僕はさらにパンツをいじくる。 切なく喘ぐ美少女は僕の妹・・・可愛くて大切な僕の妹。僕の手首を掴んで抵抗するけど形だけ。 しばらく苛めてから解放してあげた。 「はぁはぁはぁっ・・・ミツキのエッチ!ヘンタイ!」僕は無視して空を見上げた「僕達の名前って日本語なんだって・・・美空と美月・・・知ってた?」 ミソラはぷいっとそっぽを向くが僕にくっついたまま「知ってるよ・・バカッ・・」 僕はあくびをしてゴムで長い前髪を縛る。 僕は左目は青で右目だけ赤い。 それが嫌で右目にかかる髪を伸ばして隠している。 ミソラは両目とも青なのに・・ミソラと一緒で両目は青が良かったな。 「ミツキ・・寝よう・・」 「うん・・マックもおいで・・」 二人と一匹でテントに入った。 空はキラキラ、月は怪しく光っていた。
2010/11/09 15:34:15(HCmDuoBj)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
カーテンから朝日がこぼれる。
僕は目をこすって大きく伸びる。 「うーん、まだ眠い・・・」もう一度布団に潜り込む。トントンとドアをノックされる。 「Hello・・美月・・」 「何で僕の名前を日本語で呼ぶんだよ・・・」 「寝ぼけてんの?日本語で会話するようにおじさんに言われたでしょ?」 そうだった。 しばらく日本語で会話するようにと・・・なんでかな? 僕達は大体の国の言葉は喋れる。 しかし何で今さら。 美空は布団をはがそうとする。 「おーい、起きなよ!」 僕はさらに布団に潜る。 「んー・・・やだよ」 美空がさらに引っ張る。 僕は布団の中から美空の手首を掴んで中に引っ張り混む。 「きゃっ!ちょっと・・」 美空は上だけパジャマで下はパンツだけだった。 さらさらの長い銀髪。 艶々の白い肌。 僕は美空を抱き締めて布団にくるまる。 「・・・!んっ、ちょっと・・・・」 布団の中は真っ暗で吐息しか分からない。 「美月・・・朝なのに・・だめっ・・」 「うーん・・・いいじゃん」美空のお尻を触る。 「ふっ!んんっ!」 体がビクンと震えた。 「美月・・・?しちゃうの?双子の兄妹だよ・・・イケナイよ・・・」 「嫌?僕は犯したいな・・・美空をメチャメチャにしたい」 美空は僕のパジャマをギュッと掴んだ。 「んっ・・・・美月なら・・・・・いい・・よ・・」それからしばらく布団がモゾモゾ、モコモコ動いた。一つの生き物みたいに一定のリズムで。 ベットもギシギシ軋む。 吐息も荒くなる。 さすがに聞こえちゃいそう・・・・笑い声が。 「あははっ!やめっ、やめてぇ!!くすぐったい!!んっ・・・やっ!美月!!」 布団を払いのけてあくびをした。 「ふぁー・・・美空いじめるの楽しいなぁ」 美空はパジャマもはだけて苦しそうに呼吸している。「はあはあはぁっ・・っ・・はぁっ・・もう・・なんで?・・・分かって・・・っ・・くれないの?」 僕は軽くストレッチをするカーテンを引くと広い庭。いつもどうりの景色。 またベッドに戻り布団にくるまり美空をいじめた。 リビングに行くと朝食が出来ていた。 美空は少し遅れて下りてきた。 黒いリボンでいつものツインテールになっている。 「おじさん、今日は何するの?」 おじさんはハムステーキを一口食べて考えている。 「狙撃訓練かな・・・二人とも基本的な勉強は大学レベルまで済ませたし、やりたい勉強があったら個別で教えてやろう」 僕達は幼い頃から異常に物覚えが良く天才と言われた、僕達にとっては普通なんだけどね。 美空はだるそうにトーストにハチミツを塗った。 美空の目を見ても何考えてるかよくわからない・・・僕は相手の感情が読み取れる。 その人が何をしようとするのかもイメージで入ってくる。 けれど美空だけは分からない。 朝食を食べてから裏山の見える丘に着く。 裏山に備えつけてある標的がいくつかある。 「私、先にやるっ」 美空がバレットM82を両手で持とうとする。 でも持てるわけない。 「美空、無理すんな」 僕が手伝ってあげる。 美空の顔が赤くなる。 「あ、ありがと・・美月・・」 ここ何年か美空の態度が変だ・・・ 僕達は丁度良さそうな狙撃場所にバレットを置いて準備する。 おじさんは軽々と持ち上げるが・・・やっぱり筋肉不足だよね。 美空は今日もミニスカート・・・・ほふくで構えたらパンツが見える。 まぁ妹のパンツだし。 別にいやらしい気持ちには・・・少しなるかも。 おじさんがスポッターをしている。 僕はマックと一緒に様子をみる。 バゴッ・・・・バゴッ。 50口径の凄まじい発射音。マックの耳をふさいであげる。 「美空、調子いいな!上手くなったぞ」 「へへっ!当たり前だよ」 美空は照れるように笑った。 僕を指差して挑発するようにニヤニヤする。 「美月に負けないもんっ!」僕は美空とすれ違いざまに耳元で呟いた。 「朝とパンツ違うね、今度は黒でセクシーだよ」 「んっ・・・・!!!」 美空はマックに抱き付いて顔を隠した。 僕はM82のマガジンを交換してボルトを引いてチェンバーに50calを送り込む。ジャコン。 チェンバーが密閉される。おじさんはスポッター用のスコープを使い指摘をしてくれる。 「おじさん、今日は一人だけで狙撃してみたい・・いいかな?」 おじさんは微笑んで親指を立てた。 距離は800メートル。 両目を開く。 状況を判断する。 風速、風向き、湿度、気温、地球の時点。 頭で全て考える。 呼吸を整えて指をゆっくりそえる。 「ふぅー・・・っ・・」 バゴン! おじさんは様子だけを見ている。 続けて発射する。 マガジンが空になった。 「凄いな・・・本当に凄い・・・全弾命中、胸のど真ん中」 おじさんが褒めてくれた。「ふぅっ・・・良かった・・・当たった」 それから別の銃でも狙撃する。 レミントンM700を使って300メートル先。 バンッ・・ジャコッ、バシャ・・・バンッ! 夕方になり車に荷物を乗せる。 美空が泣き出した。 「くやしい・・・美月に・・負けた・・ぐすっ」 僕は美空を抱き締める。 「美空も良くやったんだから泣くな。また今度勝てばいいよ」 「美月・・・ぐすっ」 パシャッ。 おじさんが急にカメラを撮る。 「絵になるな・・・美少年と美少女が夕陽に照らされてロマンチックだ」 僕と美空は同時に叫んだ。「すぐに消してっ!!」 双子ではよくある事。 夕食を食べてから部屋に戻って量子力学の本を開く。最近興味があるのはこの分野。 「美月?入っていい?」 ドアの向こうから聞かれる。ノックしないって事は両手に何か持っている。 僕はドアを開けてあげる。両手にチョコレートケーキを持ってた。 「一緒に食べよ!」 「うん、ちょうど糖分欲しくなってたとこ」 ベットに座って並んで食べる。 テレビをつけると映画がやっていた。 アクション系?恋愛物? ケーキを食べながら眺める「美月ってさ・・本当に好きな人いないの?」 「いないよ。んーほろ苦いのもいいなぁ」 僕はマッタリ味わう。 「ん・・・そっか・・」 美空は嬉しそうにしている「じゃ、じゃあさ。私の事どう思ってるの?」 「ふぇ?どうって・・」 僕は美空に顔を近づける。「決まってるじゃん・・」 「み、美月っ・・・!」 美空は目を閉じる。 僕は美空の口の周りに付いてるチョコレートソースを舐める。 「・・・んっ!」 「甘い・・・美味しかった」美空は僕に抱き付いてきた「美月っ!もう一回・・・・して?」 「えーっ・・やだよ」 美空の顔をは赤い。 「んっ・・いじわる!」 映画はもう終わる。 「この人達ってさ。絶対幸せになれないよ」 美空は不思議そうに首を傾げる。 「どうして?悪い奴等を殺したし、キスして幸せそうだよ?」 「殺しをたくさんして幸せになれるなんて思えない。どんな理由にせよ・・・」美空はベットに寝転んだ。「難しく考えすぎ・・・恋って衝動的な物だよ」 「美空は恋してるの?」 美空はまた顔を赤くした。「うん・・・たぶん叶わないと思うけど・・」 僕は布団をはおって美空に覆い被さる。 「えっ・・・!」 「そんな顔すんな・・見たくない・・・」 布団の中で抱き締めてあげる。 「んっ・・分かった・・もうしないよ」 ゆっくりと美しい銀色の髪を撫でる。 「私・・もっと積極的になる・・だから受け止めて」暗くて見えない。 美空の綺麗な顔も。 そっとズボンの上からチンコをさする。 「えっ?美空?・・・」 「美月・・・一緒に寝よ・・お願い」
10/11/09 21:07
(HCmDuoBj)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
「ちょっ!美空!?」
僕のパンツの中に手を入れようとする美空。 すぐに手首を掴む。 「美月・・・お願い」 青い瞳で僕を見つめる。 全て見透かされるような綺麗な目。 美空はゆっくりと手を手を離した。 「そうだよね・・・双子の妹なんか抱きたくないよね・・・」 悲しそうな目をする美空。「美空・・・お前・・」 美空の気持ちが読めない。他の人なら目で分かるのに「美月って頭いいのに鈍いよね・・ホントに・・」 美空は部屋から出ていった僕は布団にくるまり考えこんだ・・・寝れなかった。翌日、美空はいつもと変わらなかった。 おじさんが大事な話があると言って僕達をリビングに呼び寄せた。 「お前達も大きくなったな。だから少し人間関係の訓練もしなきゃいけない。この田舎じゃ人間関係の訓練はできない・・・・二人には日本に行って貰う事にする」 僕と美空はポカンとしてしまった。 「え・・・日本に?」 「おじさんの知り合いで日本の田舎に住んでる人がいてな。ちょうどいいからそこの人に預かってもらう事にした・・・もしかしなくても嫌か?」 僕は美空と目を合わせた。美空はすぐに視線をそらす「僕はいいけど・・・」 おじさんは微笑んだ。 「美空は嫌か?」 「・・・・・・嫌・・」 美空は泣きそうだった。 おじさんは美空の頭を撫でてあげた。 「そうか・・じゃあ・・」 おじさんが喋る前に美空は叫んだ。 「でも美月と離れるのはもっと嫌!!!だから・・・だから・・・行く・・」 おじさんは美空を抱き締めておでこにキスをした。 明日その人がここまで迎えに来るらしい。 その日に荷物をまとめた。僕は寝れずにボーッとしていた。 「日本・・・かぁ・・・」 考え事してると寝れない。いきなりドアが開き美空がベッドに飛び込んできた。「わっ!美空?」 美空は布団に潜り込んできて僕にしがみつく。 「どうせ寝れないだろうから一緒に寝てあげる!!」 たぶん美空も寝れなかったんだろう・・・ 「強がんなくてもいいよ美空・・・」 「強がってない・・・」 そのまま朝まで寝れなくて僕は美空の頭を撫でてあげていた。 お昼ごろにその人から電話がかかってきたので屋敷の入り口で出迎える。 タクシーからおりてきたのはスラッとした黒髪の美人だモデルみたいな人。 「・・・・Hello」 僕と美空は同時に挨拶した「ハーィ!黒木綾って言います。よろしくね」 いきなり僕と美空を抱き締めた。 「二人ともとっても・・・とっても可愛いね」 この人とは初対面のハズ・・・でも妙だ。 「おぅ!綾!」 おじさんも挨拶した。 「や!相変わらずマッチョだねー」 今日の便に乗るため夕方には空港に向かう事に。 おじさんとマックが見送ってくれた。 「美空・・美月・・・元気でな・・」 マックは尻尾を振っている僕と美空は泣かなかった。「おじさん・・いえ師匠! 今までの訓練ありがとうございました!!」 二人で敬礼をした。 おじさんも敬礼で返してくれた。 でもそれも長続きしなかった。 「おじさん・・おじさん!!」二人で泣いて抱きついた。「おいおい、俺はそんな軟弱に育てた・・・うぉーん!!泣くなよ!!」 おじさんもたくさん泣いてくれた。 マックも顔を舐めてくれた二人で頭を撫でて抱き付いて、また泣いた。 先にタクシーに乗り込む。おじさんと綾さんが喋っている。 「綾、大事にしてやってくれ・・・」 「悪いな、クロス・・・」 そう聞こえた。 後部座席から二人で手を振った。 おじさんもマックも見えなくなるまで見送ってくれた・・・ 美空はハンカチで涙を拭いてから静かに僕の手を握った。 僕もギュッと握り返した。綾さんは助手席でこちらの様子を見てくれた。 空港に着いたがまだ飛行機の時間まで少しある。 美空は僕の手を離さない。「飛行機・・・初めて乗るね・・」 「うん・・・私は怖くないからね」 綾さんはこちらの様子を見ながら自販機で飲み物を買っている。 「ほいっ!二人ともココアは好きかにゃ?」 ニコニコしながら持ってきてくれた。 ココアを飲むとだいぶ暖まって安心した。 「美空ちゃんに良いものあげる!」 綾さんはカバンからウサギのぬいぐるみを取り出して美空に渡した。 「ラビット・・キュート」 美空は気にいったようでギュッとぬいぐるみを抱き締めた。 「それは君たちのお母さんが大事にしてた物だよ」 「ママが?・・・」 また二人同時に喋った。 双子の癖だ。 「綾さんはママの事知ってるんですか?」 「うん・・・凄く知ってる」綾さんの目は何かを隠しているような目だった。 飛行機が来たようだ。 「さ、行こう!日本へ」 座席に座ると美空が手をギュッと強く握った。 「飛行機ってさ・・・どういう原理で飛ぶか解明されてないんだよね」 「美空・・・怖いんじゃん」美空は首を横に振ってウサギを抱き締めた。 「大丈夫だよ、二人共!私は何回も飛行機に乗ったけど落ちた事ないよ」 綾さんが冗談を言ってくれて少し助かった。 機内食を食べたら眠くなってきた。 毛布を貰っていつの間にか寝てしまった。 「美空ちゃん美月くん。起きて」 綾さんが起こしてくれた。羽田空港に着いたようだ。僕達は荷物を持って飛行機を降りた。 空港内ではジロジロ見られた。銀髪だからかな? 時々日本語で可愛いとか聞こえた。 売店で食べ物と飲み物を買って綾さんの車に乗り込む。 「じゃ、新しいお家にレッツゴー!」 綾さんが元気良く車を発進させた。 車の窓から街並みを眺める「みんな忙しそう・・・」 美空がボソッと呟いた。 「これが日本かぁ・・」 だいぶ車を走らせると景色も穏やかになってきた。 「美月は大丈夫?怖くないの?」 「うん、ワクワクする。ママとパパがいた国だもん」美空はすり寄ってきた。 「私は美月がいればいいもん・・・怖くない」 ヨーロッパの空港を出てから翌日の夕方。 「着いた!やっぱし運転苦手だな、私」 大きな家だ。 広い庭に松の木が立っている。 美空と手を繋いで玄関に入る。 白くて大きな犬が走ってきた。 「大福!ただいま」 室内で飼う犬じゃないような・・・凄く大人しそうだけど。 大福は僕達を見て尻尾を振っている。 「いらっしゃいって言ってるよ・・・」 美空が呟く。 「へぇ・・美空って犬の言葉分かるんだ」 「・・・・うん、まあね」 どうせ嘘だろう。 大福は寄ってきてお座りをした。 頭を撫でると激しく尻尾を振った。 家の中を案内される。 かなり広くて迷いそう 「どうする?今日は寝る部屋一緒にする?」 綾さんがご飯を作りながら聞いてきた。 「はい、美空と一緒がいいです」 「美月・・・いいの?」 美空とは手を握ったままだ「当たり前。僕は美空の兄だもん」 美空はクスッと笑った。 日本に来て初めて笑ってくれた。 箪笥の上にライオンの人形と写真が飾ってある。 僕と同い年ぐらいの少年の写真だ、青い瞳・・・ 「君たちのパパだよ・・」 綾さんがテーブルにお皿を並べながら呟いた。 「パパ・・・」 美空も写真を見つめる。 綾さんが大福の近くに座って切なそうな目をした。 「とっても綺麗な人だったよ。美月くんみたいな美少年だった・・・」 僕は照れてしまった。 あまり美少年とか言わないで欲しい。 美空は首を傾げている。 「ママの写真はないんですか?」 綾さんは申し訳なさそうに答えた。 「ごめんね。ママの写真は残ってないの・・・」 「そっか・・・ママ・・」 美空はしょぼんとしてしまった。 「ママはとっても綺麗だったよ。でも美空ちゃんの方が綺麗かな。美空ちゃんは天使みたいだよ」 美空は照れてツインテールを軽くいじった。 夕食は初めての和食でとっても美味しかった。 ここの生活も楽しそうだ。美空も一緒だし大丈夫。
10/11/10 01:51
(UBP2XXlJ)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
その日の夜はやっぱり落ち着かなくて寝れなかった。和室で敷き布団なんて状況は初めてだからかも。
となりの布団には美空がいて手を繋いだまま寝た。 鈴虫の鳴く音・・・それぐらいしか聞こえない。 僕は携帯を開いてインターネットに繋いだ。 おじさんにメールをした。そうして時間を潰した。 さすがに暗くて本は読めない。 「美月・・・寝れないの?」「うん。美空も寝れない?」「別に・・・必要な時には寝れるように訓練したし」もちろんその訓練は僕も受けたが今は無理そう。 美空は手を繋いだまま僕の布団に潜り込んできた。 「美月が寝れないのならこうしててあげる・・・」 僕を抱き締める・・いや、しがみつく美空。 「Thank You・・美空。助かる・・・」 「別に・・・美月は強がりだから私が慰めてあげなきゃ・・・」 「うん・・・美空も・・僕が慰めてあげなきゃ」 春だけど少し寒かった。 でも布団の中はとっても温かくて・・・安心する。 小鳥の囀ずる声。 いつの間にか寝てしまったようだ。 美空も寝ていたようだ。 「Good morning・・・じゃない・・おはよう、美空」美空は僕のパジャマをぎゅっと掴んでいる。 「おはよ・・・美月・・今日はいじめないの?」 「そんな気分じゃない」 「そっか・・・」 部屋を出るときドアじゃなくて襖だったので少し戸惑った。 「あれ・・・ここどこ?」 この屋敷は広くてよく分からない。 手を繋いだまま迷子になってしまった。 美空はウサギのぬいぐるみを大事そうに持っている。「美空ちゃん、美月くん!こっちこっち」 綾さんが捜してくれてようやく助かった。 朝食はおにぎりと沢庵と味噌汁・・・あと卵の変なやつ・・・オムレツみたい。「綾さん、これってなんですか?」 綾さんは得意気に笑った。「卵焼き!私の得意料理だよ。日本の料理は好きかにゃ?」 「ええ、とっても」 僕は卵焼きとやらを一口食べてみる。 甘い・・・ちょっとだしが効いてる。 美空も卵焼きを一口食べてふーんと感心するような顔をした。 「今日はパパとママのお墓に行こうかなと思うんだ。あと中学校に挨拶しに」 綾さんはエプロンを着て皿洗いをしながらそう言った「お墓・・あるんですか?」「うん・・・ここを凄く気に入ってここの町のお寺に埋葬して欲しいって遺言書に書いてあったんだ」 美空はウサギのぬいぐるみを抱き締めて大福を見つめている。 僕は部屋に戻りパジャマを着替える。 「んっ・・!美月っ!」 美空が顔を赤くしてそっぽを向いた。 そういえば美空の前で着替えた事ないな。 「ごめん・・ちょっと出てるから」 美空は出て行こうとするが手を掴む。 「ダメ、行くなよ・・・」 「うん・・・」 美空はそのまま背を向けて着替え始めた。 僕は黒っぽいジーンズをはいて白いシャツとミリタリージャケットを着る。 美空は真っ白なフリフリ付きのワンピース。 綾さんの所に戻る。 「おっ!美少女に美少女!いい眺めだわ」 綾さんはミニスカートにシャツ。 だいぶラフな格好だ。 物凄く綺麗な脚だ。 車に乗って近くのお寺に向かう。 長い階段があるけど平気。僕も美空も華奢だけど体力はかなりある。 訓練のおかげだ。 大きなお寺が見えた。 女の子が竹箒で掃除をしていた。 「おーい!利奈ちゃん、おはよー」 綾さんが手をふる。 肩ぐらいまでの髪。クリッとした目。 可愛らしい女の子だ。 利奈はこちらに歩いてきてぺこりと頭を下げた。 「おはようございます、綾さん」 「今度引っ越してくる事になった美空ちゃんと美月くんね!歳は同じくらいかな」綾さんに紹介され僕達を頭を下げる。 「唐木利奈です。よろしくお願いします」 丁寧な日本語だ。 「今からお墓参りですか?」「うん、そうそう!この子らの両親のね」 利奈は僕達を見つめている、僕と目が合ってちょっと顔を赤くした。 「利奈ちゃん、この双子凄い美形でしょ?二人とも天使みたい!」 利奈はこくりと頷いてもう一度僕を見た。 また顔を赤くした。 「あ、はい!とっても綺麗で可愛くて・・・わ、私、他の仕事があるので、すみません!」 スタスタとお寺の方に走って行った。 「美月くん、一人惚れさせちゃったね」 「えっ!僕がですか?」 綾さんはニヤニヤ笑った。お墓の方に向かう。 美空いきなり手を握ってきた。 「美空?何?」 「美月のばか・・・」 「・・・?」 お墓はこじんまりとしている。 墓石には白木ルカ、楓と書いてある。 これがパパとママのお墓。「さ、手を合わせてお参りしな」 日本のお墓参りのやり方は知っていた。 手を合わせて目をつむった「パパ、ママ・・・」 美空が呟いた。 悲しそうな顔。 僕は美空にそっと寄り添った。 お寺の次は学校か・・・ 今さら勉強する事はないだろうけど。 車で学校に向かう。 今日は日曜日なので学校には職員しかいないはず。 少し古い・・・悪く言えばボロい校舎だ。 がらんとした教室。 生徒はいないみたい。 職員室に入る。 「失礼しまーす。黒木っすけど校長先生いますか?」綾さんに連れられて校長先生の部屋に入る。 「やぁ、綾ちゃん」 「おっす!校長!」 校長先生は優しそうな顔をしている。 ソファーに座るとお茶を出された。 「うちの学校はゆるーいからね。制服の寸法だけ計っといてくださいね」 「はい・・・」 日本の制服ってダサいイメージだな。 でも制服の写真を見せられてそれはすぐに変わった。「可愛い・・・」 美空が思わず言ってしまった。 「私がデザインしたの。こう見えても洋服デザイナーだかんね」 綾さんは得意気に笑った。凄くいいデザインだ。 「制服ができるまでは私服で来てもらっても構わないからね」 「あの、いつから学校に・・・」 校長先生はニコッと笑った「来たくなったらでよろしい。君達は有名大学レベルの学力らしいから別に勉強しなくてもいいからね。学校には友達を作りにくるぐらいの気分でいればよろしい」 そういえば人間関係の訓練だった。 ヨーロッパに戻ればどこの大学でも楽に入れる。 校舎を見学してから校長先生にお礼をして家に帰る。お昼すぎになっていた。 「すぐにお昼作るからね」 綾さんは台所に行った。 僕は美空とテレビを眺めた、美空はウサギのぬいぐるみを離さない。 しばらくして綾さんがラーメンを持ってきた。 「ジャパニーズラーメン!召し上がれ!」 「・・・ふぇ・・?」 僕と美空は初めてみるラーメンに戸惑う。 「あ、食べ方はね・・こう箸で麺をすくってすするの・・・ほいでスープを飲む!美味しいから食べて食べて」 言われた通りにやってみる「美味しい・・・」 醤油味であっさりしている、豚肉の甘いやつと海苔と魚肉の渦を巻いた絵が書いてある物。どれも初めて口にする。 「うんうん。良かった良かった!」 ラーメンを食べてから大福と遊んだ。 ボールが好きらしく投げてとばかりに口にくわえて持ってくる。 「美空ちゃん、本当に天使みたいね・・・綺麗な銀色の髪の美少女・・きってモテるよ」 美空は照れて黙ってしまった。 綾さんはニコッと笑って美空の頭を撫でた。 「美月くん!ここら辺の女の子は可愛い子ばっかりだから女遊びしちゃダメだめだよ。美月くんみたいな美少年は日本にいないからね」綾さんはウィンクした。 「い、いえ・・・そんな・・僕なんて・・・」 なんだかウィンクにドキッとしてしまう。 ピーンポーン。 チャイムがなる。 「あ、きたきた!はぁーい、入っていいよ!」 黒髪の眼鏡をかけた子が入ってきた。 「綾さんお邪魔します」 僕と美空を見て立ち止まった。 「えっ・・・なんか・・凄い・・・ええっ!?」 「ははっ、双子の美空ちゃんと美月くんね。今度引っ越してきたの」 眼鏡の子はすらっとしていてどこか大人っぽい。 顔も可愛らしい。 ホントにここらへんの女の子は美少女が多いのかも。「あっ、清水雪って言います。歳は15歳だよ・・・」僕達の一つ上かな。 美空を見つめて雪は美空の手を握った。 「私の理想のモデル・・・見つけた!」 「私が・・?理想の?」 美空はぽかんとしている。綾さんはニヤニヤ笑った。「雪はデザイナー志望なの、私の所に勉強しにきてる訳ね」 雪は美空をしげしげと観察して頷いている。 「美空ちゃん・・天使だ。君は天使だよ!その銀色のツインテールが素晴らしい!!」 美空の長いツインテールに触れる。 美空はまたまたぽかんとしている。 雪はカバンからスケッチブックを取り出す。 「この服なんか美空ちゃんに似合うと思うよ」 「わぁ・・可愛い」 美空はスケッチブックを興味深そうに眺める。 雪と美空は仲良くなりそうだ。 僕はその様子を見てホッとした。 美空には友達がいなかったからだ。 「さて・・美月くん。話があるんだ。雪、ちょっと美空ちゃんとお話してて」 「はいっ!喜んで!!」 綾さんはちょいちょい手招きをする。 「美月・・・」 「美空、大丈夫・・すぐに戻るから」 美空は心配そうな寂しそうな目をした。 「美月くんも可愛らしいね・・・後でお話しよ!」 「あ、うん。いいよ」 僕が微笑むと雪は顔を赤くして美空とまた喋り始めた。 綾さんについて行く。 この家、本当に分かりにくいな・・・ 「さ、入って・・・」 僕は部屋に入る。可愛らしい女の子の部屋だ。 カチャッ。 「綾さん?話って何ですか?」 綾さんの目がおかしい。 いきなり僕をベッドに突き飛ばす。 「っ!綾さん?」 僕はすぐに身構える。 僕の頬をさわってトロンとした目になる。 雰囲気が違う。 「あの人にそっくり・・・可愛い・・・」 「綾さん?何の事?」 綾さんは僕を抱き締めてきた。 「わっ!ちょっと!」 僕は抵抗しようとした。 強引に唇を奪われる。 「んっ・・ふっ・・」 舌が入ってくる・・・ いやらしい・・・ 僕の初めてのキスが奪われる。 「美月くん・・私、我慢できないよ」 「綾さん、待って!いきなりすぎて・・・っ!」 綾さんは僕の首筋を舐めまわす。 「はっ・・あっあんっ!!」 「んっ・・可愛い・・」 綾さんの目は完全に別人になった。 「美月くん。君を犯してあげる・・・」
10/11/10 10:25
(UBP2XXlJ)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
僕のシャツを脱がして乳首をいやらしく舐めまわす。「ふっ、んっ・・あっ」
こんな事されるのは初めて・・・ 僕は何とか抵抗する。 「んっ、あっ・・やめ・・やめてっ!」 「ダメ、とまんない・・」 綾さんは上に股がって手首をつかんでいる。 こんなのいけない・・。 この体勢からなんとか逃げなきゃ。 「んっ!はぁ・・あっ!」 乳首に噛みつかれてビクンと体が震えた。 「痛かった?ごめんね」 僕の頭を撫でようと手首を離した。 すかさず綾さんの手首を掴んで体勢を変える。 手首に刺青がある。 天使の羽・・・・ 「訓練はしてるみたいだね」「えっ?・・・・」 綾さんの動きは素早かった。カプッ。 首筋を軽く噛まれた。 「つっ・・・」 そのまま体勢を元に戻される。 少し痛いけど気持ちいい・・・いや、ダメだ。なんとか抵抗しなきゃ。 「美月くんは首筋が弱いね・・・可愛い」 「綾さん・・お願い・・やめて」 綾さんの目はまったく変わらない。 衝動に突き動かされる獣のような目。 ズボンのチャックを下ろしてパンツの中に手を入れてきた。 僕の抵抗は全て筒抜けのようだ。 理性が消えてくる。 快感に殺される。 綾さんは手で僕のチンコを擦りながら唇を犯す。 体が熱くなってどうしようもなくなる。 「イクっ!あっ・・・」 綾さんが射精前に手を離した。 「ふふっ・・イカせてあげない・・折れるまで君をいじめる」 「・・・んっ・・お・・ね・・・」 「ん?なぁに?」 綾さんは多分僕がどうして欲しいか知ってる。 けど聞こえないフリをする「ちゃんと言ってね・・」 「お願い・・・します・」 言ってはイケナイ・・・ 「ちゃんと言わないと私、分かんないなぁ・・・」 ダメだ・・言うな・・ 「続きしてください・・」 「続き?どんな事?はっきり言ってね」 その言葉を言ったら終わり・・・ 「僕を・・・犯して・・ください・・」 綾さんはニヤッと笑ってまたチンコを擦り始める。 「良く言えました!これはご褒美・・・」 そう言ってからフェラを始めた。 「んっ!はぁはぁはぁ・・はあっ!!」 チンコが口の中で舐めまわされてぐちょぐちょにされる。 チンコはさらに固くなる。もうイク・・・ 僕は綾さんの頭を掴んで射精した。 「あっ!!ああっ・・・」 ビュクビュクと射精してまた舌で舐めまわされる。 綾さんはゴクンと飲み込んでニヤッと笑った。 「美月くん・・・どう?気持ちいい?まだしたい?」その時、理性は無くなっていた。 快感だけが欲しくてたまらない。 「はい・・・セックスしたいです・・」 綾さんは満足そうに笑って僕を見下ろす。 「そっかあ・・したいかぁ・・・」 綾さんの目がそこで元に戻った。 僕の手首を離した。 「・・・綾さん?」 綾さんは枕にの下からボイスレコーダーを取り出した・・・まさか。 「録音済み。君の可愛い悲鳴も・・・いやらしい音も全部ね」 「そんな・・・消してください!」 綾さんはやらしく笑う。 「美空ちゃんが聞いたらどんな顔するかなぁ・・・」美空が聞いてしまったら・・・・考えたくない。 僕は綾さんを押し倒してレコーダーを奪おうとする。遊んでいるみたいな余裕の表情。 手すら掴めない。 「君が毎晩私を抱いてくれるなら消してあげる」 「そんな・・・毎晩・・」 美空のそばにいてやりたいのに・・・ 「抱いてくれないなら録音した君の声でオナニーしちゃう・・・どうする?」 「・・・分かりました・・」綾さんはレコーダーを操作してから僕に手渡した。 データは無い・・・ 「これで君は私のモノ・・」僕は泣きそうになった。 負けてしまった。 綾さんは僕を抱き締めてまたキスをした。 「嘘だよ・・ごめんぬ・・美月くんの気持ちよさそうな顔が見たかったの」 「えっ?じゃあ・・・」 綾さんの目は悲しげだ。 「いいよ。来なくて・・・私のいたずら・・やりすぎだよね・・・」 綾さんの温もりは何か懐かしい感じ。 僕はこの人を知らないのに「綾さん・・・」 「でも美月くんが求めるなら何回でもイカせてあげる・・・」 居間に戻ると美空と雪は楽しそうに会話していた。 「美月、これ可愛いよね?」はしゃいでスケッチブックを見せてくる。 「うん、似合うと思うよ」 美空のはしゃいでいる顔を見るのは久しぶり。 よっぽど嬉しいんだな。 僕はなんだか違和感を感じる。 綾さんは一体・・・・ もう夕方になった。 「雪も夕飯食ってく?」 「いいんですか?ぜひぜひ!!」 綾さんはさっきの事は無かったような顔をしている。僕の妄想だったんじゃないかと思ったけど。 あの唇の感触・・射精の快感・・間違いなく現実だ。ヨーロッパの話や雪のデザインの話で盛り上がった。夕飯は煮物と焼き魚だった・・・美味しいし幸せ。 「じゃあ、お邪魔しました」雪に制服の寸法をして貰ってから見送る。 「美空ちゃん、美月くん。学校早くきてね!」 雪は自転車に乗って手をふった。 お風呂に入って体を洗う。エッチな事された・・・ 初めてあんな気持ちよくなった・・ 続きがしたかった。 美空を犯せばいい。 ちょうどいいじゃないか。僕の言う事ならなんでも聞くんだし僕の性奴隷にすればいい・・・ 僕はハッとして顔にシャワーをかけた。 「最低な事・・考えるなよ」居間に戻ると綾さんが美空の髪にリボンを付けていた「美月!どう?似合う?」 紫のリボンでツインテールにしてある。 「うん、可愛い・・スッゴく綺麗だよ」 美空は顔を赤くした。 「そ、そんなに・・・褒めなくていい・・」 綾さんはニコニコしながら様子を見ていた。 美空と寝室に向かう。 「美月・・・私、学校行きたくないな・・」 「なんで?雪さんと仲良くなったんだし」 襖を開いて部屋に入る。 布団に潜りこむ。 「敷き布団に慣れなきゃね・・・僕、苦手だよ」 美空は突っ立ったままだ。「美空?早く寝よう」 美空は僕の布団の中に入ってきた。 「美空は甘えん坊だな」 電気を消すと真っ暗だ。 月も空も雲で隠れている。「美月も学校行かないで・・・」 「なんで?僕は行ってみたいよ」 美空は僕のパジャマをギュッと掴んだ。 「私・・美月を取られそうになるのが嫌・・美月は私だけの物だもん・・・」 「取られるって・・僕は僕だから大丈夫だよ」 「イヤッ!!美月が他の女の子と楽しそうに喋る所なんて見たくないっ!!美月は私の物!誰にも・・誰にも渡さないもん・・・好き・・だもん・・」 「えっ?美空?」 美空に好きなんて言われた事無かった。 「美月のばかっ!」 そして美空にキスをした。
10/11/10 13:46
(UBP2XXlJ)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
勢いで美空にキスをしてしまった。
泣きそうだったから。 そんなの見たかったから。「んっ・・・」 何だか心地よくて離れられない。 美空に嫌われるかな。 唇を離すと美空は微笑んだ「やっと・・キスしてくれた・・・待ってたんだから・・・」 「美空・・怒らないの?」 「怒らない・・・嬉しいよ・・美月が私の初めてのキスを奪ってくれ」 見慣れた妹だけどもやっぱり綺麗だ。 僕はもう一度唇を重ねた。「んっ・・んっ・・はぁっ、美空の唇くらい何度だって奪ってやる」 兄妹の一線を越えてしまったような気分になった。 それから眠たくなるまでキスをした。 でも美空を抱きたくは無かった。 それだけはしたく無かった・・・・ 翌日、大福の散歩を任される。 田んぼばっかり・・でもおじさんの家もそんな感じだったから別にいい。 「美月・・・私の気持ち伝えたからね。だから今度は美月の番だよ」 「美空・・・わっ!」 大福がいきなり走り出す。二人で止めようとするが大福は止まらない。 「大福っ!どこ行くの?」 小さな廃屋の前に大福は座り込む。 「大福?どうしたの?」 尻尾を振っている。 「もしかしてこの家に入りたいのかな?」 美空は大福の目をじっと見つめる。 「違う・・待ってるんだよ・・・飼い主を・・」 「飼い主?綾さん?」 美空は首を横に振って大福を抱き締めた。 「辛いね・・大福・・」 「・・・・?」 僕は動物の思ってる事なんて分かんない・・・・ 美空は何か勉強したのかな? 大福はしばらくするとまた歩き始めた。 家に戻ると綾さんの所に駆け出す。 「大福!お帰り!」 嬉しそうに尻尾を振っている。 美空は綾さんを見つめている。 「大福・・廃屋の前に座ったでしょ?」 綾さんが大福の頭を撫でながら悲しそうな目をした。「私の前の飼い主さんがね・・・大福を置いて亡くなったの」 「・・・やっぱり・・」 美空が呟いた。 なんで知ってるの? 「私がここに越してきた時すぐ仲良くなったのが前の飼い主さんでね。よく大福の散歩を任されてたんだ。いつものように散歩して帰るとね・・・眠るようにして亡くってた」 綾さんは大福をギュッと抱き締めた。 「大福はまだ生きてると思ってるんだよ。前の飼い主さんにボール投げて欲しいって、だから家の前に座って待ってるんだよね」 美空が泣きながら喋った。綾さんは少し驚いたがすぐに微笑んだ。 「そうだね。きっと・・・・大福・・」 綾さんは大福の目を見つめた。 「さ、お昼食べよ!」 綾さんは涙を拭いて居間に向かった。 美空は大福に抱きついて泣いた。 お昼の後に大福とボールを投げて遊んだ。 美空は縁側で綾さんの隣に座っている。 僕がボールを投げるとすぐに追いかけて持ってくる。「ワフッ!」 ボールを持ってきて尻尾を振る。 「美月くんもおやつ食べよー」 「あっ、はい!」 三人で並んでどら焼を食べる。 大福は座って鼻でボールを転がしている。 「綾さん、大丈夫。大福は今とっても幸せだよって言ってるから」 美空は綾さんを見つめて言った。 綾さんは美空をギュッと抱き締めた。 「ありがと、美空ちゃん」 夜、まだ慣れない敷き布団で寝る。 美空はお風呂に行っている携帯を開いておじさんにメールをする。 「はぁ・・・」 美空と一緒に寝るようになってからオナニーしてないな・・・ また綾さんにして欲しいな・・・気持ちよくして欲しい・・セックスしてみたい・・・ 自然とパンツの中に手を入れて自分で擦る。 「はぁ、はぁっ・・んっ」 美空はまだ来ない。 綾さんの部屋に行ってイカせてもらおう・・ セックスもさせてもらおう・・・ 僕は頭がおかしくなっていた。 快感しか頭に無くて。 綾さんの部屋に向かった。
10/11/10 14:49
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