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秘密〜抗えない快楽〜13

カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1: 秘密〜抗えない快楽〜13
投稿者: とんがり帽子
第六章
​第一項
 「はぁ……はぁっ……んっ……ぁっ!」

​(これで何度目だろう……)
​暗闇に満ちた古びた公園の公衆トイレの個室で、桜はアイマスクの向こうで小さく息を吐き出しながら、頭の中でそう呟いていた。

​「本当に今日限り」と、二人で固く約束したはずだった………。それなのに再びリードからプレイに誘われた。

 前回の密会が終わったあと、桜は、

「もう二度とこんなことはしない。アプリも消して、普通の生活に戻るんだ」

と自分に誓い、リードからのメッセージを必死に無視しようとした。

しかし…………、

『ID:ララ:わたし、もう会えないです……もう、行きませんから……』

チャットで何度もそう拒絶の言葉を送り、スマホの画面を伏せた。

​しかし、晴人は引き下がらなかった。

『ID:リード:それでも僕、あの公園の同じ場所で待っています』

そう一方的に告げられた。

(断ったんだから行く必要はない……)

桜は何度もそう自分に言い聞かせた。それなのに、夜が深まるにつれて、桜の心はまたもや引き裂かれるような葛藤に苛まれた。

 行けば取り返しのつかないことになると分かっているのに、リードが自分に向けるどうしようもないほどの執着と、暗闇の中で味わう得体の知れない背徳の快感が、脳裏から離れなかった。

 ​何度も悩んだ挙句、結局は足が勝手にあの場所へ向かってしまい――気づけば、二人はこうして4回目となる痴漢プレイの最中に身を置いていた。

 ​最初の頃のような、心臓が凍りつくような怯えやビクビクとした恐怖は、もう薄れていた。
その代わりに、この倒錯した背徳的プレイそのものに身体が慣れ始めてしまい、桜の下半身は会うたびに潤み、止めどなく溢れる愛液でショーツの布地を重く濡らしていた。

​その有様を肌で感じるたびに、晴人の興奮は限界を超えて跳ね上がっていた。
指についた桜の甘やかな愛液や、夏の夜気と混じった汗、そしてかすかに混じる性的な匂い。そのすべてが生々しく晴人の理性を焼き尽くし、「これが最後」という約束など最初からなかったかのように、我知らずララを次の誘いへと駆り立ててしまっていたのだ。

(また来てくれるなんて思っていなかった……。ララさん…!)

 ​4回目ともなると、晴人はある確信を得ていた。

 桜が必死に見せる抵抗や拒絶は、決して「本気で嫌がっているわけではない」ということだ。それはただ、押し寄せる激しい羞恥心と、道徳的な罪悪感からくる身悶えにすぎない。

その勘づきが、晴人のなかの抑えきれない支配欲と昂りをさらに加速させていた。

​「はぁ……っ、はぁ……っ」

 ​熱く荒くなった吐息を桜の首筋に直接吹きかけながら、晴人は桜のカットソーの裾を乱暴に捲り上げた。
ブラジャーの上から、汗でしっとりと濡れた滑らかな双乳を鷲掴みにするように揉みしだく。その意外にずっしりとした重みに頭がクラクラした。
その極上の柔らかさと、火照った体温に耐えきれなくなり、晴人は自分のガチガチに硬く勃起した肉棒を、桜のむっちりとした尻肉へと力任せに擦り付けた。

​「んっ……!」

 ​背後から押し寄せたあまりの熱量に、桜は小さく身をよじる。

さらに晴人は、ミニスカートの裾を押し上げ、汗でベタついた手でショーツの上から肉付きの良い臀部をまさぐると、そのまま容赦なく股間の割れ目へと手を差し入れた。

​「ぁっ……ゃっ!……く……っ!」

​我慢しきれずに出かけた声を、桜は必死に歯を食いしばって飲み込む。

晴人は桜の背後にぴったりと体を密着させたまま、片手でブラジャーの布地を下へと強引に引きずり下ろし、柔らかな双乳を完全に露出させた。そして、その形の良い膨らみを両手で乱暴に鷲掴みにして揉みしだく。

​羞恥心のあまり、桜の耳たぶまでが暗闇の中で真っ赤に熱を帯び、全身をぶるぶると震わせた。

逃げ出したい、こんな姿を誰かに見られたら終わりだという恐怖と、男の粗野な手つきに身体の奥がとろけていくような快感が、同時に押し寄せてくる。

​晴人の手が、ついに桜のショーツの際へと滑り込んだ。
クロッチ部分は、信じられないほどに湿りきり、ぐっしょりと濡れそぼっていた。
その際から、晴人が指を直接侵入させた瞬間――。
​個室のなかに、生々しい水音が響いた。

​「くちゅりっ……」

​その音を聞いた瞬間、晴人は動きをピタリと凍りつかせた。

(……う、うそだろ……こんな……)

指先を伝わってくるのは、完全にトロトロに溶けきった雌の匂いと、あふれ出る愛液の熱だった。それも指が火傷しそうなくらいの熱さだ。

​「あぁ……」

​晴人の口から、抑えきれない切なげな吐息が漏れる。

もう理性のタガを維持することなど不可能だった。晴人は荒い息を吐き出しながら、自分のスウェットパンツのウエストに手をかけ、一気に膝のあたりまで引き下げた。

そこには、空気に晒されたガチガチに、異常なほど硬くそそり立った自身の肉棒が露出していた。

​「っ……!?」

​背後から押し当てられた、衣服を通さない剥き出しの熱と硬さに、桜の背筋に電撃が走る。

圧倒される桜の背中に腕を回し、晴人は強引にその体を半転させ、狭い個室の中で自分と向き合う姿勢へと強制的に向かい合わせた。

​「えっ……っ………?」

​暗闇の中で目隠しをされたまま戸惑う桜の右手を取ると、晴人はその震える小さな手のひらを無理やり自分の股間へと導き、ガチガチに脈打つ熱い肉棒をしっかりと握らせた――。


薄暗い個室の漆黒の闇の中、桜はアイマスクの向こうで全身を強烈な震えにさらしていた。
​異性に、それも顔すら分からない見知らぬ男に、自分の秘所の最もデリケートな部分――陰唇を直接いじられるのは、人生で初めてのことだった。

自分で自分を慰めるときのような自分の意志による快感とは、根本から違っていた。他人の熱を帯びた指先が、自分の意志とは無関係に粘膜のひだをまさぐり、かき回していく。その生々しいまでの他者性に、桜の脳髄は狂おしく焼き焦がされていくようだった。

​「んっ……ぁっ、あ……っ!」

漏れ出る声を​必死に押さえようとするが乳房を執拗に揉みしだかれるたびに甘い吐息が漏れてしまう。

晴人の大きな手のひらの中で、もともと赤み色の強い桜の乳輪とピンと尖った乳首が、冷たい外気と興奮のあまりカチカチに硬くそそり立っていた。
その敏感な突起が掌の摩擦で擦れるたび、胸の奥が締め付けられるような痺れが走る。

​そして、下半身へと這わされた手が生み出す水音は、密室の中でますます大きくなっていた。

「くちゅっ、ぬちゅっ……」

という淫らな音が自分の足元から響くたびに、

「男の人に聞かれているんだ」
「こんなにいやらしく濡れいるんだ」

という底知れぬ羞恥心が、桜の顔面を真っ赤に染め上げていく。恥ずかしくて、消えてしまいたいほどなのに、身体の芯は熱く疼き、トロトロに溶けていくのを止められなかった。

​晴人は、桜の右手を自分の手でしっかりと包み込むように重ね合わせた。

そして、そのまま桜の小さな手ごと、反り返るほどに熱く怒張した肉棒を力強くしごき始めた

​「あっ……くぅっ……!」

​桜の細い指の隙間から、男の熱と硬さがダイレクトに伝わってくる。

初めて触れる男性器………。

自分自身の手のひらのなかで、先ほどよりもさらに硬度を増し、ドクドクと脈打ちながら痙攣しているリードの肉棒。その圧倒的なまでの生命力と、男の剥き出しの昂ぶりに気圧されながらも、桜は得体の知れない熱に脳を侵食され、抗いがたい快感へと引きずり込まれていく。

 ​今にも鼻先が触れ合いそうなほど至近距離で、二人の荒く熱を帯びた吐息が激しくぶつかり合っていた。

 お互いの顔は見えない。名前すら知らない。
それでも、暗闇の中で肌と息を寄せ合い、二人の身体は限界ギリギリの震えを共有していた。

​「ぅっ……くっはっ!………で、でるっ!………」

桜はリードの切羽詰まったうめき声をききアイマスクの中で目を白黒させる。

(え?……でる?………え!?)

もはや理性を保つリミッターは完全に吹き飛んでいた。晴人は重ね合わせた桜の手を激しく上下させ、そのまま絶頂の瞬間へと突入した。

「ぁくっ……っ……ぃっいくっ!………いくっ!……ぐはっ!」

​ドクンッ、ドクンッ! と、猛烈な勢いで脈打ちながら、晴人の肉棒が桜の手の中で大量の精液を噴き上げる。

その勢いは凄まじく、桜の指先や手のひらをドロドロと汚すだけでなく、飛び散った白い濁流は桜自身のむっちりとした太ももの肌をも生々しく汚していった。

その瞬間、桜は下腹の奥深くからドロリとした何かが溶け出したのを感じた。


続く………。
 
2026/08/26 20:14:51(EDPq/d8h)
7
投稿者: とんがり帽子
第七章
​第一項

​ ​もう、「これが最後」という約束を交わすこともなければ、「軽く触るだけ」という最初のルールを持ち出す者もいなかった。
 今や二人の間に残されているのは、

「お互いの正体を詮索しないこと」
「会話は一切しないこと」

という、そのわずか二つの絶対的な鉄則だけだった。

 ​この日、桜は夜勤のシフトが入っていた。そして偶然にも、晴人もまた夜勤のスケジュールだった。そう、このあと二人は同じ場所で夜勤なのだ。

 密会の時間はいつもより早い夜の22時に設定された。それでも二人は引き寄せられるように、あの古びた公園の公衆トイレへと足を運んでいた。

 ​狭い個室の暗闇の中、アイマスクをつけた二人の身体は、すでに危険で淫靡な熱に包まれていた。

​「……っん……!」

​晴人は、桜の硬く尖った赤み色の強い乳首を指先でクニクニと摘み上げ、執拗に刺激しながら、もう片方の手を容赦なくショーツの中に侵入させていた。
 太い指がぐちゅりと肉壺の奥深いひだを掻き回し、粘膜を直接まさぐる。

 桜は両膝をガクガクと情けなく震わせ、必死に小さな手を自分の口に押し当てて、喉の奥から漏れ出そうになる喘ぎ声を必死に噛み殺していた。
 
 ​桜の右手の中では、晴人の反り返った熱い肉棒がドクドクと脈打っている。
六回目ともなると、最初の頃のような戸惑いは消え失せていた。
 晴人が桜の手の上に自分の手を重ね、ゆっくりと肉棒をしごき始めると、桜もまだぎこちなくではあったが、おずおずと自らの手首をスライドさせてその硬質な塊を刺激し始めた。

​やがて、晴人の肉壺を激しく出し入れする指の蠢きと、桜が手で肉棒をしごくスライドの動きが、リズムをつけてシンクロし始めた。

 それは手だけではない。二人の熱く荒い吐息もまた、狭い密室の中でぴったりと重なり合っていく。

​「じゅっちゅ……ぶっちゅっ……!」

​個室のなかに響くのは、あまりにもいやらしい水音だった。

晴人の手のひらには、桜の身体からとめどなく分泌された愛液がたまるほど溢れ出している。晴人はそのたっぷりと濡れた手で、桜の敏感に腫れ上がった肉芽を直接撫でつけ、手のひらでネバネバと擦り上げた。

その容赦ない刺激に、桜は腰から下をぷるぷると小刻みに痙攣させる。

​(ぁあっ!ぅ、うそ……だ……、……だめっ!………き、きちゃぅ!)

​自宅で行う自慰の感覚とはまったく違う。男の大きな手によって自分の性感のすべてを容赦なく支配されるような刺激に、桜の頭の中は白い靄に包まれていく。
あまりにも急激に迫り来る絶頂の気配に、桜は恐怖に似た焦燥感を覚えていた。

​しかし、そんな桜の焦りなど知る由もない晴人は、桜の手のスライドの動きに合わせて、自らもいやらしく腰を揺すり、頂点へと駆け上がっていく。

​「ぃっ……、イキそぅ………っ!」

​晴人の口から漏れた、切なそうに掠れたうめき声。 

 その声を耳にした瞬間、桜の体温は一気に跳ね上がった。
自分が愛撫し、自分の手の中でリードがこれほどまでに狂いかけているという事実そのものが、桜の昂りをさらに限界突破させていく。

 自覚こそなかったが、桜もまた、晴人の肉芽を撫で回す手の動きに合わせて、自らの腰を淫らに波打たせていた。

​(だっ、ダメぇっ!………き、きちゃぅ………きちゃうよぉおっ!)

​次の瞬間、桜の脳内が完全に白濁の闇に塗りつぶされた。

淫らな声だけは絶対に出すまいと、手で口を強く覆いながら、

​「ぐっ……ぐぐっ……!んぐっ!!」

​桜は天井を仰ぐようにアゴを突き上げて腰から下を激しく、小刻みに痙攣させた。

その絶頂の引き金に合わせるように、晴人もまた

「ぐはぁっ!!」

と野太くうめき声を上げ、桜の小さな手の中で大量の精液を爆発させるようにぶちまけた。二人の肉体が同時にガタガタと激しく痙攣し、夜の静けさに包まれたトイレの個室のなかで、一つの絶頂の果てへと沈み込んでいくのだった。



第二項

 ​荒く浅い息づかいが、狭く薄暗いトイレの個室にいつまでも残響のように響いていた。

 ​未だ収まらない動悸を抱えながら、二人はそれぞれの身支度を整える。
 トイレから外へと出ていくのは、いつも通り桜が先だった。手探りでドアのノブを掴んで扉を開け、外の夜気に出ると、桜は目元を覆っていたアイマスクをそっと外した。

(決して、正体を詮索してはいけない……)

 交わした約束を破らないため、そして自分の顔を見られないために、桜は一度も後ろを振り返ることなく、足早にその場を立ち去っていく。

​ 一方の晴人はと言うと、

「ダメだと分かっている」

という理性とは裏腹に、ララのことが気になって仕方がなかった。
 いつもなら、お互いの気配が交錯しないよう5分ほどはその個室にとどまるはずだった。
しかし、この日の晴人は……、バレないように忍び足でそっとトイレから抜け出した。
 
 別に、ララの正体を暴こうとしたわけではない。ただ一目だけでも、あの手の平の柔らかい感触の主が、どんな人間なのかを知りたかったのだ。

 ​そっと公衆トイレの出口から顔を出すと、10メートルほど先の街灯の光の下に、ララの後ろ姿が見えた。

 ​想像していた通り、いや、想像していたよりもずっと華奢に見えた。

 白色のノースリーブのサマーニットに、チェック柄だろうか、プリーツミニのスカートが、その守ってやりたくなるような小さな体によく似合って見えた。
 
 あんなにか細い身体なのに信じられないほどの柔らかさがどこに秘められているのか……。晴人は遠ざかるその背中を目に焼き付けるようにじっと見つめた。

 ​そして、自分の手についた、桜の生々しい愛液と体液の入り混じったイヤらしい匂いをそっと鼻に近づけ、深く吸い込む。そこにはまだ、紛れもなくララの生々しい匂いが満ちていた。

 ​同じカラオケ店での夜勤の時間が迫っているというのに、晴人の欲望は収まるどころか、むしろさらに狂おしく跳ね上がっていた。
 我慢ができなくなった晴人は、再び公衆トイレへと引き返すと、個室のなかに滑り込み、ふたたび自らの肉棒をぎゅっと握りしめた。

そこには、さっきまでの絶頂の余韻などどこ吹く風とばかりに、先ほどよりもさらに硬く、反り返った熱い塊が脈打っていた。



第三項

 ​晴人がバイト先に到着すると、すでに制服に着替えた桜がカウンターの上を拭いていた。

「おはようございます……。」
「おはよう、ございます……。」

 深夜の静まり返った店内。二人はいつも通り、どこか気まずくぎこちない挨拶を交わす。

 ​夕勤のスタッフからの引き継ぎを終えると、店には晴人と桜の二人きりが残された。
 明日は店の定休日である。朝の8時までの長い夜勤をこなし、最後に簡単な片付けを済ませてから店を閉める手はずになっている。

 ​夜中の0時をすぎると、客足は完全に途絶えた。

 まず晴人が最初の休憩に入り、バックヤードの隅にある古いソファに腰を下ろした。落ち着くと、いても立ってもいられなくなり、アプリを開いてララへとメールを打ち始める。
 
 アプリの画面の向こうにいるかどうかは関係なかった

(さっき見た、あの後ろ姿……)

白色のノースリーブのサマーニットにプリーツミニ、あまりにも華奢だったララの姿を思い浮かべた瞬間、ついさっき2回も射精したばかりだというのに、晴人の股間は瞬く間に、ムクムクと熱く膨れ上がっていった。

​『ID:リード:ララさん、お疲れ様です。さっきは本当にありがとうございました。すごく気持ちよかったです……。バイト中なのに、ララさんのことを思い出したら、また勃ってしまっています汗。また……ララさんとプレイがしたいです……』

​晴人の休憩が終わると、続いて桜が休憩室に入った。

 桜もまた、スマホを取り出してアプリを覗く。リードからのメッセージが届いていることに気づき、開いた瞬間、あのトイレでの生々しい記憶が脳裏に蘇った。

メッセージの内容を読み進めるにつれて、桜の頬から耳たぶまでがみるみるうちに真っ赤に染まっていく。

​『ID:ララ:……そんなこと言わないでください。恥ずかしいです……』

​返信しながらも、桜の胸のうちは激しい葛藤に揺れていた。心の中では、いつも職場で誠実に優しくしてくれる「蓮」の顔が浮かぶ。バイト先ならなおさらだ。こんなメッセージをやり取りしているなんて知られる訳はないと分かっていても、もし……、もし知られたら、蓮くんに軽蔑されてしまう――そう理性が警告を発するのに、身体の奥底はリードからの言葉に熱く疼いていた。


 ​次の休憩時間、晴人はさらに踏み込んだメッセージを送りつけた。

​『ID:リード:ララさんを想像すると、こうなってしまいます……。ねえ、ララさんはどうですか? さっき、すごく濡れていましたよね。すごく……』
 
 ​そして、自分のスマートフォンで撮影した、カチカチに反り返った男性器の写真を添付して送信した。

 ​桜の次の休憩。届いた通知を開き、画面に表示された写真を目にした瞬間、


「ひっ……!」

桜は思わず息を呑んで目を見開いた。

それは写真越しとはいえ、桜が人生で初めて目の当たりにする男性の生々しい肉体の一部だった。


 ピンクがかった肌色の太い円柱は、想像を絶するほど大きく、太く見えた。皮膚の表面には青黒い血管がでこぼこと不気味に浮き出ており、先端のエラ部分は恐ろしいほどに張り出している。

写真を目にした途端、先ほどのトイレでのプレイ中でも感じた下腹の奥がキュウッと強く締め付けられ、ドロリと熱い何かが溶け出すのを、桜ははっきりと自覚した。
 震える手で自分の制服のタイトスカートの上から思わず下腹部を押さえてしまう。
 

 ​その次の休憩は、晴人と桜の二人同時だった。
 ソファの斜め正面同士に座った二人は、お互いに言葉を交わすこともなく、気まずそうにうつむいてスマホの画面だけを指でスクロールしていた。

晴人からメッセージが届く。

​『ID:リード:僕も自分のを見せたから……ララさんも見せてください。パンツだけでいいですから』

​まともに返すべきか、拒絶すべきか。桜が激しく悩んでいると、晴人はさらに追い打ちをかけるようにメッセージを送ってきた。

『ララさんは、バイト中にこんなこと想像したら、興奮しませんか……?』

否定したいのに、言葉が出てこない。結局、その異様な熱量と気まずさに押し切られる形で、桜はトイレの個室へと向かった。

​個室の鍵を閉め、タイトスカートをまくり上げていく。手が小さく震えているのは緊張からなのか自分でも分からなかった。
ストッキングの生地越しに淡い水色のショーツを少しだけ覗かせる。ふと冷静になり、

(自分はバイト先で何をやっているのだろう)

と思ったのに、その恥ずかしい姿を自らのスマホで撮影し、震える指でアプリにアップロードした。

​桜が慌てて休憩室に戻ると、ちょうどフロントのカウンターに客が立っていた。晴人の姿が休憩室に見えないことに焦りながらも、桜は平然を装って「いらっしゃいませ」と客の対応に追われた。


 ​一方の晴人は、トイレの個室にこもっていた。

 ララから送られてきた下着のチラ見せ写真を開いた瞬間、晴人は興奮のあまり喉を鳴らした。足を閉じているのに危険な三角デルタには隙間が覗いている姿に昂っていく。
(あのララさんがこんな事をバイト先でしてるんだ……エッチすぎるよ……たまらないよ……)

その写真を見ながら自らの肉棒を激しくしごき、その自慰の最中の様子を収めた短い動画を、我慢しきれずにアプリへとアップロードした。

 ​カウンターでの対応を終え、ようやく一息ついた桜がスマホを開く。

 そこに映し出されていたのは、リードの恐ろしいほど太い肉棒のドアップの動画だった。しかも、まさに今、自分で自分を慰めている最中のものだ。男の手は大きく指も太いはずなのにその手からもはみ出してしまっているさまにリードの肉棒の長さに桜は苦しくなった。いや長さだけではない。どう見ても太かった。まるで水道の蛇口を上に向けたように反り返ってもいる。

「ゴクりっ……」

 桜はいつの間にか口の中にたまった唾液を飲み込む。
 初めて目にする、男性の生々しい自慰行為。その背徳的な映像を見た桜はショーツのクロッチがジンワリとするのを自覚する。

​(こんなに血管が浮き出ていて……、しかもあんなに激しくしごいて、痛くないの……?それに、男性ってたしか、一度射精するともう………)

 ​頭の片隅でそんな疑問が浮かびながらも、桜は無意識に太ももをモジモジとさせながら画面に映し出されたリードの淫らな行為から、目を離すことができなくなっていた。



続く……。
26/08/27 00:05 (YQfR3c5L)
8
投稿者: とんがり帽子
ぬらさんありがとうございます。
皆さんの性癖に刺さるかどうか分かりませんが頑張ります。
投稿が遅くなることが多々あると思いますが
ご期待に応えられるよう精進いたします。
26/08/27 00:17 (YQfR3c5L)
9
投稿者: まりり
やばいです。

オナニー止まらない……。

整骨院の話が好きです。マッサージってどうしてえっちなんですかね。

公園の痴漢プレイもいいです。

とんがり帽子さんは男性ですよね?
女性の心のうちの表現がスキです。

つづき楽しみしています。
26/08/27 02:19 (YQfR3c5L)
10
投稿者: どっちのけんと
いいっすねえっ!桜タイプっす!陰キャで経験ほぼほぼ0でかわいいとか反則!
本当はエロいのに隠してるとか、あと自分でも気付いていないとか超いいっす!
26/08/27 02:34 (YQfR3c5L)
11
投稿者: とんがり帽子
第八章
​第一項
 ​翌朝、朝の終業時刻。
長かった夜勤の終業時刻が訪れた。

 ​晴人と桜は手分けをして店内の片付けと清掃をテキパキと終わらせ、レジを閉める。今日は店が定休日のため、お店には誰もこない。戸締まりしっかり確認し終えると、それぞれの私服に着替えるために一度バックヤードの更衣室へと引っ込んだ。
 
 先に着替えを終えた晴人は、店の入り口のカーテンを閉めて鍵をかけるため、カウンター付近で桜が出てくるのを待っていた。

 ​やがて、足音が近づいてきて、更衣室から桜が姿を現した。

​「ごめんなさい、待たせてしまって……」

 ​小さく頭を下げながら、入り口で待っていた晴人の方へと歩み寄りつつ声をかける桜。

 晴人は「あ、いえ……お疲れさまで……」と返事をしようと、何気なく振り返った。

 ​――その瞬間、晴人の言葉は喉の奥で完全に凍りついた。

 ​こちらに歩いてくる桜の服装を見て、晴人は文字通り全身の血が逆流するよう衝撃を受けたのだ。

 その服装は、昨夜、あの暗闇の公衆トイレで痴漢プレイをしたときの帰りにこっそりと目撃した「ララ」の姿、そのものだった。白色のノースリーブのサマーニットに、プリーツのミニスカート。

そして、肩にかけているカバンも昨夜みたものに間違いなかった。

昨夜、10メートル先の街灯の下で遠ざかっていった後ろ姿の主が、今、目の前にいる桜その人だったという事実が、晴人の脳髄を激しく殴りつけた。

​(う、うそだろ……? ララさんて……、まさか、今井さん…………?い、いやまさか、そんなはず………。)

 ​晴人が驚愕のあまり言葉を失っていることにも気づかず、桜は晴人の通っていく。

 ​その瞬間だった。
​桜がすれ違ったわずかな風に乗って、晴人の鼻腔にふわりと甘やかな香りが流れ込んできた。

 それは昨夜、暗闇のトイレの個室で、そしてあの背徳的なプレイの最中に何度も嗅いだ、紛れもないララの甘い匂いだった。

「っ……!」

​胸を鷲掴みにされたような強い動揺に突き動かされ、晴人はハッと息を呑んで振り返った。
目の前で朝の光を浴びながら歩き出す桜の後ろ姿…………。

この目に焼き付けたのだから間違いなかった。

 そこにいたのは、昨夜、公園の暗がりの中でじっと見つめた「ララの後ろ姿」そのものだった………。


第二項
 ​桜が店の出口の自動ドアから外へ出ようとしたその時だった。

​「ララ………さん………?」

 ​背後から掛けられたその声に、桜は動きをピタリと止めた。
晴人が自分を何と呼んだのか、はじめはすぐには理解できなかった。仕事の用事か、あるいは何か店内の片付けでやり残したことでもあったのだろうかと思い、

桜は 「え?」 と小さく声を漏らしながら振り返って驚くような顔をしている晴人を見た。

​晴人はそんな桜の顔をじっと見据え、もう一度、絞り出すような声で問いかけた。

​「ララさん……?」

​その名前を耳にした瞬間、桜の心臓はドクンッと激しく跳ね上がり、その場から一歩も動けなくなった。

なぜ、目の前にいる同僚の晴人が、その名前を知っているのか。ほんの数秒間、頭の中が真っ白になり、思考が完全に停止した。

「ララ」という名前は、あのアプリの中で自分が使っているIDだ。
現実世界の晴人がそれを知るはずなんてない。

(どうして……? 私があのアニメが好きだから、そのキャラクターの名前を偶然言ったの……?)

頭の中で必死に理由を探ろうとする。しかし、晴人とこれまで交わした会話で自分の好きなアニメの話をしたことなど一度もない。会話といえば、仕事上の事務的なやり取りや、お互いが内気な性格ゆえに当たり障りのない雑談程度。

趣味の話しなど一度もしたことがないし、いつも他の同僚から押し付けられて二人でバイトにはいる日が重なるただの「バイト先の同僚」にすぎない。

自分のカバンに好きなキャラクターのキーホルダーでも付いていて、それに気づいて言ったのだろうかと手元のバッグに目をやったが、そこにそんなものは一切ついていなかった。

 桜の心臓は早鐘を打つように激しく脈を打ち、呼吸が浅くなっていく。

 ​何も答えず、青ざめた表情で立ち尽くす桜を見て、晴人はポケットからスマートフォンを取り出し、画面を素早くスワイプさせた。

 数秒後、静まり返った店内に、

「ピロリロリンリン!」と短い電子音が響き渡った。

それは、あの二人が隠れて愛用しているアプリ

『アブノーマルな関係』

の中で、メッセージの通知を知らせる特有のメロディだった。

 ​その音を聞いた瞬間、桜は反射的に自分のカバンからスマートフォンを取り出し、震える指で画面をタップしていた。

その​画面に表示されていたのは、紛れもなく「ID:リード」からの新しいメッセージだった。

​『ID:リード:今井桜さんがララさんなの?』

​その文字を見た瞬間、桜の全身から一気に血の気が引いていく。
震える手でスマホを持ったまま、目の前に立つ晴人の顔へとゆっくりと視線を戻した桜の顔から、完全に赤みが消え失せていた。


桜はふるふると首を左右に振りながら、

「ち、ちがい…ます…」

と、消え入りそうなか細い声で答えた。
​晴人もまた、桜と同じように激しく動揺していた。

「…………ぼ、僕はリードです。僕がリードです。………き、昨日の夜、あ、あの◯◯◯公園のトイレに、いましたよね……?」

 震える声で桜に問い詰める。しかし、桜はただふるふると首を振るだけで、目の前にいる小太りの同僚が、あの淫らなアプリの「リード」だという信じられない事実を前にして、思考が完全にフリーズしていた。

 ​晴人は桜に一歩、また一歩と詰め寄りながら、

「さ、さっきの音、アブノーマルの通知音ですよね?」

「ちがいますっ……!」

必死に否定する桜だったが、その焦りきった様子は、どう見ても「黒」だと告げているようなものだった。
それを見た晴人は、さらに追いつめるように言い放つ。

「じゃ、じゃあ、スマホ見せて下さい」

「ぇ……ぃ、ぃゃです、そんな……」

桜はブルブルと体を震わせ、自分のスマホを両手でギュッと胸の前に抱え込むように握りしめた。

 ​晴人はさらに桜へと歩み寄り、逃げ場のない店の入り口の自動ドアへと桜の体を追い詰めた。喉の奥がカラカラに渇き、心臓がうるさく脈打つ。

 「い、いいんですか? みんなに言っても……」

震える声で、そんな脅し文句が口から飛び出した。
そんなことを言うつもりなんて毛頭なかった。しかし、いつも怯えている桜の仕草や、今にも泣き出してしまいそうな表情を間近で見た瞬間、晴人の胸のなかで歪んだ支配欲が勝手に疼き、口が勝手に動いていた。

 ​鼻の頭を真っ赤に染め、上目遣いで晴人を見つめる桜。
自分とあまり身長差のない、普段は誰からも相手にされない年下の男――そのはずなのに、今の晴人からは、これまでに感じたことのない異様なまでの威圧感が放たれていた。その圧倒的なプレッシャーを前に、桜はただまた、ふるふると小さく首を横に振るしかなかった。

 しばらくの間、店内に言葉はなく、お互いの浅い息づかいだけが響いていた。

​「ス、スマホ、見せて下さいよ……」

 晴人はさらに声を震わせながら、桜の目の前に大きく手を差し出した。

桜はうつむいたまま、胸の前でスマホを指が白くなるほど強く握りしめている。

「ほ、ほら……、いいんですか? みんなにいっちゃいますよ?」

 晴人はそう言って、さらに手を突き出し、スマホを出すように容赦なく要求した。
​そして、しばらくの長い逡巡ののち。
桜は目の前の晴人が自分の、皆には隠しているもう一人の自分を他の者たちにバラすと言っていることに怖気づく。

(もし、皆にバレたら……蓮くんに知られたら……、)

 これ以上は逃げられないと観念したのか、桜は諦めたような絶望の表情を浮かべ、震える手で晴人にスマホをそっと差し出した。

 ​晴人がその差し出された桜のスマホ画面を見た瞬間、ふつふつとドス黒い興奮のような感情が体の底からわき上がってくるのが分かった。

 なぜ自分がこんなにも興奮しているのか、その理由は自分でもよく分からなかった。
​ただ、理性を保つリミッターが音を立てて崩れ落ちていく。

 もう自分を抑えることなどできない――その衝動に身を任せるように、晴人は桜の細い手首をぐっと強く掴むと、そのままバックヤードの休憩室へと乱暴に引っ張っていったのだった。


  続く………
26/08/27 16:19 (YQfR3c5L)
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