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1:仕掛けられた罠
投稿者:
あさこ
夫の徹は浮気をしている様子。証拠を掴む策を考える妻の涼子。全てが仕組まれた事とは、まだ何も気付いていなかった。
徹に疑惑を感じたのは、三ヶ月くらい前だった。常に放置していた携帯を必ず持つようになった。最近ではトイレにも携帯を持っていく。私が徹の携帯を持つと慌てて取り返した。そんな徹が可愛く思えたと同時に嫉妬した。帰りが遅くなる日も増えてきた。 穏やかではいられなくなっていた涼子だった。 なんとか携帯から証拠を見つけ出す!そう決意して徹の帰りを待った。 「ただいまー」 「お帰りなさい!ご飯できてるよ、食べる?」 「先にシャワー浴びたいんだけど、いいかな?」 「お風呂沸いてるよ」 「ありがとー」 お風呂にはいった徹。 携帯を見るチャンス。 徹の着替えを用意して、脱がれたスーツを持って部屋へ。上着のポケットから携帯を出す。ロックがかかっていた。 暗証番号?何だろう? 結婚記念日?違った! 徹の誕生日?違う! 涼子の誕生日?ビンゴ! ロックがはずれた。 メール、写真、履歴… どこにも怪しいものが無い。どれも相手は私ばかりだった。削除されたみたい…何も残ってない。 徹は浮気などしていない。なので証拠もあるわけが無いのだ。 大好きな涼子に、もっと自分に夢中になって欲しかった自作自演の浮気だった。
2014/03/24 19:31:31(5.MdgBUL)
投稿者:
あさこ
人事異動で徹の上司になった川口憲剛。
歓迎会で酔っ払った徹は川口に涼子の写真を見せながら惚気まくった。 「可愛い奥さんを嫉妬させて、もっと綺麗にしてあげたら?どうかな?」 川口は徹をけしかけた。 浮気なんて涼子を裏切ることは絶対できない! いくら上司でも、そんなこと…と困っている徹。 「本当に浮気なんてしなくていい。携帯を常に気にしてれば大丈夫。」 そう言われて川口に言われた通りに行動した。 わざと変な時間にメールしたのも川口だった。 携帯の涼子の写真を眺めながら家事をする涼子をチラリと見る。 川口の言う通り前よりも涼子が愛おしくて堪らない徹だった。 涼子は携帯を眺める徹に嫉妬して、よく甘えるようになった。わざとお風呂上がり下着姿で全身にクリームを塗る。 「背中は塗ってあげる」 そう言って背中にクリームを塗った徹は必ず下着を全て脱がして全身マッサージをしてくれる。 「もっと…していい?」 「ぅん」 すでに全裸の涼子。徹の愛撫を待っている。 指先で刺激される度に心臓の鼓動が早くなる。 「ぁあん…あぁん…」 吐息とともに声が漏れる。男性経験の少ない涼子は、徹をどう悦ばせればいいのか分からない。 携帯の愛人よりも魅力的にならなければ…と考えるうちに躰が敏感に反応していた。徹が他の女性に同じことをしているかも…と考えるだけで躰の芯から熱くなっていく。
14/03/24 20:10
(5.MdgBUL)
投稿者:
あさこ
なにも知らずに不安に思う涼子は徹の気を惹く為に頑張った。
徹の大好物を作り美味しそうに食べてくれる姿に安堵する。 しかし食事の後は携帯に徹を奪われてしまう。 見えない愛人に嫉妬すればするほど、涼子は大胆に徹を求めるようになった。 今まで徹が求めれば拒まないが涼子から誘うことは無かった。付き合ってからも結婚してからも、こんな風に大胆な涼子は初めてだった。 すべては川口の言う通りになっていた。 徹は、すっかり川口を信頼して涼子の変貌ぶりを細かく報告していた。 すると、川口が新たなミッションを伝えた。 「そんなに素敵な奥さんを写真に映さないか? 妖艶な奥さんの姿がいつでも観られるなんて最高じゃないか!」 とんでもないことを言う川口に驚いた徹。 「別に誰にも見せなくていいんだから困ること無いだろう?」 困惑するのを不思議がる川口の言葉に納得してしまい写真を撮る事を約束する徹。 意気込んで帰った徹を見送る。これほどまでに思い通りになる涼子と徹に、ほくそ笑む川口だった。
14/03/24 20:16
(5.MdgBUL)
投稿者:
あさこ
帰りが遅くなった夜は、とびっきりの笑顔で迎えてくれる涼子。
愛人の元から帰ってきてくれたことが素直に嬉しい。外で何をしようと家にいる間は私だけの徹。 「お酒臭いから、お風呂に入ろうね~私が洗ってあげるよ~!」 徹をなかば強引に洗面所に連れて行く。 「洗ってくれるの?うれしいーありがとー」 積極的な涼子に驚きながらも嬉しくて興奮する。 服を着たまま徹の頭を洗いずぶ濡れになった。 「私も一緒に入っていいかな?いいよね?」 その場で裸になった。 「体も洗ってあげるね」 徹の体を洗う涼子。 「涼子、好きだよ」 泡まみれのまま涼子を抱きしめた。 「ありがとう…徹」 抱きしめて言ってくれたことが嬉しかった。この場限りの言葉でもかまわない。私が徹が好きだから。たとえ嘘でも今は徹を信じることしかできない。流れた涙を徹にきづかれないようにシャワーで流す。 泡を流して2人でお風呂に浸かった。 「そんな顔して、どうしたの涼子?」 こんなにも涼子を苦しめてると徹は知らない。 川口の言うままに行動しただけで涼子は尽くしてくれる。大好きな涼子が今までよりもっと自分に夢中になっている。そんな毎日が幸せでたまらない徹だった。
14/03/24 20:21
(5.MdgBUL)
投稿者:
あさこ
「先にでるね。」
また泣きそうなのを隠して風呂を出た涼子。 洗面所の脱ぎ捨てた服を片付けて笑顔をつくる。 徹も風呂から上がった。 「明日お休みだよね? ワイン飲まない?」 返事も聞かずに夕食で飲もうと準備していたワインと料理を並べた。 「うわっ、やったぁ!」喜んでグラスを持つ徹と乾杯してワインを飲み干した。 「美味しいね~」 ニコニコして言う徹。 「うん。美味しい」 にっこり微笑む涼子。 ゆったりと二人でワインを飲みながら数時間が過ぎた。
14/03/24 20:23
(5.MdgBUL)
投稿者:
あさこ
「私、酔っぱらったみたいだから寝るね。」
よろけながら寝室へ向かうと徹が支えてくれた。「徹ありがと…おや…」 ベッドに倒れ込むと同時に言葉を遮るキス。 徹の頭にはミッションが浮かぶ。ワインを飲みながら話そうとしたが、切り出せなかった。涼子の様子を見て写真を撮ろうと携帯はさっきベッド横に置いといた。 涼子はぎこちなく絡む舌に不安を感じて、打ち消すように自分からパジャマを脱いだ。ブラの上から触る徹の手をずらして乳首に押し当てた。カンジたかった。めちゃくちゃにして欲しかった。 なのに徹の掌は乳房に軽く触れるだけ。 「ぉ願い…もっと…」 ブラを外して徹の顔におっぱいを押し当てた。 徹は何かを吹き飛ばすように頭を振った後スイッチが入ったように乳首に吸い付いた。両手で激しく乳房を揉みながら舌で乳首を転がす。もっとカンジたくて徹の頭を軽く押さえつけながら胸を突き出す。舐めて吸って甘噛みされる。もっと欲しくて両手でおっぱいを押さえて徹の口元に左右の乳首を突き出す。勃った乳首を噛まれると痛みと快感が走る。 「あぁん、いい。徹…どこにも行かないで。徹…好きなの…ああん。」 譫言のように喘ぐ。 パジャマとショーツも脱ぎ捨てて徹の手が責めてくれるのを待った。 乳首からお臍を通った手はクリトリスへと辿り着いた。指先がクリトリスを擦りあげる。全身の力が抜ける。激しい指先の動きに合わせるように腰を動かしていく。 「もっと…めちゃくちゃにして…徹。もっと…して…お願い…ぁあん…いい…いいよ…もっと…」 指を挿れて動かされる。 「もっと…いっぱい…ぁあん…いっぱい突いてぇ…ぃぃよぉ…もっと…奥まで…ぁあん…ぃぃ…」 指でピストンされて腰を振る。激しく指が動くたびに内蔵まで掻きまぜられるよう。頭と躰にグルグルと快感が襲う。 「ぉ願い…徹…挿れてぇ…徹の…ぁあん…もっと…突いてぇ…徹…ぁあん…もっとぉ奥まで…」 徹の太くて熱いモノが挿入される。熱く固いモノが子宮に突き刺さる。 「あぁん…徹…もっとぉ…もっとぉ…いっぱいにして…もっと…徹が欲しいの…ぁあん…ぃぃよ」
14/03/24 20:26
(5.MdgBUL)
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