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天使の頃に…
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:天使の頃に…
投稿者: ロンリーライダー ◆2HHKFjJyPc
天使の頃に…   第一章   First Age



1)

 薄暗い部屋に響くのは湿った空気を含んだ淫猥な音と
まだ幼い少女の切なげな吐息。

「はっ。んんっ……。あ、はうっ!」

 鼻から抜けるその声とまくれ上がったデニムのミニスカート。
その奥に見えるピンク色の下着の前は。彼女の右手によって
おおきく膨れ上がっていて、中で指がうごめいているのが判る。
 残された左手は、キャミソールの下から
右の乳房をまさぐっていた。
 夏ということもあってか、薄く淡い水色のキャミソールは
膨らみ始めた胸を包むブラジャーと。揉みしだかれ、
先が尖った右胸の乳頭が透けて見えていた。

 時よりカラダをぴくつかせながら続くその行為。

「んっ!」

 チカラが入って思わず閉じてしまう膝。

 やっとの思いという感じで目を細く開けて
目の前を見る。それはまるで鏡に映った自分の姿を
確認するかのような…
 やがてまた膝が開く。
ゆっくり。ゆっくりと……
 股間を包む指の動きが急に早くなった。

「はうんーーーっっっ!」

 ひと際大きな声に合わせて
椅子に座った腰が大きく仰け反ったかと思うと
数回ガクガクと震えてから力なく崩れ落ちた。
 長い黒髪が静かに揺れた。

『はぁはぁ』と息は荒い。
堕ちそうな意識をつなぎ止めて、彼女は言葉を漏らした。

「お、おねがい…。もう……」

「止めていいとは言ってないよ」

彼女以外の声。
それは男のモノだった。

「そ、そんな。だって私、もう6回も……
 これ以上したら、私。持たないよぉ...
 だから。   ね。   もう…」

 少女は男に何かをねだる。
切なげな声……
判っている。少女が何を求めているのかを。

 明日は彼女の誕生日だ。
それを迎える前に。最後の行為に及ぶ約束だった。
夏休みの貴重な1日を。朝からそのためだけに使う。
男はそれに合わせてスケジュールを空けておいたのだ。

 ゆっくりとベストポジションから腰を上げると
『まってたの…』とばかりに両手を伸ばしてくる少女。
その少女をお姫様抱っこで持ち上げると、
窓際にあるベッドへと移動してやさしくそこへ横たえた。

 カーテンからは木漏れ日。
その光を受けて少女の目がいつも以上にキラキラと美しかった。
悲しんでいるのか。喜んでいるのか。はたまた両方なのか…。

 ゆっくりと唇と唇が近付いて、
二人は目を閉じた……。

 今、目の前に広がるのは、男が憧れ続けた光景だった。





天使の頃に…





―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 これから話すのは、私が過ごした夢のような時間。
そう。この物語の男とは他の誰でもない私のこと…

 私が少女趣味に目覚めたのは結構早かった。
中学生に上がる前からすでに幼い女の子が好きだった。

 学校の成績も運動神経も平均より下半分。
異性と普通に話せても告白するような勇気もなく。
 それでもやっとの思いで気持ちを告げると、
他の女の子が返事をしに来て。翌日から学校中に
私の告白の話が広がった。その後私は学校中からばい菌扱い。
 そう。外見は成績以上に平均以下だったからだ。

 辛かった中学時代を終え。迎えた高校時代。
男子校だったこともあって、異性とのふれあいはおろか。
まともに話もしなくなった。
 そんな中でもアルバイト先の異性と“友達”にはなれても
決してその先に発展することは無いまま成人し、
見た目だけは“立派な大人”になっていきました。

 彼女も出来ないままもう四十路になろうかという一年前の春に
コトは始まったのでした。



「おはよーございまーす!」

 この元気な声は私が住むアパートの前の家の一人娘、利奈。
名前は母親が呼んでいたのを聞いて覚えました。

「おはよー」

 出勤前。登校する利奈との挨拶が日常となっていました。
しかしいつまでたっても朝の挨拶をするだけの仲。
そんなある日。利奈の方から声をかけてきました。

「毎日仕事行ってるの?」

 外当たりの柔らかさにだけには自信があった私は
利奈の母親を含め近所の人たちとは時々世間話をしてはいましたが、
利奈と話すのはこの日が初めてでした。
 どうしてかたずねると…

「だって毎朝出掛けてるから」

 素直な疑問でした。
仕事は平日だけで、土日や祝日はほぼ休みだけど
たまに仕事だと言うと利奈の顔が急にほころびました。

「ママにちょっとだけ聞いたんだ~。
 美味しいモノ食べ歩いてるって!
 いいなぁ~。私もどっか連れてって欲しぃ」

 それは今の私のロリ以外の数少ない楽しみでした。

 利奈が言うには、どうやら母子家庭らしくて
学校が無い時にどこかへ出掛けるようなことは殆ど無く。
友達と遊ぶ約束が無いときは一人で家にこもっているか、
バスに乗って市立図書館へ行ったりしているという。
 母親はパートとバイトを掛け持ちで、日曜日は家事に忙しいらしく
利奈は割りと放置気味らしい。
 そんな利奈も平日の家事を手伝っていると
胸を張ってちょっと自慢していた。

 そう言えば利奈の母親にも食べ歩きのことは羨ましがられたっけ。

 私は試しに言ってみた。
今度どっか行くか?と。
ドキドキした。もういい加減オヤジの私が
まだ小学生の女の子と出掛けるなんて…
色々考えてしまった。近所の目とか……

 やっぱりというか利奈はキョトンとして
目を見開いている。
 驚かせてしまったのか?
 それもそうだ。利奈と私は近所の顔見知りという以外
なんの関係も無い赤の他人で、40手前の冴えないオヤジと小学生だ。
 しかし……

「ホントにぃー!絶対だよ!!」

 今度は私のほうが驚かされた。
まさか誘いに乗ってくれるとは思ってなかったからだ。
喜びたいのを必至に隠して冷静に対応しないと大変なことになる。
 そうだ。喜んでばかりもいられない。
最低限のルールだけは守らなければ。

「でもお母さんにちゃんと許可貰えたらだよ?」

「やったー!」

「オレからもお母さんに言っておくから」

「うん!それじゃぁ行って来まーす!」

ブンブン手を振っていつも以上に元気に登校していく背中を
見えなくなるまで見送って、その日は私も仕事に出掛けました。

 この日はクライアントの都合で仕事が早く引け、
午前中には帰ってこられました。
 すると利奈の母親も午前のパートから帰って来たところだったので
断られること前提で今朝のことを話してみたが以外にすんなり許可が出た。

「あの娘がそういうのなら。
 迷惑にならなければ連れてってあげて頂ける?
 食事代くらいしか出せませんけど…」

「いや、いいですよ。そんな…」

「でも悪いわ…ご馳走になっちゃ。
 何もお礼出来ないし……」

 ここで冗談でも『奥さんのカラダで』とか言えない小心者である自分を
ちょっと悔やんだりもしましたが、ここで話をこじらせてもつまらないし。
 確かに少女趣味の私ではあるけど、この奥さんもなかなかどうして
絶世とまでは言わないけど美人系で。細身な割りにはっきりとした
ラインが目立つ美味しそうな体つきなんです。
一度くらいこんな“イイ女”を抱いてみたいもんです…
 でもここは取り敢えずお礼は丁重にお断りして、
まぁまたそのうち何かでと言うことで話を切り上げました。

 翌朝…

「おはよー!」

 いつもの。いやいつも以上?元気な挨拶の利奈の後、
母親が向かいの家の玄関から顔を出した。

「あ、おはようございます」

 まずは母親に会釈してから利奈に向き直り。

「おはよう。今日も元気だね~」

「昨日はありがとー!私もお母さんに許可もらったよ!!」

「そっか。良かったじゃん」

「それで、今度の日曜日とか大丈夫?」

 いきなりであった。
元々独り者である私。特別な予定など無く、今週末も
いつも通り一人淋しく?食べ歩きに出る積もりだった。
 しかしまさかこんなに早く利奈と出掛けられる日が来るなんて。

 夕方に私の部屋で週末どこに行くか話し合う約束をして
利奈は学校へ。私と利奈の母親は仕事へと出掛けていった。

 仕事がちょっと長引いてしまい、帰りが夕方遅くなってしまった。
アパートが見えてくると駐輪場の前で利奈がつまらなそうに
膝をかかえて待っていた。
 私のバイクの音が近付いてくると、それに気付いたようで
すくっと立ち上がって私を発見して手を振った。

「ごめん。遅くなっちゃって…
 待たせてごめんね」

 怒ってる様子はなかったが、普通の小学生ならお家でお夕飯の時間。
こんな時間まで待たせてしまったことを心配したがそれも杞憂に過ぎた。

「全然大丈夫だよ。それよりお夕飯は?もう食べた?」

 まだ食べてないと言うとなんと利奈が作ってくれるというではありません
か!?
なんでも利奈の母親も今日は遅くなるらしい。
話によると友人のスナックの手伝いに行っていて
帰りは0時近くなるというとのこと。
 手伝いに出る前に夕飯の材料を用意しておいてくれ、
週末のお礼も兼ねてご馳走しなさいと言われたらしい。

「料理できるんだ」

「まっかせて!」

 ウインクして片手でガッツポーズを見せると
材料を取りに家に入って行った。
それを見送ると私も自宅へ入る。パソコンだけ立ち上げてメールチェック。
それから風呂の用意をしていると玄関のドアがノックされた。

 カギがかかってないことを伝えるとドアがゆっくり開かれて
利奈がそぉっと顔を覗かせた。

「どうしたの?入りなよ」

「う、うん…」

 どうにも歯切れが悪い。いつもの元気な利奈ではない。
どうしたのか気になったのできいてみると、
それはとても当たり前の答えだった。

「だって、男の人の部屋に入るの初めてだし……」

 恥ずかしいのだ。いや、怖いのか?
 40前のオヤジ相手でもそこはやはり女の子だ。
言われて改めて自分が男だと実感したのと同時に
利奈が私をちゃんと男として認識していることに
複雑だけどちょっとだけ嬉しかった。

「お、お邪魔しまぁす」

 キョロキョロと何かに警戒しながら
ゆっくり上がって来ると冷蔵庫の前まで来た。

「キッチン好きなように使っていいからね」

 冷蔵庫を開けて利奈は驚いた。

「何も入ってないじゃん!」

「入ってるだろ?麦茶と卵が。
 野菜室にはヤキソバだって入ってるぞ?」

「バランスわっるぅ~!」

「ほっといてくれぃ」

 一通り材料を仕舞うと部屋へ案内した。
グルグルキョロキョロ。興味津々だ。

「あんまり散らかってないね」

 それほど物持ちという訳でもない私。
1kでも8畳の部屋はテレビを含む少ないAV機器と
これも趣味のひとつであるオーディオ。
それに机と本棚がひとさおとベッドがあるだけだ。
あまり散らかりようがない。

「あー!パソコンだ!!
 ねぇねぇ、触ってもいい?」

 そんなキラキラした目で見られたら断れない。

「やったー!」

「お風呂入ってくるから好きにいじってていいよ」

「ありがとー!でもお料理してからにするね。
 お風呂上がったらお夕飯ねー」

「了解」

 20分ほどでお風呂からあがると、用意した折りたたみ
テーブルの上には今まで見たこと無いくらい豪華な料理が
並んでいて、利奈はパソコンに夢中だった。

「上がったよ」

 声をかけるとちょっとだけビクっとして向き直った。

「どうしたの?」

「ううん。なんでもないよ。ご飯にしよ」

 なんだかちょっと笑顔が引きつっているような?
なんかマズイデータ見られたか?でもそういうのはかなり深い階層に…
そんな疑心暗鬼になりながらも。食事中や、週末の予定を決めている時の利奈

いたって普通。いつもどおりの利奈だった。

「そう言えば私たち、おたがい名前知らないよね」

 利奈のコトは判っていたけど、ここは知らないフリ。

「私は木村利奈。
 …お兄さんは?」

 お兄さんと言われた。オジサンではないのは正直嬉しかった。

「オレは沢木秋久。改めて週末は宜しくね」

「うん。宜しくー」

 それから週末までいつも通りだけど、
いつも通りではない毎日が続きました。
利奈を見るだけでドキドキが止まらない朝。
 仕事から帰れば利奈が待っている時もあって。
 そんな時は二人でパソコンで調べ物したり、
私がパソコンを使う時は、本棚の本を適当に読んでたり。
利奈用にヘルメットを買いに行ったり。
そうこうしているウチにあっという間に日曜日。

 朝6時。
普段より早い出発はちょっと遠出する予定だったからだ。
 目標は富士山のふもとの温泉旅館。
旅館とは言っても当然宿泊する訳ではなく。
今流行りのゼロ泊プラン利用の為だ。

 途中の道の駅で買い食いしたり、
景色の良い処をまわったりして、目標の温泉旅館までは
なんだかあっという間に感じられた。
 その間、背中に感じる利奈の鼓動や膨らみ始めた胸の感触に
元気になりそうになる我が愚息を必至に鎮めた。

 予約していた部屋へ荷物を置いてくつろいでいると
仲居さんがお昼を用意してくれた。
 これもゼロ泊プラン専用メニューで要予約の特別メニュー。
温泉旅館なので当然温泉入浴権付き。
これで2名で1万円を切っているのだからお得だ。

 食事を終えると仲居さんが食器を引き上げに来た。

「お父さんと小旅行なんていいわねぇ~」

 二人で顔を見合わせて目をパチクリ。
仲居さんが出た後思わず二人でお腹を抱えて笑ってしまった。
 しかしまぁなんと言うかそうか。世間的に言えば“親子”に見える訳だ。
なんだかちょっと現実を垣間見てしまった気がして
正直へこんだ。
 お互い浴衣に着替え(勿論別々にだ)温泉に向かう途中利奈が

「お父さんありがとー」

 なんて言いながら腕にしがみついてくるモノだから
肘に当たる胸のせいで大変だった。
 でも。利奈の行動はそんなモノでは止まりませんでした…
2010/09/16 21:09:26(P9SEMbRa)
2
投稿者: ロンリーライダー ◆2HHKFjJyPc

2)

 利奈を腕にぶら下げながらいくつもの温泉が用意された別館まで来ました。
 しっかりしがみついているものだからもう浴衣の胸元がはだけて
もう少しで胸の先っぽが見えそうになったり…
どんだけ私が我慢していることかっ。
 入り口にはどんな温泉があるか地図付きで説明書きがあって
どの温泉にするか迷っていると、利奈がひとつの温泉を指差しました。

「この温泉がいいな。お と う さんっ!」

 またイタズラっぽい笑顔で親子ごっこを続ける利奈に
便乗して私も父親になった気分で答えました。

「よーし。利奈が選んだ温泉にするか~」

 喜びの声を上げる利奈。
 改めて指差す先を見てみると、
そこにはこう書かれていました。

【貸切個室露天風呂 6室 混浴】

『こっ、混浴ぅ!?』

 そうです。混浴です。しかも貸切で個室の露天風呂です。
もう色々限界です。この娘は判ってて言っているのでしょうか!!
 しかしここでもどうにか平静を装いつつ、案内看板にしたがって
別館の一番奥まで歩いて行きました。
 貸切露天は別館の奥からまた更に渡り廊下を通って
完全に離れになっていた。

 露天風呂は造りがそれぞれ違っていて、
どの温泉も結構凝った造りになっていて許されることなら
全てを見てみたいと思いましたが、時間のこともあるので
せいぜい2ヶ所が限度ではないでしょうか。

 6つある風呂のウチ4つは少人数用で、
あとの2つがファミリータイプの広めの風呂になってるようでした。
 誰か使っている時はパネルの下のフックに鍵が無いことで
判るようになっていました。
 この時はファミリータイプが両方空いている意外は
誰かが入っているようでした。
 ここでも一応利奈に選択権をゆずります。

「ファミリータイプしか空いてないみたいだね。
 どうする?二人で使うには広いと思うけど、
 どっちにする?」

 急にうつむいて静かになってしまった利奈。
どうしたんだろう。具合でも悪いのかな…
さっきまであんなにはしゃいでたのに。
人様の娘さんを預かっているのだから気になって仕方ない。

「……どっちでも、いいよ」

 本当にどうしたんだろう。
心配になって声をかけてみる。

「大丈夫?利奈。調子悪いんならまた今度にするか?」

 首を横に。否定だ。
それにつられて長い髪がふわふわ揺れて、
私の背中にふぁさふぁさと当たった。

「温泉、入る?」

 コクコク
 今度は肯定だ。
でも利奈の様子が気が気でない。
もうこの際どちらでも良い気になってきた。

「それじゃぁコッチにするか」

 コク…

 パネルから鍵を取ってこれまた一番奥まで進んだ処に
格子引き戸があって、そこに鍵をさしてカラカラと
戸を引いて中に入った。
 ファミリータイプだけあって脱衣所も広めだった。
服を入れるカゴは8つ。適当にひとつとって
自分の浴衣を脱ごうとすると、後ろから利奈の声。

「ま、待って!私が先に入って待ってるから
 あっち向いてて!!」

 なるほど。調子が悪いんじゃなくて
恥ずかしかったのか。これはちょっといじめてみるか?
と、いい年をして悪戯心がむくむくと芽生えてしまう。

「なんだ利奈。親子なのに恥ずかしいのか?」

「お、親子でも恥ずかしいんだもんっ!
 私だって女の子なんだからねっ!!」

 ヤブヘビ?というかこっちの温泉を選んだのは
利奈だろうに。もしかして漢字が読めなかったのか?
それは有り得るかも知れない…

 奥のほうから『いいよ』という利奈の声を
聞いてから私も腰にタオルを巻いて脱衣所から
露天風呂へと踏み入った。

 流石にファミリータイプ。服かごが8つあるのは伊達ではない。
湯浴み場にはタオルをしっかり巻いた利奈が木製の椅子に座って
こちらに背中を見せていた。長い髪は小さなタオルで
頭の上でまとめてある。

「よーし利奈。久しぶりに背中流してやろうな」

 その言葉に利奈は一瞬肩をすぼめたように見えたけど
すっと立ち上がって体に巻いたタオルを取ると
大きな石の上にそれを置いた。

 その背中を見て今度は私が固まる番だった。
細い首。小さな肩。華奢で綺麗な背中と、視線を下ろしてゆけば
少女独特の二つのふくらみ…
 息を飲まずにはいられなかった。
その音が利奈にまで聞こえてしまったのではないかと
心配になるほど咽が鳴った。

 ゆっくり座った利奈の背後に歩み寄り、
木の椅子をもうひとつ引き寄せて腰をおろした。

「おおきくなったなぁ」

 まだ父親の演技を続けながら
手桶で利奈の背中にゆっくりとお湯をかけつつ
背中全体を軽くなでてみると、利奈が固くなっているの判った。

 タオルで石鹸を泡立てると、その背中を上下にゆっくり洗った。
首と肩を洗って、両二の腕をまで洗って
私は利奈の肩にそのタオルを置くとくるっと
180度まわって利奈に背中を向けた。

「今度はお父さんの背中流してくれるか?利奈」

「……――うん」

 温泉に注ぎ込むお湯に消え入りそうな声だった。
利奈が私の背中を洗い始める。その力はとても弱々しい。
どのくらいそうしていただろう。突然利奈は私の背中に
抱きついてきた。

「り、利奈?」

「お父さんの背中、おっきいんだね…」

「……」

「お父さん。利奈のコト、好き?」

「…ああ。好きだよ」

「利奈も。好きだよ。アッキーのこと…」

『アッキー?』
 一瞬誰のことか判らなかったけど、
それはとても懐かしい私の古い呼び名だった。

「り、利奈ちゃん…」

 どうしてその呼び名を知っているのか?
それとも秋久という名前からは考えやすい呼び名だからなのか…
 でも今はそんなことはどうでも良かった。
 洋服越しではない。少女の胸を今は直接背中に感じる。
さらに強く感じるのは利奈の鼓動と、高い体温。

「洗って。利奈の体。ちゃんと 洗って…」

 振り返るとそこには立ち上がった利奈の…
スリットが目の前にあって、目が釘付けになってしまった。

「…そんなに見ないでよ。恥ずかしい   ょ…」

「あ、ご。ごめん…」

 足元に落ちたタオルを拾い上げると立ち上がって、
利奈体を洗い始めた。
 左腕。右腕。肩…
 しかしなんだか自分のほうが恥ずかしくなってしまい、
思わず利奈の肩を掴んでくるりと180度まわしてしまった。

「利奈。本当に洗うよ?全部。洗うよ?」

 こくん。

「私。8月1日で12才なんだ…」

 急に誕生日の話をしだす利奈。
私の手は背中からお尻。そして太ももを下りていっていた。

「秋久さん。好きなんでしょ?12才の女の子」

 なんでそれを!思わず手が止まってしまう。

「私、なんとなく判ってたんだ。
 秋久さんが小さい女の子好きなの。
 朝、私以外の女の子も良く見てたもん。
 特に短いスカート穿いてる子…」

 身動きが取れない私を知ってか知らずか
利奈は一人語りを続けた。

「それでね。決めたの」

「学校の授業でえっちとか生理についての授業があって。
 それで、えっちってどんなんなんだろうって興味があって。
 でも同級生の男の子でそういう話出来る子居なくて。
 それにみんなガキっぽくってヤだったの。
 でも私には秋久さんが居た。もしかしたらこの人ならって。
 それで、ここに来るのを決めた時。秋久さんのパソコンで
 私見ちゃったの。小学生とか中学生の写真がいっぱいあって…
 特に中学生で12才の女の子のコトが一番好きって
 書いてあったよね」

 何もいえなかった。

「angel age。そう言うんでしょ?
 中学生で12才でいるとても短い間の女の子のコト」

「私、まだ小学生だし。今はまだ11才だけど…
 それでも良かったら、色々教えて欲しいの……
 えっちなこと」

「…利奈   ちゃん」

「でもね。 でも。 セックスだけは 待って。
 小学生でも良かったら。12才まで我慢してくれたら
 秋久さんに 私のバージン あげるから。
 それまで。   待って…」

 見透かされていたなんて…
しかもパソコンのデータまで見られていたなんて。
やっぱりあの時――
 でもこれでもう何も隠さなくてもいいんだ…
これでもう、演技も我慢もいらないんだ……。
 そう思うと後は自分の欲望と、利奈の許しに従うだけだった。

「――利奈ちゃんっ」

 後ろから強く抱きしめると
手から離れたタオルが床に落ちて泡が飛び散った。
 それを合図に私は両手で利奈の両方の胸を、洗うという大名目のもと
思う存分その感触を楽しみだした。
 優しく包むようにさすった。
乳頭が指の間で弾むと、利奈の体もそれに合わせて弾んだ。
 少し力を込めて揉みしだくと『くっ...』と肩をすぼませた。
膨らみ始めたそれは、まだ痛みを伴うのかも知れない。

「ごめんね。痛かった?利奈ちゃん」

 だいぶ間を開けて返事が返ってきた。
でもそれは質問に対する答えではなかった。

「――利奈」

「え?」

「利奈って呼んで…
 ちゃんは   イヤ」

「ん。判った。でもそれは二人の時だけでいい?
 お母さんとか、友達の前だと流石にマズイよね」

「うん。   それでもいい」

 なんだかちょっと納得行かないようだが
こればっかりはどうしようもない。

「私はなんて呼べばいい?
 やっぱりお父さん?」

 振り向いて私の顔を見上げた利奈の顔は
柔らかい優しさに溢れたとても良い表情だった。
もしかして仕返しか?

「そうだねぇ。一緒に出掛けた先ではその方が自然なのかも」

「二人の時は?秋久さん?おじさん?お兄さん?
 それとも…お兄ちゃんがいい?」

 とても魅力的な選択肢が羅列された。
おじさんは遠慮願いたいが、それ以外は場面場面で使い分けて貰おうか。
ということでこう提案してみることにした。

「他の人の前では沢木さん。出掛けた先ではお父さん。
 二人のときは、その時々で指定させて欲しい」

 我ながら我が侭だと思った。
小学生とこんなことになっているだけでも贅沢だというのに
これ以上何をこの娘に望もうとしているんだろう。
 でも利奈は私の提案をひとつも嫌な顔をせず
全て受け入れてくれた。

 私は始めて手に入れた。

 異性を。特別な異性を。

 私だけの

 天使を。





「それじゃぁ今は秋久さんって呼んで…」

「うん。判った」

 私は再び利奈を抱きしめ、その体をまさぐり始めた。
散々もてあそんだ胸からお腹。腰を回って両足を上から下へ。
折り返し今度は上へ。
手を回り込ませてフトモモの内側へ滑り込むと
両の膝を締め付けて抵抗された。

「――利奈…」

 力を抜いて欲しいということは伝わっているようだ。
でも利奈は…

「だって...   恥ずかしい」

 いくら覚悟して来たからと言っても
何もかもが初めての体験の利奈。
 初めてなのは私も同じだったけど、ここで退いたら
先に進む機会を見付けるのが難しくなる気がして
私は両手の力を増し、少し強引にフトモモの間に割り込んだ。

「あはうんっ」

 フトモモを上下左右に撫で回す。
まだ秘部には達さないでそのギリギリの処を這い回る。

「……っ」

 声にはならないけど、体はこまかく反応している。
ちゃんと感じているようだ。

「くっ、くすぐったいよ…」

 笑い出しそうなのを我慢していたようです。
でも先ほどから胸やお尻を刺激して、体は充分にほぐれているはず。
私は左手を右乳房へ上げ、右手で秘部全体を包み込んだ。

「あん!」

 胸をゆっくりもみながら、スリットに合わせて指を滑らせると
先ほどとは違う反応を見せ始める。

「…ヤ、んん―」

 腰がクネクネ、もじもじと揺れだす。
石鹸なのか。それとも利奈から溢れた蜜なのか判らないけど
スムーズにすべる指。伝わる温かみ。
 指は秘丘の上からスリットをなぞり多分入り口近くまでを
何度も往復していると、だんだん利奈の足から力が抜けていった。

「秋久さんっ。わたし、もう、立ってられない」

「いいよ。支えてるから」

 利奈の横にまわって背中を支えながらゆっくり腰を
降ろさせると、手桶でお湯をかけてあげた。
 そのまま仰向けに寝かせておおいかぶさると
両手を広げて来た。

「利奈。可愛い」

「抱きしめて。それで、キス  して…」

 私は求められるまま利奈を抱きしめ、
初めて唇を重ねました。でもそれも短い時間。
フレンチキスだ。

「キスから始められなくてごめんね。
 順番間違っちゃったね」

「へへ。私はいいよ。でも……」

「でも?」

「初めてセックスする時は、順番守ってね」

「…利奈っ」

 私は再び利奈の唇をむさぼるように求め、
舌で唇を割り、初めて利奈の中へと進入して行った…
10/09/16 21:10 (P9SEMbRa)
3
投稿者: ロンリーライダー ◆2HHKFjJyPc
>①「続きを早く…」とか「次は?…」とかレスが無くても心配するな!
>皆、黙って見ているから・・・完結するまで・・・
>
>②ヤジレスは削除すればいい!・・・
>俺たちが心配なのは、あなたがヤジレスに左右されて主旨を変えることだ!
>
>③ここでは正学生・注学生・銃荷才を使うな!小学生・中学生・12才を使え!
>そうしないと、作品が低価値となる。
>以前のサイトとは違うのだ!小説サイトである事を忘れるな!


という有り難いレスを頂きましたので
先ずはお返事を。

有難う御座います。m(_ _)m

どうか最後までお付き合い頂けましたら幸いです。

ヤジレスで作品の主旨・趣旨を変えることはないと思います。
言いたい人には言わせておけばと考えております。
ただ、注意や提言に対しては柔軟に対応していきたく思っております。

そして早速ではありますが、ご提言頂きました表記については
全て正しい表記に改め、投稿しなおしました。

有難う御座いました。

ロンリーライダー拝


10/09/16 21:12 (P9SEMbRa)
4
投稿者: (無名)
凄く良かった!読みごたえもあったし、また書いて下さい
10/09/16 23:08 (aeRt6OSF)
5
投稿者: (無名)
最高です続きをキボン♪
10/09/17 12:33 (7Sm1jqM7)
6
削除済
2010/09/17 17:27:26(*****)
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