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1:人妻課長 美樹
投稿者:
ミキ
ノートパソコンを睨みながら、溜息を一つついた。
それに目敏く気づいた社員が同僚たちに目配せをすると、彼ら彼女らは決して課長と目を合わせようとはしない。 そんなときに目が合おうものなら、いらぬお小言をもらいかねない。 わりと目鼻立ちがはっきりしていて瓜実顔の美樹は派手な顔立ちではないが、嫌味のないすっきりとした美人といった印象を持つ。 何かに集中してる時の表情は無表情で冷たい印象を人に抱かせることもあるが、彼女の微笑みは見る者の緊張を解かせるほど柔らかい。 髪の毛は真ん中から分かれて緩いカープを描いて富士額が美しい。 眉毛は太くもなく細過ぎず、程よい形の唇が彼女の知的さを物語るように見える。 美樹はふと顔を上げ部下たちを見た。 勤勉に仕事に励む彼らを見ると、時の流れを感じる。 自分が新入社員だった頃は今よりもずっと、古臭い価値観が蔓延る会社だった。 それがどうだろう、今は新社屋で福利厚生が充実した会社に生まれ変わり、時代に沿った職場になった。 彼らにこの会社に入社して良かったと思ってもらいたいと、切に願う。 その為に自分は良い上司でいなければならなが、部下たちにどう思われているか、自信はない。 美樹は結婚して5年、まだ5年なのかもう5年というべきなのだろうか。 夫との間にまだ子供は授かってはいなかった。 どうしても子供が欲しい訳ではないが、幸か不幸かその兆しはまだない。 これが良いのか悪いのかはわからないが、夫も深く望んでこないのは美樹には救いだった。 美樹はセックスを長い事遠ざけていた。 だから男性も遠ざけていたのだ。 それは自分の体に、コンプレックスがあったから……。 美樹は生まれつきある部分が人とは違っていた。 体質というよりそれは障害といったほうが、いいのかもしれない。 副腎という臓器に問題があり、ホルモンが過剰に分泌するせいでクリトリスが異常が生じたのだ。 はっきりいえば陰核が肥大するという、女にとって負の遺産になりかねない障害が出たのだ。 薬の服用で体はコントロールが出来たのだが、その部分は元に戻ることはなく、指の第一関節程の姿を残したまま年齢を重ねた。 やがて年頃になると、それがネックになった。 それでも拙い恋を成就させ、初体験を迎えることが出来た。 通常でも包皮から露出をし男性のペニスをコンパクトにしたようなそれを見て、きっとびっくりしたことだろう。 常に下着に触れていることからある程度の耐性があるものの、やはりそれなりの器官だけあってか深い快感をもたらしてくれた。 膣のほうは初めて貫通するときには激しい痛みがあり、その後の数回はやはり痛かった。 はっきりとは覚えてはいないが、恐らくは20回も経験はしていないだろうと思う。 ある時からなんとも言えない快感を感じるようになっていた。 それは何物にも代え難くあまりにも強烈で、そこから逃げ出したくて何かにすがりたくなるほどだったのだ。 後に自分が感じやすい体質であることを知った。 美樹は自分が怖くなり、セックスから遠ざかろうとしたが、したい盛りの彼を拒絶しきれなかった。 体を重ねるたびにベッドの上で歓喜をし、耐え難い快感に身悶えた。 若かったこともあり簡単には終わらず、何度も彼のペニスに耐えなければならなかった。 彼はデートのたびに、事あるごとに体を求めてきた。 避妊はしっかりとしてくれたから応じてはいたが、体は毎回クタクタに疲れた。 彼との関係が終わりを告げた理由は友達に情事のことを密かに漏らし、コンプレックスでしかないクリトリスのことまで事細かに喋っていたことだった。 悪気はなく優越感に浸り、己を誇示したかっただけかもしれないが、セックスに溺れるだけのバカな男は見切りをつけた。 それからも数人の男性が通り過ぎていったが、やはり体とセックスに溺れる様に失望を隠せなかった。 やはり大きいクリトリスは珍しいらしい。 舐めるというよりも唇を窄め、女性が男性にするようにそこを愛撫を受けた。 耐性をもってしまったそこは痺れるような過激さを伝えてくることはなかっが、代わりに恐ろしく強烈な快感をもたらす性器官となって我を忘れさせた。 それは無理もなく、勃起を果たしたクリトリスはカリ首まで容易に唇に包み込まれて、あの柔らかい粘膜に限界まで刺激を受けるのだ。 そのうえでペニスの洗礼を受けたら………。 だが最終的に真実の愛を感じられず、どの男性とも別れることになった。 だから今の夫と出会い、こんな男性がいるのかと思ったのだ。 夫……当時の彼は己をしっかりと持ち、良識をもって良いものは良い、ダメなものはダメと気持ちがいいくらいはっきりてしていた。 それは今も変わらない。 夫はセックスは強くない。 でも美樹は回数よりも身も心満たされる一回が得られれば満足だから、それで良かった。 就業時間になった。 部下の各々が帰り支度をして、席を立つ。 そのまま帰っていく者がほとんどだなのが、社内に併設されたジムやマッサージ室に向う者も少なくない。 美樹は後者なって久しい。 どうもここ数年というもの、眼精疲労からくる疲れが顕著になったのだ。 少なくとも週に一度は通っている。 社員なら誰でも利用できるとあって気軽に出向いたのだが、初めてマッサージ師を見たときにはびっくりした。 中高年男性をイメージしていたのに、どう見てもせいぜいが20代後半にしか見えない。 それとなく聞いてみたら27歳、33歳の自分と一回りも違わない。 それにおよそマッサージ師に似合わない良い男だなんて………。 彼が自分の体に触れると考えるだけで、失礼ながら嫌だった。 だが今更それも出来ず、仕方なくTシャツと膝丈の短パンに着替えてベッドに体を横たえる。 結論からいって、彼の施術は素晴らしかった。 凝りが酷かった首元から肩が嘘みたいにすっきりしたのだ。 美樹は彼を絶賛し、以来そこに通うようになってしまった。 いつの間にか会話をするようになり、マッサージ師になった理由を話してくれた。 彼は学生時代はテニスをしていたのだそうだ。 アスリートにありがちの怪我でテニスは出来なくなったが、復帰を目指して針や鍼灸、マッサージを受けるうちに気が変わったのだという。 アスリートの寿命は短い。 それに父親が他界して裕福ではなくなった家庭では、いつも母親が疲れていた。 その母親を癒やしてあげたくてこの道を目指したのに、志半ばで母親も他界してしまった。 一時期は辞めようかとも考えたけれど、母親を癒やしてあげられなかった代わりに辛い体を抱えた人を癒やすマッサージ師になろうと思ったのだという。 美樹は話を聞いて感銘を受け、同時に彼に拒絶感を抱いた自分が恥ずかしくなった。 一年半もここに通ううちに、彼の施術に素直に従う自分がいた。 それほど的確な施術だったから。 初めのうちは首と肩だけだったのが、運動不足だの冷え症だのを彼が聞くにつけいつしか全身をくまなくマッサージしてくれるようになっていた。 美樹はお世辞なく温泉意外で、天国気分を味わった。 ……………天国。 天国といえば一日中を外回りで歩き回った日は、正にそうだ。 足首から膝まリンパを流すマッサージは格別で、翌日はまったく浮腫みがなくて快適な朝を迎えられる。 それでも完全という訳ではなく、あれこれと彼に相談するうちに口籠りながら彼は方法がないわけではないという。 それは内股までのリンパマッサージだというのだから、彼が口籠るのも頷けた。 美樹はちょっと考えたが、思い切って彼にお願いをした。 それは彼を信用しているからに他ならない。 ゆとりのある膝丈の短パンがずり上がり、中に彼の手が入ってくる。 瞬間やっぱりやめておけばよかったと瞬時に後悔 の二文字が頭に浮かんだが、後の祭りでしかない。 百歩譲って外側はまだいい、内腿はさすがにキツい。 指が付け根までくるたびに羞恥心が募る。 夫にしか触れさせない所なのだから。 もう片方の施術が終わる頃には体がすっかり火照ってしまっていたが、その効力はびっくりするほどだった。 翌日も下半身の重怠さが一切なく、通勤の脚が軽くて快適だったのだ。 やっぱり彼はプロだと思った。 それからこの下半身のリンパマッサージは美樹のスタンダードとなっていく。 上半身が終わると、当たり前のように肝心要である下半身のマッサージに移行する。 これがいけなかったのかもしれない。 いつしか彼の指がショーツの縁に触れるようなっても、今更引けなくなっていた。 一旦頭が性的な思考に切れ変わると、マッサージの心地よさよりも彼の指に僅かな性的興奮を覚えるようになってしまった。 何を考えているの?……マッサージじゃないの。 彼に失礼よ………でも、スリルがある。 年下じゃないの!………でも触り心地が優しい マッサージじゃない!……じれったい感じがいいわ 施術を受けながら美樹は理性が許す背徳感に酔いながら、密かに羞恥心に身を焦がしていた。 その時、彼の指が一瞬だけショーツの縁を越えた気がした。 気のせいだろうかとも思ったが、今度ははっきりとそれが分かった。 一気に緊張する。 目には証明の明かりが眩しいだろうとタオルが被せられ、かろうじて美樹の動揺に気づかれなくて済んでいた。 どうなることかと思ったが、それで終わってしまった。 ほっとしたのと同時に、悶々とした気持ちが残る。 美樹は頭を冷やす為に一週間、間を開けた。 夫がいる身で、何を考えているのかと。 彼は一線を越えては来なかった。 否、あれは偶然だったのかもしれない。 社内の人を何人も相手に施術をするのだから、少しくらい手元が狂うことは仕方がない。 きっとそうなのだ、それなのにアタシときたら一人で勝手に盛り上がってしまって、はしたない。 間を開けたから、彼はどうしたのかと思っているかもしれない。 今日こそは彼の所に寄っていこう。 彼の施術は格別なのだから……そう思った。 9日ぷりに顔を見せると、ほっとしたしたような彼の笑顔に迎えられた。 マッサージ師は彼を含めて3人いるが、女性社員には彼はその甘いマスクで圧倒的に人気がある。 恥ずかしくて彼を敬遠する女性社員もいるようだが、どうせ同じマッサージを受け体に触れられるのなら絶対に彼、という女性社員は実は少なくないと美樹は思っている。 女は現金な生き物だから。 相変わらずのうっとりするような施術を受けて、下半身のマッサージに移る。 今日はなんだか気をつけないといけない、体がそう反応を示すのが分かる。 毎月やって来るあの日が迫る時期と重なる時に来ると、体が過剰に反応するから分かるのだ。 勿論のこと、そんなことは彼が察しないようにしているけれど………。 彼の手が下から上がってくると、体がぞくぞくとする。 意図的ではないにしても手が下がる瞬間に人差し指から順番に薬指まで、脚の付け根を上に跳ね上げるように触れてから手が下へと移動していく。 そしてまた上まで上がってくる。 膝を越えた辺りから危険な香りに感じ、彼に分からないようにそっと息を吐く。 今日はいつもよりもショーツに指が乗る頻度が多いような、そんな気がする。 脚の付け根に触れるだけでもかなりのことなのに、なんだか今日は際どい所まで指が来ている。 そう思っていた。 不意に彼の指が越境した。 間違いでは済まされない、そこに触れたのだ。 溝を刻むそこを駆け上がり、ショーツ越しにでもはっきりと分かる山の上を通過したのだ。 びっくりした筈だ。 通常では考えられないほど大きく飛び出していて、勃起もしていたのだから………。 知られてしまった羞恥心、何よりも性的興奮を覚えていることまでバレてしまった。 普通なら目に被せられたタオルを弾き飛ばして彼を糾弾するところなのに、恥ずかしくて出来なかった。 彼がどう考えたのかは分からない。 後で問題になるのは理解出来ない筈はないのに、クリトリスに触れてきたのだ。 ショーツ越しに擦られる感触に、堪らない快感が迫り上がる。 明らかなセクハラなのに、混乱する頭で懸命に考えた。 声を上げるべき、そう思うのに体を起こせず声も出せない。 ショーツの縁を潜り入ってきた指が漏れ出た分泌液を絡め、大きさを確かめるように塗りたくる。 そして小刻みに流線を描くクリトリスを擦ってくる。 もう口を手で覆わないと、激しい吐息を抑えられない。 禁断の扉を開けてしまったことを、美樹は自覚しなければいけなかった。
2024/11/15 11:54:29(V7Ousv9N)
投稿者:
ミキ
いつもと変わらない朝、変わらない部下たちの顔ぶれ。
ふぅ~っと一つ息を吐いたところでノートパソコンの画面から顔を上げると、若い男性の部下と目が合った。 んっ、なぁに? 美樹は彼に声をかける。 周りの同僚たちは机に向かいながらその顔に、こう書いてある、バカだなぁと。 用もないのに上司に小言を言わせる切っ掛けを作る、そんなまねをするのだから無理もない。 しまった……そんな心の声が聞こえてきそうな顔で美樹に向き直る、そんな部下が言った。 ………いえ、何でもありません。 美樹 何でもないのにアタシの顔を見るなんて、そんなに貴方は暇なのかしら? ………いえ、あのう……なんか課長、このところ綺麗だなぁと思いまして。 これには彼の同僚たちは、みな呆れて吹き出す者もいた。 美樹 なるほど、上司を馬鹿にするするくらい暇みたいね。 ………いえっ、本当です、あっいや、いつもお綺麗ですが、なんか最近、より綺麗になられたなぁって。 美樹 はっ?貴方、何か変なものでも食べたの? もういいから仕事をなさい。 このやり取りを聞いていた彼の同僚たちは、さすがに不味いと思っていたらしくて顔を引き攣らする者もいたが、上司の逆鱗に触れなかった奇跡に胸を撫で下ろしたようだった。 危ない橋を渡ったこの新人は、隣に座る教育係の先輩に後でキツいお灸を据えられるに違いない。 実のところ上司である美樹の変化には、部下の大半は気づいていた。 特に女性の部下は敏感に。 女性が綺麗になる理由は、そう多くはない。 だが触らぬ神に祟りなし、上司のプライベートには関わらないほうが身のためだと皆知っている。 ただ残念なことに、大人の恋愛というよりはもっと生々しい愛欲そのものだったけれど。 もうあのマッサージルームに行くのはやめようと思うのに、また足を向けてしまう。 あの彼の笑顔、彼の声、そして…………あの魅惑の快楽。 どうしてこんなことになってしまったのだろう。 彼のマッサージを受けているとき、簡易的な衝立の隣から気持ち良さげな唸り声が聞こえてくる。 あの声は隣のセクションの中年課長なのを美樹は知っている、あの人もここの常連だから。 彼の手がお腹から侵入、ショーツの中に入る。 暫くした後に自らの指を噛み、敏感になった部分を指で優しく揉みしだかれて悶絶しなければならない。 挿入された指の危険で甘い刺激に酔い、動かされるたびに快感の波が打ち寄せる。 隣に声を聞かれるわけにはいかない、両手で必死に口を抑えて猛烈な甘さに耐え続ける。 そろそろアレが欲しいという欲求と、それだけはダメだという最後の理性がせめぎ合う。 もうこんな危険でバカげた遊びはやめないと抜け出せなくなりそうで、恐くなる。 我慢出来なくなった彼がペニスを取り出した。 見惚れるほど反り返った男らしいそのペニスを、受け入れられたらならどんなにいいか。 彼が暴走を始める前に、そのペニスを口に入れる。 少し蒸れたような臭気と尿の匂いが鼻から抜ける。 惚れ惚れするくらいカリ首が立ち、張りのあるそれに対して首を前後に振る。 溢れ出る分泌液が口の中を満たし、窒息しそうな苦しみに涙目になる。 そして、射精された精液を飲み込むのだ。 あの臭いは誤魔化しようがなく、証拠隠滅の為には飲み込む他はないから。 もう何回、彼のものを飲み込んだかは数えるのをやめた。 今日も彼の切なげな顔が、美樹は心が痛かった。
24/11/15 15:08
(V7Ousv9N)
投稿者:
ミキ
いつもと同じ朝、通勤電車に揺られ駅を出て直ぐのところにあるコーヒーショップでカフェラテを購入する。
なんてことのない、いつもと同じ日常なのに気持ちがざわつく。 生活には困らることはなく、仕事だって順調。 特別に贅沢なことを望んでいるわけでもないのに何なのだろう、この気持ち。 ………満ち足りていない?………バカバカしい。 確かに夫はこのところ、途中で不能になることが多くなった。 美樹とは15も離れた年の差結婚だが、まだ50歳になる手前、仕事のストレスでそうなったにすぎない。 確かに不完全燃焼なのは否めないけれど、だからといって不満を溜め込むほどではない。 その心当たりに薄々は気づいてはいたが、美樹は敢えて目を背けていた。 戻れなくなりそうな気がするから………。 今日は取引のある衣料メーカーまで出向いて、打ち合わせだった。 今の時代ビデオ通話というものがあるというのにわざわざ先方まで出向く理由は、昔気質の社長兼会長の気持ちを汲んでのことだ。 長年のつき合いで無下には出来ずそれは仕方がないが、美樹はこの社長兼会長という人が苦手なのだ。 一代で会社をあそこまで築き上げた手腕は誰もが認めるところだが、女癖が酷く悪い。 若い頃は泣かされる女性が多くいたというのは有名な話。 年令を重ねた今はそういう意味の現役を退いたのにもかかわらず、上から下まで舐めるように見るあの目が気持ち悪い。 あそこが役に立たなくなってもその気質は変わらないのだろう。 苦痛の時間をどうにか耐え、美樹は失礼のないようにその場を後にした。 この日、美樹は珍しく残業をした。 コンプライアンスがしっかりした今、規定の範囲内とはいえなんとか目処をつけて席を立つ。 そういえば今日は夫は出張で、子供のいない家には誰もいない。 どこかで食事でもしようかどうしようかと思案していると、久しぶりに映画でも観ようかと思い立った。 そこで一駅隣まで足を向ける為に電車に乗ると、思いがけず声を掛けられた。 誰だろうと声の主に顔を向けたら、自分よりも幾分若い男性が笑顔を浮かべて美樹を見ているではないか。 知らない人?……いや知っている顔の筈なのに、直ぐに合致しなかったのは私服姿だったからだ。 ……………今日は遅いんですね。 そう、マッサージ師の彼だった。 驚きのあまり胸が踊る気持ちが体を駆け巡り、浮足立ちそうになる。 美樹 うん、あまりないことだけど、残業だったから。 今日は映画でも観て帰ろうかと思って、夫が出張でいないから……。 ちょっと、何を言い出すのよ……。 理性という心の声が、戒める。 マッサージ師 そうですか……ご迷惑じゃなかっ たらご一緒しても良いですか? 美樹 あら、まだ何を観るのかは決めてないの よ、それでもいいの? まるで誘ってるみたいじゃない、何をいうの……… マッサージ師 勿論、課長さんとなら何でも… 美樹 そんなこと言っても、何も出ないわよ…… やったぁと言う気持ちと、自分に呆れる気持ち。 何を期待しているのだろう、私は………。 カップルシートというものがあったが、さすがにそれはやめて一般的なチケットを買う。 よせばいいのに年甲斐もなくラブストーリーを選ぶなんて、どうかしている。 やたらと広い映画館の中は平日とあって、やたらと空いていた。 まばらに埋まる座席、運良く人のいない端のほうの座席に座ることが出来た。 自分たちが座る位置から上は誰も居らず、同じ列には遥か向こうに人がいるだけ。 手を繋いでも暗い中では分かるはずもない。 軽い罪悪感、それを上回る期待感。 程なくして上映が始まった。 洋画だったが名のしれたハリウッド映画、俳優が演じる許されざる大人の恋愛模様が映し出される。 切なくて葛藤する気持ちに苦しみ、募る想いが胸を締め付ける。 不意に手が握られた。 暖かく気持ちが彼の想いに包まれていく。 ストーリーがベッドシーンを映し出す。 握られた手は指が絡み、汗ばんでいく。 肘掛けが上げられ、彼の肩にしなだれかかる自分を抑えられない美樹。 彼の手が座席の背もたれと腰の間に入ってきて、抱き寄せられる。 美樹の腰の辺りにあった彼の手が、太腿に置かれて、心臓が早打ちを始め………。 気づくと彼の顔が目の前にあった。 柔らかい唇。一度は彼を拒絶し、やっぱり舌を受け入れてしまった。 絡み合う舌と舌、それだけで体が熱を帯びる。 彼の手がスカートの裾に伸びて、スカートの中に侵入していく。 その手を美樹は抑えその先を阻止、首を振ってみせて拒否の意思表示をしてみたが止まることはなかった。 パンティストッキング、ショーツ……二重の邪魔な物の上からでもはっきりと隆起する部分を捉え、まぁ〜るく円を描く彼の指先。 唇を重ねたまま美樹の鼻息がやや強い漏れる。 勃起したペニスさながらに張りを増した部分を、指先が爪を立てないように何度も行き過ぎる。 美樹はその甘味な味に彼の肩に顔を埋めた。 美樹の湿度のある熱い吐息が彼の肩を湿らせるころ、彼の指は強かに濡れる位置と、第一関節ほどに成長したクリトリスを往復していた。 ムーディなメロディが流れる中、彼の指がスカートを捲り上げようと動く。 美樹はパンティストッキング、或いはショーツも下げられるのではないか、それだけはと拒絶した。 無理強いはせず直ぐにやめてくれた彼に安堵したのも束の間、ストッキングを破かれてしまった。 あっ……と思ったときには、ショーツの横から指が入っていた。 男性にしては滑らかな指先がクリトリスを捉え、そこを執拗に………。 いつしか片脚は彼の上に乗せられ、指が膣の中を弄られる喜びを座席に深く埋まりながら美樹は目を閉じていた。 見えはしないのだろうが、下半身には彼のアウターをかける彼の優しさが尚更美樹のガードを下げる。 その下では二本の指が忙しなく抜き差しが行われ、会社では課長職の肩書を持つ美樹を酔わせる。 数少ない観客は巨大なスクリーンに釘付けになり、誰も気にする者はいない。 映画は二人の既婚者が、自分たちを裏切り逢瀬を繰り返していた事実を知って苦悩するシーンを流していた。 その自分たちの伴侶が逢瀬していたアパートを突き止め、女性側がその痕跡を消してしまおうとゴミ袋に様々な物を投げ入れていた。 観る者を引きつけるシーンの中、彼は何を思ったか美樹の前に膝まつく。 美樹が制止する前に彼女の膝を割り、その中に顔を埋めてしまう。 次の瞬間、美樹は両手で口を塞がなければやらなくなった。 明らかに大きく彼の人差し指程もあるクリトリスに吸い付かれ、フェラチオまがいに前後にされる彼の唇がもたらす魅惑の快感。 合いの手のように舌までも使われて、美樹は体を捩り、くの字に体を前に倒す。 彼も暴れる美樹をものともせずに、両手で太腿をがっちりと抑えてクリトリスを捉え続ける。 ちゅぷちゅぷと美樹の感じる部分を唇の中で出し入れ、濃密な淫臭が漂う膣口周り溜まる分泌液を舐め取る。 大音量の音が響き渡り、暗闇に光が明滅する空間の中で美樹は体を震わせた。 映画は佳境に入っているようだった。 彼がペニスを取り出したのを見て、美樹は慌てた。 必死に彼を宥め拒否をしたが、彼は止まらない。 身動きもままならない格好が仇となり、彼のモノが入ってくる絶望感に打ちのめされる美樹。 入口を通過する苦痛、奥に届く鈍痛に息が詰まる。 咄嗟に同じ列に座る遥か向こうの人影を、美樹は見た。 顔はよくわからないが、こちらに気づいているようには見えない。 やめて、お願いだからやめて………。 美樹の願いも虚しく、腰の動きを止めない彼。 そんな美樹に変化が訪れるのは、そんなに時間他からなかった。 彼の動きに合わせて顎が上がりはじめ、とろん〜とした目つきになった。 夫よりも逞しく立派な彼のモノは、女の根本的な幸せを確実に運んできた。 覆い被さる彼の胸に顔を埋め、熱い吐息を惜しげもなく美樹は吐き出した。 その間も美樹は時どき遥か向こうの人影を揺れる瞳の中に捉えるが、よくは分からない。 危機感がどうしようもなく恐怖心を呼び、押し寄せる快感が打ち消すことの繰り返し。 こんな場所じゃなかったら……。 美樹の不安が消えないのを感じ取ったように、彼が美樹の手を取って立ち上がる。 最後尾の座席までそれ程の距離はなく、その後に回った。 その座席の背もたれに両手をつく格好で、今度は後から貫かれる。 そんな……こんな格好だなんて………。 そんな惨めな気持ちは、直ぐに消え去っていく。 なんてこと……こんなにいいなんて………。 すごい…………いい…………。 膝が曲がり落ちそうになる腰をがっしりと掴まれ、打ち込み続ける彼。 無意識に揺れる頭がゆっくりと持ち上がり、背中が反るような緩いカープを描きはじめる。 あぁ………すごい………。 スクリーンでは街から離れた郊外のロッジか何かで待ち合わせた二人が、再会の抱擁をするシーンが流れている。 繰り返される彼のピストン。 座席を掴む手の力が抜けそうになってきた。 もう、許して………おかしくなりそうよ……。 体が熱い……こんなに気持ちいいの、もう耐えられない……。 ねぇ……こんなに凄いの、初めて…… 気持ちいい……気持ちいい……気持ちいい………。 だめだったら……ねぇ………もうだめだったら………。 ねぇ…………ねぇ………もう耐えられない………。 ねぇ……………ねぇたら……………ねぇっ……………。 もう、あたし……………だめ…………………。 そんな美樹の心の声なんて彼に聞こえるはずもなく、美樹の体が弾かれたようにビクンッとなったかと思うと膝から崩れ落ちた。 いわゆる絶頂感、イクという経験が膣ではなかった美樹は、30を越えて初めて知ったのだった。 その兆候をマッサージルームで彼によって感じていた美樹は、だからこそ怖かったのだ。 それを経験してしまったら、夫では決して味わえないと分かっているから。 彼から離れられなくなると、そんな自覚があったから………。 不完全燃焼で所在なさ気に佇む彼の、ペニスを口に含んだ。 散々と我慢していたのだろう、数分と経たず口の中が夥しい精液で満たされた。 それを飲み込み、独特の青臭さが鼻から抜ける。 映画のラストシーンを観ずにその場を後にしていく二人を、密かに見つめる人物がいることに美樹たちはまだ気づいてはいなかった………。
24/11/17 09:59
(bl8RFNBV)
投稿者:
ミキ
それからの美樹は彼との逢瀬はマッサージルームには留まらず、昼休みを利用して会社から離れた地下駐車場に停められた彼の車の中で。
或いは週に一度の割合で退社後にどこかで待ち合わせて公衆トイレの中や、商業施設の屋上駐車場の隅にある陰、住宅街にある安アパートの空き室になった角部屋のブロック塀との間など、およそ常識ある人間が避けるような場所で愛し合っていた。 それはホテルなどの施設では、誰が知り合いに目撃されるリスクがあるからに他ならない。 怖ごわと始めた秘め事は回数を重ねるごとに、なぜかリスクが興奮に変わるときめきを美樹にもたらした。 誰かに見られたら………という恐怖心は新たな快感を産み、中断など考えられない深い快感の最中に人に見つかったら、と考えるだけで達しそうになる。 そんな人には決して言えない秘密を持つ美樹は、会社では部下には美しい顔をした怖い上司であり、管理職だった。 その部下にはもうすぐ二年目を迎える新人の肩書を返上出来ない、若者がいる。 彼はなぜか美樹と視線が合う回数が多く、お小言を貰う頻度もまた多い。 お陰で同僚たちは自分に向かう口うるさい女上司の、監視の目から逃れられ密かに重宝がられてもいる。 そんな彼はある日、直属の上司として成長具合を確かめるべく美樹が同行して外回りに出た。 これは教育係の指導のしかたも分かる、彼の先輩同僚の手腕が伺えるからその彼は気がきではない。 この部下の成長は可もなく不可もない、といったところか。 いつも美樹は思うのだが、この部下はどこか掴みどころのない不思議な人柄をしていると思う。 帰社する前に、どこかで昼食をと考えている時だった。 部下 課長、よくお昼を外で食事されてますけど、どこで食べられてるんですか? 美樹 どうして?そんなに高いものは食べていないわよ… 部下 いえ、課長なら美味しい所をご存知かと思いまして… 美樹 あなたがもう少し仕事ができるようになったら、教えてあげようかしらね… 自分の上司が通うお店に行こうなんて、怖いもの知らずというか、少し変わっている。 部下 それじゃ退社後はどこかに通う場所があるんですか?……いえ、課長はスタイルが素敵だからヨガとか、何かなさっているのかなって… 美樹 あなた、上司のプライベートを知りたいなんていい度胸をしているのね、セクハラという言葉を知らないの? 美樹は彼に対する薄気味悪さと、何かがヒタヒタと足音を立てて迫りくるような緊張を覚えた。 まさか……この部下が知っているはずない…という、根拠のない強がりが、自分を支える。 だが…………。 部下 いえ、それにしても課長、暗闇の中で素敵な顔をされるんだなぁと思いまして… 美樹は心臓に冷たい杭が打ち込まれたような、そんなショックを味わった。 美樹 それは、どういう意味かしら? 部下 言葉の通りです……さっき先方の倉庫にあった在庫を見る時の真剣な課長は、素敵でした… 何だ、そんなことかと緊張が緩む。 声が震えないように言葉を吐いて、損をした。 それにしても、意味深に聞こえたのは気のせいだろうか。 部下 でも、映画館で見た課長のほうが、もっと素敵だったなぁ…… 美樹は知られている、そう確信した。 やはり気のせいなんかではなかったのだ。 部下 気づいてなかったみたいですね、課長たちとは離れた所の同じ列で僕は見ていたんです… 二人でいる課長を見たときは、知らぬふりをするつもりでした……僕にもそれくらいの良識はありますから。 でも、次に課長たちを見たときには座席には課長しかいなくて、目を凝らしたら……自分の目を疑いました。 だってねぇ………エロチックな課長の顔は、素敵じゃないですか…… 座席を離れたと思ったら、後のほうで……あんな顔をするんですね、課長…… 美樹 やめてっ! 美樹は目の前が真っ暗になった。 美樹 何が望みなの?……お金? 部下 やめてください、お金を脅し取ろうなんて思っませんから… 美樹 じゃ、何っ!? 部下 そんなに怖い顔をしないで下さい……課長の時間を少しだけ欲しいだけです… 美樹 意味がわからないわ、はっきりと言いなさい… 部下 そんな態度を取らないで下さいませんか?………仕事でミスをしたわけでもないのに… 美樹 ………………… 部下 課長、オリモノシートはつけてらっしゃいますか? 美樹 えっ?……今、なんて? 部下 聞こえていたでしょう? 美樹 この変態野郎……… 部下 言葉には気おつけて下さい……僕を変態というなら、映画館で課長がなさっていたことは何なんでしょう? 会社帰りにもいろんな場所で、何をされているんですか? やはり知られている、恐らくはほとんど全てを。 美樹 オリ………それをあなたに渡せば気が済むのね?……なら明日、付けるから待って… 部下 いいえ、待てません。そんなこともあるかと思って、通販で下着を購入しておきましたからこれに履き替えて、今履いている下着を下さい… 美樹 そんな……… 部下 未開封の下着ですから、心配しないで下さい………それと、変な小細工はしないで早く戻ってきて下さいね? 忸怩たる気持ちを抱え美樹は駅ビルの女子トイレの個室でショーツを履き替え、外で待つ小悪党に手渡した。 部下 確かに……課長の温もりがまだありますね………一応言っておきますが、課長が今身につけた下着は一万円以上する高級品ですよ…… 確かに高級ランジェリーの類なのは美樹の目にも、ひと目で分かった。 美樹 そんなもの、どうする気? 部下 プライベートなことは、教える気はないんでしょ?……だったら僕だって言いません…… そんな目で見ないで下さい、貴女にそんな資格があるんですか? 確かにそうなのだ。 美樹には彼を見下す資格はない。 これからどうなるのか、考えたくはなかった……。
24/11/17 13:06
(bl8RFNBV)
投稿者:
ミキ
生理の期間と生理後の3日目を除いた午前と午後の日に2回、剥がし取ったオリモノシートを渡さなくてはならない。
吐き気がする、屈辱的だった。 まさか見られていたなんて………。 部下の彼は不正をしないように、剥がし取った物の画像を彼に送信させる抜かりのなさだ。 後で画像と実物を見比べて、同一の物かを確かめるのだ。 マッサージ師の彼とは、今は距離を置いている。 理由を聞きたがる彼には夫のことを持ち出して言い聞かせたら、待っているからと悲しそうに引き下がってくれた。 忸怩たる気持ちと憤りが渦巻いて、どうしてくれようかと思う。 それもこれも自分の至らなさ、詰めの甘さが招いたことである。 この1ヶ月というもの、部下の彼はそれ以上のことを要求しようとはしない。 毎日それこそ顔を合わせているのに、それがかえって怖いのだ。 その彼がついに、動き出した。 部下 課長、あのこれなんですが……… 言いながら美樹の所まで来て、作成した資料を見せる。 それ自体は自然な行為で、実際によく出来た資料だった。 ただし手書きの文章の紙切れが、添えられている。 頭がおかしくなりそうで、紙切れを持つ手が震える。 次の会議の場に自分も行くと書かれている。 ただ彼は予め机の下に潜み、決められた場所に座れということらしい。 そう、角度と場所によって彼の姿は誰の身にも晒されない。 その意味すること、彼の考えに見当がつくと美樹は血の気が引いた。 バレたら二人とも終わる、会社には居られなくなる。 失うものは若い彼よりも圧倒的に美樹のほうが大きく、二度とこの業界には戻れない。 詰まり彼のさじ加減と、美樹次第なのだ。 どうしてこんなことに………。 あらゆる解決策を考えたが、結局は無傷ではいられない。 従う外はないのだ………。 なぜこんな造りなのだろう。 今までは短めのスカートでも気にしなくてもいい、横も前も人目に晒されない会議室のこの机が気に入っていた。 それは美樹だけでなく、女性社員の皆が同意見なのだ。 それが今は、恨めしい。 理由を作って部下の彼を外に出し、その間の数時間前から机の下に潜んでいたのだ。 美樹は自分の机の前に来ると潜む彼を睨みつけ、引いた椅子に座る。 奥行きは限られているので、そのままでは不自然になる。 仕方なく椅子を前に進ませたが、膝を大きく開いて彼の体を挟まなければならない。 そのためには椅子の座面には深く腰掛けられず、半分ほどを残す形になった。 どこまでも屈辱的で、気持ちが悪い。 彼の手が早速あちこちを這い回る気色悪さを懸命に押し隠し、努めて仕事モードになる。 会議が始まった。 下から両手で抱えるように膝の上を持ち、顔を奥に埋められていた。 深呼吸でもするように深く息が吐き出され、そこが生暖くなる。 この、変態………。 鼻といい、口といい、ぐりぐりと押し付けられる。 不意に動きがとまった。 そう、美樹の特徴的な規格外に大きいクリトリスに気づいたのだ。 パンテイストッキング越しに、何度も確かめる彼。 そのたびに美樹の中の水面に、波紋が大きく広がっていく。 あまり、いじらないで………。 焦る美樹の気持ちとは裏腹に、彼の行為は続けられる。 彼の手がスカートの中に伸び、パンテイストッキングのウエスト部にかかると、引き下げ始めた。 美樹はどうにかしてお尻で引き止めようとしたが、虚しく引きずり降ろされてしまった。 腰を彼の側に引き寄せられ、座り直すようにして誤魔化す美樹。 ショーツ越しに盛り上がりを見せるそこを、唇で挟んで舌が躍動する。 彼の唾液で湿った上に、感度が増していくことで背中に冷や汗が流れる。 話を聞きながら手元の資料を必死に目で追うが、内容が入ってこない。 それとなく話し手に顔を向けて、美樹は聞くふりを続ける。 そこまでにして………それ以上はやめて、お願い…… やはり我慢なんて出来るはずもなく、ショーツに手がかかる。 それだけは阻止しようと、片手で引き下げられそうなショーツを掴む美樹。 だが当然それを良しとしない彼は太腿を軽くツネってみせ、だんだん力を入れていく。 手を離さないと、力を込めるぞと示しているらしい。 限界まで我慢して、仕方なく美樹は手を離した。 膝を通り越して踵から抜き去られると、もう観念するしかなくなった。 今頃は机の下で、目を輝かせているのだろう。 いきなり生暖かさに包まれる。 その部分だけぬるま湯に浸かったような生暖かさの中に、何かの生き物のように舌が蠢く。 ぞくぞくするような快感が、美樹の体を這い上がる。 唇がチュパッチュパッされるたびに、堪らなくなる。 …………どう思う?君の意見を聞きたいんだが…… 自分に問いかけられたと気づき、美樹は焦った。 うろ覚えの話を繋ぎ合わせ、何とか無難なことを並べ立てる美樹。 美樹 ………と、私は考えますが、そこをどう見極めるかですよね… 美樹はここに居る皆に向けて、逆に問いかける形で話を締めくくって誤魔化した。 震えそうな声を、何とか耐え忍びながら………。 片手は彼の頭を押し退けようとするが、震えた力が入らない。 なぜなら次から次へと絶え間なく、快感が押し寄せてくるのだから………。 チュッピッ…チュッピッ…レロレロっ…チュッパ… 太腿に爪を突き立てて、必死に耐える美樹。 俯く顔を上げれば、甘〜い表情になる。 指を膣の中に突き立てられれば、俯くことを誤魔化す為に資料に目を通すふりをしなければならない。 膝がわななき、ボールペンを握る手が震える。 熟慮するふりをして片手を額に当てて、努めて静かに吐息を出す。 気持ちいい……。 やめて、我慢できなくなる……。 そうよ……乱暴にしないで…… 髪の毛を掻き上げる手が、わなわなと震える。 焦点の合わない視線が一点を見続け、呆けたような表情になる。 美樹の性格を知る皆は頭の中でアイデアを組み立てては崩す、それを繰り返しているのだろうと敢えて触れないでいた。 …………それじゃ、以上。 会議は終了し、各々が立ち上がって部屋を出ていく。 おいおい、あんまり考えすぎるなよ………。 深く熟慮をしていると勘違いをした美樹を見て、半分呆れて苦笑いを浮かべメンパーの最後が部屋を出ていく。 静寂が訪れると、机の下から彼が這い出できた。 目を潤ませた上司の美樹を、机の上に座らせる。 美樹 お願い、もうよして… 部下 本当に?……こんなになって、収まりがつかないんじゃないんですか? 美樹 どこまで下衆なのよ… 部下 貴女に言われたくないですね… 言いながら彼は、ペニスを取り出した。 美樹は恐怖心と欲求を天秤に掛けてたが、答えが出せない。 ペニスを掴み美樹に進み出る彼をなぜか拒絶せず、まるで他人事のように自らの体に挿入される様子を見ていた。 ぐぐっと分け入ってきて目蓋が閉じ、ずるずると奥まで到達すると深い吐息が出てしまう。 ペニスが中を3往復もすると、堪らない波が押し寄せる。 半分以上ペニスが外に出て、中に埋まる様を眺める美樹の表情は淫らな女そのものだった。 部下 いけませんねぇ、課長……ご自分からそんなに腰を動かすなんて…… 美樹 言わないで………あなたがそうさせたんじゃない… 部下 あれぇ課長……やっと素直になって下さいましたね… 美樹 バカじゃないの……どうしてアタシなのよ、30を過ぎたアタシより年相応の女の子がいるじゃない… 部下 言いましたよね、課長は素敵だって。 女性として綺麗で色気があって………あんな場所であんなことをするんですから… 美樹 だから言わないで……それは… 部下 課長……綺麗なだけじゃなくて、ここもかなり素敵ですよ……こんなに……おぉ〜…… 美樹 バカじゃないのアンタ……変態… 部下 課長もかなり変態ですよ…… 屈辱的なのにマッサージ師の彼と負けず劣らず、立派で逞しいペニスの威力には勝てない。 悔しいけれど、山の頂を駆け上る素晴らしさに頭を仰け反らせて美樹は白い喉を見せる。 部下 ああ〜………課長………堪らないですよ… 腰を使いながら、ブラウスのボタンを外して行く。 一見、色気のないベージュのブラジャーだが、半分が透けてレースが設えられている。 透け防止のための色のチョイスなのだろうが、それでも美樹のセンスが光る。 隠そうとする美樹の手を払い除け、ブラジャーを押し上げる。 大きいとはいえないが、形の良い張りのある胸に茶色の乳首が乗ってお目見えした。 そこに吸い付き、腰を使う。 相変わらず絡みつく膣壁が堪らなく、美樹の魅力に魅せられていく。 美樹は美樹で底しれない快感に戸惑い、若さ溢れる彼の躍動にひたすら酔いしれる。 こんな世界があったなんて………。 打ち込まれるたびに奥に鈍い幾らかの苦痛、それを上回る深い快感が身を包みこんでいく。 駆け上がる快感で頭が麻痺していく。 だめ………もう、だめ………… そう思っても更なる快感が次から次へと押し寄せて、対処が追いつかない。 快感の渦に巻き込まれて溺れ、悲鳴を上げる体を捩り首を振る。 思考の中ではなく意識のどこかで、ペニスが膨らんだような感覚を捉える。 唸りながら彼はペニスを引き抜きざまに、美樹のそこに大量の精液を放出した。 ほとばしる白濁したモノが、卑猥な美樹の女性器の溝を埋めていく。 ビクッ………ビクビクッ………ビクンッ…… 不規則な痙攣を見せる、美樹。 乱れた髪の毛と安らかな表情が、未だ快感の世界がら抜けきらないことを告げている。 持参していたノンアルコールのウェットティッシュで自分の処理をして、特に美樹の処理は丁寧にする。 ブラジャーを下げて胸を中に収め、シャツブラウスのボタンを止める。 身を起こしても未だ呆然自失のような美樹。 その女性器からは彼女の外見からは想像出来ない、濃い紅色をした大きなクリトリスが飛び出している。 口寂しさを覚えた彼は、やはり持参していた着替え用のショーツを履かせると見せかけ大人のオシャブリに吸い付く。 不意を突かれてクンニリングスを許す形になった美樹は、両手で部下の頭を押し退けようとした。 やがて悶絶をしながら手で口を抑え、身を捩って時どき恍惚となりながら机に体を横たえた。 チュピチュピチュピッ……レロレロッ……… 仰向けになった美樹の背中が机の上で、弓なりに変化していく。 やがてビックン………ビクビクビクッ……ビクビクッ 体が歓喜する痙攣が襲う。 その美樹の姿を見るうちに、ベニスの頭が持ち上がってきた。 美樹はさっき射精したばかりのベニスが脈打ちながら、手に持つ彼が一歩自分に歩み寄るのを驚愕しながら見た。 首を振りながら一言だけ、呟く。 いや…………。 次の瞬間、ベニスは美樹の中に収まっていた。 出入りを繰り返されるうちに、美樹の背中が綺麗な三日月形のカーブを描く。 括れた腰を持ち上げられ、深く突き刺さる彼の逞しいペニス。 美樹の前には新たな山がそびえ立っていた………。
24/11/17 19:06
(bl8RFNBV)
投稿者:
ミキ
あの一件以来、妙な自信をつけてしまった部下の彼に美樹は手を焼いていた。
若いだけあって毎日のように、美樹を求めてくるようになったのだ。 いくらなんでもそれでは体が保たない。 何とか彼を宥め人目を忍んで口で処理をしたり、使用済みのオリモノシートを手渡してぎりぎりまで誤魔化していた。 それでも済まなくなると、昼休みを利用して渋々要求に応じるしかった。 ときには非常階段で………ときには公衆トイレで。 またあるときは、リスクを犯して出先の途中で停めた社用車の中で貫かれ、いずれも一度では終わらない暴力的な快感に美樹は我を忘れ、疲れ果てるまで彼を受け止めた。 お陰で美樹は、夢の中でもセックスをするまでになっていた。 寝ても覚めてもセックス、セックス、セックス。 現実的には無理な話だが、一日でも日にちが開くと疼く体になってしまった。 何とかしなければならないが、どうすれば………。 美樹は部下の彼に思うことがあって、思い切って興信所に依頼をしてみた。 すると、これが当たったのだ。 彼には問題を起こした過去があり、然るべきところにお世話になって父親にこっ酷くやられていたのだ。 これを使わない手はない。 そして今日、性懲りもなく美樹を求めてきた。 美樹 せっかくだからジムの温水プールにでも行かない? 彼は二つ返事で、誘いに乗ってきた。 退社後に別々に会社を出て、現地出て待ち合わせる。 プールでひと泳ぎをすると、プールサイドに掴まりながら時間を潰すようにひと時を過ごす。 その間も彼は水の中で美樹の胸、秘部を執拗に触ってくる。 ネットで取り寄せた安価な競泳用水着だからか、美樹の乳首の浮き出方が露骨だった。 一応はメーカー品なのだけれど………。 しつこく触られたお陰で乳首だけでなく、内布があるにもかかわらず勃起してしまったクリトリスの膨らみも隠せない程になってしまった。 もっとも女性の股間を凝視しなければ気づくことはないだろうし、黒い水着では瞬間的に見ただけではやはり分からないはずだ。 プールから上がり、美樹は彼を水着のまま入れる湯船に誘った。 嬉々として付いてきて並んで湯に浸かる。 しばらくするとカップルだと勘違いした先客が、所在なさ気に出ていく。 美樹の思い描く通りの展開に、タイミングを測る。 バカな彼はこれ見よがしに水着越しに、美樹のあの部分を弄ってきた。 厚みのある丈夫な生地の上とはいえ、それなりの快感を覚えさせる。 その心地よい誘惑に、負けそうになる。 ぐりぐりと摘み上げられながら、指先が忙しなく隆起したクリトリスを擦り続けられる。 このままでは快感に飲み込まれてしまう………。 気力を振り絞って美樹は彼の手を掴み、制止させた。 美樹 あなたってさぁ、執行猶予中何だってね…… 彼の顔が引きつり、驚愕に目を見開く。 部下 どうして、知ってるんですか? 美樹 どうしてかしらね………どうしてくれようかしら… 部下 ………………………… 彼は押し黙ったまま、打開策を寝る顔をしている。 美樹 このことをお父さんが知ったら、あなた終わりね… これが効いた。 部下 どっ……どうしたら許していただけますか? 美樹 許す?…あなたを?……笑わせないで… 散々アタシを玩具にして、許せると? 部下 ごめんなさい……申し訳ありませんでした 美樹 だから許さないって言ってるじゃない… 部下 何でも言うことを聞きます…だから親父だけはどうか…… 美樹 アンタがどうなろうと、知ったことじゃないわよ……いい気味だわ… 泣きそうな顔になり、彼は何度も力なく懇願を続ける。 美樹 何でも言うことを聞くと言ったわね? 部下 はい、何度も聞きますから……… 美樹 じゃあ、今からアンタは私の玩具だから………分かった? 部下 えっ?玩具って? 美樹 アンタに自由はもうないの、分かる? 部下 ………………………はい。 ひょうたん型の湯船はプールに頭を向ければ、対角線にいる人と重なって行為は傍目には分からない。 美樹 じゃあほら、舐めなさいよ………誰か来ないかをちゃんと見てなさいね… もしもこのことがバレたら、アンタはおしまいよ? 徹底的に彼を追い詰め、彼の両肩に太腿を乗せて引き寄せる。 さらに彼を促すと水着の股の部分を横にずらし、第一関節ほどもあるクリトリスを唇に含んだ。 元来の変態的な性癖が顔を見せ始め、吸着する唇が前後にと行為が開始される。 滑らかな唇の粘膜がクリトリスにしなやかに絡みつき、美樹をその気にさせていく。 掠れた声が、美樹の口から漏れる。 空気の漏れ一つない唇が、つるりとした滑らかなクリトリスを包み込んで美樹を高みへと誘う。 彼の髪の毛を掴んで、彼の顔に押し付ける美樹。 腰が持ち上がり、ぷるぷると体が硬直したかと思うと腰がバウンドを始めた。 お湯の中に沈んだ下半身を、彼の下半身に乗せる美樹。 美樹 ほら、入れなさいよ……中で出したら………分かってるわよね? 釘を打つことを忘れず、押し広げるようにして入ってきた彼を迎え入れていく。 腰が動くたびに波打つ湯面。 気持ちのいいところに当たる位置に腰を落ち着かせ、美樹も腰を動かしていく。 突然、彼が目配せをして接近者の存在を知らせてきた。 美樹は結合を解き、彼を椅子に見立てて膝に乗る。 湯に入ってきた男性、美樹よりも幾分は年上だろうか……2人から目線を外して体を温め始めた。 小声で建前の会話を彼とすることで、頭の悪るそうなカップルを演じる。 チラチラと視線を感じるが、まともに見る勇気はないように感じる。 そこで美樹は腰を浮かせて、ペニスを自ら招き入れる。 動かすことは出来ないけれど、その歯痒さもまた興奮をそそる。 湯の中で彼の手を取り、前に回して組んだ太腿に捩じ入れてクリトリスに当てる。 後は彼が勝手に指先を動かしてくれる。 摘んではソフトに擦ることを繰り返し、歯痒さに拍車がかかる。 身動ぎ程度に腰を捩り、中のベニスの存在を確かめるだけでエロチックな気分が掻き立てられる。 そうこうするうちに居心地の悪さに、男性が出ていった。 途端に美樹の腰が動き出す。 お湯の中の抵抗で満足に動かせないが、公共の場というスリルが高揚させる。 子宮の入口にベニスが常に当たり続け、鈍い気持ち良さを覚える。 気持ちの上では一定の満足は得られたけれど、やはり物足りなさは否めない。 そこで2人は漫画喫茶に場所を移す。 最近は男女の同室は厳しくなったようだが、身なりがスーツだったことと美樹が大人の女性だったことで、店員が警戒をしなかったようだ。 入室して早々に仰向けに寝かせた彼を跨ぎ、パンストとショーツを脱ぎ去ると彼の顔の上に腰を降ろしてやった。 酔いしれる女の顔を見せないように、スカートで顔を覆い隠す。 直ぐに官能的な感覚が彼の口によって、もたらされる。 耳障りな音を立てる彼の顔を力強く太腿で挟む。 窒息する恐怖心を抱かせて力を抜く。 こういうことは直ぐに学習をし、控えめな音に留めたやり方に変える彼。 やがてどういう感じにすれば喜ぶのかを理解をし、美樹を急速に導いていく。 求めていた領域に到達したとき、美樹の体が弾かれたようにな反応を見せた。 第2第3の波が押し寄せ、ビクンッ…っと短い痙攣を数回続く。 彼の顔の上から移動をし、囁き声で彼に告げる。 美樹 いい?……アンタが抱くんじゃない、私がアンタを抱くの、分かった? そう言うと取り出した無駄に元気なベニスの上に 、ゆっくりと腰を降ろしていく。 にゅ〜うぅ〜っと、中を押し広げながら入ってきた。 彼の両脇の下に手をつき、ゆっくりと腰を前後に動かしていくいく。 密着感がしっかりとして、快感が這い上がってくる。 少し腰を浮かせて打ちつけたり、彼を抱き寄せて開けた胸に抱きしめてみる。 乳首を吸われるくすぐったい快感と、緩くグラインドさせる下半身から切ない快感が這い上がる。 緩やかに上昇する喜びに耐えつつ、快感という苦しみな抗いながら腰を動かし続けていく。 彼に抱きついて高まる快感に従ってペニスに食らいついて、美樹は離さなかった。 声を殺して喘ぎ、恐ろしいほどの喜びが満ちたとき………体が硬直をし、思考が停止した。 体が回復すると、後から貫かせる。 ここでも中に射精することを禁じ、性の道具として機能させる。 ダイレクトな快感に襲われ、美樹はたっぷりと彼のペニスを味わった。 長く味わえるかと思ったが、思いの外すぐにその兆しがやって来た。 それを遅らせたくて、耐えて、耐えて、美樹は耐え続けた。 それでも意志とは関係なく、堪らない喜びに包まれてしまった。 今度は美樹が仰向けになり、彼と重なった。 ゆっくりと動いて………。 美樹の要望に応えて、まったりとした動かしたかに終始する彼。 この柔らかい快感も、美樹は好きだった。 若い彼の汗の匂い、体温、若い体……… すべてが美樹を官能の世界に引き入れ、感度が高まっていく。 彼のワイシャツをたくし上げ、乳首に舌を這わせる。 自分でも意外だったが、男性にそういうことをするのは嫌いじゃないらしい。 むしろ、興奮してしまうのだ。 愛撫を受ける彼が情けない顔で、快感に表情を歪ませる。 乳首といぃ、お腹といぃ、上半身の届く範囲にキスをしていく。 そして彼を抱き寄せ、すべての神経を打ち下ろされるベニスに集中させる。 奥まで届き、あいも変わらず気持ちいい。 彼の背中からお尻まで手を這わせ、動きを止めない腰から伝わる快感で体が熱くなっていく。 美樹 ねぇ、もっと強く突いて…… 鶴の一声で厚みを増した快感の波が押し寄せる。 前菜、スープ、そしてメインが目の前にやって来たような満足感。 否応なく、何の障害もなくその時が近づいていた。 早足で近づく凄い勢いが、脳を痺れさせる。 もう、……もう、……だめ…… 激しい痙攣が美樹の体を弾ませた。 部下 課長……僕も、もう……… 美樹 外に出して… イクことを許された彼は、嬉々としてベニスを打ち込む。 喜びの直後で敏感になった体が、狂おしい快感に押し上げられていく。 気持ちいい……気持ちいい……気持ちいい………… 限界を迎えた体になおも打ち下ろされる続けて、恐怖を覚えるほど美樹は我を忘れた。 オーバーフロー………。 美樹の意識が薄れていく………。 視界が真っ白になった。 彼は抜き取ったペニスを美樹のお腹に向けて、派手に射精をした。 それは胸にまで届く、若さの象徴だった。 美樹はぐったりとして、意識がなかった。 少しでも株を上げておこうと彼は精液を綺麗に拭き取り、乳首を存分に舐めてからブラジャーに収めた。 下半身はどうするか、やはり綺麗に拭き取る。 ショーツを履かせようとしたがその前に、やっぱり魅惑のクリトリスに吸い付いた。 意識を失ってはいても、敏感な器官だけあっでか美樹は僅かに唸り声を出した。 意識を取り戻すかもしれないが、次はいつ舐めることが出来るか分からない。 今のうちに存分に舐めておく。 弾力が甚だしく、艶々したクリトリス。 もう一度イク顔を見たくて、美樹が好きな唇を使った行為を続ける。 そのうちに美樹の頭が動き、小さな喘ぎ声が出始めた。 ふっと意識を取り戻した美樹、緩やかな快感が優しく彼女の気持ちも包み込む。 うねうねと腰が波打つように動きはじめ、やがて高まる快感に美樹は歓喜して体を弾ませた。 彼は綺麗に分泌液を舐め取っていく。 丁寧に、優しく丁寧に………。 すると……… 美樹 ねぇ、きて… 美樹のお許しを得て、また彼女の中にゆっくりと入った。 今度は余裕もあって、中の様子を確かめながら出入りを繰り返す。 美樹の変化を感じ取りながら、感じ入る。 声を殺したハスキーな喘ぎが堪らなくて、大人の女の魅力に引き込まれていく。 今までは快感にばかり執着し、大事な物を見逃していた気がする。 一回りも年上の上司を相手におかしいかもしれないが、初めて愛おしさを感じていた。 その感情は無意識に愛撫のしかたに伝わっていく。 丁寧さとは違う、愛情が込もると軽くも重くもない温もりが美樹に伝わる。 自然と美樹も彼を抱き寄せ、唇を重ねていた。 気持ちの充足感も加わると、体のそこから幸せが沸き起こってくる。 心から気持ちいぃ………。 余計な物が削ぎ落ちて、純粋な快感が満ちていく。 彼はもう一度ブラジャーをずらし、気持ちの赴くまま乳房を味わっていく。 痛みを感じる手前まで歯を立てて、乳輪まで唇に包みこんで乳首に舌を這わせる。 空いた片手は柔らかく乳房を包み込み、指の間に乳首を挟んで親指の腹で優しく乳首の先端を擦った。 なおもペニスを送り続けて美樹の両膝を抱える。深く浅く、そして速度を変えてペニスを送り込む。 早くも遅くもない速度、変化に飛んだ腰の使いかたに自然と美樹は高まる自分を自覚していた。 こんなにゆったりとした幸せを感じながら、快感が高まるセックスは美樹もそうは経験がない。 両者が合致しないと得られないからだ。 腰が彼に合わせてペニスを迎え入れるかのように、自然に動く。 彼もまた自然とタイミングを合わせるかのように、ペニスの抜き差しがピタリと合っていた。 どちらからとはいえず少しずつ、速度が上がっていく。 息遣い、筋肉の収縮する感じ、お互いの性器が持つ感覚。 そのすべてが連動して、加速を増していく。 もうその時がそこに迫っていた。 もう、何もいらない。 その瞬間が得られたら………。 美樹は幸福感、快感、そして愛情を手に入れて、 迫りくる大波を迎え入れる準備が整っていた。 そして……………。 この世のものとは思えない、苦しみの類は一切ない猛烈な快感に飲み込まれた。 覆いかぶさる彼にしがみつき、弾む体の中に熱い精液を受け入れていた。 痙攣の間隔は時間の経過と共に開いていったが、一分以上に渡って続いた。 美樹はこんなオーガズムはここ数年は記憶にない。 いつまでも残る快感が、名残惜し気に薄まっていく。 明日の仕事のことが頭を過ぎり、美樹は憂鬱になっていた………。
24/11/18 02:38
(rNjFTrMC)
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