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夏の記憶
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:夏の記憶
投稿者: 街絋
8月。
琥珀は一人、「緑翠荘」に宿を取った。

高校時代の友人の結婚式。周りは皆日帰りか、新婦の用意したホテルの部屋に泊まる中、琥珀が敢えて一人、この老舗旅館を選んだのには訳があった。


箱根の山深く、ひっそりと、でも悠然と構えるこの旅館に足を踏み入れると、あの夏、17歳の夏の日の狂おしい記憶が、甦ってくる。




 
2011/07/25 01:03:57(edC.5up3)
12
投稿者: 街絋
とんさん;読んでいただいてありがとうございますm(_ _)m
コメントも、最高なんて言葉をいただけてすごく嬉しいです!

やる気出てきました!続き頑張ります。
11/07/27 23:34 (pT2aOo2A)
13
投稿者: 街絋
訂正


冒頭で、「17歳の夏の日の記憶が」とありますが、「15歳の」の誤りです。


編集の仕方が分からないので、この場を借りて訂正致します。
11/07/27 23:37 (pT2aOo2A)
14
投稿者: 街絋
パジャマも下着も脱がされて、二人とも生まれたままの姿で重なりあう。


琥珀は恥ずかしくて、城太郎の胸に顔をうずめた。


城太郎の長い指が、琥珀の泌部にそっと触れる。


「すごい…トロトロ」



囁いて、またキス。
舌と舌を絡ませながら、ゆっくりと、長い指を琥珀の中へとうずめてゆく。

くちゅ…っという水音が、静寂にひびく。


「ふぅ…っはあっあッ
ふ、んっんーっ」


たっぷりと濡れているから、痛みはなくて、琥珀は今まで感じたことのない切なさで胸を占領されて、城太郎の首筋にしがみついた。


「じょーたろうくんっ、もう、おかしくなりそうだよぉっ」


本人に自覚はなくとも、全身で誘われて、城太郎ももう限界だった。



「琥珀…っ も、挿れていい?
ゴムないけど ナマでして大丈夫?」



大丈夫かと聞かれても、琥珀にはよく分からなかった。

でも、もう止まれなかった。

気づいたら、潤んだ瞳で頷いていた。



11/07/27 23:57 (pT2aOo2A)
15
投稿者: 街絋
城太郎の先端が濡れた入り口に触れた。


初めてなのに、ごちそうをお預けされた犬のように、欲しくて堪らない気持ちになる。


琥珀は城太郎の頭を引き寄せて、もの欲しそうな瞳でキスをねだる。


お互いの舌を激しく求め合いながら、城太郎が、ゆっくりと、琥珀の膣に腰を入れた。


「あぁぁ…っ」


「うぁ…っすご… 琥珀の中、俺のに絡みついてくる…ッ 」


「はぁ…じょおたろくんっ…城太郎くぅんっ」



「痛い? 大丈夫…?」



琥珀は首を横に振る。
痛くない訳ではなかったけれど、快感の方がずっと勝っていた。


ずっとコレが欲しかった。


そう言わんばかりに、自分の膣が城太郎の形に変わっていくのが分かる。



「う、動くよ…っ」



込み上げる快感に耐えきれなくて、答えも待たずに城太郎が腰を動かし始める。


はじめは気遣うようにゆっくりと、しかしすぐに理性がもたなくなって、快感に任せて激しい出し入れに変わってしまう。


「あっあっはぁっあっ
じょうたろうっじょおたろくんっ
もっと ゆっくり おねがっ」



「こはくっ…琥珀っ」


目をつぶってピストンを繰り返す城太郎に、琥珀の声は届かない。

もう、達してしまいそう。



「うぁ…ッ 琥珀っ ヤバい イく、イくよっ…?



「あっはぁっあっ
城太郎くんっ きもちいいっ きもちぃよぉっ」



自分の膣で城太郎が大きくなるのを感じて、その後 頭が真っ白になった。








静寂の中に荒い息づかいがふたつ。


二人の躰はまだ繋がったままだった。



11/07/29 00:30 (iplRVSWq)
16
投稿者: 街絋
ぬるいシャワーを浴びながら、琥珀の躰はまだ城太郎の余韻に浸っていた。


躰の奥から、白濁した熱い液体が逆流して、太ももを伝って浴室の床に滑り落ちる。


排水口に吸い込まれてゆくそれを見ながら、琥珀はなぜか少し、罪悪感を感じた。こっそり抜け出してきた部屋を思い出し、不安になる。









パジャマを着直して、バスルームを出ると、月明かりに照らされた部屋で城太郎が手招きをした。


「ほら、これ。昨日見せたいって言ってたやつ。」



小さな白い箱を琥珀に手渡す。
開けてみると、小さなピアスが1対、月明かりに照らされて金色に輝いていた。


べっこう飴のような黄金色のその宝石を、琥珀は以前、母親から見せてもらったことがあった。


自分と同じ名前の――そう、琥珀だ。



「…きれい」



「ブルーアンバーだよ。死んだ母さんの形見なんだ。」




「ブルー…。
でも、青くないね?」



琥珀の質問に答えずに、城太郎は微笑んで、ピアスをひとつ手に取ると、キャッチをはずした。



「…城太郎くん?私、ピアスの穴、空いてないよ?」



ブチッ



城太郎は、迷うことなく琥珀の右耳に小さなピアスを突き刺して、力を入れた。


小さな悲鳴があがって、血液が数滴、滴り落ちる。



指についた赤い血をぺろりとなめて、城太郎が微笑む。



「こっちの処女も、もらっちゃったね」




ズキズキと痛む右の耳たぶを押さえる。
突然のことにショックを受けて、思わず涙が頬を伝った。



「…ごめんね?痛かった?」



琥珀を引き寄せて、城太郎が囁く。
頬の涙を優しくキスで拭う。



残酷さや凶暴さをどこかに隠した、優しい城太郎。


その脆さに混乱し、危険を感じながらも、ますます惹かれてしまうのは何故なのだろう。




11/07/30 01:27 (IIYuYaNR)
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