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1:自慰ヲ学ブ少女
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
「・・ね。そろそろ・・どうか・・な。」 小柄な少女、、アオイが隣を並んで歩く幾らか背の高い少女、、ミドリに問い掛けた。 問い掛けられた少女は、一瞬だけ戸惑ったような表情を浮かべると小さな溜め息を吐きながら頷く。 「・・うん。いいよ・・。これから?」 提案は承認された。 まるで花が咲いたように嬉しげな笑みを浮かべる小柄な少女。 十四歳になったばかりの中学二年生。 その年齢に相応しく、あどけない笑顔。 これから『仕事』をして、それにより得た僅かな対価で数週間ぶりに『愉しむ』のだ。 アオイの頬が思わず緩むのも詮無いことと言えよう。 対照的にもう一人の少女が、乗り気ではないことは明らかだ。 これからする『仕事』に内在するリスク、そしてその後に控えている『愉しみ』に対する秘かな嫌悪。 だが、正確に言えば『愉しみ』に対する嫌悪よりも、内心、『愉しみ』に期待している自分自身に対する嫌悪の方が、その比重としては遥かに高い。 それぞれの想いを抱きつつ、二人の少女は普段なら使わない最寄りの駅に足を向けていた。
2020/04/01 06:03:51(ZAeYYAJB)
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
偶然にも幼女が擬似的な自慰に、一瞬だけ目覚める瞬間がある。 例えば机の角。 或いは公園の遊具。 他にも布団、クッションなど枚挙に暇はない。 ツールやアプローチ、理由は多々あれど、つまるところは股間を圧迫してしまったことが原因である。 全ては偶然の産物だ。 ・・あ・・れ・・? ・・何だろう・・? ムズ痒いような感覚は好ましいが、同時に恐ろしい。 ふと我に返って中断し、暫くしてから忘れられない感覚を再現しようと試みるが、再び出会うことは叶わず、いつしか忘れてしまうのが常だ。 それは何年か後、成熟に向かい始めた少女達が、埋もれた記憶と共に再会を果たし、今度こそ自分のものにしようと四苦八苦する淫らな感覚である。 今、アオイは十四歳、中学二年生の後半にして初めての経験に浸っていた。 その感覚には覚えがあり、常にはミドリによってのみ与えられていた肉の悦びだ。 何度も独りで再現しようとしたが、常に敗北を喫していたその感覚を今、少女は初めて独占していた。 独占というよりも恣にしている、と表現する方が適切なのかもしれなかった。 それはオーケストラの指揮者に似ているかもしれない。 同じ曲目、同じ楽器の編成、かつ同じ演奏者であっても指揮者の個性により、コンサートの出来が変わるようなものだ。 強弱、緩急、全ては指揮者の個性と感性に依存するのだ。 ミドリの愛撫は概ね巧みであった。 特に恒常的に躯を交わすようになってからは、アオイの好みを知悉し、配分を考えながら絶頂に導いてくれていた。 だが、所詮は他人でしかない。 もう少し強く、或いは違う角度で・・。 そう想いながら、それでも満足をさせて貰うことは出来ていた。 だが、今は違う。 目的はコンサートの成功ではない。 コンサートによる充足感である。 他者の評価ではなく自己評価が重要なのだ。 クライマックスを迎えようとする少女。 その表情は歪み、吐息は甘く湿る。 喘ぎ声こそ漏らさぬまでも、その唇は半開きになり瞳は熱く潤む。 だが、無情にもそのクライマックスは中断を余儀なくされてしまう。 中断を判断したのは、アオイの正面に座る男に他ならなかった。 「・・こんなところで・・かい?・・はしたない子だ。」 男の放った呟きにより不意に少女の躯が硬直する。 こんなところ、、それは電車の中を意味していた。 人影は疎らとは言えゼロではない。 はしたない子、、躯の芯から溢れ出す淫らな感覚に身を委ね、それを露わにする少女。 身も心も昂らせ、抗い切れない欲望を人前に晒してしまう自分に気付いてしまったのだ。 思わず、擦り合わせていた左右の太腿を僅かに広げたアオイ。 結果として脚が僅かに広がり、少女が履いている左右の靴の間に十センチ程の間隔が生じていた。 間隔が生じたその瞬間、男の片足がその隙間を割って捻じ込まれる。 その状態が続く限り、アオイは太腿を擦り合わせ、淫らな悦びに浸ることが出来ない。 いや、それだけではなかった。 既に渾々と湧き出す淫らな汁が、開かれた蜜壺から溢れ出す。 粘りのある濃密な淫蜜が、太腿の内側に幾条かに別れて滴っていた。 滴った汁はその跡を素肌に残しながら、ゆっくりと膝に達し、更には脹脛を経て踝に至る。 既に濃密な牝の匂いが、少女のスカートの中を満たし、外部に漏れ始めていた。
20/04/14 20:45
(b2Qy9KXh)
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
ミドリは生唾を飲み込む。 その唾を嚥下する音が妙に響いたように感じ、或いは誰かに聞かれてはいないことを確認する為、周囲を見回していた。 電車の中、僅かな距離を置き、並んで立つ少女が、猥らな衝動に突き動かされている。 あまつさえ、その少女は公共の場で、限りなく自慰に近い行為に耽っているのだ。 少女、、アオイは下着をつけていない。 指示されたとは言え、自らの手で下着を脱ぎ去りミドリに預けたのだ。 少女のスカートの下では、剥き出しの下腹部と股間が外気に晒されている筈だ。 ブラウスの下では、双つの硬い果実が常以上に張り詰め、それらの先端では肉の芽が、限界を超えて尖がっているに違いない。 暫く前からミドリは奇妙な匂いに気付いていた。 嗅いだことのある、だが、今この場で嗅ぐことは有り得ない匂い。 だが、ミドリには確信があった。 鼻腔をくすぐる匂いが何なのか。 何度も何度も嗅いだ淫らな匂いだ。 その匂いがする淫汁を舐めたことが幾度となくあった。 その匂いがする汁が溢れ出す部分を触り、舐め、舌を捻じ込んだことも、だ。 今、アオイのスカートの中は、その時と同じかそれ以上に乱れているに違いない。 その予想は的確である。 だが、ミドリは気付いていなかった。 ミドリ自身の下腹部から股間にかけても、同様であることを。 勿論、ミドリは下着、そしてハーフパンツを穿いている。 ぐしょぐしょである。 濡れそぼっていた。 手にして絞れば、アオイのそれと似て非なる匂いのする汁が滴るかもしれない。 あ。 それは突然であった。 突如として限界を迎えたミドリ。 吊り革を掴んだ右手はそのままに、反射的に左手で唇を覆っていた。 せめて声を漏らすまい。 或いは『少女の嗜み』と言っても良いのかもしれない。 その光景は、知らぬ人間が眼にすれば、少女が不意に咽び泣きを始めたかのように見えたであろう。 極く浅く、短い、、されど不規則かつ断続的にミドリを襲う絶頂。 肩を震わせながら快感に咽び続ける少女は、それでも最後の矜持とばかり、声を漏らすことだけはなかった。 天晴れ、そう表現しても間違いではないであろう。
20/04/14 20:47
(b2Qy9KXh)
Jさん,こんにちわ。
今日は眼の診察日なので,こんな時間のスレです。 おかげさまで,回復はゆっくりですが順調で,長時間でなければ,スマホなどを見るのも苦にならなくなりました。 小説の方の,構成力・文章力,相変わらず凄いです。 そして,二人の少女の心の葛藤というか,心の対立(うまく表現できないです,ごめんさい),今後どのように変化して,二人の関係や今後をどう変化させていくか,凄く難しい展開になりそうですね・・・。 私は新谷かおるの「エリア88」は大好きです。 大体,私の世代は,新谷かおるの「ふたり鷹」(アニメにもなった記憶がありますが・・・。実写でしたっけ。)「ファントム無頼」「エラン」「クレオパトラDC」「クイーン1313」「アリス12」,戦場漫画シリーズなどを読んでいる人が多いと思います。 もう一つの方は「クロスアンジュ」というので,「クロス88」とか呼ばれている作品ですか。 宇宙船かなんかの話かと思いますが,あまりよく知りません。 小説の方,続きを待っています。
20/04/15 17:36
(6eEyNqLD)
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
「左手を下ろしてごらん。」 男は穏やかな口調でアオイに告げる。 収拾のつかない状態、そうとしか表現出来ない少女の下半身。 では上半身はどうかと問えば、五十歩百歩の状態だと言わざるを得ない。 外見上の問題ではない。 その肉の裡側である。 腕を下ろせない。 下ろしたら淫らな想いに駆られていることが分かってしまう。 腕を下ろしたい。 下ろして淫らな想いに駆られている徴を見て欲しい。 いずれにせよ、昂ぶりにより汗ばんだブラウスしか身に付けていない以上、尖がった乳首は透けているに違いない。 葛藤する少女。 はしたなく股間を汚し、卑猥な匂いを振りまいてはいても、確固たる証拠を男が眼にしたわけではない。 透けて見える程の欺瞞ではあるが、辛うじて少女のプライドは保たれる可能性がある。 何を今更だ。 恥知らずにも、見知らぬ男の指示に従い、見られながら下着を脱いだのだ。 今の自分が、どんな状態になっているか。 眼の前にいる男に分からないわけがない。 いや、この状態に至ることが分かっているからこその指示だっのだ。 狂ってしまえ。 狂ってしまいたい。 いや、既に狂っているのかもしれない。 いやいや、本当はそれも少し違う。 狂う寸前の今の状態が望みなのだ。 心行くまで愉しみたいのだ。 存分に味わいたいのだ。 葛藤の最中、自分なりの結論すら出ないままにアオイは左手を下ろしていた。
20/04/17 08:24
(tiuN/ZeR)
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
車内に響くアナウンスが、終着駅のひとつ手前の駅を発車した旨を告げた。 「上着を返してあげてくれないか?」 その日、初めて男がミドリに声を掛けた。 意味も分からず上着を差し出すと、黙って受け取ったアオイは緩慢な動きで袖を通し始める。 次の瞬間、終着駅への到着を知らせるアナウンスと共に電車はホームへと滑り込む。 当然のことながら乗っている電車は、折り返し上り電車となり、それ故にホームには少なからぬ乗客が待っていた。 「ぁ。」 ホーム上で乗車を待つ人々の姿を認めた瞬間、アオイは怯えたような表情を浮かべ、男とミドリを振り返る。 勿論、男は涼しい顔をして見守るのみ。 ミドリとて何をどうすれば良いのか分からず、ただ戸惑うのみ。 アオイは袖を通したばかりの上着の胸元を右手で掻き合せ、左手でスカートの裾を抑えた無様な姿のまま、背を屈めながら電車を降りるしかない。 その姿は、寒風吹き荒ぶ中、コートを纏い、その襟元と裾からの冷気の侵入を阻む旅人のそれであった。 行き交う人、人、人・・・。 少女が淫らな汁を垂れ流しながら、羞恥に身を縮めていることを、その中の誰一人として知る者はいない。 だが、少女の妄想は独り歩きを始めていた。 その場にいる全員が、少女が今、どんな格好で、どんな状態にあるかを知っているかのような錯覚。 果ては過去に自分が受けた性的な被害、友人と交わした淫らな行為、金品を得る為に幾度となく男達の性欲を解消してきた事実など、全ての秘密が公然と晒されているのではないかという狂気にも似た羞恥心。 気息奄々と言うのだろうか。 酩酊しているかのような足取り。 それでも何かの救いを求めるかの如く、振り返りすらしない男に追従するアオイ。 少女は果てたかった。 果てること以外は、考えることすら出来なかった。
20/04/17 08:26
(tiuN/ZeR)
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