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1:自慰ヲ学ブ少女
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
「・・ね。そろそろ・・どうか・・な。」 小柄な少女、、アオイが隣を並んで歩く幾らか背の高い少女、、ミドリに問い掛けた。 問い掛けられた少女は、一瞬だけ戸惑ったような表情を浮かべると小さな溜め息を吐きながら頷く。 「・・うん。いいよ・・。これから?」 提案は承認された。 まるで花が咲いたように嬉しげな笑みを浮かべる小柄な少女。 十四歳になったばかりの中学二年生。 その年齢に相応しく、あどけない笑顔。 これから『仕事』をして、それにより得た僅かな対価で数週間ぶりに『愉しむ』のだ。 アオイの頬が思わず緩むのも詮無いことと言えよう。 対照的にもう一人の少女が、乗り気ではないことは明らかだ。 これからする『仕事』に内在するリスク、そしてその後に控えている『愉しみ』に対する秘かな嫌悪。 だが、正確に言えば『愉しみ』に対する嫌悪よりも、内心、『愉しみ』に期待している自分自身に対する嫌悪の方が、その比重としては遥かに高い。 それぞれの想いを抱きつつ、二人の少女は普段なら使わない最寄りの駅に足を向けていた。
2020/04/01 06:03:51(ZAeYYAJB)
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
まるで少女達の存在なぞ、忘れ去ったかのように歩き続ける男。 時折、振り返りつつ心配そうな視線を友人に投げ掛けるミドリ。 ただ果てることしか頭に無いアオイは、二人の後を追って足を進めていた。 数分ほど歩けば、再開発の計画から漏れてしまったかのような住宅街。 行き交う人影も車の数も決して多くはない。 三人が辿り着いたのは、住宅街の外れに位置する小さな公園。 数名の幼児が砂場や遊具で遊び、或いは意味もなく走り回っていた。 公園内を見渡せば、ほぼ幼児と同数の母親らしき集団が、横目で子供達の様子を伺いながら、お喋りに興じている。 公園の敷地、幾つかの遊具が並ぶ一角に向かう男と付き従う二人の少女。 並んだ遊具は、シーソー、ブランコ、その横に鉄棒。 その幼児用の鉄棒は三本の支柱により、ふたつが構成され、各々の高さが二段階になっている。 低い方は七十センチ程であろうか、アオイの下腹部より、やや低い位置に横向きの棒が鈍黒く設えられていた。 「ちょうどいい高さだね・・。」 「?」 「・・押し付けてごらん。」 『ちょうどいい高さ』、『押し付ける』 僅かに距離を置いて立つミドリは、男の指示を耳にした瞬間、思わず息を呑む。 ミドリにも、そして少なからぬ少女達が、局部を硬いもの、、その代表的な例が机の角だ、、に押し付けることで偶然にも経験する甘い痺れ。 そして、殆どの少女が、それが淫らな愉しみであることに気付き、少なくとも他人の眼に触れる場所では避けるようになっていく行為。 今、男はアオイに対して『その行為』をするように指示したのだ。 端的に言えば、屋外、かつ周囲に他人の眼がある場所における自慰行為。 ミドリであれば、そして殆どの少女が、中学二年生ともなれば指示された行為の意味を理解し、この状況において指示された行為を遂行することを、結果はどうあれ躊躇うであろう。 だが、恐らく、、いや、間違いなく、アオイは指示された行為の意味するところを理解していない。 少なくともミドリは、何かに局部を押し付け、その圧迫感により得られる快感について説明したことはない。 ミドリの懸念を他所に、訝しむような表情を浮かべながらも、少女は鈍黒い鉄棒との距離を詰めていった。
20/04/17 08:30
(tiuN/ZeR)
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
少女が懸念した通り、アオイには指示された行為の意味するところが、この時点では理解出来ていなかった。 『ちょうどいい高さ』、『押し付ける』 ちょうど良い高さに在るのは自分の下腹部、その下に在る恥丘くらいだ。 だとしたら、それを鉄棒に押し付けろと言うのだろうか。 ・・分かんないけど、やってみよう。 水平に渡された金属製の棒に左右の手を掛けてみた。 やや背を屈め、恐る恐るスカート越しに局部を触れさせてみる。 晩秋の冷えた空気に晒されていた鉄棒からスカート越しにも外気の温度が伝わってくる。 『押し付ける』というのは、こういうことなのだろうか。 少女は僅かに重心の位置を変えてみる。 痛ッ! 反射的に鉄棒と下腹部の間に隙間を作る少女。 だが、股間を疾った感覚は本当に痛みだったのだろうか。 少し違うような気がしていた。 もう一度だけ試してみることにしたアオイ。 慎重に、これ以上無い程に慎重に。 水平に設えられた鉄の棒にスカートの生地が触れ、スカートが少女の下腹部の肌に触れる。 じりじりと恥丘の一点に圧力が生じるとともに奇妙な、しかし覚えのある感覚が溢れ出していた。 こ・・れは・・・。 無意識のうちに小刻みに腰を揺するアオイ。 だが、腰を揺するのは何の為か。 恥丘の真下、秘裂の谷間に存在する淫猥な肉の芽に圧迫を加えつつ、擦する為である。 キシキシと、或いはギシギシと音が聞こえそうな行為。 そうとしか表現出来ない程の圧力で押し潰される陰核から迸る悦びが、あっという間にアオイの躯を限界に追い込んでいた。 「ぁ、イん!いぐっ!イぐッ・・・。」 絶頂を迎えることを意味する『いく』なのだろうか。 いずれにせよ、惚けたような表情をした少女が、絶頂を迎えるまで、あっという間であった。 突如として脚をガクガクと震わせると、脱力して崩れ落ちるアオイ。 辛うじて鉄棒にしがみつき、肩で呼吸をしながらも、余韻のように躯を襲う断続的な痙攣にその身を震わせる少女。 晩秋、しかも陽は傾き始めている。 にも関わらず、額には玉のような汗を浮かせ、頬を紅潮させた少女。 無言でアオイを見守る男とミドリ。 だが、二人の観衆がその顔に浮かべた表情は、明らかにその趣を異にしていた。
20/04/19 08:21
(NwcAYBvl)
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
たった二人の聴衆。 そのうちの一人、男の顔に浮かぶのは満足げな、いや、むしろ意図した結果に状況が導かれたことに対する、さも当然だと言わんばかりの表情。 「そういうの、初めてなんだ?」 気息奄々のアオイは視線を逸らせ、息を弾ませながらも僅かに頷く。 その目尻に浮かんだ涙が、今にも零れ落ちそうな少女。 だが、涙の理由は少女自身にも分からなかった。 残りの一人、ミドリの顔に浮かんだ表情は複雑であった。 悔恨の想い。 あの日・・・。 公園で男達に蹂躙され、辱しめられる友人を助けることも出来ず、逃げ出そうとしたばかりか、全身に欲望を浴びせかけられる姿に昂ぶり、至高の自慰に耽った負い目。 或いは、あの日あの場で少女が友人を助ける為の行動を起こしていれば、事態は大きく変わっていたのかもしれなかった。 羨望の想い。 何も知らず何も出来ず、ただ身の裡に沸る肉欲を持て余していた友人が、異常なシチュエーションとはいえ、想像を遥かに超えるような肉の悦びに溺れている。 少女自身には今、友人がしている行為に踏み切る勇気は無い、いや、公衆道徳的な観念から考えれば、踏み切ってはならない行為であろう。 その部分を割り引いたとしても、その勇気は無く、無意識のうちとはいえ、行為に踏み切ることが出来た友人が羨ましかった。 侮蔑の想い。 何故かは分からぬが、男の破廉恥な指示に従ってしまった友人。 隣にいた自分が見守る中、公共の場で下着を脱ぎ、そのままの姿を晒しながら街中を歩くとは。 そういう意味では、電車に乗っている間に触れることなく果ててしまった自分も似たり寄ったりなのだが、一旦は棚上げだ。 はしたない。 女性としての節度、嗜みに欠ける行為に至る友人に対し、少女は少なからぬ蔑みの念を抱いていた。
20/04/19 08:22
(NwcAYBvl)
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
ようやく呼吸は整ったが、未だ絶頂の余韻が冷めやらぬアオイ。 それでも冷静さを取り戻しつつある少女は、今更ながら自身の為した行為の趣旨、そしてそれが他人の眼にどのように映るかを完全に理解していた。 穴があったら入りたい、それ程までの羞恥心に身も心も悶えていたが、同時にその羞恥心こそが新たなる甘露であった。 「少しは落ち着いたかな・・。」 俯いたまま、男からの問い掛けに応えることが出来ないアオイ。 先刻、、行為の最中や果てた直後に較べれば、成る程、落ち着いていると言えよう。 だが、今日、男と行動をともにしてからは、一瞬たりとも平穏な心理状態に至ったことはない。 今、この瞬間を以ってしても胸の鼓動にしろ、呼吸にしろ平静時とは掛け離れていた。 アオイもまた友人と同様、複雑な想いに駆られている。 羞恥と後悔の念。 何度か友人から説明を受けても、決して腑に落ちることのなかった自慰に関する羞恥心。 今、初めて心の底から得心がいっていた。 身の裡に秘めた淫らな想いと御し難い肉欲への渇望。 それらを満足させる為の能動的な行為としての自慰行為。 それを理解出来ず、ミドリを困らせ、無理な要求を通してしまった羞恥と悔恨。 期待の念。 あれ程まで焦がれた単独での、、と言うべきかは別にして、、肉の昂ぶりと悦びに遂に辿り着くことが出来た。 しかも、目眩くような絶頂も味わうことが出来たのだ。 やや、異常なシチュエーションとは言え、それを可能にしてくれた男との出会い。 教示された手法をアレンジしていけば、身悶えしながら眠れぬ夜を過ごさずに済むかもしれない。 或いは、男は新たな『何か』を与えてくれるのだろうか。 「彼女の下着を渡してあげてくれないか?」 唐突に男はミドリに向かい呟いた。
20/04/25 16:57
(5UBvn0QY)
投稿者:
J
◆WCdvFbDQIA
「「・・え?」」 異口同音に疑問符付きで呟く二人の少女。 預かっていた下着を返すことも、それを受け取ることも容易い。 だが、何故、何の為に。 少女達の戸惑いを余所に男は更に呟いた。 「まずはパンツだけを。」 確かにアオイが身に付けていた下着は、、そしてミドリも同様だが、、パンツだった。 腰を冷やさぬように保温性が高く、汗を吸収し易い素材で作られた、デザインよりも機能性重視のシンプルで飾り気のないジュニア用下着。 まさにパンツだ。 ゴソゴソとバッグを探り、預かっていた下着を取り出したミドリ。 丸めてバッグに突っ込まれ、しわくちゃになったそれを少女は友人に差し出した。 差し出されるがまま受け取ってはみたが、アオイには何をどうすれば良いのかが分からない。 戸惑いながら、少女は友人と男を交互に見遣る。 「・・何をしてる?穿く以外の使い道はないだろう?」 ・・ここで? ・・今? 下着を穿くということは、それまで下着を穿いていなかったということだ。 下着を脱ぐということは、それ以降、下着を穿いていないということだ。 いずれにせよ、この状況、つまり屋外において下着を穿かずに行動しているという破廉恥な状況。 ふと視線を遠ざけたアオイの視野に、公園の片隅に集う主婦らしき集団が映った。 直視こそしないものの、明らかに彼女達の意識は男と二人の少女に向けられており、その不自然な関係性が取り沙汰されている。 ・・・見られている・・。 ・・・知られている・・。 今の自分の姿を。 今の自分の状況を。 アオイの全身がカッと火照る。 まずは今の状況、、即ち、下着を穿いていない状態、、を是正しなければなるまい。 深く考えることなく手にした下着を広げ、あたふたと前後、そして裏表を確認する少女。 確認を終えた少女は、立ったまま身体を屈めると手にした下着に左、右の順番で足を通し、身体を起こしながら下着を引き上げる。 ぐちょ・・・。 引き上げると同時に不愉快な感覚がアオイの下腹部、、特に股間に纏わりつく。 それもそのはずであった。 過去数時間に渡る辱しめと先刻の自慰行為により、しとど濡れそぼったままの股間に何の処置もすることなく、下着を穿いてしまったのだから。
20/04/25 17:00
(5UBvn0QY)
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