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Liquidation2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:Liquidation2
投稿者: 久島
SM調教官能小説 Liquidationからの続編です。
大事なところを端折るようですけど、登場人物は同じです。
2015/07/19 21:31:42(7RqLq55r)
12
投稿者: 久島
「粛清連合のワールドカップ?」
退社時間後……。タイムカードを押して帰ろうとしたところを、またも主任に会議室に連れ込まれた俺。主任から話を聞いて、キョトンとする。
「そんな大袈裟なものじゃないけれど、これは……という相応しい呼称がなくて、そう呼称しているだけなんだけれど……ね。要するに……。韓国人粛清連合に加盟している国と地域が集まって、親睦を深めると同時に腕を競い合いましょう。そういうイベントなの」
「それが、俺と何の関係があるんですか?」
真顔で訊いた俺に、主任は笑いながら返す。
「またぁ。とぼけちゃってぇ。だいたい、分かるでしょ? あなたが、日本代表に選ばれたのよ」
「ええっ!」
「しっかり、頑張りなさい」
「俺、辞退します。それじゃ……、そういうことで」
そう言って逃げようとした俺だが、当然に主任がそれを許さない。
「駄目よ。もう決まったことなんだから」
「何処のどいつですか? そんなこと、決めたのは」
そう訊いた俺は、主任の答えを聞いてビックリする。
「日本支部の管理コンピュータよ」
「えっ! それ、どういうことですか?」
「成績の一番悪い人が、自動的に選ばれたのよ。あなた、かなり消極的じゃない」
「俺は、あれでも努力しているんです!」
食い下がる俺だが、主任の笑みは崩れない。
「ちゃんと数字に残してから、その台詞を言いなさい」
「それで……。日本代表は、俺ひとりなんですか?」
「ううん。パートナーが、ちゃんといるわよ。男女のペアが、義務付けられているの」
「えっ! もしかして……。パートナーは、マユちゃんですか?」
そんな期待を剥き出しにして訊いた俺だが、主任は笑顔で否定する。
「残念ね。パートナーも、管理コンピュータが選んだのよ。女性で、成績が一番良い人を……ね」
「えっ?」
「エリートと行動を共にすれば、あなたのステータスも少しは上がるんじゃない?」
そんな! 昔のスポ根ドラマじゃないんだから。そこへ、足音が聞こえてきた。




15/08/16 13:23 (Y.aQlgJ9)
13
投稿者: 久島
「お連れしました」
ノックしたドアを開け、顔を覗かせた受付係のOL。
「入って頂いて」
主任の言葉に会釈をして、客人を会議室に通す。OLと入れ替わりに姿を見せたのは、色留袖を纏ったひとりのご婦人……と、背広を着たふたりの厳つい男。ふたりの男は、俺にもその筋と分かる。それ以前に……。長い黒髪をアップに纏めた、大人の色香が漂う綺麗なご婦人。そのご婦人の帯に挿し込まれている七首が、俺にもハッキリ確認出来た。
「姐さん。この男みたいですよ。姐さんのパートナーは……」
「何か、頼りねえな。大丈夫か?」
ふたりの男が一歩前に出て、俺を値踏みするような言動を見せた。そこへ……。
「ヤス! マサ! およし!」
姐さんなるご婦人が、ふたりの襟首を掴んで下がらせる。
「日乃本彩子……と申します。以後、お見知り置きを」
深々とお辞儀をした彩子さん。俺も自己紹介を……と思ったが。
「彼が、パートナーとなる男よ。詳細は、送った資料のとおりだから」
主任が、簡単に済ませてしまった。その主任が、彩子さんのことを俺に説明する。
「彼女は、警察と知事から表彰された女性なのよ」
「えっ!」
「彼女が居なかったら……。少なくとも百人の女の子が、韓国人強姦魔の被害者になっていたかも知れないのよ」
主任の言葉に続いて、ヤスとマサが俺に釘を刺す。
「分かっているだろうが……。くれぐれも、姐さんの足を引っ張るなよ」
「姐さんに恥を掻かせたら、タダじゃおかないから……な」
ふたりの言葉に、主任がニッコリと笑って話す。
「煮て食うなり、焼いて食うなり。好きにして、構いませんから」
何か、イヤな扱いだな。立ち尽くす俺を、ペコリとお辞儀をした彩子さんが促す。
「それでは、参りましょう」
「えっ! 何処へ……ですか?」




15/08/16 20:26 (Y.aQlgJ9)
14
投稿者: 久島
会社から連れ出された俺は、黒塗りの車の後部座席に押し込まれた。ヤスが運転して、マサが助手席に掛けている。後部座席に居る俺と彩子さんを、車載電話が隔てている。
彩子さんの説明によると、日本が会場になっている……とのこと。在日韓国人や来日韓国人が多いせいで、韓国人犯罪者の巣窟になっていること。その理由もあって、他の国や地域に比べ、韓国人犯罪者の粛清がそれほど進んでいないこと。それらが、大きな理由らしい。
昨日までで予選が終わり、明日から本選に入る。日本は、会場国なので予選は免除された……とのこと。今夜は、会場近くのホテルに泊まることになる。日本支部のほうから、予約は入れてあるらしい。
フロントで、彩子さんが鍵を受け取る。
「済みません。俺の部屋の鍵は?」
俺のこの問いに、フロント係は笑顔で返す。
「ツインのお部屋を、お願いされていますので」
「ええっ!」
仰天した俺に、ヤスとマサが詰め寄る。
「何だ? おまえ。まさか、姐さんと一緒の部屋はイヤだ……とでも?」
「おまえは、姐さんの身の回りの世話をするんだよ」
イヤです……と言える訳もなく、ふたりに両脇から押さえ付けられ、彩子さんのあとを歩かされる。連れ込まれ……もとい! 案内されたのは、かなりグレードの高い部屋だ。
「お風呂に、なさいますか? それとも……、先にご夕食を?」
「風呂を先に……」
ひとりになって、頭の中を整理する。そんな時間と場所が欲しい。そう判断した俺は、彩子さんの問いにそう答えた。ヤスがバスルームに走り、浴槽の蛇口を開ける。マサは、俺と彩子さんに紅茶を淹れてくれる。
「どうして、この世界に?」
彩子さんの問いに、気怠そうに俺は返す。
「会社で、会ったでしょう? あの上司に、引っ張り込まれて。彩子さんは?」
「家系の宿命……でしょうかね?」
「えっ!」
彩子さんの笑みを浮かべた答えに、キョトンとした俺。そんな俺に、マサは説明する。
「姐さんの曾お祖父さんは、朝鮮進駐軍を何人も成敗しているんだぞ。それだけじゃない。先祖は侍で、秀吉の朝鮮征伐に参加しているんだ」





15/08/17 20:03 (mab49Mmw)
15
投稿者: 久島
「姐さん。風呂の用意が、整いました」
ヤスの言葉を受けて、彩子さんが俺を促す。
「お風呂、宜しいようですよ」
「あっ! お先、どうぞ。俺は、あとでいいです」
こういうのは、レディーファーストで。そう考えた俺は、そう返した。しかし……。またも、ヤスとマサが詰め寄る。
「ふざけるな! おまえも一緒に入って、姐さんの背中をお流しするんだよ」
「幾らなんでも……。それは、ちょっと不味いんじゃ?」
ヤスの言葉に食い下がった俺だが、マサが俺の胸ぐらを掴んで吐き捨てる。
「おまえをどう扱ってもいい……と、おまえの上司からお墨付きを頂いているんだ」
そんな無茶苦茶な! 韓国人粛清連合と、何の関係も無いじゃないか!
そのマサと俺とを別けたのは、彩子さんが抜いた七首の刃だった。
「およし! 私の大切なパートナーに、無礼な真似は許さないよ!」
素直に俺から離れたマサと、それを確認して七首の刃を鞘に収めた彩子さん。その彩子さんが、笑顔で俺を促す。
「それでは……」
「は……、はあ」
姐さんに無礼を働いたら、容赦しないからな! そんなふたりの威圧感が、俺を従順にさせる。俺と向かい合ったまま、帯を解く彩子さん。視線を逸らすことも許されず、俺もネクタイを解いた。彩子さんの襦袢と腰巻きの下は、何も着けていない裸。
「姐さん。どうぞ」
片膝を着いたヤスが、タオルを差し出す。受け取ったタオルで、裸体の前面を隠した彩子さん。俺を促す仕種を見せ、浴室に身体を向けた。
「わああぁ!」
その背中を見た俺の悲鳴が、部屋中に響き渡った。彩子さんの背中に、倶利伽羅紋々!
「済みません。お見苦しくて」
「い……、いえ。素敵な彫り物で」
振り向いて自嘲の笑みを浮かべた彩子さんの言葉に、俺も作り笑いで返した。そう返すしかなかった。俺の背後に立つマサが、ドスの切っ先を背中に押し当てているからだ。




15/08/18 21:34 (w39EnPR6)
16
投稿者: 久島
浴室で、彩子さんの背中を洗う俺。その俺を、倶利伽羅不動が睨んでいる。しっかり洗わないと、罰が当たるぞ……と。
「あのぅ。気になるのでしたら、もう宜しいですよ」
彩子さんの気遣いの言葉に、俺は首をブルブルと横に振る。
「い……、いえ。ちゃんと、洗わせて頂きます」
「そんなに気を遣わなくても……」
そう言って、彩子さんがクルリと振り向いた。うわぁ! 何て素晴らしい女体! しかし……。俺には、マユちゃんが。マユちゃんの裸のほうが、まだ綺麗だ。自分に、そう言い聞かせる。
「今度は、私が洗って差し上げますわ」
彩子さんが、そう言って俺の胸板を洗い始めた。そこへ……。
「姐さん。そいつ、ちゃんと洗っていますか?」
ヤスが、顔を覗かせたのだ。当然に、彩子さんに洗って貰っている俺を見て……。
「おまえ! 姐さんに、何をさせているんだ!」
そう怒鳴って、ドスを抜く。そのとき……。
「お待ち!」
そう叫んで制した彩子さんが、抱き締めた俺の頭を乳房に押し当てるようにして庇い、静かだが威圧感のある声で告げる。
「この人に掠り傷ひとつでも付けたら……、私が承知しないよ」
益々、俺の立場が悪くなるんだけれど。寝首を掻かれても、文句が言えなくなってしまった。
案の定……、このあとの夕食でも。彩子さんが頻りにビールを注いでくるので、料理がなかなか減らない。
「どうぞ」
「いえ。もう、充分頂きましたから」
彩子さんのお酌を遠慮した俺を、ヤスとマサが睨み付ける。
「姐さんのお酌を断るとは……、いい度胸じゃないか」
ベッドは彩子さんと別々になったものの、ここでもふたりが俺を牽制してくる。
「いいな? 姐さんより先に眠ったら、タダじゃおかないから……な」
余計な緊張のお蔭で、眠れない夜になってしまった。




15/08/19 20:21 (fK9eMoqe)
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