ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら
人妻課長 美樹
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
投稿の削除 パスワード:
1:人妻課長 美樹
投稿者: ミキ
ノートパソコンを睨みながら、溜息を一つついた。

それに目敏く気づいた社員が同僚たちに目配せをすると、彼ら彼女らは決して課長と目を合わせようとはしない。

そんなときに目が合おうものなら、いらぬお小言をもらいかねない。

わりと目鼻立ちがはっきりしていて瓜実顔の美樹は派手な顔立ちではないが、嫌味のないすっきりとした美人といった印象を持つ。

何かに集中してる時の表情は無表情で冷たい印象を人に抱かせることもあるが、彼女の微笑みは見る者の緊張を解かせるほど柔らかい。

髪の毛は真ん中から分かれて緩いカープを描いて富士額が美しい。
眉毛は太くもなく細過ぎず、程よい形の唇が彼女の知的さを物語るように見える。

美樹はふと顔を上げ部下たちを見た。
勤勉に仕事に励む彼らを見ると、時の流れを感じる。

自分が新入社員だった頃は今よりもずっと、古臭い価値観が蔓延る会社だった。
それがどうだろう、今は新社屋で福利厚生が充実した会社に生まれ変わり、時代に沿った職場になった。

彼らにこの会社に入社して良かったと思ってもらいたいと、切に願う。
その為に自分は良い上司でいなければならなが、部下たちにどう思われているか、自信はない。



美樹は結婚して5年、まだ5年なのかもう5年というべきなのだろうか。
夫との間にまだ子供は授かってはいなかった。

どうしても子供が欲しい訳ではないが、幸か不幸かその兆しはまだない。
これが良いのか悪いのかはわからないが、夫も深く望んでこないのは美樹には救いだった。

美樹はセックスを長い事遠ざけていた。
だから男性も遠ざけていたのだ。
それは自分の体に、コンプレックスがあったから……。

美樹は生まれつきある部分が人とは違っていた。
体質というよりそれは障害といったほうが、いいのかもしれない。

副腎という臓器に問題があり、ホルモンが過剰に分泌するせいでクリトリスが異常が生じたのだ。
はっきりいえば陰核が肥大するという、女にとって負の遺産になりかねない障害が出たのだ。

薬の服用で体はコントロールが出来たのだが、その部分は元に戻ることはなく、指の第一関節程の姿を残したまま年齢を重ねた。

やがて年頃になると、それがネックになった。
それでも拙い恋を成就させ、初体験を迎えることが出来た。

通常でも包皮から露出をし男性のペニスをコンパクトにしたようなそれを見て、きっとびっくりしたことだろう。

常に下着に触れていることからある程度の耐性があるものの、やはりそれなりの器官だけあってか深い快感をもたらしてくれた。

膣のほうは初めて貫通するときには激しい痛みがあり、その後の数回はやはり痛かった。
はっきりとは覚えてはいないが、恐らくは20回も経験はしていないだろうと思う。

ある時からなんとも言えない快感を感じるようになっていた。
それは何物にも代え難くあまりにも強烈で、そこから逃げ出したくて何かにすがりたくなるほどだったのだ。

後に自分が感じやすい体質であることを知った。
美樹は自分が怖くなり、セックスから遠ざかろうとしたが、したい盛りの彼を拒絶しきれなかった。

体を重ねるたびにベッドの上で歓喜をし、耐え難い快感に身悶えた。
若かったこともあり簡単には終わらず、何度も彼のペニスに耐えなければならなかった。

彼はデートのたびに、事あるごとに体を求めてきた。
避妊はしっかりとしてくれたから応じてはいたが、体は毎回クタクタに疲れた。

彼との関係が終わりを告げた理由は友達に情事のことを密かに漏らし、コンプレックスでしかないクリトリスのことまで事細かに喋っていたことだった。

悪気はなく優越感に浸り、己を誇示したかっただけかもしれないが、セックスに溺れるだけのバカな男は見切りをつけた。

それからも数人の男性が通り過ぎていったが、やはり体とセックスに溺れる様に失望を隠せなかった。

やはり大きいクリトリスは珍しいらしい。
舐めるというよりも唇を窄め、女性が男性にするようにそこを愛撫を受けた。

耐性をもってしまったそこは痺れるような過激さを伝えてくることはなかっが、代わりに恐ろしく強烈な快感をもたらす性器官となって我を忘れさせた。

それは無理もなく、勃起を果たしたクリトリスはカリ首まで容易に唇に包み込まれて、あの柔らかい粘膜に限界まで刺激を受けるのだ。

そのうえでペニスの洗礼を受けたら………。

だが最終的に真実の愛を感じられず、どの男性とも別れることになった。
だから今の夫と出会い、こんな男性がいるのかと思ったのだ。

夫……当時の彼は己をしっかりと持ち、良識をもって良いものは良い、ダメなものはダメと気持ちがいいくらいはっきりてしていた。
それは今も変わらない。

夫はセックスは強くない。
でも美樹は回数よりも身も心満たされる一回が得られれば満足だから、それで良かった。


就業時間になった。
部下の各々が帰り支度をして、席を立つ。
そのまま帰っていく者がほとんどだなのが、社内に併設されたジムやマッサージ室に向う者も少なくない。

美樹は後者なって久しい。
どうもここ数年というもの、眼精疲労からくる疲れが顕著になったのだ。

少なくとも週に一度は通っている。
社員なら誰でも利用できるとあって気軽に出向いたのだが、初めてマッサージ師を見たときにはびっくりした。

中高年男性をイメージしていたのに、どう見てもせいぜいが20代後半にしか見えない。
それとなく聞いてみたら27歳、33歳の自分と一回りも違わない。
それにおよそマッサージ師に似合わない良い男だなんて………。


彼が自分の体に触れると考えるだけで、失礼ながら嫌だった。
だが今更それも出来ず、仕方なくTシャツと膝丈の短パンに着替えてベッドに体を横たえる。

結論からいって、彼の施術は素晴らしかった。
凝りが酷かった首元から肩が嘘みたいにすっきりしたのだ。

美樹は彼を絶賛し、以来そこに通うようになってしまった。

いつの間にか会話をするようになり、マッサージ師になった理由を話してくれた。

彼は学生時代はテニスをしていたのだそうだ。
アスリートにありがちの怪我でテニスは出来なくなったが、復帰を目指して針や鍼灸、マッサージを受けるうちに気が変わったのだという。

アスリートの寿命は短い。
それに父親が他界して裕福ではなくなった家庭では、いつも母親が疲れていた。

その母親を癒やしてあげたくてこの道を目指したのに、志半ばで母親も他界してしまった。
一時期は辞めようかとも考えたけれど、母親を癒やしてあげられなかった代わりに辛い体を抱えた人を癒やすマッサージ師になろうと思ったのだという。

美樹は話を聞いて感銘を受け、同時に彼に拒絶感を抱いた自分が恥ずかしくなった。

一年半もここに通ううちに、彼の施術に素直に従う自分がいた。
それほど的確な施術だったから。

初めのうちは首と肩だけだったのが、運動不足だの冷え症だのを彼が聞くにつけいつしか全身をくまなくマッサージしてくれるようになっていた。

美樹はお世辞なく温泉意外で、天国気分を味わった。

……………天国。

天国といえば一日中を外回りで歩き回った日は、正にそうだ。
足首から膝まリンパを流すマッサージは格別で、翌日はまったく浮腫みがなくて快適な朝を迎えられる。

それでも完全という訳ではなく、あれこれと彼に相談するうちに口籠りながら彼は方法がないわけではないという。

それは内股までのリンパマッサージだというのだから、彼が口籠るのも頷けた。
美樹はちょっと考えたが、思い切って彼にお願いをした。

それは彼を信用しているからに他ならない。
ゆとりのある膝丈の短パンがずり上がり、中に彼の手が入ってくる。

瞬間やっぱりやめておけばよかったと瞬時に後悔
の二文字が頭に浮かんだが、後の祭りでしかない。

百歩譲って外側はまだいい、内腿はさすがにキツい。
指が付け根までくるたびに羞恥心が募る。
夫にしか触れさせない所なのだから。

もう片方の施術が終わる頃には体がすっかり火照ってしまっていたが、その効力はびっくりするほどだった。

翌日も下半身の重怠さが一切なく、通勤の脚が軽くて快適だったのだ。
やっぱり彼はプロだと思った。

それからこの下半身のリンパマッサージは美樹のスタンダードとなっていく。
上半身が終わると、当たり前のように肝心要である下半身のマッサージに移行する。

これがいけなかったのかもしれない。

いつしか彼の指がショーツの縁に触れるようなっても、今更引けなくなっていた。
一旦頭が性的な思考に切れ変わると、マッサージの心地よさよりも彼の指に僅かな性的興奮を覚えるようになってしまった。

何を考えているの?……マッサージじゃないの。

彼に失礼よ………でも、スリルがある。

年下じゃないの!………でも触り心地が優しい

マッサージじゃない!……じれったい感じがいいわ


施術を受けながら美樹は理性が許す背徳感に酔いながら、密かに羞恥心に身を焦がしていた。

その時、彼の指が一瞬だけショーツの縁を越えた気がした。
気のせいだろうかとも思ったが、今度ははっきりとそれが分かった。

一気に緊張する。
目には証明の明かりが眩しいだろうとタオルが被せられ、かろうじて美樹の動揺に気づかれなくて済んでいた。

どうなることかと思ったが、それで終わってしまった。
ほっとしたのと同時に、悶々とした気持ちが残る。


美樹は頭を冷やす為に一週間、間を開けた。
夫がいる身で、何を考えているのかと。
彼は一線を越えては来なかった。
否、あれは偶然だったのかもしれない。

社内の人を何人も相手に施術をするのだから、少しくらい手元が狂うことは仕方がない。
きっとそうなのだ、それなのにアタシときたら一人で勝手に盛り上がってしまって、はしたない。


間を開けたから、彼はどうしたのかと思っているかもしれない。
今日こそは彼の所に寄っていこう。
彼の施術は格別なのだから……そう思った。


9日ぷりに顔を見せると、ほっとしたしたような彼の笑顔に迎えられた。

マッサージ師は彼を含めて3人いるが、女性社員には彼はその甘いマスクで圧倒的に人気がある。

恥ずかしくて彼を敬遠する女性社員もいるようだが、どうせ同じマッサージを受け体に触れられるのなら絶対に彼、という女性社員は実は少なくないと美樹は思っている。
女は現金な生き物だから。

相変わらずのうっとりするような施術を受けて、下半身のマッサージに移る。
今日はなんだか気をつけないといけない、体がそう反応を示すのが分かる。

毎月やって来るあの日が迫る時期と重なる時に来ると、体が過剰に反応するから分かるのだ。
勿論のこと、そんなことは彼が察しないようにしているけれど………。

彼の手が下から上がってくると、体がぞくぞくとする。
意図的ではないにしても手が下がる瞬間に人差し指から順番に薬指まで、脚の付け根を上に跳ね上げるように触れてから手が下へと移動していく。

そしてまた上まで上がってくる。
膝を越えた辺りから危険な香りに感じ、彼に分からないようにそっと息を吐く。

今日はいつもよりもショーツに指が乗る頻度が多いような、そんな気がする。
脚の付け根に触れるだけでもかなりのことなのに、なんだか今日は際どい所まで指が来ている。
そう思っていた。

不意に彼の指が越境した。
間違いでは済まされない、そこに触れたのだ。
溝を刻むそこを駆け上がり、ショーツ越しにでもはっきりと分かる山の上を通過したのだ。

びっくりした筈だ。
通常では考えられないほど大きく飛び出していて、勃起もしていたのだから………。

知られてしまった羞恥心、何よりも性的興奮を覚えていることまでバレてしまった。
普通なら目に被せられたタオルを弾き飛ばして彼を糾弾するところなのに、恥ずかしくて出来なかった。

彼がどう考えたのかは分からない。
後で問題になるのは理解出来ない筈はないのに、クリトリスに触れてきたのだ。

ショーツ越しに擦られる感触に、堪らない快感が迫り上がる。
明らかなセクハラなのに、混乱する頭で懸命に考えた。
声を上げるべき、そう思うのに体を起こせず声も出せない。

ショーツの縁を潜り入ってきた指が漏れ出た分泌液を絡め、大きさを確かめるように塗りたくる。
そして小刻みに流線を描くクリトリスを擦ってくる。

もう口を手で覆わないと、激しい吐息を抑えられない。


禁断の扉を開けてしまったことを、美樹は自覚しなければいけなかった。






 
2024/11/15 11:54:29(V7Ousv9N)
27
投稿者: ミキ
アパレル業界には毎年トレンドを見て肌で感じ、感性を磨くための勉強会がある。

それは名目上はそうなってはいるが近年は、それぞれのブランドを持ち寄って発表をする場になっているきらいがあるのは否めないが………。

美樹は歴代の新人たちをその都度、業務の一貫として連れ出して受付や雑務をさせる代わりに勉強として、その年の服を見て回らせていた。

今の部下たちばみんなそれを経験し、我が部署では新人の登竜門となっている。

数日間と開催期間のある催しに今年は新人の彼と女の子、彼等の先輩となる部下の女の子、美樹自身を合わせ4人で会場に向かうことになった。


先輩である女の子ば新人の女の子の教育係でもあり、彼女たちと美樹、彼のペアを組んで交代で受付業務につく。


美樹  じゃあ先に見てらっしゃい……午後からよろしくね……


先輩部下の女の子  はい、久しぶりだわ……懐かしい〜…



女は幾つになってもオシャレに興味が尽きず、胸をときめかせる。

新人共々、目を輝かせて会場の中へと消えていった。


美樹  さぁ、午前中は来場者が多いわよ………


若者  はい、足手まといにならないよう、受付業務を頑張ります…



美樹  やあね、そんなに肩肘張ってたら疲れるから……力を抜きなさい……

午後は会場を見て回るんだから………



美樹は緊張みなぎる彼を見て苦笑しながら、受付カウンターの中へと2人で入る。

業界人が大挙して訪れるのだから仕方がないが、これも慣れ。

みんな歴代の新人たちは先輩や美樹の背中を見て、学んでいったのだ。

新人の女の子を連れた教育係の先輩も、かつてそうだったように。




次々とやってくる来場者を流れるように捌く美樹を見て習い、彼も持ち前の人当たりの良さを発揮する。

美樹の思った通りだ。
正午にあと1時間と迫る時間帯になると来場者も途切れ、ポツリ……ポツリとしかやって来なくなる。

緊張の糸が切れて手持ちぶたさになってきた彼に、美樹は言った。



美樹  こんなものよ?………疲れたでしょ?


若者  いえ……新鮮で、勉強になります……



嘘ばっかり………気疲れしてるのが見え見えよ…
だけど……そんな健気な彼が愛おしくもあり、美樹の女心が擽られる……。



美樹  なぁに……眠そうな顔をして?


若い えっ、そんな顔してますか?……参ったな…


美樹  困ったわね、仕事だってわかってる?


若者  申しわけありません………



シュン………とする彼を見て、続けててね……。
そう言いおいて美樹は、その場に屈み込む。


狼狽える彼を下から見上げ、人差し指を口に当てる仕草を見せながらパンツのファスナーを下げる美樹……。


うっとりとする気持ちを緊張感が引き締め、なんとも締まりの無い不思議な感覚を感じる彼。

視線を下に向ければ先ほどまで威厳のある上司の顔をしていた美樹が、ペニスを咥えて首をゆっくりと前後に動かしている。

こんな場所で、聡明なこの人が………。
現実感の伴わない性的な感覚が愛欲を湧き上がらせ、口の温もりが興奮に拍車をかける……。


そんなときに限って来場者がやって来る……。



来場者  今年はどんな感じだい?…


若者   あっはい……今年の秋は………



律儀に応対する彼に美樹は、やきもきする。
美樹はこの来場者の声に、聞き覚えがあった。

彼はこの業務では知られた人で、新人と見るやからかう悪癖があるのだ。

かつて美樹の部下もコイツに泣かされ、憤りを隠せない上司である美樹により冷静に、しかし冷酷に追い出されていた。


来場者  そんなことを聞いてるんじゃないんだよ………もっと深い内容を伝えてくれなきゃ……


ネチネチとしたやり方に、我慢が出来なくなった。

すぅ~っと下から姿を現した美樹に仰天して狼狽する来場者から目を離さず、美樹は………。


美樹  駄目じゃない、踏んづけたままじゃ見つからなかったわけだわ……


そう言って手にしたボールペンを、かざして見せる。

あら、お久しぶりですね……私の部下が失礼を?



来場者  いっ、いや……そうじゃないんだ……今、言ってたようにだな……


美樹  そうですの……この世界に長い貴方が新人に何を求めてらっしゃるのか、是非お聞かせ頂きたいですわ?………


来場者  いや……その……違うんだ…


美樹  何が?……まだ懲りてないの?………


来場者  申し訳ない………


逃げるように会場入りしようとするこの男を呼び止め、さらに言った。


美樹  知らなかったの?……アンタは出入り禁止になってるの……

中に入っても追放される姿をたくさんの人に見られるだけだけど、それでもよかったらどうぞ?



その場に立ち尽くす彼の後に、警備員が近づく。
美樹の言葉はハッタリではない。


来場者  おっ……覚えてろよ……


美樹  私じゃない、アンタがそういう対象になったのは………



重鎮  私が命じたんだが?……彼女を恨むのは筋が違うだろう………そもそもお前が原因だ……

これ以上まだ、私を怒らせたいのか?……



この業界にいれば知らない者はいない、泣く子も黙る大重鎮だった。

彼に睨まれて顔面蒼白になった輩は、力なく去っていく……。


美樹  お手を煩わせて、申しわけありません…


重鎮  いや、こちらこそ嫌な思いをさせて申しわけけない……君も、悪かったな…


この重鎮は美樹の愛おしい彼にも、頭を下げた。


美樹たちは慌てて重鎮を止めた。
そう、何を隠そうあの来場者はかつてこの重鎮の元で学んだ門下生なのだ。

その性格の悪さで同期生に嫌われ、出来の悪い男は重鎮の元を追い出されていた。



若者 僕が勉強不足で、大変失礼致しました……



若い彼の対応を見た重鎮が、美樹に言う。


重鎮  いやはや……うちの弟子にも見習ってもらいたいものだな……

いい部下を持って羨ましい……それとも貴女の教育がいいのかい?……


カァ〜ッカァッ…カッァ…カァッ…カァッ……………


盛大に笑って、重鎮は愉快そうに歩き去っていく……。



顔を見合わせる美樹と彼。
美樹は彼に言った。


美樹  覚えておいて、あの人は……

若者  えぇ……僕でもよく知ってます……


入社してまだそんなに経っていないのに、彼なりに勉強をしていたようだと知り、美樹は胸が熱くなった。


美樹  ほら、まだお昼まで先は長いわよ?……


そうだったと言わんばかりに正面を向く彼。
そんな彼が軽い驚きを見せ、優しい表情になる。

もとい、うっとりした表情をしはじめた。
亀頭を周回する舌が、ねっとりと絡みつく。

根元から裏筋を舐め上げ、口の中に収まる。
ゆっくりと浅く、浅く、深く、深く、また浅く……ねっとりと唇が往復する……。

高まる射精感に下腹に力を入れて、堪える。
その変化に気づいた美樹は手を緩めず、さらに攻めていく……。


また来場者がやって来た。
それをそつなく対応し、笑顔を振りまく彼。
その顔は、ここなし引きつっている…。


ニュゥ〜ッ……ニュゥ〜ッ……ニュヌゥ〜ッ………


若者  あふっ……あぁ……もう………勘弁してください……


一度口から離して、美樹は言う……。


美樹  堪え性のない人は、嫌い………


許してはもらえそうにない………。
そう悟った彼は、自分の腿をつねり、爪を立てる。

それでいて時々やって来る来場者に対応し、密かな悶えを無表情の仮面に覆い隠す……。


ニュプッ…ニュプッ…ニュプッ…ニュプッ………



早くなる美樹の首の律動………。
彼は下半身に力を込めて、踏ん張る。


やって来た高齢の来場者の対応に苦戦する彼を、射精感が迫りくる………。


アクティブに、エネルギッシュに、とても意欲的な快楽が続く……。


高齢の来場者  えっ?…トイレはあっちかい?…


身振り手振りで説明する彼の手はわずかに震え、背中に冷や汗が垂れ落ちる……。


ジュプッ…ジュプッ…ジュプッ…ジュプッ…………


高齢者が去りゆく後ろ姿に、緊張の糸が切れた瞬間が訪れる。


あっ………っと、思ったときには遅かった。
気絶しそうな快感が駆け巡り、大量の精液が美樹の口の中に飛び出す……。


………あっ!…………んっ!…………くぅっ!…………


体わ振るわせながら、口の中で脈動が繰り返されるペニス………。



真一文字に閉じた唇を、人差し指でツゥ〜っと横に引く仕草をする美樹。



立ち上がった彼の上司は閉じた唇から舌先を覗かせ、横に滑らせて満足そうに彼を見つめ返した……。





24/12/13 19:07 (ZwlqOyDI)
28
投稿者: ミキ
美樹  う〜ん………どうしようかしら……こんなものかしらねぇ……

タプレットの画面を滑る細い指がスイスイと、上下にスクロールするたび目まぐるしく表情を変える。

便利な時代になったものだと思う。
ブラウス1着買うのにも、こうして指ひとつで選べてしまう。

美樹はダウンコートを希望しているのに、たった1年違うだけでこうもデザインが変わるものかと思う。

今年のデザインは襟のがよくいえば豪華になり、去年までのもはもっとシンプルだったのに……。

もちろん人の好みは人それぞれだし、なんにしても良し悪しはあるのだけど………。


去年のうちに購入しておけばよかったな………。
どこを見ても同じようなデザインしかなく、美樹は急速に興味が失いつつあった。

アパレル業界に身をおいてこういう情報を知らなかった訳ではないが、在庫処分セールを期待していたのに肩透かしである。

もう諦めよう………。
画面から指を離し、タプレットをテーブルに置いたときだった。

流れていた画面が停止したそこには、去年までのモデルが映っているではないか。

美樹は思わずタプレットを手にとって、クリックしてみた。



見たことのない販売会社だが、今年のトレンドからひとつ古いタイプまでが取り揃えられている。

それなのに値段はそこまで安くもない。
下手に安価で消費者を騙すようなところよりはマシだけれど……。


よく見ていくと、どうも毛並みが違うような……。


例えばスカートにしてもビジネススカートスーツがラインナップに、一見は普通のタイトスカートなのだ。

それがスリットの終着点にファスナーがわざわざ取り付けられている。

何のために………?


あるいはトレンチコートのボケットが二重になっており、中の生地を浮かせて手を入れるとそのまま体に突き抜ける構造になっていたり……。


画面をスクロールしていくとランジェリーのコーナーとなり、美樹はここで初めてそういう趣味の人たちが利用する場なのだと気づいた。


美樹  なんてこと………


意図せず覗き見てしまった場所は卑猥に満ちて、目が釘付けになるってこういうことね……。
ひとり納得する美樹……。

そこで美樹は複数の衣類、インナーの類を注文してしまった。

だって見た目は普通のものと、まったく変わらないのだから………。




美樹  どこかで食べていきましょうか……


若者  課長が好きなところを選んでください…


美樹  そういうの、困るのよね……何を食べたいって聞いたのに、何でもいいって返すものよ?


若者  そうですか………じゃあ……貴女を……


美樹  馬鹿…………



彼を伴って出先からの帰り道、決して誰にも聞かせられない会話のやり取り。

若者の返答はあながち嘘ではなく、美樹の辛口な言葉も本音の裏返しだったりする。

今は仕事中、欲しくなるからやめてよ……そんな感じである。


結局この言葉遊びが発端となってコンビニの購入したサンドイッチで済ませ、どこかで2人……そんな邪なことを考える上司と部下だった………。




辿り着いたのは都会の片隅にある小さな公園。
2人はベンチに座り、簡単な昼食を済ませる。

嫌でも目につくので分かっていたが、公衆トイレがある。

とても清潔とはいえなそうな雰囲気に考えを巡らせる。
そういえば中層階ビルの壁に囲まれる公園は造られる段階でその味気無さを隠すためか、周りの壁を隠す意味で常緑樹が植えられ囲んでいた。


木と木の間隔はそれなりにあるが、定期的に剪定される時期の間と見えて隣同士の枝葉がほぼ繋がっている。

しかも後ろの壁とはそれなりの間隔もあり、日の当たらないそちら側は枝葉が伸びないのかお誂え向きの隙間ができているようだ。

簡単な昼食を手早く済ませた女上司と部下は人目を忍び、枝葉が伸び放題の常緑樹の裏側へと侵入する。


そこで抱き合い唇を重ね、時間を惜しむように互いの体を貪った。

とはいえ、時間はかけられない。
若者はその場にしゃがんでスカートを頭から被ると、いつものようにショーツの横からクリトリスに取り掛かる。

手で口を抑えて空を見上げ、肩を震わせる美樹。
鋭さと滑らかさが混在し、巧みな舌使いが筋肉を硬直と弛緩を繰り返させる。

カリ首まで包み込んだ唇が吸着し、動かされるたび体から力が奪われていく。
我慢できない………欲しいと、体が渇望する……。

若者は尿と汗で蒸れた臭い、女の泉が湧き出す入口から発する酸臭に、血流が1箇所に集中するのを自覚する………。


そこからは頭を引き剥がされて、男女が入れ替わる。

取り出したペニスは湯気が上がりそうに熱くなり、反り返りながら脈打っている。

尿の臭いと蒸れた臭いに堪らなくなり、美樹は迷うことなく口に含み弄ぶ。

口内を占拠する物体を喉奥まで招き入れ、引き戻して唇でカリ首を締め上げながら首をふる。

口から出して袋をしゃぶり、根元から陰茎を伝って舌が亀頭に辿り着く。

美熟女になりつつある上司のフェラチオに翻弄されて、苦悶する若い部下が空を見上げる。


美樹  ねぇ………入れて……


待ちきれなくなった自分の上司の命令に、彼女の片脚が持ち上げられた。

黒いショーツが寄せられ、あてがわれる。
亀頭が入り半分ほど沈みかけた時だった。


美樹のバッグの中で、携帯のパイブレーションが振動しはじめた。

画面に浮かぶ会社の文字に、仕方なく通話に応じる美樹だった………。




つい先ほど出てきた取引先に急遽、戻れとのこと。

いささか胸騒ぎを感じながら、上司と部下は先方の入口を潜った。


とうされた応接室で待ち構えていたのは、やはり先程まで相手をしていた自分と同じ肩書の担当者である。



美樹  あの、何か不手際がありましたでしょうか……

担当者  そうなんですよ、君が忘れられなくてね……


美樹の表情が険しくなる。


美樹  あの、何のことか意味が……


担当者  誤魔化すのはよそう……熱い夜を過ごした仲じゃないですか………


美樹は凍りついた。
この担当者とは以前、一夜を共にしたことがある。

共に既婚者でありながら過ちを犯したが、後にいる愛おしい彼と出会う前、数年前のこと。

お互いにこのことは胸にしまう………。
そう約束したはずなのに、こんな禁じ手を使って来るなんて………。

彼には聞かれたくなかったのに………。



担当者  君は彼女の部下だろ?……見たところだと彼女にご執心のようだけど、そういうわけなんだ……


美樹  今さらどうして………最低ね……


担当者  ずっと忘れようとしたんだ………だけど君たちを見ていたら我慢出来なくなったんだ……



美樹  それで?……元に戻ることを断ったなら、悔しくて吹聴して回るのかしら?……


担当者  本意じゃないが、そういう方法もあるね……


美樹が聞いたこともない冷たさを、見せる。


美樹  貴方ほどの人が、火遊びのために自分のキャリアを犠牲にできるの?


担当者  君を手に入れられるなら、それでもいいと思ってるよ……


意地なのかハッタリなのか、目の前の男は握りしめた手を震わせいる。


美樹は振り返って、後ろの彼を見た。


美樹  幻滅したでしょ?……私は、こんな女なのよ………


彼はただ、黙って美樹を見つめた。
その顔はまったく表情が読めず、美樹の中で何かがが音を立てて破滅をするのを感じていた。



担当者  分かっただろ?……君はまだ若いんだから、彼女と心中する必要はない……良かったな……



応接室の凍りつく空気の中で、美樹も考えもしなかったことが起きた。

美樹の着るダウンコートの脇の下に彼が、手を差し入れる、

正確には脇の下よりやや下だが、普通の人には何のためか分からない細いファスナーが取り付けられており、それを引き下げたのだ。

そう、それは美樹が先日見た大人の趣味を目的とするサイト………。
そこから購入した見た目には決して分からない、アダルトな機能のあるダウンコート。

彼は侵入させた手で美樹の乳房を揉んで見せ、相手の男に見せつけた。


担当者である相手の男は美樹のダウンコートの前が、中で蠢く様を見て何が行われているかを理解した。


担当者  きっ…君、何をしているんだ……


若者  見て分かりませんか?……自分の上司の胸を触っているんです……


そう言うと彼はダウンコートの開けた前の、美樹のジャケットの下に手を忍ばせてブラウス越しに胸を揉んでみせる。


担当者  きっ…気は確かか、君は……


若者   貴方こそ、どうかしてますよ?……



美樹は彼の意図を理解した。
そして…………嬉しかった。

捨てられてもおかしくないのに………。



担当者  そんなパフォーマンスで、僕が諦めるとでも思ってるのかい?



顔を引きつらせ、なおも食い下がる……。

若い部下は、妖艶な女上司に言った………。


若者  愛してます………許してください……



そう言うや否や、ダウンコートの後を捲り上げ、スカートも同じようにした。

ただし、コートの前は、ファスナーを締めて……。
最初からすべてを見せることなどしない。

彼の覚悟を悟り、美樹も覚悟を決めた。
お尻をやや彼に突き出し、備える。

そして………美樹の体が揺れだした……。

相手の担当者は目の前の情景がまだ信じられず、余裕のあるふりを見せ、努力して微笑む。


担当者  そんなことまでして、必死だな……


言いながら怒りを抑制し、嫉妬心を噛み殺す。
だが自分を睨みながら不意に恍惚とする美樹を見て、心が焦る。

だが演技だ、巧みな演技に違いない……。
目の前で、本当にできるものか………。

そう自分にいい聞かせ続ける。
美樹の上体が起されてゆっくりと揺れる体、乳房が揉みほぐされるのがよく見える。


俯く美樹の顔が髪の毛に隠れ、表情が見えない。
ゆっさ……ゆっさ……と揺れる髪の毛が艶かしく、信じたくない気持ちを何とかして押し留める。


再び持ち上がった美樹の顔は、淫靡で官能に染まっているではないか……。

嘘だ……そんな筈はない……嘘に決まってるっ!

しぶとく葛藤する担当者を見て部下の彼が、上司の耳に何かを囁くのを見た。

そして、美樹が自らダウンコートのファスナーを下げていく………。

見せられたのは、下着がぎりぎり見えない程度にずり上がったタイトスカート。

それがゆっくりと腰が前に迫り出され………。
横にずれたショーツの脇で、陰茎が出入りを繰り返す様子が目に飛び込んできた………。


担当者は唖然と、立ち尽くす……。
劣情を煽られながら卑しい心が、勃起させる。

上半身を彼に預けて頭を後に寝かせ、快楽に身を浸らせる美樹。

狂いそうな嫉妬心が身を焦がし、なのにしたぎな




24/12/15 02:30 (tabcmaSS)
29
投稿者: (無名)
https://youtu.be/_HK5wQXPmdw
このニュースを読んで、私はもう不倫をする勇気はありません!この結末は本当にひどいです。
25/01/05 23:07 (VL12/FLX)
≪ 前 14 5 6
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.