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人妻課長 美樹
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:人妻課長 美樹
投稿者: ミキ
ノートパソコンを睨みながら、溜息を一つついた。

それに目敏く気づいた社員が同僚たちに目配せをすると、彼ら彼女らは決して課長と目を合わせようとはしない。

そんなときに目が合おうものなら、いらぬお小言をもらいかねない。

わりと目鼻立ちがはっきりしていて瓜実顔の美樹は派手な顔立ちではないが、嫌味のないすっきりとした美人といった印象を持つ。

何かに集中してる時の表情は無表情で冷たい印象を人に抱かせることもあるが、彼女の微笑みは見る者の緊張を解かせるほど柔らかい。

髪の毛は真ん中から分かれて緩いカープを描いて富士額が美しい。
眉毛は太くもなく細過ぎず、程よい形の唇が彼女の知的さを物語るように見える。

美樹はふと顔を上げ部下たちを見た。
勤勉に仕事に励む彼らを見ると、時の流れを感じる。

自分が新入社員だった頃は今よりもずっと、古臭い価値観が蔓延る会社だった。
それがどうだろう、今は新社屋で福利厚生が充実した会社に生まれ変わり、時代に沿った職場になった。

彼らにこの会社に入社して良かったと思ってもらいたいと、切に願う。
その為に自分は良い上司でいなければならなが、部下たちにどう思われているか、自信はない。



美樹は結婚して5年、まだ5年なのかもう5年というべきなのだろうか。
夫との間にまだ子供は授かってはいなかった。

どうしても子供が欲しい訳ではないが、幸か不幸かその兆しはまだない。
これが良いのか悪いのかはわからないが、夫も深く望んでこないのは美樹には救いだった。

美樹はセックスを長い事遠ざけていた。
だから男性も遠ざけていたのだ。
それは自分の体に、コンプレックスがあったから……。

美樹は生まれつきある部分が人とは違っていた。
体質というよりそれは障害といったほうが、いいのかもしれない。

副腎という臓器に問題があり、ホルモンが過剰に分泌するせいでクリトリスが異常が生じたのだ。
はっきりいえば陰核が肥大するという、女にとって負の遺産になりかねない障害が出たのだ。

薬の服用で体はコントロールが出来たのだが、その部分は元に戻ることはなく、指の第一関節程の姿を残したまま年齢を重ねた。

やがて年頃になると、それがネックになった。
それでも拙い恋を成就させ、初体験を迎えることが出来た。

通常でも包皮から露出をし男性のペニスをコンパクトにしたようなそれを見て、きっとびっくりしたことだろう。

常に下着に触れていることからある程度の耐性があるものの、やはりそれなりの器官だけあってか深い快感をもたらしてくれた。

膣のほうは初めて貫通するときには激しい痛みがあり、その後の数回はやはり痛かった。
はっきりとは覚えてはいないが、恐らくは20回も経験はしていないだろうと思う。

ある時からなんとも言えない快感を感じるようになっていた。
それは何物にも代え難くあまりにも強烈で、そこから逃げ出したくて何かにすがりたくなるほどだったのだ。

後に自分が感じやすい体質であることを知った。
美樹は自分が怖くなり、セックスから遠ざかろうとしたが、したい盛りの彼を拒絶しきれなかった。

体を重ねるたびにベッドの上で歓喜をし、耐え難い快感に身悶えた。
若かったこともあり簡単には終わらず、何度も彼のペニスに耐えなければならなかった。

彼はデートのたびに、事あるごとに体を求めてきた。
避妊はしっかりとしてくれたから応じてはいたが、体は毎回クタクタに疲れた。

彼との関係が終わりを告げた理由は友達に情事のことを密かに漏らし、コンプレックスでしかないクリトリスのことまで事細かに喋っていたことだった。

悪気はなく優越感に浸り、己を誇示したかっただけかもしれないが、セックスに溺れるだけのバカな男は見切りをつけた。

それからも数人の男性が通り過ぎていったが、やはり体とセックスに溺れる様に失望を隠せなかった。

やはり大きいクリトリスは珍しいらしい。
舐めるというよりも唇を窄め、女性が男性にするようにそこを愛撫を受けた。

耐性をもってしまったそこは痺れるような過激さを伝えてくることはなかっが、代わりに恐ろしく強烈な快感をもたらす性器官となって我を忘れさせた。

それは無理もなく、勃起を果たしたクリトリスはカリ首まで容易に唇に包み込まれて、あの柔らかい粘膜に限界まで刺激を受けるのだ。

そのうえでペニスの洗礼を受けたら………。

だが最終的に真実の愛を感じられず、どの男性とも別れることになった。
だから今の夫と出会い、こんな男性がいるのかと思ったのだ。

夫……当時の彼は己をしっかりと持ち、良識をもって良いものは良い、ダメなものはダメと気持ちがいいくらいはっきりてしていた。
それは今も変わらない。

夫はセックスは強くない。
でも美樹は回数よりも身も心満たされる一回が得られれば満足だから、それで良かった。


就業時間になった。
部下の各々が帰り支度をして、席を立つ。
そのまま帰っていく者がほとんどだなのが、社内に併設されたジムやマッサージ室に向う者も少なくない。

美樹は後者なって久しい。
どうもここ数年というもの、眼精疲労からくる疲れが顕著になったのだ。

少なくとも週に一度は通っている。
社員なら誰でも利用できるとあって気軽に出向いたのだが、初めてマッサージ師を見たときにはびっくりした。

中高年男性をイメージしていたのに、どう見てもせいぜいが20代後半にしか見えない。
それとなく聞いてみたら27歳、33歳の自分と一回りも違わない。
それにおよそマッサージ師に似合わない良い男だなんて………。


彼が自分の体に触れると考えるだけで、失礼ながら嫌だった。
だが今更それも出来ず、仕方なくTシャツと膝丈の短パンに着替えてベッドに体を横たえる。

結論からいって、彼の施術は素晴らしかった。
凝りが酷かった首元から肩が嘘みたいにすっきりしたのだ。

美樹は彼を絶賛し、以来そこに通うようになってしまった。

いつの間にか会話をするようになり、マッサージ師になった理由を話してくれた。

彼は学生時代はテニスをしていたのだそうだ。
アスリートにありがちの怪我でテニスは出来なくなったが、復帰を目指して針や鍼灸、マッサージを受けるうちに気が変わったのだという。

アスリートの寿命は短い。
それに父親が他界して裕福ではなくなった家庭では、いつも母親が疲れていた。

その母親を癒やしてあげたくてこの道を目指したのに、志半ばで母親も他界してしまった。
一時期は辞めようかとも考えたけれど、母親を癒やしてあげられなかった代わりに辛い体を抱えた人を癒やすマッサージ師になろうと思ったのだという。

美樹は話を聞いて感銘を受け、同時に彼に拒絶感を抱いた自分が恥ずかしくなった。

一年半もここに通ううちに、彼の施術に素直に従う自分がいた。
それほど的確な施術だったから。

初めのうちは首と肩だけだったのが、運動不足だの冷え症だのを彼が聞くにつけいつしか全身をくまなくマッサージしてくれるようになっていた。

美樹はお世辞なく温泉意外で、天国気分を味わった。

……………天国。

天国といえば一日中を外回りで歩き回った日は、正にそうだ。
足首から膝まリンパを流すマッサージは格別で、翌日はまったく浮腫みがなくて快適な朝を迎えられる。

それでも完全という訳ではなく、あれこれと彼に相談するうちに口籠りながら彼は方法がないわけではないという。

それは内股までのリンパマッサージだというのだから、彼が口籠るのも頷けた。
美樹はちょっと考えたが、思い切って彼にお願いをした。

それは彼を信用しているからに他ならない。
ゆとりのある膝丈の短パンがずり上がり、中に彼の手が入ってくる。

瞬間やっぱりやめておけばよかったと瞬時に後悔
の二文字が頭に浮かんだが、後の祭りでしかない。

百歩譲って外側はまだいい、内腿はさすがにキツい。
指が付け根までくるたびに羞恥心が募る。
夫にしか触れさせない所なのだから。

もう片方の施術が終わる頃には体がすっかり火照ってしまっていたが、その効力はびっくりするほどだった。

翌日も下半身の重怠さが一切なく、通勤の脚が軽くて快適だったのだ。
やっぱり彼はプロだと思った。

それからこの下半身のリンパマッサージは美樹のスタンダードとなっていく。
上半身が終わると、当たり前のように肝心要である下半身のマッサージに移行する。

これがいけなかったのかもしれない。

いつしか彼の指がショーツの縁に触れるようなっても、今更引けなくなっていた。
一旦頭が性的な思考に切れ変わると、マッサージの心地よさよりも彼の指に僅かな性的興奮を覚えるようになってしまった。

何を考えているの?……マッサージじゃないの。

彼に失礼よ………でも、スリルがある。

年下じゃないの!………でも触り心地が優しい

マッサージじゃない!……じれったい感じがいいわ


施術を受けながら美樹は理性が許す背徳感に酔いながら、密かに羞恥心に身を焦がしていた。

その時、彼の指が一瞬だけショーツの縁を越えた気がした。
気のせいだろうかとも思ったが、今度ははっきりとそれが分かった。

一気に緊張する。
目には証明の明かりが眩しいだろうとタオルが被せられ、かろうじて美樹の動揺に気づかれなくて済んでいた。

どうなることかと思ったが、それで終わってしまった。
ほっとしたのと同時に、悶々とした気持ちが残る。


美樹は頭を冷やす為に一週間、間を開けた。
夫がいる身で、何を考えているのかと。
彼は一線を越えては来なかった。
否、あれは偶然だったのかもしれない。

社内の人を何人も相手に施術をするのだから、少しくらい手元が狂うことは仕方がない。
きっとそうなのだ、それなのにアタシときたら一人で勝手に盛り上がってしまって、はしたない。


間を開けたから、彼はどうしたのかと思っているかもしれない。
今日こそは彼の所に寄っていこう。
彼の施術は格別なのだから……そう思った。


9日ぷりに顔を見せると、ほっとしたしたような彼の笑顔に迎えられた。

マッサージ師は彼を含めて3人いるが、女性社員には彼はその甘いマスクで圧倒的に人気がある。

恥ずかしくて彼を敬遠する女性社員もいるようだが、どうせ同じマッサージを受け体に触れられるのなら絶対に彼、という女性社員は実は少なくないと美樹は思っている。
女は現金な生き物だから。

相変わらずのうっとりするような施術を受けて、下半身のマッサージに移る。
今日はなんだか気をつけないといけない、体がそう反応を示すのが分かる。

毎月やって来るあの日が迫る時期と重なる時に来ると、体が過剰に反応するから分かるのだ。
勿論のこと、そんなことは彼が察しないようにしているけれど………。

彼の手が下から上がってくると、体がぞくぞくとする。
意図的ではないにしても手が下がる瞬間に人差し指から順番に薬指まで、脚の付け根を上に跳ね上げるように触れてから手が下へと移動していく。

そしてまた上まで上がってくる。
膝を越えた辺りから危険な香りに感じ、彼に分からないようにそっと息を吐く。

今日はいつもよりもショーツに指が乗る頻度が多いような、そんな気がする。
脚の付け根に触れるだけでもかなりのことなのに、なんだか今日は際どい所まで指が来ている。
そう思っていた。

不意に彼の指が越境した。
間違いでは済まされない、そこに触れたのだ。
溝を刻むそこを駆け上がり、ショーツ越しにでもはっきりと分かる山の上を通過したのだ。

びっくりした筈だ。
通常では考えられないほど大きく飛び出していて、勃起もしていたのだから………。

知られてしまった羞恥心、何よりも性的興奮を覚えていることまでバレてしまった。
普通なら目に被せられたタオルを弾き飛ばして彼を糾弾するところなのに、恥ずかしくて出来なかった。

彼がどう考えたのかは分からない。
後で問題になるのは理解出来ない筈はないのに、クリトリスに触れてきたのだ。

ショーツ越しに擦られる感触に、堪らない快感が迫り上がる。
明らかなセクハラなのに、混乱する頭で懸命に考えた。
声を上げるべき、そう思うのに体を起こせず声も出せない。

ショーツの縁を潜り入ってきた指が漏れ出た分泌液を絡め、大きさを確かめるように塗りたくる。
そして小刻みに流線を描くクリトリスを擦ってくる。

もう口を手で覆わないと、激しい吐息を抑えられない。


禁断の扉を開けてしまったことを、美樹は自覚しなければいけなかった。






 
2024/11/15 11:54:29(V7Ousv9N)
22
投稿者: ミキ
数えるほどしか入ったことのないラブホテルは、これまでに経験のないほど豪華な造りで急に緊張してしまった。

流行り廃りはあるのだろうが、やはり安ホテルとは違う。

下品さは微塵もなく、なんならリゾートホテルと見間違う内装なのに、大人の玩具が自販機で販売されている生々しさが男女の営みをする場所だと知らしめる。


美樹  先にシャワーを使ってね……


促されて初めて何の目的でここにきたのかを、思い出した。
この期に及んでまだ実感が沸かず、それでいながらシャワーを使う間、勃起が収まらない卑しさが自覚を促す………。


シャワーを終えてバスローブの袖に腕を通す。
脱ぎ捨てた衣類等を抱え、美女と入れ替わる。

その間は何をして待てばいいのか分からず、彼女がシャワーを使いはじめた音が耳に届いた。

ハッ……とした。
いけないと思いながらも誘惑には勝てず、トイレに行くふりをしてガラス越しに彼女の裸の後ろ姿を盗み見る。

だが上場企業に籍をおく美しき大人の女が脱ぎ捨てた下着が気になって、手に取った。

あれっ………と首を傾げた。
ショーツのあの部分に感じた厚みが、消えていたのだ。
まさか………そう思って、トイレに入る。

そう、視線は隅に小ぢんまりと鎮座するサニタリーBOXにとまる。

そこには丸められた使用済みの白い筒状の物が、1本だけ入っていたのだ。

迷わず手に取り広げたら真新しい滑りが中央に集中し、割れ目の形を成した染みの外周が黄色く変色をはじめた染みがそこにはあった。

それを密かに盗み出し、戻ってジーンズのポケットに忍ばせた。

緊張と期待がない混ぜになり、落ち着かなかった………。




美樹はドアが閉まる微かな音に気づき、彼の考える意図を何となく察した。

あの初っぷりだとやっぱり、気になるのか。
やはり彼も、男だと思った。
それも変態の素質があるらしい、と………。


それならば気兼ねなく、彼を道具として使うことが出来るというもの。

美樹は体の泡を洗い流し、恥部の滑りも綺麗に流し去った………。

鏡の前に立って、ひとりの女へとスイッチが入れ替わるのを自覚する。

鏡の中から見つめ返す女はもう、管理職の顔をしてはいなかった………。



バスローブ姿で出てきた美樹を見て、ソファーにいた彼が弾かれたように居住まいを正す。

灯りを落として彼に近づく。
どこを見ていいのか分からないように俯く彼の前に立ち、彼に体重をかけてゆっくり押し倒した。

その唇に自分の唇を重ね、身を起こすと膝立ちになって彼の顔を跨ぐ………。


美樹  ここが気になって、仕方がないんでしょ?……



薄暗くなった中に跨がれてさらに暗くなっても、パックリと半開きになったクレパスが目前に迫る。

ボディソープの香りに混じって既に潤みはじめたそこからは、女の臭いが放ち始めていた。


彼はそこからの記憶が、定かではない。


夢中で舐める自分の頭を抱えられ、頭上で喘ぐあの人の悩ましい声が響く。

突き出た見たこともない大きなクリトリスをしゃぶり、飽きることなく舐め続けた。



若者  こんなになって、いやらしいですね……


美樹  言わないで……あっ……


若者  もっとして欲しい?……


美樹  やめないで……そこ……感じるの……


若者  こんなふうに?……ジュプっ……


美樹  あっ……………あっ!……あ〜ぁい〜い………




激しく舐めても痛がらず、声を震わせて感じ続ける美樹を攻める。

張りと硬い弾力を併せ持つ突起物を攻め続けると、感電したかのように震え崩れ落ちた。


おもむろに身を起こした美樹は同じく身を起こした彼に向き合い、男根を握って向きを変える。

あてがうと………んっ…んんっ……あぁ~………っと悩ましい声を上げて体の中に招き入れた………。



美樹  ほら、分かる?……


若者  温かいです……凄く……



美樹  ほら………どうお?……


若者  うっ……あぁ…………凄い……



上下に深く動き、規則正しく前後に腰を動かしはじめる。


絞り取られるような膣圧、形容し難い滑りに包みこまれて、あの日の出来事が蘇る………。


若者  あ〜ぁ………うっ…うっ…あ〜ぁ凄い……


美樹  硬いわ………あぁ〜いい………きも……あ〜っ



どこまでも柔らかく滑らかな粘膜が締め上げ、複雑な刺激が亀頭を襲う……。


若者  うっ…あぁっ……そんなに…あぁ!…


美樹  まだだめよ……我慢しなさい……だめっ…


容赦のない腰のグラインドが、冴えわたる。
男根が中を擦る快楽が、奥に当たる深い快感が頭を痺れさせる……。


美樹  あぁいい……気持ち……いいっ…あっ…あっ…


若者  あぁ……あぁ……あぁ〜だめ!だめ!あ〜っ!……


中の男根が脈動を繰り返す………。


美樹  あ〜〜……いや〜ぁん………


若者  ずっ……すいません…………


美樹  まだ………平気よね?………



返事も聞かずに腰を使う美樹………。
情けない声をあげ、悶絶する彼……。


美樹は若い男性を犯す、この感じが堪らなく好ききだった。
もがき苦しめば苦しむほど快感が増し、興奮する。

腰を振り下ろす杭打ちが、体の芯を貫く……。
結合部体の弾き出された精液が、嫌な音を立てて飛び散る。


美樹  あ〜っいいっ…あっ…あっ…あっ…あっ…

あっ…んっあっ…だめ…あっ…………いく………いっく…


若者  あーっ!……あ〜っ…くっ…………あーっ!


美樹  ねぇ……イってもいい?……いいよね?……

…んっ……だめっ……いく………………いっく……!!!…




彼に覆い被さり、体を震わせ果てた美樹………。
膣壁が、違う生き物のように収縮を繰り返す。



美樹  あっ…………あっ…あっ…………………あうっ………



しばらく静止させていた体を起こし、ベッドへと気怠い体を移す。

バスローブを脱ぎ捨て、華奢ながら見事な曲線美を誇る体を露出させる。


彼の首を引き寄せ、唇を重ねて20代のエキスを吸い取るように唾液を飲み込んだ。


仰向けになった美樹に、若い男根が挿入していく………。

お腹側の膣壁に亀頭が接触し、何度も行き来を繰り返す……。

その甘い感覚が自然に腰を浮かせて彼のペニスを誘い込み、惑わせる。


唸り声をあげた彼が、子宮の入口を叩く……。
叩く………叩く………叩く…………。

求めていた快楽が脳を麻痺させ、理由がわからずひとりでに口から声が出てしまう………。


気持ちいい…………………だめ……………気持ちいい…………



不意に体が痙攣をはじめ、バウンドする。
激しい快感に支配され、頭が真っ白になった……。



若者  凄い……中が、中が動いてる………うっ!…


ウネウネと動く膣壁が亀頭を怪しく撫で回し、思わず暴発してしまった……。

ドクドクと放出していく白い分身たち………。



どれほどの時間が経ったのか、美樹は気がつくと乳首を舐める彼を抱きしめた。


美樹  シャワーを浴びましょうか……


彼を促して、共に体の汗を洗い流す。
美樹の手が細身の彼の胸に触れ………若い彼の手が
美樹のふくよかな乳房を包み込む。

その胸の乳首に吸い付き、舌が踊る。
その甘味な刺激に美樹はペニスを握り、しごく。

若い彼はそう時間がかからずに勃起を果たし、脈打たせるペニスが復活していた。

彼に背を向けて壁に手をついた美樹に、彼は熱いペニスを挿入させた。

打ち付ける腰に美樹の臀部の肉が歪んで、撓む。
奥に到達する亀頭が強かに叩く。

歓喜する美樹の声が、シャワーの音に掻き消されていく………。



立っていられなくなった美樹が、彼を浴槽に誘う。

彼の首に手を回し、向かい合わせに繋がった。


唇を重ね、上と下の口を塞いだ美樹はその快楽にその身が熱くなるのを感じていた。



次のエクスタシーはもう、すぐそこだった………。














24/12/08 04:38 (d18LU5hC)
23
投稿者: ミキ
休日の昼下がり、映画を観た帰りに休憩をと立ち寄った店。

何年ぶりだろうか、こうして喫茶店に入ったのは。

もちろん美樹はひとりではなく、向かいの席にはあの若者が座っていた。

今回は純粋に観たい映画があったというだけ。
彼も大人しく隣で映画を観ていただけだ。


大人のラブロマンスは若い彼には少々、退屈だったかもしれない。


美樹  今日はごめんね、つき合わせちゃつて…


若者  いえ、こういうのなんか、新鮮でした…


美樹  本当に?


若者  だって貴女と……いえ、ああいうジャンルは進んで観ることはないですから……


そう言いながら彼は、濡れ場のシーンが始まると手を繋いできていた。


2人は窓辺に面した角の席で、アンニュイな時間を楽しんでいた。

適度に薄暗い店内は席ごとに暖色の灯りが頭上から垂れ下がり、純喫茶のような落ち着いた雰囲気が流れている。


美樹  普段はどんな映画を観るの?


若者  う〜ん、ヒューマンドラマ…アクション系……でしょうか……でもホラー以外は嫌いじゃありませんよ…


彼らしい返答だと、美樹は心がほっこりする。

美樹はこの日、膝上10センチのラップスカートにブラウス、ニットというカジュアルな服装で来ていた。

これくらいなら若い彼といても、浮かないはずだから。
だが美樹は、少し不満を感じていた。

わざわざ暑いからとニットを脱いで、わざと下着を透けさせたのに、彼は見向きもしなかったのだ。

黒色は露骨かしら……そう思って大人しいパステルイエローのブラを着けてきたというのに……。


短いスカートはやっぱり、やめておいたほうが良かったかもしれない……。


でも映画館で繋いできたては、しっとりと湿っていた。
色情を覚えていたのは、私だけだったということか………。


美樹はさすがに若い彼をこれ以上、引き止めることは考えていなかった。

年相応な彼にふさわしい女の子が、いるはずだから………。

……………潮時、そんな言葉が頭にチラつく。



中身のないシュガースティクを弄びながら、彼の話に耳を傾ける………。

不意に手にしていたオモチャをテーブルの下に、落とす大人げない失態を犯してしまった。

身をかがめて拾おうとした美樹を制して、彼が言った。


若者  僕が取りますから……


こんなことぐらい自分で出来る……そう断る前に彼はさっさとテーブルの下に潜ってしまった。


テーブルの脚と自分の脚が邪魔だろうと、美樹は組んでいた足を解いた。

オモチャは実際、美樹の足元にあったのだから。
それを拾った彼が、止まった。

そう……美樹にしては短いスカートの奥が、彼のからはしっかり見えていたのだ………。


このお店はプライベート空間を大事にしているのか、隣の席との間に目隠しが設置されている。


窓辺とは反対側は人の目を遮る造りになっていて、回りからはほとんど見られることもない。

美樹はそっと、膝を開いて見せた………。

膝頭に彼の息を感じる。
ゆっくり伸びてきた彼の手が、前に引き寄せる。

ビリッ……っとパンストを破かれる音の後、ショーツの恥部に彼の体温を感じて美樹は目を閉じた。

鼻と唇を擦り付け、ソコとの対面を喜ぶかのように顔を上下左右に動かしている。

その刺激に控えめだったクリトリスがクロッチを突き出すように、自らの存在の主張をはじめた。

視線を下に向ければラップスカートの合わせ目は、彼の頭に裂かれ左右に開かれている。

美樹はゾクゾクしながらコーヒーカップを持ち上げ、口へと運ぶ。

もう待っていられないとでもいうように、下着が脇に寄せられ………。

美樹はコーヒーカップを持つ手が震え、中の液体が溢れないように苦労してテーブルの上に置いた。

まだまだ拙い彼の舌使いが、彼の興奮度合いを伝えてくる。

それでも場数を踏むごとに上達し、美樹は今、彼がトイレから戻るのを待つ女を演じるのが辛くなっていた…。

唇が突起を包み、吸われる感覚に吐息が震える。
極端に短い前後運動、暴れまわる舌使い………。

公共の場にいる背徳感が溢れる欲情を、押し上げる。
無意識に彼の頭を抱え、美樹は腰を彼に押しつけた。

潤む目を窓の外に向けて行き交う人々の姿を見て、非日常の官能を改めて実感する。

指が挿入された………。

クンニリングスとの相乗効果は、美樹をとろけるような異次元に誘う。

クチュッ…ヌッチャッ…クチュッ…ヌッチャ………


はっ…………あっ……はぁふっ……はっ…………んっ……



美樹は指の間に彼の髪の毛を挟み、揉みくちゃにしながら時おり腰を震わせはじめた。



だめ……これ以上は我慢できなくなる…………。


彼の頭を引き離そうと試みたが、スイッチの入った彼はやめてくれそうにない………。


サッと周囲に視線をを走らせる……。

ゆったりとしたBGMの流れる店内に、僅かな談笑する声が聞こえている。

隣の客が注文でもしようものなら、誤魔化しようがない………。

今や体全体を不自然に震わせ、声を噛み殺す美樹の姿は明らかに普通ではなかった。

ふっ………と、ゾーンに入る。
長く暗いトンネルが現れ、出口が遠くに見える。

その出口がゆっくりとこちらに近づいてくる。
踏みとどまろうとしたが、眩い光がどんどん近づいてくる。


ねっとりとした舌が絡みつき、高速で動く舌先が打ちつける。


鋭い快楽が体を突き抜け、指が気持ちのいいところを忙しく動き回り、体が軽くなってきた。


光が目前に迫る…………。


頭の中で何かが弾けて砕け散った。
猛烈な快感が押し寄せ、沈黙が訪れる………。

気がつくとコーヒーを口に運んで微笑む、彼がいた。



美樹 どのくらい変になってた、私……


若者 どのくらいって、1分も経ってませんよ…



長く意識が飛んでいたように感じたのに……。



美樹 もう、こんな無茶はしないで……


若者 あんな魅力的なものを見せられたら……


美樹 だからといって、限度があるわよ…


若者 申しわけありません……気おつけます…


美樹 まったくもう……場所を考えなさい…



若者 貴女の……いい匂いなんです、



美樹 バカ……なにを言ってるのよ……



若者  素敵でした……美味しくて……



美樹  だから………なにを言ってるの……



若者  いつまでも愛していたくて……



美樹  年下のくせして………生意気よ……




棘のある言葉を吐きながら、美樹は色情の炎が再燃するのを覚えていた。


彼のアレが欲しいと、切に願う。
体が渇望していた………。

美樹は意を決して、彼と店を出た。
今日は夜までに帰宅しなければならない。
その前に………。


美樹は秘密の場所に彼を連れて、歩を進める。
会社の研修所として使う、雑居ビルの5階。

普段は誰も使わず、部屋の中は空気が淀んでいた。
管理職の美樹は、普段からキーホルダーにここ鍵を付けていることを思い出したのだ。

壁に寄せられた長机の前で、ファスナーを下ろしてペニスを口に入れた。

難なく勃起した彼は美樹を制し、長机の上に美樹を座らせてスカートに顔を突っ込んだ。


あぁっ……しっ!……あぁ〜っ……しっ!……あっ…あぁっ……


若者  凄い……もうこんなに溢れてますよ…


言い終えるやいなや、舌を膣に突き入れる。
抜き差しするたび柔らかい粘膜が舌を包み込み、官能的な滑りが奥へ奥へと誘う。

引き抜くと、舌にツゥ〜っと透明な糸がついてくる。


若者  いいですか?……僕、もう……


美樹  私も、我慢できない………来て……


ショーツを脱がす時間も惜しく、横に寄せてあてがった………。


進入を拒むかのような圧力を潜り抜け、官能の渦に飲み込まれていく……。


若者  凄い……中が、いやらしい………


美樹  ………言わないで……恥ずかしいから…


若者  あぁっ……貴女の中……きっ気持ちいい…



美樹  んっ…んっ…………硬い……あぁ~いい……



膝を抱え出入りする自分のペニスを眺め、ゆっくりと抜き差しを繰り返す………。

抜け出るぎりぎりまで引き抜くと、入口のお肉がブワッと広がりを見せ大陰唇にシワができる。

ゆっくりと奥まで入れると収縮し、まるで獲物を捉えた食虫植物が口を閉じるように塞がろうとする。

結合部ではテカテカと光るペニスが現れては飲み込まれ、中では執拗に絡みついてくる……。


恍惚とした美樹の手が彼のお尻を押さえ、注がれる甘味に舌鼓を打つ………。


ヌッチャッ……ヌッチャッ……ヌッチャッ……


熱いペニスに中を擦り上げられて甘くとろけるような快感に浸り、酔いしれていく………。



美樹  これ………これが欲しかった……


若者  僕も、貴女の中に入りたかった……


美樹  あっ…あっ………本当?………あっ…あっ……


若者  こんなに素敵な貴方を、忘れられるわけがないないじゃないですか………



美樹  突いて………もっと突いて……あっ…いいっ




ヌッチャ、ヌッチャ、ヌッチャ、ヌッチャッ………



激しさを増した腰が、美樹の奥を突き上げる……。

脳みそを鷲掴みされたような、射精感が迫りくる……。

絡みつく……圧縮される………くっ……うぅっ!…………



西日の差した部屋の中に、男女の喘ぎ声が響き渡った………。















24/12/09 04:51 (bIf0yOVT)
24
投稿者: ミキ
その後も休日のたびに、2人は逢瀬を重ねた。

彼は美樹をカーレースに、そうかと思えば深緑の中の渓流に連れ出して美しい渓流魚を釣って見せてくれた。

美樹は彼を美術館に連れ出して絵画を見せたり、はたまた陶芸教室に向かったり。

上級者の美樹は拙い彼の手伝いを、楽しんだ。
彼の肩越しに腕を伸ばして彼の手に自分の手を重ね、コーヒーカップの縁を共同作業をやっぱり楽しんだ。

互いの手の温もり、溶けた粘土にぬかるむ指が絡む感触、背中と胸が密着する事による体温……。

そのどれもがセックスの疑似前戯になる……。

甘い時間は瞬く間に過ぎ去り、別れを惜しんで時がくるまで互いの体を貪った。

若い彼は精力的に躍動し、大人の女に酔いしれる。
女の魅力が増すばかりの美樹はその経験値で彼を狂わせ、若い魅力と精力に翻弄される。


そして互いの口内に相手の分泌液を付着させ、お互いの性器には相手の分泌液を纏わせてそれぞれの家路へと帰るのだ。



恋というには違う気がする、愛というには陳腐。
これまでのセックスフレンドとは確実に違った。

あんなに愛し合ったのに翌日のディスクの前に座ると、もう彼の顔が頭にチラつく。

スーツに身を包む体の下に彼の手が這い回り、体中にキスをされる感触が蘇る。

膣の中に、彼のペニスの感触がフラッシュバックする。

淫らな回想を振り切り、美樹は部下に差し出された書類に目を通しはじめた………。





数日後、美樹は営業車のハンドルを握り、通い慣れた彼の勤務する会社兼倉庫に向かっていた。

濃いグレーのスーツに身を包んだ美樹が車から降り立ち、従業員たちの親しみを感じる会釈に迎えられる。

苦楽を共にした美樹はもう、ただの女性管理職ではなかった。

その中において彼は美樹と一番深く接してきたとあって、美樹の世話役に抜擢されるようになっていた。

世話役といっても、何も特別なことをするわけではないのだが。

やはり子会社としては本社の人間の扱いにどこか困り、かといって機嫌を損ねる失礼はしたくないのだろう。

彼はある意味で子会社の社長たちによる防波堤であり、本社の女性管理職の相手をする適任者としての生贄なのだった。

重役たちの思惑は杞憂であり、美樹の人柄を知る現場の従業員たちは内心でほくそ笑み知らん顔をしている。



若者  今日は何をしましょうか?


美樹  困るのよね、気を使われ過ぎるのは……


若者  貴女は本社の人なんですからね、小心者の社長たちだと、諦めてください……


苦笑いをしながら、彼に窘められてしまった。



若者  そうだ、これを見てみてください……



それは美樹が設備投資をさせた、検査用の言わば顕微鏡のような物だった。

古着を扱う以上、衣類の虫食いは見逃せない。
いち早く発見して、手を打たねばならないのだ。



美樹  へぇ~………これならよく見えるわね……


若者  貴女のお陰ですよ……


美樹  やめて、私は当然のことをしただけよ…


若者  皮肉じゃなくて、本当にこれで仕事がやりやすくなって感謝してるんです、みんな……



恩着せがましくするのが性に合わない美樹は、彼の言葉に心が温かくなったが素直になれず、その機材を覗き続けていた。

今なら分かる、若者は美樹の照れ隠しの行動が愛おしく感じる。



若者  そうやってダンボールに詰め込まれていた衣類をランダムに選んで、確認するんです…

初めて見る人は面白いかもしれませんね、気の済むまで見ていてください……



美樹は彼の言葉に甘えて、拡大して見える繊維をあれこれと衣類を替えて、見ていた。

実際にそれは面白く、見ていてちっとも飽きることがない。

顕微鏡と違うのは、座った姿勢で覗き込むのとは違う点だ。

立ったまま覗けるように自分の背丈に調節が可能で、まるでスキーのゴーグルのように大きい覗き窓から見るので、取っ替え引っ替え衣類をたくさん見る必要があるので、非常に楽なのだ。

なんだか観光地の山や高層ビルにある展望台に、これ見よがしに設置された望遠鏡に見えなくもないのだが………。


不意にお尻が温かくなった。
腰に彼の手、お尻には彼の下半身が密着される。

やや前傾姿勢になっている美樹は、必然的に後にお尻を突き出す恰好である。

お知りの割れ目に、硬いものが当たっていた。



美樹  何を考えるの?……こんなところで……


若者  分かってまず……でも、心地良くて……




美樹は網目状に見える繊維を見ながら、当てられる硬いものにうっとりとしてきた。


掴まれるお尻に力が込められ、硬いものが上下に動かされる。



美樹  やめて………、欲しくなる……


若者  僕も……です……


美樹たちの前には窓があり、広い倉庫の中にある2階建ての事務所の一部屋、ここからは従業員から丸見えだった。


腰が引き寄せられ、その場所に押し付けられる。
目を閉じてその感触を味わい、体温が上昇するのを感じる。


スカートの裾が、持ち上げられるのが分かった。


美樹  やめて………いくらなんでも……


若者  じゃあどうして、こんなになってるの?



パンスト越しに触れる彼の指は、ショーツの濡れた場所を前後に擦る。



美樹  それは…………貴方が……


若者  まだ気持ちの良いところに、触れてませんよ……


美樹  なにを………そんなこと……されたら……



ピリッ………ピリリッ………ビリッ!!!……



何の音かはすぐに分かった。



美樹  やめて……………


言葉こそ強く言ったものの、美樹は顕微鏡から顔を上げられなかった。


ショーツの脇から入ってきた指が、感じる突起を捉えてスリスリと擦り、美樹の手に力が入る。

膝が内側に入り、内股になった膝頭が笑う。
鋭い吐息が口から漏れ出す……。

………あっ…っと思ったときには、中を指が動いていた。



若者  もう、こんなになってますよ……



美樹  んんっ…………はぁ~〜っ……



若者  入れたい………いいですよね?…



女性管理職はただ拡大された繊維を見つめ、黙秘を貫く………。


美樹はそこに圧力が加わり、押し広がる感覚に固く目を閉じた。


少しづつ確かめるように入ってきた彼は、前進と後退を繰り返しながら奥まで到達。

それからゆっくり、とてもゆっくりと抜き差しがはじまった。


美樹は目に映る景色とかけ離れた甘い快楽を受け、体を揺らさないように気遣う彼のピストンを受け止める。

感度の波が上がるたび唇を噛み、舌舐めずりを繰り返す。


下で作業をする従業員のひとりが見上げ、彼と目が合った。


困惑したような彼を見た従業員は、本社の人間の接待を仰せつかう彼に同情して苦笑を返してきた。

まさか本社の女性管理職と子会社の若造が、淫らな行為に及んでいるなどと誰が想像するだろう。


最近は忙しいのか、恥毛が出入りを続けるペニスの両側にビッシリと生え揃ってきていた。


あまりにゆっくりした抜き差しだからか、中の絡みつきようが露骨に感じる。

美樹は彼に応えるように締めてみせ、それでいて下で時おり見ているであろう従業員に、飽きもせず衣類を取り替えては覗き見る体を演じて見せる。

その口は半開きになって、口呼吸でなければ酸素の供給が追いつかなくなっていた。



美樹  はぁ~…………はぁ~…………あぁはぁ~……



ベニスの動きに合わせ、吐息が漏れる……。
シャツブラウスの背中と脇の下に、汗が滲む…。

何度目になるのか分からない舌舐めずりがなされ、大きく開いた口から見える上下の前歯。

唾液の糸が繋がって伸び続け、吐息に揺れる。
前に回された彼の手が、飛び出たクリトリスを優しく刺激する。


…………こんなのもう、耐えられない…。



美樹  もう、終わらせて………お願い………



彼の腰が激しく打ちつける。

濃密な快楽が押し寄せる………。

落ちる腰を持ち上げられて、なおも突き上げられる………。

耐え続けるあまり、背中が反りはじめた………。


激しく体を揺らす美樹に気づきハッとした彼は、気遣いながら腰を進めていく………。


立っていられなくなった美樹が、唸り声を上げて張り上げそうな喘ぎ声を留める………。


そして再び顕微鏡の覗き窓を掴み、覗き見る振りをして体を支える………。



美樹  あぁ………………あぁ…………あぁぁぁぁぁぁ……


首を後に反らせた美樹が喉を絞ったような声を上げ、いちだんと膣圧が増したとき………。

硬直した体を、いきなり弾ませた。
顕微鏡の横に突っ伏した美樹は、机の上に涎が流れ出ていた……。


腰を捕まえていなければ崩れ落ちたであろう美樹を支える彼は、美樹の呼吸が正常に戻ったのを見てスパートをかける。


回復しかけた美樹に、追波が襲いかかる。
呼吸が追いつかず、なされるがままに…………。


熱い精液が放出されるのを感じた………。
繰り返される脈動………。

薄れゆく意識の端に、例えようのない深い官能が追いかけてくるのを感じていた………。





美樹  それじゃあ、よろしくお願いします……



爽やかな挨拶を残し、パリッとスーツに身を包んだ本社の女性管理職は去っていった。

幹部たちはやれやれと言わんばかりにだらしなくなり、美樹の変化には誰も気づかなかった。

乱れた髪の毛は見事に整え、剥がれたルージュは引直されていたが、よく見れば彼女は素足になっていたのだ。


そして美樹は、スカートの下にはショーツを履いていなかった。

なぜなら多量の精液を吸い込んだ下着はその臭いを振りまいてしまい、そのまま会社には戻れない。


美樹  責任を取りなさい……


彼に一言だけ恨み節を残し、汚れたショーツを押し付けていたのだから………。











24/12/10 04:38 (LPiOeHac)
25
投稿者: ミキ
腕時計に眼を落とすと、17時半を過ぎていた。

まだ残っていた部下のひとりは、残りの仕事をやっと片付けて数分前に帰った。


美樹  そろそろかしら……


18時近くになって、内戦電話が鳴った………。



一階ロピーまで降りると守衛室の前で、所在なさ気に佇む彼がパッと笑顔になって美樹を見つめていた。


美樹  彼は子会社の若手、有望株ですから………


冗談めかして守衛に入館証をもらい、彼はそれを首から下げる。


守衛  私等が若いころは残業なんて当たり前でしたが、最近はうるさいんでしょう?……

あんまり遅くならないうちに、戻ってくださいな………まっ、少しくらい遅くなっても私は何も見なかったことにしときますから………



美樹  ふふふっ…ありがとうございます、なるべく遅くならないようにします………




美樹は事あるごとに資料室を利用していた。
過去の資料のすべてが電子化され、保管されているわけではない。

世の中の流行というものは数十年おきに繰り返し、過去に流行ったトレンドが再来する。

自分たちの世代がそれを知るには、古い資料を見るしかないのだ。



守衛  ご苦労さまです……



そう言った年齢差のある女性管理職の課長と、あとに続く若者を見送る守衛だったが………。

いちだんと美貌が輝く年増の課長と若い彼を見ながら、まさかな……と内心の小さな懸念を振り払う。

これから資料室?……若い男とふたりきり?……
まさかあの頭の切れる女性管理職に限って、それはないだろう……


社内で淫らな行為に及ぶ2人を思い浮かべ、守衛は自分を恥じて笑い飛ばす。

そんな自分のキャリアを無駄にする愚かなことを、あの人がするわけがないじゃないか……と。



美樹たちは階段で地下まで降りると、通路を渡りながら守衛のロッカールームや休憩室の前を通りすぎる。

利用者のいないシ〜ンと静まり返った通路を、足音だけが響く。

この時間帯に資料室を利用する人は、常日頃から美樹以外にはほぼいない。

資料室の前まで来ると扉を開けて、すぐ横にある壁にあるスイッチに触れて灯りをつけた。

立ち並ぶ大型のスチールラックがずらりと並ぶ側を通り越し、その向こうにある大きめの机の前に到着する。

これは資料を観覧したり書き写したりする為の机で、何脚かの椅子も置かれていた。


今回は純粋に仕事のため、彼のためにここを見せたかったのだ。


美樹  ほら、凄いでしょ?……ネットで調べられること以外に、現場の生の資料は発見できることが多いの……


若者  本当ですね、圧巻だ………



美樹は役に立ちそうな資料を探すため、ラックの間を移動しはめた。

この辺かな、というところに差し掛かり足を止めたが、腕を伸ばしても届くかどうかの位置にそれはあった。

背伸びしてそれを指な引っ掛けて、少しづつ手前に手繰り寄せていく。

その後姿を、彼は眺めていた。
スリムな体にスーツを纏い、背伸びをする彼女のウエストが際立って見える。

そして魅力的な2つの隆起した丘が引き締まり、スカートを押し出している。

もう何度も見て触れてきたお尻だが、いくら見ていても飽きることはない。

彼はそっと近づき、しゃがんでそのお尻に顔を埋めた。


美樹  ちょっ…ちょっと、何してるの?……今日はそんなんじゃないじゃない……


若者  やっぱり堪らない……素敵です…


美樹  だから、もう………変態……


若者  貴女が素敵すぎるから、いけないんです


美樹  貴方から見ればもう、おばさんよ?……


若者  そんなふうに見たことないですよ……同世代の子なんて、そんな気になれないです……


仕事モードから引き離され、寝た子がぐずりだす。

お尻に頬ずりしていた彼が、ブラウス越しに胸を掴む。

優しく揉みほぐす手の指が、探し当てた乳首をクリクリと刺激する。


美樹  ちょっと〜ぉ……今はやめて……


若者  やめていいんですか?……



前に回った彼が美樹とラックの間にしゃがみ込み、スーッとスカートをたくし上げる。


若者  今日は、パンストじゃないんだ……


膝上を通過したスカートの裾がガーターストッキングの終着点、レース部分が現れる。

両手で足首からそこまでを這い上がらせ、滑らかな素肌に触れる。

……………はぁ~……っと、思わず吐息を漏らす美樹。

右足を持ち上げられて彼の肩に載せられると、すでに染みの広がり出したクロッチに口づけをする彼。

欲情した女の芳香が鼻を突き、ショーツを横にずらす。

脱毛を考えていた美樹を思い留まらせた性器は、美樹の性格を表すように手入れされ、縁を綺麗に生え揃っでいる。



美樹  そんなに見ないで……恥ずかしいから……


若者  綺麗にしてるんですね、もう少し手を抜いたくらいが好きだなぁ……


美樹  バカ………変態………


若者  もうこんなに艶々して……いけない人だ…


美樹  言わないで………


若者  いい匂い………舐めても、いいですか?……


美樹   もう………知らない……………あっ……



彼のひと舐めに声を発し、蠢く舌先に身を捩らせる。

舌が膣口とクリトリスを往復し、淫らな音が響く………。


クチュックチュッ…ジュッ!……クチュックチュッ…


舌先がクリトリスに襲いかかる。
埋もれていたカリ首が包皮から抜け出し、敏感さに拍車がかかる……。


舌が這い回る……叩く……吸われて前後に動かれて、膝が笑いだした。

静かな資料室に、美樹の啜り泣きのようなか細い喘ぎ声が聞こえはじめる。


うふんっ、うふんっ、ふんっ……あっ…あぁ~……



若者  気持ちいい?…


美樹  だめ……立っていられない……イキそう……


若者  じゃあ、あっちに………


机に移動した2人はそこ上に仰向けに寝かせさせた美樹の膝を立て、彼は脚の間に顔を埋める。


美樹は自らの胸をを揉んだり、彼の頭に手を置いて頭を右に左に倒して喘ぐ……。

腰を抑えられた美樹は上半身を捩り、胸を上に突き出すようにして背中を反らす……。

両手を彼の頭に置いて口を開け、顎を天に向けて白い喉を見せる………。


執拗にクリトリスを攻められ、息も絶えだえになりながら狂おしい甘味な味に感度が増していく………。


美樹  がまん……できない……いっ…くぅ…………



激しいエクスタシーにその身を踊らせ、やがて穏やかに波が引いていく………。

彼は溢れた蜜を綺麗に舐めとりながら胸を時おり大きく盛り上がらせて呼吸をする、そんな美樹を立ち上がって見つめた。


その美樹のブラウスのボタンを1つひとつを外していき、背中に手を差し入れてホックを解除する。

仰向けになっているのに大して潰れもしない白い乳房が、呼吸に合わせて上下する。

プックリとした薄茶色に変化しつつある乳首を、口に含んで舌で転がしはじめた。



美樹  待って……私ばっかり………


若者  したいんです、感じる貴女を見たい……


美樹  貴方って、どこまで………あぁ……



舌先が動き乳首がクネクネと倒れては起き上がり、唇で挟んで痛みを感じる手前まで引っ張る。

それでいて先端をチロチロと舌先が動き回らせて、美樹の欲情を引き出す。


美樹  はぁ……はぁ……あぁ……くふんっ………


若者  気持ちいい?……


美樹  もう………待ちきれない……貴方のを舐めさせて………


おもむろに起き上がった美樹は彼の前に膝をつき、ズボンのファスナーを引き下ろす。


やがて頭を前後に振りはじめる………。

その様子をラックと並べられた資料の隙間から、覗き見る者がいた………。



………なんてこった、だからいわんこっちゃない………。



ロッカー室に私物を取りに来た守衛が様子を見に来てみたら、扉の前で変な声を耳にしてしまったのだ。

それは女性が苦しむような、啜り泣くような妙な声だったから音を立てないよう中に入ってきたのだ。

そうしたら………。

机に寝転んだあの女課長が膝を立て、股の間に誰かの頭が覗いてるではないか。

秘め事にふけるあの綺麗な女課長が悩ましげな声を上げ、その顔は恍惚としていたかと思えば快感に歪ませ………。

口を大きく開けては首を左右にふり、普段見る賢そうな顔とは別人のように艶かしい女の顔になっていた…。

その彼女が今、あの若い彼のペニスを咥えて頭を振っている………。


初老の守衛はその場から動けず、生々しい男女の営みの行方から目が話せなくなった。



ニュップ……ニュップ……ジュプッ……ニュップ……ニュップ……


白いシャツブラウスが脱げかけて左の肩が露出させ、一心不乱に頭を動かす女課長の頭に両手をおいて目を閉じる若者。


若者  ちょっと待って……これ以上は………


その意味を察した美樹は立ち上がり、彼を椅子に座らせると自ら跨いだ。

守衛はお腹までたくし上がったスカートから、破れたパンストに包まれたお尻をこちらに向け、彼に跨る様を生唾を飲み込みながら見つめていた。

片手は履いたままのショーツを横に寄せながら、もう片方の手はペニスを掴んで起こしてあてがった。

そのままゆっくりと腰を沈めていき、背中を仰け反らせた……。

しばらくの静寂の後、女課長の腰が律動を開始する。

前後にクネクネと律動させながら顔を上に向け、そうかと思えば首を横に傾けて悩ましい声を上げはじめた。


3メートルくらいしか離れていない位置の守衛まで、ヌッチャッ…ヌッチャッ…という、いやらしい結合部の音が露骨に届く……。


美樹  あっ…あっ…あっ…硬い……当たる……奥に当たる……………あっ…あっ…あっ………気持ちいい……


若者  あぁ…あぁ……凄い………中が………凄い………


生々しい音と2人の会話、精力的に腰を律動させる美樹の動きは一見の価値があるほどの攻めを見せる。

その攻め方は定期的に前後の動きから上下にと変化させ、繰り返し律動を続ける。

普段の物静かな姿勢からは想像出来ない乱れた姿を見せ、上下にと杭打ちさせる結合部からは白く白濁した分泌液を絡ませた陰茎がが見え隠れする。


こっ……こりゃあ…………凄い……。


そんな彼等が体位を変えて机に両手をつき、お尻を突き出した美樹を若者が後から貫きはじめる。


後から両手であの女課長の胸を掴み、ゆっくりと腰を動かす若者…。

乱れた髪の毛を揺らし、頭を倒したり上げたりしながら目を閉じて恍惚とした表情を曝す美樹……。


あまりに色っぽくていやらしく、淫らな女課長を未だに信じられない心境で見つめる守衛………。

無意識に股間に手を伸ばし、反応をしなくなった愚息を寂しく思いながら食い入るように見続ける。


そのうち女課長の両脚がパチンコ台の壊れたチューリップのように激しく開き、小刻みに震え閉じる様を見せつけられた………。


………………あっ!………達したんだ………


ぐったりと動かなくなった女課長を抱えて机に寝かせ、再びクンニリングスをはじめる若者……。


その快楽に豊かな乳房を揺らし、ハスキーがかった声で喘ぐ女課長を見て思わず生唾を飲み込んだ守衛。


ひときわ感じさせて催促する女課長に応えて立ち上がった若者は、屹立したペニスの向きを変えて挿入していく………。

焦らすようにゆっくりと前後に動かし、しっかりと密着して奥まで入れて威力を発揮させる………。

女課長の体が前後に揺れるたびに柔らかな乳房がゼリーのように形を変え、勃起した乳首が屹立したまま揺れに任せている。

若者の息が荒くなる………。

苦悶の表情を浮かべ、腰を打ちつける………。

その腰の激しさに比例して、女課長が喘ぐ………。

頭を左右に倒し、開けた口が快感の深さを物語る………。

そして………。

若者の腰が止まったかと思うと壊れたように震え、小刻みに小さく打ちつける………。

そのまま女課長に倒れ込み、動かなくなった……。



数分もすると抜いたペニスはまだ元気なままに、トロリと精液が膣から流れ出ていた………。


………………中に……中に出したのか!…………


驚愕する守衛をよそに唇を重ねる年増の女と、まだ年若い男。

絡まり合う舌が生々しく、どこまでも官能的ではないか………。

さらに驚愕を覚えたのは、口づけを交わしたままいつの間にかペニスを挿入していたことだ。

唇を重ね目を閉じていた女課長が突然、驚いたように目を見開いて体を揺らしはじめたのだ。


彼女は若者の肩を叩いて収めようとしていたが、やがて目を閉じて感じ出してしまった。

精力的に腰を使う若者にヌッチャ…ヌッチャ…という音が凄まじく響き、たちまち余裕を失いはじめる女課長………。


美樹  あぁっ……あぁっいいっ!…いいっ!……


若者  いっぱい……うっ…感じてっ……ください……


美樹  はっ…はっ…はっ…あぁ……いっちゃう………


若者  何度でも………気持ち良く……なってっ……


美樹  気持ちいいっ………あぁっいいっ!……

…………あぁっ!!!……んっ!!…



女課長の体が、机の上で踊る………。

最上級の恍惚を見せ、呆けた顔に凄まじい快感の跡が色濃く浮かぶ………。


すでに射精を一度済ませていた若者に2度目はそう簡単に訪れる気配はなく、再びゆっくり動きはじめる………。


苦しみに似た喘ぎを漏らして快感の続きを味わう女課長と、若さを誇示する若者………。


きりがないので、静かにその場を後にする守衛。この事実をどうしようかとも思ったが、見なかったことに決めた。

今だから言える事だが、人には言えない失態を犯した自分をあの女課長は、黙って見逃してくれたことがあるのだ。

やっと再就職に就けたこの仕事を今も続けられるのは、彼女のお陰なのだ。

これからのこの時間帯のシフトは、自分が入らなければならない。

そうじゃなければいずれ、他の誰かに見つからないとも限らない。

こういう形で恩を返すのは複雑だが良い物を見させてもらったし、この秘密は墓場まで持っていく。

これからも度々ここを密会に使うだろうし、知らん顔をしようと決めた。


予想通り彼女たちは最もらしい理由で月に一度は資料室を密会に使い、秘め事にふけるようになった。


半ば呆れながらも同僚に理由をつけては守衛室を抜け出し、繰り広げられる情事を見物させてもらった。


若さが羨ましい………。

初老の守衛はこの日も足を忍ばせて大型ラックと資料の隙間から、覗き見ていた。


女課長のあの、腰の律動を…………。































24/12/11 08:34 (/4J5l70M)
26
投稿者: ミキ
青天の霹靂という言葉がある………。

美樹が目をかけて急成長を遂げていたあの子会社が、解体されることになったのだ。

理由は社長をはじめとした幹部が、利益を誤魔化していたことが発覚した。

業務上横領という最悪の自体に怒り心頭に達したCEO兼社長は彼等を切り捨てたのはいいが、残された従業員たちの処遇………。

本気としては、それが問題なのだ。



専務  本当はな、退職金を出して……というのが妥当なんだが……

君の功績を無下にはしたくない、そう思ってな……


美樹  ありがとうございます……


専務  君の気持ちは分かる、だが決定事項だからな……

ひとつ提案がある………従業員たちはグループ企業に振り分けようと思うんだ……彼等に罪はないしな…


美樹  本当ですか?……


専務  君が育ててきたんだ、路頭に迷わすことは出来んだろう?

それでな……誰か使えそうな人材がいれば、引っ張ってきてもいいぞ……


美樹  専務……だから好きなんです……


早くに父親をなくした美樹は、父のように慕うこの専務に思わず本音を吐露した。


専務  おいおい……まあ、その……なんだ……社長も鬼じゃない、君のお眼鏡に引っ掛かる者がいたら……まあ、任せる……




仕事には厳しい人だが、人情味のあるこの人こそが社長に直訴していない筈はない。

美樹はかつて、この人に救われたことがある。

知り合いの息子が起こした会社に期間限定で出向させられたのだが、そこで集団レイプをされたことがあった。

烈火のごとく激怒した専務は責任を感じ、彼等に二度と日本の土を踏ませないように僻地へ追放し、またある者はハードゲイの世界に送り込まれてしまった。



美樹  ありがとうございます、専務…

あの……何人かいるのですが、よろしいでしょうか…


専務  好きにしていいぞ……



専務の泣き所は自分より弱い存在に慕い感謝され、人として愛されること。

それが同性ならば古い男の愛情表現で、自分が咥える火のついたタバコをそのままくれてやる真似で感情を誤魔化せる。

だが異性となればそうはいかない。
不器用なだけにどうしていいかが未だに分からず、自分の照れを持て余すしかないのだ。

だからわざと嫌われるような見え透いた嘘を言って、遠ざけようとする。

こんなふうに………。


専務  あぁ~もういいか?……今日は腹の調子がどうも悪くてな……

うぅ~……こりゃあ昨日は呑みすぎたな……






季節は流れ、街路樹に紅葉が見られるようになった。

トレンチコートに身を包んだ女性が通勤にブースの底を鳴らして、颯爽と横断歩道を渡る。

髪の毛を風に揺らし、コートの紐が結ばれた細いウエストがすれ違う男性の目を惹く。

部下の誰より早く出社した美樹はコートをその身から剥がし、ロングブーツから低いヒールの靴に履き替える。

黒いシャツブラウスにグレーのスカートスーツ。
膝上10センチ近いミニタイトスカートが、未だ見事なプロポーションを誇示している。

若い男と肌を重ね、出産経験のない女性としては年齢不詳の美貌が嫌味なくその外見に現れている。

ボタンを閉じたジャケットは胸が小高く盛り上がり、やはり細いウエストが強調する。

無駄に大きくもなく垂れてもいないそのお尻は、パンツなら惜しげもなくその形を見せ、スカートならば男性をそそらせる。

贅肉のない体は部下の女性社員の憧れとなり、密かに男性社員も別の意味で憧れだった。



古株の部下が出勤してすぐに着慣れないスーツに身を包んだ中途入社の新人が、入口に佇んでいた。

まだ若い彼は所在なさげで、不安そうな顔をしている。
そして2人目の新人が現れ、眩いスカートスーツを着て緊張を隠せない顔をしていた。


美樹  ほら、入ってきて……


上司となる美樹に促されてディスクの前に立つ新しい顔ぶれが、揃った先輩たちの前で挨拶をした。

彼女のほうはアパレル業界に興味があり、これから育てるにはうってつけの人材として目を付けていた。

彼は………誰とでもすぐに馴染み、機転の効く人柄とその献身的な性格は職場に必要不可欠になると、あくまで上司として確信していた。


その彼は………美樹のかけがいのないパートナーである、あの若者だった……。

公私混同をしたつもりはない。
仕事が出来ない人間は、必要ないのだ。



若者  お世話になります、課長…

女の子 よろしくお願いします……


美樹  よろしくね……しばらくは様子見だから、肩の力を抜いてね……



そう言いおいて先輩たちの群れの中に送り出した美樹は、上司の顔を崩さず初々しい彼の姿を盗み観ていた……。 



若者  ほら……肩の力を抜くって、さっき言ってなかった?…


両手をスカートと太腿の間に差し入れ、ずり上げていく彼。



美樹  上司にむかって聞き捨てならない言い草ね……


若者  わぁ……今日はパステルパープルだね……



2人は多目的スペースとされている、食堂のある階の一角にいた。


若者  怖い顔も素敵だけど、いつもの笑顔のほうがもっと素敵だよ…



ここは社員たちなら誰でも利用できて、食後の後や休憩に使ったり、仕事の合間の息抜きに来る者もいる。



美樹  ここでは私は上司よ、分かって……んっ…



立ち上がった彼に唇を塞がれ、進入してきた舌先に上顎を撫でられ絡みついてくる……



若者  あまり時間をかけられないね……



そこここに背の高い観葉植物が配置され、寛げる簡易的な椅子とテーブルがある。



美樹  そうよ、用心しないと……



再びしゃがんだ彼は、ショーツを寄せてまだ眠気眼のクリトリスに吸い付いた。



美樹  はっ………んん~っ……



上司に連れられて彼はどう見ても新人であり、他の部署の人間からはさっそく上司に目をつけられ熱心なレッスンを受ける、哀れな奴だと同情の眼差しを向けられていた。

自分たちの新人時代を思い出し、居心地の悪さを覚えた彼等は蜘蛛の子を散らすようにスゥ〜っとその場から姿を消していく。


美樹  あぁ……あっ……そんなに……しないで……声がでちゃう……


通路を通る足音や人の声が緊張感を醸し出し、いっそう背徳感が増していく……。


チュピッ…チュッ…ムチュッ…ムチュッ…ムチュッ…



若者  こんなに硬くなって……気持ちいい?…



女子社員の声が近づき、緊張が走る……。
2人連れのうち1人がこの場に寄りたがり、片方がそれを拒んだことで去っていく…。



美樹  早く……貴方のを……



言うが早く開けたファスナーから細い指がペニスを取り出し、亀頭の形に唇が膨れる。



若者  うっ……あぁっ………気持ちいい……


美樹の頭が忙しなく前後に動く……。
足音が近づくたび瞳だけがそちらに動き、遠ざかる足音に安堵する。


美樹  ねッ……はやく入れて……



はしたなくテーブルに座った美樹が彼に脚を広げられ、ショーツの脇から挿入していく……。


呻き声を飲み込み固く閉じた瞼の顔を、天に向けて入ってくる圧力を受け止める。


30秒ほどゆっくりと動いて、ギアが中速に上がる。

歪めていた表情がいきなり恍惚となり、甘い官能に包まれていく……。

子宮の入口を叩かれる深い快感に、美樹は自ら手で口を覆わなければならない……。


また誰かが側を通っていく……。
恐怖心と背徳感に身を焦がし、高まっていく……。


ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ………


美樹  あぁ……早くっ……早く〜っ…あっ…あっ…


彼はもう、いつでも出せた。
だが美樹はまだあの段階まで来ていない。
もう少し……まだもう少し……。

声を殺しハスキーがかった小さな声で切な気に喘ぐ美樹を観察しながら、その時を待つ……。


膣が収縮する……
高まる快感に美樹の手に力が入る……
口に手を当てたまま首をふり、気高い美樹の顔が不意に弛緩を見せた……。

刹那………膣圧が上がり、強烈な締め付けの後に腰が前後にピクッ…ピクッ……っと反射運動を見せた。


その時がきた……。


ビクンッ……ビクビクッ……ビクンッ……ビクンッ……


感電したように硬直と弛緩を繰り返し、その身を躍らせる美樹の中に大量の射精した……。


子宮の入口に接触する亀頭を肉壁がふにゃふにゃと動いて刺激され、呻きながら脈動を繰り返す。


抱き合う2人にその余韻を楽しむ余裕はなかった。
今度こそここを利用する社員が、近づいてきた。

迷いのないその足音は確実にここを利用する意思を表し、事実本気にやって来た。

彼はパンツに収める暇はなく、ファスナーを上げる。
美樹はペニスを抜かれた瞬間、漏れ出ようとする精液をショーツで塞ぐ。

貼り付けたおりものシートが浸潤していく………。

パッとテーブルから降りて資料を手にする女上司
を前に、新人らしき彼が緊張した顔で佇む。

そんな光景をタイミング悪く見てしまった社員は、居心地悪そうに離れた位置に座るしかなかった。


美樹  そこだけ気おつければいいのよね…………分かってくれたかしら?…


若者  はい……以後、気おつけます……


美樹  じゃ、戻りましょう……



………うわぁ~……さっそく絞られてるよ…………女を上司に持って同情するよ……


背を向ける男性社員が内心で新人を憐れみ、遠ざかる足音を聞いていた。

いい女なんだけどなぁ………
決して触れることのない美女の柔肌を想像して、女上司の面影をひとり想い缶コーヒーを口に運ぶ………。



午後の業務に勤しむ部下たちの中に、彼はいた。

慣れない仕事に苦戦しながら、健気に先輩に教わっている。

美樹はその姿を微笑ましく思い、ディスクの上の紙にペンを走らせる。

貼り替えたおりものシートは座る美樹の下で、つい1時間前に注がれた精液の残量が浸潤はじめていた。


あんな冒険は控えないと……。

でも………凄かった。

でも…………と、美樹は思う。



あれだけでは、物足りないと………。

 








24/12/13 03:32 (wjl/oTJo)
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