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自分の中の、もう一人の私
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:痴漢 官能小説   
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1:自分の中の、もう一人の私
投稿者: (無名)
部屋の中の荷物の大方は片付き、荷解きしたあとのダンボールが壁に寄りかかっている。

食事は近くのコンビニで買ってきたサンドイッチで済ませ、今日は早めに就寝することにした。

ずっと家庭内別居が続いていた元夫とは先日やっと離婚が成立したことにより、春を前にして綾香は職場を去った。

名前も旧姓に戻って心機一転、新居のアパートに引っ越したのだ。

職場を退職した理由は部署こそ違うけれど、元夫も勤務する会社だったから。

子供がいれば違ったのかも知れないけれど、小さかった溝は埋まることなく大きくなり、やがては崩壊することとなった。

新たな職は元同僚の伝ですでに決まって、後は出社を待つのみである。

ただひとつの難点が、通勤時間が伸びてしまうこと。
新たな職場の近くで賃貸物件を探そうものなら、貯えと収入を考えたら家賃が高いのだ。

30分だった通勤時間を15分伸ばすだけで家賃は違ってくるので、そこは妥協するしかない。

明日はライフラインの手続きを済ませ、明後日からは初出社である。

40歳を前にして新人、早川綾香は新しい風を感じて晴々とした気持ちだった。




パンツスーツにしようかとも思ったけれど、堅い印象にならないように無難なスカートを選ぶ。

目鼻立ちがはっきりした綾香は元々メイク映えがするので、出来るだけシンプルになるように心掛け、肩まである黒髪をさらりと流すに留めた。

体型の変わらない綾香はたったこれだけのことなのに、男性の目を引くほどに美しかった。

見た目もこの5〜6年は変化が感じられないくらい変わることがなく、せいぜいが30半ばに差し掛かったくらいにしか見られることがない。

実際に肉体年齢も以前の職場の健康診断で、まだ30歳くらいの若さだと出ている。

こればかりは親から受け継いだ遺伝が影響していると、いつも母に感謝をしていた。

グレーのビシネススーツに身を包み、初日とあって綾香は白いシャツブラウスを選んだ。

今度の新居から最寄り駅は近く、家を出る時間は以前と差ほどの違いはない。

初めての駅から電車に乗り、これまで使っていた以前の最寄り駅に着いたと時、複雑な気分になった。

それも以前の降車していた駅を通り過ぎると、外を流れる車窓の風景と共に流れていった。

それにしても降車していた駅を過ぎた頃から車内の混み具合が酷くなり、今までいかに楽だったのかと綾香は思い知っていた。

あと30分か………。
綾香はいささか憂鬱になる気持ちを抑え、慣れるはずがない満員状態に初日から適応しようと気持ちを新たにする。

そんな綾香は先程からある不快感を覚え、それに耐えていた。

電車の揺れが生じるにつけ、男性の下半身がお尻に当たるのだ。

仕方がないと言えばそうだけれど、不可抗力にしてもどうにかならないものか……。

次第に男性器の形が分かるくらいに硬くなり始めて存在感を増したそれが、綾香のお尻に密着する瞬間が度々訪れる。

こんな状況なのだから男性の生理現象だと頭では理解が出来ても、綾香の内心は穏やかではない。

腰の位置を僅かにずらしても、電車の減速により人混みが一斉に傾くのでまた元に戻ってしまう。

ちょうどお尻の真ん中に収まるようにして離れては密着し、まるで誇示されているようで気持ち悪くて仕方がない………。



新しい職場は初日だけあって、精神的に疲れてしまった。

綾香は早々に就寝し、あっという間に朝を迎えていた。

スーツに腕を通しながら、ふと昨日の朝のことを思い出す。

今日はパンツを履いていくことにした。
電車内が混み合いだした頃、お尻にあの嫌な感触を綾香は覚えていた。

昨日とあまりにも酷似していることから確信犯、それも同一人物に違いないと確信する。

嫌な相手に目をつけられたものだ。
何か対策を考えなければ、そう思った。

次の日もまた次の日もそれは続き、とうとう相手は綾香のお尻に堂々と擦り付けはじめたではないか……。

上下に擦り付けられる気持ち悪さに辟易しながら綾香はそれに耐え、会社に出社した。


………あれ、何かこぼしたの?


同僚となった隣同士の彼女に指摘され、綾香は気付いた。

お尻に染みが付くような心当たりは、ひとつしかない。

そういえば今朝の電車でお尻のところでゴソゴソとされていたことを思い出し、綾香はとてつもなく嫌な気分にさせられた。

このパンツはクリーニングに出さなければならず、色違いのパンツで間に合わせようとも考えたけれど、同じ目に遭わされるかも知れない。

それでもパンツを選ぶべきだったけれど、結果は同じだったに違いない。

次の日、タイトスカートを履いた綾香は痛感させられることになった。



スカートになったことで、やはりエスカレートした。
スカートの裾を持ち上げようとする相手に抵抗して、スカートの前を必死で掴む綾香……。

タイトスカートの裾がお尻を越えることはなかったけれど、相手の手が下から伸びてきた。

その気色悪さに脚を閉じようにも相手の手を挟むことになり、結局は指の蠢きを許す結果となるだけだった。

ショーツの底を短く前後に往復し、ポイントを定めて指先が一点を攻めてくる。

綾香は腰を捩って抗ってみせる。
遠い昔、高校生だった頃は痴漢に泣かされたものだった。

もう小娘ではないのだ。
いくらでも抵抗は出来る。

気持ちだけはあるけれど、あまりの執拗さに恐怖心が頭をもたげる……。

怯む綾香の性器の溝に沿って指は動き、恐らくはここだろうと指先が攻めるポイントが奇しくも当たっていた……。

それは内腿に挟まれた手に力が込められたことで、相手に伝わってしまった。

一瞬だけ嫌な感覚を覚え、次の瞬間にパンスト越しだった指先がショーツに直接触れていることを知る……。

そう簡単に破られるものではないが、切っ掛けさえあれば簡単に伝線する。

それでも破られるなんて………。

焦る綾香に関係なく指先はショーツを溝に食い込ませ、ポイントを攻めてくる。

小刻みに動かしたり小さな円を描くようにしたりして、着実に綾香を追い詰める……。

強すぎることなく、そうかといって的をずらすこともない。

布地が二重になった厚みでも硬くなった存在が伝わり、湿り気を帯びたそこがくちゅくちゅと音を立てはじめるまでに濡れていた。

唇を噛んで屈辱に染まる頭が熱くなり、肩越しに後を振り返ろうとするけれど近すぎて相手の顔が見えない。

あっ………。
綾香がそう思ったときには穴の空いたパンストに手首が捩じ込まれ、いよいよ脚が閉じられなくなった。

そればかりかショーツがずらされて、直に指先が敏感なところに触れていたのだ。

前傾になる上半身、弄ばれる刺激に俯いた綾香の口から不規則な息が吐き出されていく。

愛液が潤滑油となって包皮が優しく震わされ、女の本能が呼び起こされてしまった……。

少なくとも3年は性的なことから遠ざかっていたのだから、この重厚な甘さから逃れるなんて綾香には酷なこと。

前に回された腕に満足に抵抗できないまま下への進入を許し、挿入された2本の指が活動を開始する。

お腹側にあるGスポットを立て続けに刺激され、抜き差しする相手の指に綾香の膝の力が抜けようとする。

それを前に回された相手の左腕に支えられて、右手の2本の指は第2関節まで中に入っては出てを繰り返している。

そんな時、無情にも次の停車駅のアナウンスが流れ、綾香は夢から強制的に覚醒させられた。

痴漢は綾香から指を抜き、スカートを下げてやった。

ホームに滑り込んだ電車のドアが開き、吐き出される人の群れに混じって綾香も外に出る。

ふらつきそうになる足をどうにか前に踏み出しながら進み行く綾香は、憤りを覚えた。

それはこの年齢で痴漢を許したことか、女のプライドを踏みにじられたことか、途中で中断されて体を不完全燃焼にされたことなのか……。

恐らくは、その全て………。


綾香の瞳に怪しい炎が灯り、身体の芯が燻っているのを否応なく自覚させられていた………。







 
2025/02/26 03:29:58(sox5L6AW)
7
投稿者: (無名)
ここはこういう所、ここはこういう場所だよ……。

静かな図書館なだけに彼は綾香に振り返り、目顔でそうと伝えてくる。

不意に天窓から陽光が降りそそぐ場所に出る。
そこは本を保管するのにそぐわない場所とあって、ベンチが設置されていることから休憩場所に作られた場所らしい。

綾香が気になったのは、その先にあるエリアだ。
人気がないことからどこかの教授とか専門家しか利用しない、古文書の類とかがあるのかも知れない。

綾香は彼をそこへと誘った。


綾香  古い本からカビとか埃の臭いがする感じ
    って、落ち着くと思わない?


彼   そっ…そお?…そういう人もいるかな……



今度は綾香が先導して、前を歩く。

中ほどまで来るとその足を止めて、整然と並ぶ古めかしい本を眺めてみる。

綾香にはさっぱり分からないけれど、先人の残した浪漫に浸る不思議な気持ちになるものだ。




綾香  ねぇ、こういう本を探してくれない?
    貴方はいちばん下、私は上を探すから……



綾香は適当な題名を彼に告げて、怪訝な顔をする彼に捜索を促す。

やれやれと言わんばかりに彼は膝をついて、律儀にもあるはずのない本を探しはじめた。

信憑性を持たせるために綾香も探すふりをして見せていたけれど、頃合いを見て彼に近づいていく。

這いつくばるようにしていた彼に、足がぶつかった。


綾香  あっ、ごめんなさい……ちょっとそのまま 
    動かないでね……


気心も知れないそんな相手に、綾香はあまりにも自然な仕草で彼を跨いで見せる。

彼は背中を跨がれたままになり、びっくりして体を固めてしまった。

通常ならこんな失礼な真似をされて黙っていないところだけれど、こんなに綺麗な彼女がこんなことをするなんて信じられなかった。

頭の上に彼女の下半身がある………。

そう思うと彼は自分の下半身に、血流が一気に流れ込むのを止められなかった。

こんなことを平気でするのだから、いいんだよな………。


彼はそっと頭を抜いて体を反転させると、再び股の下にそっと入り込んだ。

至近距離で見る美女の股間は海の底に漂うモズクのような陰毛が圧縮され、クロッチが濡れていた………。





彼の興奮した熱い息が吹きかかり、綾香の鼓動が早くなる。

シャワーは浴びてきたけれど、ここに来るまでに汗を滲ませていた。

インモラルになることで、もう一人のの綾香が顔を出す。

いつまでも行動に出ようとしない彼に痺れを切らし、綾香は彼の鼻に押してけてみた。

するとたかが外れたように彼が口と鼻を押し付けてきて、女が目覚める。

待ち切れないというようにショーツの両脇に指をかけた彼が、ゆったりと下げていく。

片足づつ引き抜かれ、割れ目を割って舌が入ってきた。

2人の異性を受け入れてきた綾香だったけれど、オーラルセックスは久しぶりのこと。

綾香は彼の舌の感触を得て、閉じてしまいそうな瞼を開けたまま虚ろな目で見るともなく、目の前の本の背に書かれた文字をただ眺めていた……。





なんていやらしい匂いなんだ………。


汗と何かが混じり合ったような、酸っぱい匂いが鼻を突く。

綺麗にカットされている陰毛は上のほうが燃え上がる炎の様に盛り上がり、割れ目の両脇に沿って整地されたように整えられている。

上品に閉じた貝陰は少し蛇行し、やや色素沈着が進んだ色が淫靡そのもの。

割れ目を開いたらその下の方は淫らな糸を引き、思わず下から上へと舐め上げてしまった。

ヌルリとした舌触りがした後に、卵の白身のようなものが舌に絡みつく。

音を立てて密源から出る粘液を吸い取り、塩味のする柔らかなピンク色の部分を何度も舐めた。

顎を上げ続けるのに疲れ、彼は綾香の左膝を自分の右肩に乗せて密着度の増した性器を攻めにかかった。

舌先に触れる包皮に覆われた異物が、それと分かるまでに勃起しているのが分かる。

ブルブルと震わせる下半身を保定する為に、両手をお尻に回して舐めなければいけなかった……。





こんなに気持ち良かったかな……。

それくらい上手な彼の愛撫に、目など開けてはいられない。

膝が折れそうになる……。
それを堪らえようとすれば膝が笑い、受け止めきれない鋭い快感が腰を震わせる。

綾香は右手で口を覆い隠し、左手をスカート越しに彼の頭に当てて辛うじて中腰の姿勢を保つ。

そんな時、よりにもよって自分たちのいる通路の棚の向こう側、正面に人の気配がした。

なぜこんなデザインなのか、ここの本棚は綾香が少し屈んだ高さが本を置かない空間がある。

即ちこちら側からからも向こう側からも、双方が見える造り……。

不意に現れたブレザー姿の高齢者が綾香に気付いて、物珍しそうな眼差しを向けてきた。

いかにも知識人らしい顔をしている彼は、情報を得ようと足繁く通っているに違いない。

そんな彼がこの場所に似つかわしくない美女がいるものだから、当然ながら興味が湧くというものである。

彼は本棚の空いた空間越しに、話しかけてきた。



教授  おや珍しい、こんな美人が何かお探しか
    な………?

   ああ私はホニャララ大学で教授なんかをし                     てるただの爺ぃだから、怪しいもんじゃないよ。



困ったことになった。
でもここは、話を合わせておかないと……。

綾香は気丈に平静さを見せて、彼に答えた。



綾香  図書館の匂い、古い本の匂いが好きなん    
    です……。

    何も分からなくせに生意気にも来てしま          って、ごめんなさい………。



彼は面白そうに穏やかな笑顔を見せて、こう言った。 



教授  いやいや、みんなの場所だからね……。

それよりも学生時代を思い出してね、男女交際なんて今みたいに出来ない時代だったから、好きな子とこうして逢瀬を重ねていた昔を思い出したよ………懐かしいなぁ………。



こんな状況でもなければ話を聞きたいけれど……。
欲情の最中にいる下半身の彼にもこの会話は聞こえているはずなのに、懸命に動かす舌を止めてくれないのだ。


想い出話に花が咲く教授の話も止まらず、綾香の内心の悶絶がはじまった。


教授  その子はね、貴女のように綺麗で………



綾香が黙って聞き役に徹するので饒舌になる教授の話の最中、包皮を剥かれる感覚に危機感を覚えた。



教授  あの子は頭が良くて、勉強だって………


綾香   んっ……………んっ…………



唇を閉じて、喉の奥で声を堰き止める綾香。


とんとんとん………とんとんとんとんとんとん……


剥き出しにされたクリトリスは敏感だと心得ているらしく、無闇に刺激しない知識はあるらしい。

そればかりか感じさせ方も知っているのか、唇で吸い付きながら舌を当てて叩くなんて……。

左膝を抱えられていては、防ぎようがない。
こんなの、いつまでも耐えられるわけがない…。

過去に綾香を通過していった男達。
彼等の舌使いも悪くなかったけれど、どうしても強くなるか、途中で疲れて不完全燃焼にされてしまうのが常だった。

でもこの彼は、別格だった。
舌の微妙なタッチのしかたが絶妙なのだ。

普通の男性だと、これじゃ弱いよね………。
そう思うのが一般的な男性なのに、どういうわけか彼は知っている。

クリトリスを叩くといっても触れて離れる際に、微妙に擦れて鋭い快感が走る。

ほんの一瞬だから耐えられるけれど……。
例えるならコマ送りの映像のように連続的に見せられたら、ストーリーが分かる。

同じように鋭い快感を連打されたなら、残像のように快感が続いてしまう………。



あっ…あっ……ああっ…あっ…ああっ…あっ…あっ……


実際には声は喉で止めて、短く鋭い息が口から出すに留めるしかない。



教授  僕たちは将来を約束したんだ………



目を閉じて、昔話を力説する教授……。

とても耐えられなかった……。

綾香は腰を弾ませた拍子に股間で彼の顔を跳ね飛ばし、脚を抱えられていたおかげで、転倒を免れた。

教授は目を閉じたまま首を振り返り、若かりし頃の思い出に浸っていた。


こんなクンニなら、ベッドの中でたっぷりと味わいたい……。


脚を降ろされ綾香の下から抜け出した彼が綾香のスカートを捲り、何かをあてがった。


ちょっと待って、今はやめてっ………。

そんな綾香の心の叫びは彼には届かず、何かが押し入ってきた。

綾香は息が詰まり、数秒後には体がとろけるような快感に襲われていた。



教授  戦後の日本は貧しくてね………



戦火を生き延び、貧しいながらも必死に家庭を築いてきた教授の話はある意味で魅力的なのに……。

なのに、静かに腰を振る彼に話の内容を咀嚼する時間を与えられず、教授に罪の意識を感じる前に押し寄せる快感を感じさせられる……。



教授  それから私たち夫婦はね………



綾香は潤む目を教授に向けて、老人の彼には感動している健気な虚像が映っていたことだろう。


綾香はこの状況を知られたくないということ以上に、この教授を傷つけたくなくて、必死に耐えていた………。




結合部の秘肉が絡みついて盛り上がり、男根が沈むと後追いするように変形する。

中は暖かくて、すべてを包み込むように男根を抱きしめて離そうとしてくれない。


にょりっ………にょりっ……にょりっ………にょりっ……


いやらしい水音を立てて、腰を持っていないと崩れ落ちてしまいそうになる。


折れそうになる膝を震わせながら、必死に老人の話に耳を傾けるこの女性は今、どんな顔をしているのだろう……。


あの綺麗な顔を見たい………。

今は叶わないと分かっていながら想いは募り、息をゆっくりと吐く。

体を揺らさないように気お付けて、奥まで突き入れては手前まで戻して、また奥まで………。

ボリュームのあるお尻と接触するまで突き入れ、そのまま奥をぐりぐりと当てる。

手前まで戻して、ザラザラした辺りを攻めながらGスポットと覚しき辺りを丹念に擦る。

するとこの人の頭が持ち上がり、嫌々をするように頭をふる仕草を見せる。


堪らない………。
いつまで保つのか自分でも分からないが、出来るだけ中にいたい………。

彼は唇を噛みながら、射精感に耐えていた………。



  

もう許して………。
お願いだから、もう………。



教授  そうさ、あの子は今の女房でね………



教授の話は30分前後も続いた。
話はクライマックスに到達し、教授は溜息をついた。



教授  いやぁ話に付き合わせちゃって、申し訳ない。

楽しかったよ、じゃ私は行くからこの歴史の匂いを楽しんで帰ってね………




教授の足音が遠ざかるやいなや、綾香の胸を後から鷲掴みにされ激しいピストンに移行した。


もうだめ………耐えられない………


綾香は視界が真っ白になったことまでしか記憶にない。


オーガズムに達しても尚も続けられるピストンに、続けざまにオーガズムが繋がる……。


そして男根が膨らんだような、そんな感覚を覚えたような気がした。


気がつくと彼の車の助手席にいて、そういえばふらふらしながらついてきた記憶が薄っすらとある。

彼に平謝りをされて、彼の部屋でシャワーを借りて帰るつもりだった。

体の汗を洗い流し、膣の中の精液も流した。
禁を破ったのは、綾香……。

足りないと思ったから……。

オーガズムを体験すればいいのではない。
心も満足しないセックスは、不完全燃焼だから。


綾香の心が満たされるまでの道のりは、彼にとっては過酷なものだったに違いない。


普段なら3回も射精したら、大抵の男性はもう可能な状態にはならない。

なのにまだ勃起させるのだ。

妖艶な表情で見つめられながら腰を使う綾香は、何度もオーガズムに達するのに、繋がった下半身を離そうとはしなかった。



綾香は男性が悶える顔が何より好きなのだ………。




 
25/03/01 03:04 (ep4dgoX9)
8
投稿者: (無名)
…………ねぇ、最近良い人でも出来た?


駅に向かう道すがらで、同僚の笠原優香が悪戯っぽく聞いてきた。



綾香  えっ………急になあに?


優香  だって最近の綾香、なんか違うよ?




綾香はドキッとして、目が泳いでしまった。



優香  ほらやっぱり、動揺しちゃって………



綾香  御生憎様、良い人じゃなくて猫よ。
まだ飼うか迷ってて、どうしようかなって……。


優香  なぁんだ、そうなの………




どうにか誤魔化せたけれど、女の勘は馬鹿にできないな……なんて、綾香は自分も同性なのに思ったりした。

知らず知らず異性の存在をちらつかせていたなら、気おつけなければならい。

痴漢やセックスフレンドに充実しているなんて、誰にも知られるわけにいかないのだから……。


改札を潜り、ホームに滑り込んできた電車に2人は乗り込む。

優香は家庭を持つ人妻だけれど、松本○菜に似た美貌にスラリとしたスタイルから人目を引く。

綾香もフリーアナウンサーの小川○佳に似た美貌で、優香に負けず劣らないプロポーションをしている。

2人とも年齢にそぐわない美しさなのに、綾香はその自覚が希薄だった。

電車内で否応なく異性の興味を引く美熟女2人の周囲は、視姦されていることにも気付かない……。



数駅過ぎた辺りで優香は下車していき、綾香は窓越しに小さく手を振る優香を、走り出した電車の中から見送った。


それはいいとして、ブレザー姿の学生達が乗り込んできてドアの脇に立つ綾香は囲まれて居心地の悪さに辟易することになった。

若い男の子特有の汗臭い体臭というのか、それがなんともいえないのだ。





………おい、どうよ?

……ああ?オバサンだぜ?

……分かってねぇなお前、味を知ったら同級生のあいつらなんて目じゃねぇって。

………マジか?………本当だろうな?



何やら意味不明な言葉を交わす彼らの話が綾香の耳に届き、ついていけないわ……なんて内心で溜息を吐く。


次の停車駅に着くと下車する人よりも乗り込んでくる人の数が多く、綾香は手摺にしがみついた。

そこで思いがけないことが起こった。
手摺を握る手を明らかに引き剥がされ、綾香の背後に数人が入り込み、周囲を学生たちに囲まれたのだ。

綾香はそこにはっきりと意図の臭いを感じ、危機感を感じて思わず身構えた。

背後は無理だったけれど見える範囲で彼らの顔を見渡たすと、みんな視線を合わせようとしない。

それが返って綾香に不穏な空気を感じさせ、両腕を胸の前に寄せて嫌でも身を固くさせた。

彼らには心の準備を与える度量はなく、いきなり綾香のお尻に手を触れてきた。

さらには背を向けていた正面の彼は体を回転差させて向かい合わせになると、タイトスカートの裾を掴んで引き上げにかかる……。

当然のように綾香はそれを手で必死に阻止する。
そうすると後からスカートを持ち上げられる。

その攻防が続けしばらく続けられ、この2人とは別の手が横から伸びて綾香の胸に触れてくる。

それに気を取られる間に、スカートがお尻の上まで引き上げられてしまう………。

ビリリッッ!………っと、嫌な音をさせて破られるパンティストッキング。

綾香は身を捩って必死に抵抗し、恐怖を覚えた。
あまりにも動作が慣れていて、彼らは常習犯だと綾香は直感した。

それも罪の意識は微塵も感じさせず、痴漢の中でもクズの類……。

連携の取れた彼らのてはそれぞれ綾香の尻を揉みほぐし、前からも秘部に手を差し込んで指を蠢かせる。

不意に正面にいる彼の股の下を掻い潜り、別の人物が現れた。

秘部を弄っていた奴は手を引っ込めるとブラウスのボタンを開くことに専念し、下にいる奴は綾香のそこに口を押し付けてきてきて………。

固く目を閉じる綾香が冷たい金属の感触を覚えたときには、ブラもショーツも奪い去られていた。

ハサミか何かの刃物を持ち込んでいたのだ、下手に抵抗すれば何をされるか分からない。

そんな恐怖からこれ以上の抵抗を諦め、綾香の目尻から一筋の涙が零れ落ちた。

仲間の体が壁となって周囲からは見えず、綾香は正面から胸をと秘部、後はお尻を凌辱されていく。

女を感じさせる要素など感じさせないがむしゃらな舌が乳首を舐め回し、唾液塗れに捺せなからもチュパチュパと好き勝手に拙い愛撫がはじまった。

同時に乱暴な舌使いが割れ目の中で暴れまわり、綾香の眉間に深い皺が作られた。

こんなことがいつまで………。

そんな苦痛の最中に綾香が反応する瞬間が、時折り訪れるようになる。

この不届き者たちの向こう側に女の子たちの一団がいるのか、10代の女の子らしい嬌声が聞こえる。

10代のこの子達のネットワークというのか、互いの領域に立ち入らない独特の風習が両者を隔て、深く知ろうとしない。

この男の子一団の中に女性がいるなんて、誰も気付こうとはしないのだ。

囚われの身になった綾香にまた、体の芯に沿って電流が走る。

舌が疲れて動きが怠慢になるくらいが丁度良く、それが皮肉にも繊細な刺激となって伝わってきてしまう。

綾香の俯いていた顔が意図せず起き上がり、顎をカクカクとさせながら持ち上がってしまうのだ。

そう……それは、弱々しく動く舌先がクリトリスに触れ続けられるのと連動する反応……。

痺れてきた舌に、乳首を弄ばれることの甘い感触による快感が綾香の女の性感覚と一致してしまったのだ。

綾香の反応を見て喜々とした彼らはその手を緩めず、淫らに喘ぐ美しい大人の女に欲情した。




悪ガキの悪戯が本気の愛撫に変わり、特に下半身を攻める彼はヌルヌルになった舌を懸命に動かした。

同級生のセフレたちはどちらかといえば尿臭が強く、敏感な反応を示すのが楽しかった。


けれどこの綺麗な人の性器は剛毛で、くすんだ色のビラはビラがいやらしくて大人という感じがする。

何よりも小指の爪よりも大きいクリトリスが半分くらい飛び出てきて、本当に気持ち良くて仕方がないというように感じてくれる。

ここの匂いもこれぞ欲情した女の匂いというのか、テカテカと光って堪らない………。

もう我慢なんて、出来ない………。


クンニをしていた悪ガキは立ち上がり、胸を攻めていた彼に綾香の片脚を持ち上げさせた。

チャックを下げてはち切れんばかりに勃起させた物を取り出し、首を振って拒絶を示す綾香のそこに突き立てた………。

綾香の顎が弾んだように持ち上がり、入っていく際の肉壁に亀頭が擦れる感覚に短い呻き声が漏れる。

なんともいえない泥濘みの中に吸い込まれ、温もりに包まれて大きく息を吐き出した。

静止などしていられず、考えるより先に動き出す腰を止める術を、彼は持ってはいない………。





立派なペニスが中を掻き回し、繰り返し幾度も出し入れが続く。

若いパワーはあっでもやみくもに突き立てるだけで、彼は顔に苦悶を浮かべ中に射精した。

続いて体を入れ替えて脚を持っていた彼が、挿入する。

AV作品を観て勉強したのか、強弱をつけて綾香を攻めてくる。

子供のくせに………。

そうは思ってもピンポイントで攻めるやり方に、悔しいけれど堪らなく感じてしまう綾香。

セックスレスを経て年齢を重ねてからセックスに溺れるようになってから、体は如実に変化した。

感じやすくなったばかりか快感を追求しようとする体が、余すことなく享受するようになってしまった。

この平均的なペニスのサイズでも確実に感じる所を擦り、脚を持ち上げられて深い位置まで届けられてはどうしようもなかった。

呆けたような間抜け面をしながらも懸命に腰を使う彼に、望まぬ快感が湧き上がる。

どうしてこんな子に………。

論理的な思考はここで途切れ、綾香は快楽の世界に身を投じていく。

相手の荒くなる息使い、理性を黙らせる快感……。
結合部からの水音が自分を攻めたてる証として、扇情的にさせる。

綾香が背中を預ける後の彼は、硬くなった下半身をお尻に密着させる。

綾香がついに上り詰めようとしたとき、ペニスが僅かに膨らんで射精がはじまった。

中で脈動するペニスが甘い余韻を残し、引き抜かれる。

間髪入れずに腰を引かれ、後から挿入される。
正面にいる彼に上半身を預ける格好になった綾香に、静かなピストン運動が開始される。

車内の中側にいる彼は体の安定を図りながら、腰の動かし方も制限されていては仕方がないのだろう。

その分、お尻に密着するようにして子宮口に届く亀頭に執拗に突かれ、これまでより深い快感を感じさせられることになった。

散々に突かれてきた後に感度が上がった状態となった綾香は、品位に欠けるほど感じていた。

前の彼のYシャツに顔を押しあて、胸を揉まれながら喘ぐ口で口紅を染み込ませる………。


綾香  あぁ~あっあっ……あ〜あぁ~…あ〜っ……



長らくマスターベーションを続けてきた彼は、自分が遅漏気味になってしまってからセックスの際に女の子からは不評だった。

それが突けば突くほど、時間を掛ければ掛けるほど感じる姿が彼をやる気にさせる。

ボリュームのある魅力的なお尻、細いウエスト。
滑らかな白い肌、しっとりとした大人の落ち着いた艶のある女性の喘ぎ声……。


綾香はセックスシンボルそのもの………。


正面の彼のブレザーを鷲掴み、後から出し入れされる快感に悶える。

後にお尻を突き出して背中を反らせ、彼の胸を登るように上半身が持ち上がっていく、そして……。

真っ白になった視界が揺れていると、そう自覚したと同時に猛烈な快感の最中にいることを認識させられる綾香。

逃れられない快感の苦しみに悶え喘ぎ、大きい声をなんとしても我慢する綾香を見て、悪ガキは笑みを見せる。

どんなに美人でも、女はこんなものだと……。

やっと射精されると、最初の悪ガキがまた挿入してきた。

1度目とは違って余裕のある彼は、綾香を激しく攻めてきた。

もうどんなに激しく突かれようとも、快感にしか変換されず、声を我慢し続ける綾香から表情が消えた。

無表情に見える綾香だったけれど、安らぎに満ちているようでもあり、恍惚としているようにも見える。

事実彼のペニスは締め上げられ、限界が早められていた。
膣壁に圧縮され、うねうねと怪しく動かされて思わず射精してしまったのだ。

それは二人目も同様。
2巡目の遅漏の彼は、綾香の片脚を持ち上げると突いている間、その感触に苦悶することになった。


その魅力的な快感に腰を強く動かすことが困難になり、遅漏ゆえにイクにイケない苦しみに陥った。

胸の前を開けて胸を露わにする綾香に唇を重ねられ、舌を絡めてくる大人の女に精神的にレイプされる錯覚に陥った。

腰を動かしながら唾液を飲まされ、首筋を舐める綾香に脚を持つ腕の力が抜けそうになる。


自分が突き上げているのに、綾香に腰を動かされいつの間にか立場が逆転していることに動揺を隠せなくなっていた。

だから予想外に射精も早く、それでも体を離そうとはしない綾香は彼を犯し続ける腰を止めずに動かしていく……。

綾香の性器はまるで食虫植物のようにベニスを咥えて離さず、悶絶する彼を喘ぎながら犯した。



次の精液を喰らうまで………。












25/03/02 23:18 (226g50mz)
9
投稿者: (無名)
電車内でセックスなんてあり得ない。
綾自身信も以前はそう考える人の1人だった。

常識的に考えれば、誰だってそう思うものだ。
今は当然、違う………。

何度もそんな目に遭遇していれば、考えだって嫌でも変わる。
自分がそんな被害にあうのなら、人知れず同じような被害に合う女性がいても何の不思議もない。

男女平等が叫ばれても女性の地位向上が進まないこの日本に、強く生きる女性は増えた。

それでも表立って声を挙げられない女性は少ないくないと、綾香は思う。

逞しい女性なのかどうか自分では分からないけれど………と、綾香は立ち止まる。

花の甘い香りに蜂が誘われるように、自分は男を惹きつけてしまう何かがあるのだろうか………。

そのお陰だとは言いたくないけれど、性的欲求を図らずも満たされる皮肉な結果になっていた。

いつも喜ばしい事態にならないから手放しに喜ぶことは出来ないけれど、こんなことがいつまで続くのか。

出来ることなら心許せるパートナーと心行くまで……と思うけれど、先日のことを考えると積極的に男性を求めることを躊躇してしまう。

自分で思う以上に綾香は性欲を抑えられなくなってしまったことに、男性は嫌気が差して去っていくのではないか………。

きれいな花には棘があるというが、自分という花には毒があるのかも知れない。

強すぎる女の性欲は、寄ってきた男でさえ逃げ出していく。
先日の悪ガキ共もあれ以来、二度と綾香の前に姿を表さなくなってしまった。

無理もない。
最後に繋がった彼は綾香に離してもらえないまま二度目の射精を迎え、その後も続けて4回も射精させられたのだ。

恐らく最後は精液はほぼ出ておらず、精液が出ないまま形ばかりの射精を5回、6回と綾香に強制させられていた。

つい先日に偶然にも彼を駅前で見かけた時、綾香は息を飲んだ。

3ヶ月しか経っていないのに、染められていくらか伸びた髪の毛の根本が白髪になっていたのだ。

自業自得といえばそれまでのこと、他の女性なら立ち直れないほど心を病んでいたのかも知れないのだ。


綾香も自身に苦しみ、自分に興味を持って近づく男性を寄せつけなくなっていた。

その中には誠実な男性も少なからずいるのは分かっていたけれど………。

自分から去っていくかもしれないことを思えば、怖かったのだ。

もう私は一生、1人かもしれない………。

表では笑顔を見せていても、内心では心を閉ざして生きていた。

少なくとも自分に寄ってくる男性には、特に……。





相変わらず通勤、帰宅時に電車内の痴漢は度々あった。

けれどパンツスーツしか身に着けなくなったことで触られる程度に終わり、綾香はその相手の足を思い切り踏んづけて撃退することが常になった。

自分の性欲は自分の中で抗議の声を上げていたけれど、これでいい……。

一生自分の中に封印すると、綾香は決めたのだ。
自分意外は誰も、傷つかなくなるのだから……。





この日、久しぶりにワンピースに身を包んだ綾香がいた。

足首近くまでのロング丈、カーキ色の落ち着いたシンプルなデザインが大人の魅力を静かに演出させている。

それをベージュのブレザーが堅さを抑え、柔らかい印象に上手く調節していた。



いつもの混み合うターミナル駅を出発してから間もなくのこと、満員電車は突如として停車した。

動揺の広がる車内に独特の声のアナウンス流れ、人身事故が発生したと告げられていた。

方々から溜息のする音が聞こえ、舌打ちするチッという音まで聞こえてきた。

5分、10分、20分………時間の経過とともに車内の温度が上がり気分の悪くなる人が出はじめた。

その人がしゃがみ込んでしまったのか、ただでさえ混み合う車内にゆとりがなくなってしまった。

人の群れがより圧縮し、綾香の場所までそれが押し寄せてきてきたのだ。

綾香はバッグを胸の前で盾にして、目の前の男性の背中との間に両腕をかざして何とか僅かな隙間を作った。

それでも下半身はそうはいかず、後の男性と密着しているのが分かる。

綾香は固く目を閉じていたけれど、願いは届かなかった。

お尻に触れている部分が一部、だんだん固くなっていく……。

綾香を高評価する周囲の判断に逆行して、綾香の自己評価はまた下がった。


こうなってしまうと、事の成り行きがある程度の想像がついてしまう。

さらに数十分が経った頃に、綾香の想像が現実へと移行しはじめていく………。




申しわけ程度に勇気を出してやっと触れていた手が、ショーツラインをなぞっているまではまだましだった。

指で摘みながら根気よく、手繰り寄せ初めたのだ。
綾香は両手を動かせず、後を気にする素振りを見せれば或いは………と思ったけれど無駄だった。

忸怩たる気持ちでお尻まで持ち上がるのを待たねばならず、下唇を噛んでお尻を触られるのに耐えた。

やがてその手は閉じた内腿に指を捩じ込み、綾香のそこをウネウネと刺激しはじめる。



お願いだからやめて……

それ以上、刺激しないで………

我慢できなくなる……

覚醒させないで、私を………

お願い……お願い…………



けれど相手の手は引くことを知らず、ついに綾香のパンストを破った。

クロッチを指が前後に往復させ、ここだと見当をつけた場所でのの字を描きはじめる。

綾香は必死に平静さを取り繕って見せていたけれど、体はそうはいかない。

相手は綾香のそこが濡れはじめたことを、知ってしまったのだ。

十分に染みが広がりを見せた頃、相手はショーツをずらして直接そこを触りだす……。

もう、駄目だった………。



脚に力が入らず拳ひとつ分を開かされると指の出し入れがはじめられ、クリトリスをいたぶりはじめる。

無意識に頭を揺らす綾香を見て後の相手は、自分の横にいる人が背を向けていることから、大胆に腕を前に回してくる。

前側のもずらしてクリトリスを可愛がり、押し退ける力のない綾香の手が重ねられながら一緒に小さなのの字を描いて動く。

痴漢の手に重ねられた手が一緒にその奥に進み、痴漢の2本の指が抜き差しを開始する。

なだらかなカーブの肉壁を辿り、ザラついた辺りを丹念に行ったり来たり往復させていく。

綾香はついに体重を後の相手に預け、とろけるような甘さの中に身を浸さなければいけなくなった………。


表の綾香は眠りにつき、色情に染まったもう一人の綾香がむくりと起き上がる………。

その綾香が自らが感じていることを伝える為に、重ねていた手で相手の手首をから少し上までを何度も撫でて、応えて見せる。

まるでもう我慢ができないの、貴方のモノが欲しいと訴えるかのように………。

相手のペニスはその膨らみから、綾香は見当がついていた。

一旦手を引っ込めた男は苦労してスラックスから巨根を取り出し、膝を屈めて腰を落とす。

無理やり下に向けた巨根を綾香のお尻の下に捩じ込むと何度か標準を合わせ、ゆっくりと前に押し出していく。

柔らかい肉の面が凹みはじめて窪みが深くなると、食虫植物が口を開けて大蛇を飲み込みはじめた。


肉壁を押し分けて進入される苦痛に顔を歪め、何度も引いては進む紳士的な挿入のやり方に綾香は熱い息を漏らす。

思った通りすべてが中に収まっても、立ったままなのに奥まで届く大きさだった。

男はスカートの持ち上がった部分を最小限に留めて、出来るだけ綾香に下半身を密着させる。

こちらに背を向ける人の側の腕を綾香のウエストに回し、ゆっくりと数センチ単位のピストンをはじめる。

何度も繰り返し、何度も…………。





綾香の中はパンパンに広がり、じれったいほどにしか動かされない中にあっても充足感があった。

満たされる安心感とでもいうのか、太陽光を一点に集中させるように小さな快感が折り重ねられていく。

疼く子宮をその入口に繰り返し接触する亀頭が宥め、深い快感の残像を残していく。

ずりっ……ずりっ……っと動く陰茎がGスポットを擦り、嫌味のように快感を湧き上がらせる。

それが堪らなくて綾香は自ら胸の前のボタンを外し、男の手を取って中に招き入れた。


この日身につけていた2分の1カップブラは、男の指を容易く乳首に辿り着かせる。

乳房を掬うようにしてカップの外に出し、絹のような滑らかさと柔らかさを手の平で堪能するかのような愛撫。

その中にあって手の平を突き立てる硬く勃起した乳首を指の間に挟み、指の腹で優しく擦られる。

それだけで膣に力が入りベニスを締めているようで、ほんの少し子宮口への突き上げが強くなる。


こんな男女の戯れは子供には出来ない芸当だと、綾香はその旨味にうっとりする。

高くない水準の快感も続く時間がそれなりにかかれば、別の意味を持つ。

累積する快感は昇華して変貌を遂げ、小さな快感がより大きく感じるものになる。

ましてサイズが大きい、相手はそうではなくても女の綾香は堪らない……。

その時、2人の緊張を切り裂くように運行再開のアナウンスが流れた。

電車が動き出したら今の位置だと、降車する駅まで20分とかからない。

腰の動かせる幅に制限のある相手は、ペースを早めてきた。

中に長く居座られた影響でそのサイズに慣れた膣が、今までを取り戻すように快感を貪りはじめる。

電車の揺れを利用して突き上げられる衝撃をそれとなく誤魔化し、相手が胸から手を抜いてさらにスパートかける。

息の詰まりそうな喜びが押し寄せてきて、咀嚼が間に合わなくなってきた。

純度百パーセントの快感が綾香を酔わせ、喉で堰き止めた声が漏れ出そうになる。

ゆっくりと確実に増えていく快感に体がもう限界だと、綾香に警鐘を鳴らす。



いくっ……いちゃう……………………イっくぅっ………



男は強い締め付けに察して後から綾香を抱きしめ、自らも限界に達して中に射精した。

体を硬直させてビクビクさせる綾香を抱き止めて、収まるまでその手を離さずにいた。

その間にウネウネとする中の蠢きに初めて対峙し、射精直後の快感を伴ったむず痒い苦痛に男は耐えなければならなかった………。




電車が下車をする駅のホームへ滑り込む。

やっと綾香から抜いてくれた所で、ドアが開く。

人に押されて綾香は外に出た。

男が見ていると意識して、振り返らずに……。


男は風に煽られて黒髪が捲れた綾香の横顔を見て、かなりの美人だったことに気付く。

どこかで見た顔だと思ったが、どこかですれ違っていただけなら記憶には残っていないだろう。


それにしても締まり具合、中の感触も抜群だった。

思い出してまた、勃起してきてしまった………。





綾香は濡れた下着を着替えたかった。
どうせ会社は電車の遅延を把握しているのだ。

どこかのコンビニに寄って下着を履き替えようとお店に寄り、トイレを借りた。

さっきまで触れられていたクリトリスがまだ勃起して、包皮から飛び出していた。




鮮やかなピンク色をして………。









25/03/03 04:40 (3frmwAqv)
10
投稿者: (無名)
よいっ……しょっ、もうちょっと……あっ…


すぅ~っと後から伸びた誰かの手が、取りたかったファイルを取り出して綾香に手渡される。



後輩  これくらい、声をかけてくださいね…



にっこりと笑顔を見せて、自分のディスクに戻る彼の後に呟いた。



綾香  あっ……ありがとう……



何のことはない、棚の上段にあるファイルを取ろうとして少し手こずっただけである。

全ての資料が電子化されているわけではなく、一部はこうしてファイルされて保管されている。

この程度で誰かの手を煩わせるのは本意ではなく、どうにもならないわけではない。
それなのに彼は仕事を中断して自ら進んで綾香に手を貸し、面倒くさそうな顔ひとつ見せることなく笑顔を作る。


自分のディスクに戻った綾香に隣に座る同僚である優香が、悪戯っぽい笑顔を向けてきた………。



昼休みのこと、ランチを共にする優香が楽しそうに言うのだ。


優香  ねっ、どうするの?…彼、綾香に気があ  
    るわよ?


綾香  急になによ、もう……からかわないで…



優香  本意は気付いてるんでしょ?…彼を生殺し
    にしないようにね……



綾香  もう、やめてよ………



彼に気がないのなら、きっぱりと言いなさい……。
彼女はそう綾香を遠回しに窘めているのだ。

親友と言っても良い間柄の彼女は時に、母親のような深い愛情から適切な助言をくれる。

でもどこかで恋の成り行きを楽しんでもいて、それが綾香は面白くないのだ。

分かってるわよ、そんなこと………。

綾香はパスタをフォークに絡ませ、それを口に放り込むと咀嚼しながら面倒くさそうな目を優香に向ける。

自分年齢を考えたらもう、若いとはいえない。
ましてバツイチなのだ。
そんな自分に気を寄せてくれる男性がいる……。

悪い気などするはずはない。
なのに素直に慣れない理由、それは彼とは7つも年齢差があることだ。

もう子供は望めないかも知れず、そうなれば彼の人生を虚しいものにしてしまう可能性は否定出来ない。

それに………私は彼が評価するほどの女ではない。

男性から見た清楚だとか美女だとかの印象からは程遠く、淫欲に汚れた女だから………。

綾香は味を感じなくなったパスタを飲み込んで、優香に気付かれないように溜息を漏らした。





男は急ピッチで進められる工事現場で、作業に加わっていた。

様々なイベント事が行われる広い会場は各種の専門家である職人が作業に当たり、電気工事の職人である男は残る自分の作業の順番を待っていた。

各企業のブースを作る大工の仕事が遅れ、待っているのだ。

普段は会社でスーツに身を包んでディスクワーク勤務の男だが、大きな現場の仕事がある時は人手の関係から現場に出ることがある。

現場で活躍する一職人から出世して、現場を指示する立場となった現在でも培った腕は、未だに錆びついてなどいない。

それにしても、期日までに間に合うだろうか……。
大工の仕事の遅れは彼らのせいではなく、会場側の都合で翻弄されている以上、責められない。

この世界にも仁義はあり、必死に手を進める彼らを男は黙って見守ることしか出来なかった……。





上司  それじゃ、行こうか……



普段より早く出社した上司と綾香、後輩の3人は営業車のライトバンに乗り込んで会場に向かう。



上司  どうも準備が遅れてるみたいだけどな、
支障のないようにしてくれるみたいだからやりづらいかも知れないが、頼むね……。



綾香と後輩くんは一抹の不安を覚えたけれど、すべき事をするだけだと気合をいれる。

会社の商品をどれだけ業界人にアピール出来るのか、それで年間の利益が変わるのだから………。




会場の自分たちのブースに着いた。
形こそ出来上がっていたいたものの、電気配線がまだ不十分のまま作業が続いていた。



男  粗方のことは終わっていますが、すいません間に合いそうになくて……



工事人の話では見えるところは終わっており、後は配線を引っ張ったブースの裏側だけが残っているとのことだった。

各企業に割り当てられたスペースには限りがあり、綾香たちのブースは商品を展示するスペースを大きくとっている。

上司と後輩は対応に当たる営業部員として前線に立ち、綾香は胸の下まである高さに作られた小さなカウンターの内側に立つサブ要員である。

後輩の彼は歳下というだけで、実は途中入社した綾香にとっては勤務歴10年の先輩なのだ。

その2人を前にして綾香は自分達の足元で作業を続ける工事人を気にしつつ、微笑を作らねばならない。

大丈夫かしら………。


戦闘部員の2人が商品を見に来た人たちに、早くも説明を開始する姿を後から見る綾香だった。





それにしても狭くて、やり辛いことこの上ない。

カウンター内は人ひとりが立って申しわけ程度の幅があるだけで、男はどうにか配線処理をしていた。

その男にハイヒールを履く綾香の艶めかしい足首が視界に入り、気が散って仕方がない。

それに膝上まであるタイトスカートがセクシーな脚を露出して、堪らないのだ。

いやいや、仕事を進めねば……。
男は配線を綾香の足元から背後へと床を這わせて伸ばし、白い布で急ごしらえしたパーテイションで仕切る後ろ側へと行った。

裏側は華やかな表側とは違って、ベニヤ板が剥き出しである。
テレビ局のスタジオセットと同じ、このイベントが終われば素早く撤収出来る安直な造りにされているのだ。
なので普通は壁の裏側に隠れて見えない配線は、裏側であるこちら側に剥き出しなのである。

それにしてもこのパーテイション、何とかならないものか……。

人の腰の辺りまでしかない布地なのでユラユラと揺れないように、紐で床に括り付けてある。

それも狭いスペースだから紐に足を引っ掛けないように、やや後ろにいる自分の側に引っ張られている。

会場サイドの人間は、工事人のことなど何も考えていないのだ。

イライラしながら男は仕事の手を動かしていたが、しゃがんだ姿勢だとパーテイションで遮られた上半身から下が、こちら側からは丸見えではないか。

キュッと上がったお尻にショーツラインが薄っすらと浮かび、ある出来事を男に思い出させた。

あの日の満員電車は事故で長らく停車して動かなくなり、目の前の女の魅惑の知りに釘付けとなってしまったのだ。

電車が動かなくなる前から下半身が何度も接触して、その柔らかさを知って我慢出来なくなってしまった。

女も大して抵抗はせずされるがままとなって、激しく濡らしてくれた。

そして無いに等しいスペースで下半身を繋げ……。
あれは堪らなくて、未だに時々思い出しては股間を熱くさせるのだ。

電車から降りて去りゆく女を見ていたら、風で揺らめく髪の毛から見えた横顔。

それがかなりの美女だったのだ。
自分は今まであんな美人の中に、ペニスを挿入していたのかと愕然としたものだ。

捕まることを危惧して電車を一本早めてきたからあれ以来、彼女に会うことはなくきていた。

そこまで思い出して男はハッ……っとした。
髪の毛をアップにして雰囲気が違ったから、今まで気付かなかった。

初めて会った気がしない不思議な感じがしていたけれど、この彼女、あの時の女じゃないか………。

体が震え、股間が硬くなっていくのを自覚する。

出来るのか………いや、出来る。
あの時だって、やってのけたのだ。
やってやる……。



男の目に、怪しい炎が灯った。

25/03/04 19:05 (90ED7aRk)
11
投稿者: (無名)
一部だけ簡単な作業を残して、男は手を止める。
万が一のときの言い訳に使う為に……。

パーテイション代わりの仕切りの白い布を潜り、男は屈んだまま綾香に話しかける。



男  すいません、チェックのためにちょっと、
   確認させてください………



綾香は内心でどう思っているか分からないけれど、嫌な顔ひとつ見せずに快く快諾する。



綾香  あっ…どうぞ……大変ですね……



綾香は立ち位置を少しずれて、カウンターの下に男の体が入るスペースを開けた。

本当は男にすることは何一つ、ない。
邪な目的を遂行するための、方便なのだから。


今のところ何も特段することのない綾香はカウンターの上に並べられたパンフレットの角度、それを手直しをする。

重ねられたパンフレットの束を揃えたり、腕を伸ばして向こう側の物の僅かなずれを直して角を揃えたり……。

そんな綾香の動きは下にいる男の想像を掻き立て、興奮をそそった。

綾香が腕を伸ばす仕草は膝の上にあるスカートの裾を短くさせ、太腿の見える面積が増える。

男はカウンター下から這い出して綾香の足元の後ろ側に回り、配線のチェックをするふりをする。

至近距離から見る膝裏、そしてタイトスカートに張り付くような大人の女の臀部……。


男  これから長丁場で、大変ですね……



いきなり話しかけられて少しびっくりしたけれど暇なこともあり、意外に気さくな人らしいと知って綾香は言葉を返す。


綾香  私は初めてですから、まだ分からなく
    て、頑張らないといけませんね……


手を動かしながら、綾香は答える。


男  立ちっぱなしは地味に疲れるっていいま
   すよね、姉が美容部員なんですよ……



綾香  あら、そうなんですか?


男  ええ、そうなんです……電車通勤だから慣れ
   てるつもりでも、帰る頃は脚が浮腫って……


綾香  あっそれ、分かります……私も電車通勤で   
    すから、そうなんですよね…



男  私は車通勤だから分からないんですけど、   
   朝の満員電車は大変でしょう?


綾香 慣れもありますけど、やっぱり大変かな…


男  ほら事故とかあったら電車が止まったり、
   閉じ込められたりして……


綾香  ええ、数か月前に私まさに閉じ込められ
    て、困りました……


男  私は経験がないから想像がつかないんです
   けどね、何が大変でした?



想像がつきそうなものなのに変なことを聞いてくるなと思ったけれど、綾香は当たり障りのない言葉を選んで言った。



綾香  満員ですから圧迫感っていうのかな、立
    ちっぱなしだし………


男   そうですよね……でも、それだけですか?


綾香  人にもよるでしょうけど、息苦しさは感
    じますよね……


男   感じるって、その時に痴漢の被害にあっ    
    てたんじゃありませんか?

    貴女みたいな美女が公共の場であんなに   
    感じちゃって、いけない人ですね………



綾香はギョッとして、下の男を見られなかった。
心臓が鷲掴みにされたような、緊張が走る。

そのことを知っているのは一人しかいない。
あの時の痴漢、その相手しかいないのだ。



綾香  目的はなに?お金?


男   認めるんですね………。
    まあそんなに警戒しないで、勘違いしな
    いでください……

    貴女を脅すとか恐喝とか、趣味じゃない
    んですよ……
    もう一度楽しみませんか、忘れられな
    かったんです……貴女を………



普通なら間違いなく震え上がるか、嫌悪感を抱いただろう。
けれども綾香はこともあろうに、興奮を覚えていた。

綾香の理性は萎縮し、この誰にも悟られてはいけない状況が満員電車内と重なる不思議な感覚……。

それはとりも直さず淫欲がもたらす幻想だと分かってはいても、あの巨根の凄さを知る体が、脳が暴走を始めていた。




綾香  どうするつもり……?


本音とは裏腹に常識的な社会人としての見栄が、厳しい口調で男を威嚇する。



男  そうですね、まずお連れの方をこちら側に
   こさせないでください……

   私がなにをしても平気な顔をして、とにか
   く誤魔化していてください……いいですね?



言い終わると男は早速スカートの裾を掴み、持ち上げはじめる。

タイトスカートが布ずれの音を発しながらお尻に引っかかり、ショーツが現れた。

なんということか、今日はパンストではなく股までしかないセパレートタイプではないか……。

お誂え向きな状況に男は嬉しくて、顔から笑みが溢れる。

ショーツは青味かかった淡いグレーをしていて、フロント側の透けた部分から顔に似合わず黒々とした陰毛が丸見えで、それがいやらしさを醸し出している。


綾香は羞恥心で体温が上がり、耳が赤くなるのを自覚した。

男は容赦なくショーツに指をかけ、引きずり降ろす……。


………えっ!……いきなり…………そんな……


足首まで降ろされたショーツが片足づつ引き抜かれ、秘唇に手が触れられる……。

綾香の体がピクンっと反応し、開かれた割れ目の中を触れる男の指に粘膜がしっとりと絡みつく。


ブースの前を行き交う人が増えて、緊張が増す。
こんなときに限って興味をそそられた人が立ち止まり、上司と後輩が応対をはじめるのだ。

恥ずかしくて2人から視線を外すものの、微笑を崩すわけにはいかない。

信じられないくらい、恥ずかしい………。

そんな綾香が目を一際大きく見開いた……。





Iラインの両側に整えられた陰毛が生え広がり、上のほうに三角形の剛毛が生い茂る様に、見惚れずにはいられない。

大人の女性らしく淫靡な色をした秘唇を開き、男は我慢出来ずに口をつけた。

ショックを与えないように静かにしたつもりだったのに、それでもピクンッと反応を示す綾香。

僅かな尿臭と酸っぱい匂いが鼻腔を貫き、塩味を感じさせる舌を優しく這わせる。

痛くない程度に吸ってみせて、舌を上下に揺らしていく。

ビンク色の柔らかい粘膜が下に心地いい。
そしてクリトリスを包み隠す包皮に舌を這わせ、可愛がりはじめていく。

ノーマルな状態でも3分の1ほどが顔を見せていて、やがて膨張して半分ほどが露出してきた。

するとすぅ~っと降りてきた綾香の手が太腿の肉を掴み、爪を食い込ませる仕草を見せはじめた。

ただでさえ首が辛いのに綾香の表情が見たくて、無理をして上目使いになり窺い見る。

気丈に薄い笑みを浮かべ、目を潤ませながら何とか平静さを保っている。

だけど閉じた唇が何度も薄く開き、口呼吸をしていることが見て取れた。

溢れる愛液を音を立ててズズ〜っと吸い取り、とにかく執拗にクリトリスを攻めたてる。

ブルブルと内腿を震わせながら、何度も腰が落ちそうになるのを必死に堪えている。

不意に綾香から緊張が伝わってきた………。




後輩  綾香さん、注文が取れそうですよ…



嬉しそうに語りかけてくる彼に、声が震えないように心かけて綾香が応える。


綾香  凄いわね、どうやったの?


後輩  誠心誠意、対応しただけですね、狡い
    ことなんて上司の前で出来ませんよ……



誇らしげに、そして綾香に出来る男だと見られたくて彼は必死だった。

そして彼は、綾香の微妙な変化に気付く。



後輩  あれ、綾香さん、体の調子でも悪いです
    か?……もしそうなら無理なんかしないで
    、少し休んでくださいよ……



綾香  ありがとう、でも大丈夫、心配しなくて
    いいから……この雰囲気にちょっと興奮し
    てるのかしら………



この間もクリトリスを優しく吸われ、せわしなく動かされる舌の愛撫に爪を食い込ませる痛みで、何とか気を紛らわせようと努力していた。


ちゅう〜っ…ちゅぱっ…れろれろれろ…くちゅうっ


笑う膝を叱咤して、ゆらゆら動きそうになる腰を苦労して定位置に据え続ける。



後輩  それならいいんですけど、無理だけはし    
    ないでくださいね………


指が入れられる………。
動かす指に感じる所を掻き回わされて、思わず閉じた瞼を苦労をして何とか開ける。

努力して作り笑顔を見せていたけれど、わざとらしくないか自分では分からない。

男の2本の指が抜き差しを続け、無意識に唇を舐めながらパンフレットの角を揃える真似をする。


不自然と言えば不自然に見える。
そんな綾香は色気を漂わせているように見えて仕方がなくて、後輩はドキリとした。

これは自分に対して意識しているのかも知れないとそう勘違いした彼は、もっと綾香に良いところを見せたくて上司の元へ戻って行った。



男  感じやすいんだね、凄いことになってる…



下から男が卑猥な言葉をぶつけてきた。
綾香は男を見ずに、前を見たまま言った。



綾香  そんなこと、言わないで………


男  電車の中でもそうだったじゃないか……
   あんなに感じて……そろそろ欲しくなった?


綾香  知らないわ……そんなこと……


男  いいのかな、そんなことを言って…… 
   欲しくないのかな、コレを……




やっと視線を下に向けた綾香の目に、自分の股間を作業ズボン越しに擦る男の姿が映る。

電車の中でのことがフラッシュバックした綾香の体が、カァ〜っと熱くなった。



男  どうする?……このままやめても一向に構わ
   ないよ、欲しいならそう言わないと……


綾香  そんなこと、言えるわけないじゃない…




男は指の抜き差しを続けながら、綾香に迫った。



男  ほらこんなに腰を落として……どうする?
   本当にやめてもいいんだよ?


綾香  言わせないで……うっんんっ……



男   そうかじゃあ、ここまでだな……



言うと男は指を抜いてしまった。



綾香  待って………やめないで……



男  欲しいなら欲しいと、そう言わない貴女が
   いけないんだよ……

   いつまでも仕事が終わらないんじゃこっち  
   も困るから、そろそろ残りの仕事を終わら
   せて帰るとするよ……


男の最後通告に綾香は、ついに禁断の言葉を口にする。


綾香  して、お願いだから………


男  それじゃ、分からないな……


綾香  だから……貴方のを欲しい……



男  それはつまり、どういうことかな?



綾香  だから……貴方のを…入れて…



男  はっきりと言わないと……



綾香  おっ…ちんちん……ください……



男  そんな言い方で許すのは、今回だけだから
   ね……



カウンターの下から仕切りの後に回った男は、綾香の腰を引き寄せてあてがった。




綾香は不自然に見えないようにカウンターに軽く手を置いて、待った。

張りのある肉の塊が秘肉を押し退けるように上下にと擦り付けられ、力が加えられて押し付けられていく。


綾香  うっ………ぐっ……


自らの中に押し込まれる苦痛に、喉の奥から呻きが漏れる。
もしかしたらこちらを見るかもしれない上司たちから顔を俯けて、固く瞼を閉じる。

そして半分ほどが入ってきたとき、止めていた息を吐き出した。

こんなに大きかったかと涙の滲む目尻をそっと指で拭い取り、ゆっくりと動き出されることで体が揺れないように最新の注意をはらう。

出入りする巨根が入口をメリメリとする感覚に、鈍痛を覚えて耐えなければならなかった。

緊張して体に力が入っているのかもしれない。
時間にして1〜2分してからだろうか。

中を擦り上げられる感覚に、変化が訪れだした。
それは綾香の緊張していた顔の筋肉を緩ませて、目元がとろ〜んと官能の色を滲ませはじめる。



数分後の綾香はブースの前で対応に当たる上司たちの姿を目に捉えながら、男の巨根の威力に酔うまでになっていた。

ブースの前で足を止めた誰かと一瞬目が合うと、どうにか無表情をすることで快感を誤魔化していた顔を、必死に作り笑顔に変えた。

あの満員電車の中と同様に、ゆっくりとした出し入れの快感は綾香を確実に雌にさせる媚薬……。



オーガズムに達しそうで、綾香は気を抜けなくなっていた。


幾度も折れかける気持ちを奮い立たせ、綾香は耐えた。


こんな快感は、久しぶりだったから………。 

25/03/05 02:41 (on.DmVF0)
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