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妻として、母として 教習所編
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:妻として、母として 教習所編
投稿者: マイペース ◆03ZKtqlKtw
【1】
地方のとある田舎町。
不況の煽りを受け、田舎は人口減少により何処も過疎地となっている。
一昔前には繁盛していた企業も、今では倒産や閉店となり活気が失われていた。
そして、この田舎町にある自動車教習所も例外ではない。
やはり人口減少に伴い、生徒が激減した影響で経営状況はどんどん悪化していた。
とはいえ、意外にも最盛期は昔ではなく数年前の事だ。
それは、たった1人の人物の存在が巻き起こしたものだった。
だが、ある出来事が原因でその教習所は一気に経営不振に陥る事となる。
正に閑古鳥が鳴く状況で、いつ破綻してもおかしくなかった。
噂によると、このままではもって数年だろうという話だ。
森浦町(もりうらちょう)の森浦教習所、それがこの物語の舞台。
田舎町らしく海と山に囲まれた風景の中、山を切り開いた場所にその教習所はある。
現在の教官人数はピーク時の半分以下で、10名にも満たない。
他には、女性事務員が2名。
教官は全て男性で、地味で特色の無い教習所の印象を更に引き立たせていた。
もっとも、以前は女性教官も居たのだが・・・。
そんな森浦教習所に転機が訪れたのは、桜が咲き始めた3月。

時刻は夕方17時、早番の中には帰り支度を始める者達もいた。
森浦教習所のシフトは早番8時~17時、遅番11時~20時。
最盛期だった頃は就業時間を過ぎても残業など当然だったが、生徒が激減した現在はシフト通りに帰宅できている。
そしてここにも1人、業務を終えて帰宅準備をする者がいた。
「それじゃあ恭子ちゃん、悪いけど残りの会計処理お願いするわね。」
「はい、牧元さん。お疲れ様でした。」
教習所の事務室には、教官などのデスクや事務員が事務作業を行うデスクもある。
その事務室から、後輩と思われる女性事務員に残りの業務を託して1人の女性事務員が出てきた。
何やら楽しみな事でもあるのか、表情は明るい。
すると、その人物に声を掛ける者がいた。
「お~い、幸子。」
「あらっ、あなた。どうしたの?」
「帰るんだろ?
俺も急いで終わらせるけど、先に始めててもいいからな。」
「えぇ、分かったわ。
でも、あまり遅れないでね。
今日の主役を怒らせたら、大変だわ。」
「あぁ、そうだな。なるべく早く戻るよ。」
笑みを浮かべながらの会話で、2人の仲睦まじさが十分に伝わってくる。
この親愛に包まれた空間を、他者が侵す事など許されるはずがない。
しかし、その光景を無遠慮に汚す者が現れた。
「ほぅ、随分楽しそうじゃないか。
私も仲間に入れてもらおうかな。」
一転して、女の表情が険しくなった。
「あっ、お疲れ様です所長。
いやぁ、他愛もない夫婦の会話ですよ。ハハッ。」
「そうか・・・夫婦の、ね。
・・・・・あぁ、そういえば牧元君。
小川君が探していた様だが、早く行った方がいいんじゃないか?」
「えっ、本当ですか?
すいません所長、教えて頂いて有り難うございます。
それじゃあ幸子、また後でな。」
「あっ、ちょっ・・・。」
女が引き止める間もなく、男はその場を去ってしまった。
すると、残ったもう一方の男はここぞとばかりに女へ話し掛ける。
「済まなかったね、幸子君。
どうやら、私は2人の邪魔をしてしまった様だ。」
「いえ、そんな事はありませんわ。
お気になさらないで下さい。」
言葉の割に、表情は冴えない。
この状況を煩わしく思っているのは、確かだ。
だが、男は会話を止めようとはしなかった。
「ところで、事務職はもう慣れたかな?
聞いた話によると、幸子君が事務員になってから作業が捗ってるらしいじゃないか。
古川君より仕事が早いって、みんな褒めてるよ。」
「また、ご冗談を・・・。
恭子ちゃんのフォローが無ければ、私なんてまだまだです。」
女の返答は、素っ気ない。
早くこの場から立ち去りたい、女の憂鬱な様子が伝わってくる。
しかし、男は構わず続けた。
「でも、本当に良かったよ。
君に事務職を勧めたのは、やはり間違いじゃなかった。
・・・あの時はどうなる事かと思ったが、もう大丈夫だね。」
その言葉に、女の表情は更に曇った。
「おや、思い出させてしまったかな。申し訳ない。
だがね、幸子君。
ここには君のご主人だっているし、私だっているんだ。
何かあれば絶対に君を護るから、安心したまえ。」
「・・・有り難うございます。
所長には主人共々よくしていただいて、本当に感謝していますわ。
これからも、よろしくお願いいたします。」
もちろん、本音とは程遠い社交辞令なのは間違いない。
この男といつまでも同じ空間に居たくない為、何とか会話を終わらせようとしているだけだ。
何故、そうまでしてこの男を避けるのか。
ただ人間性に問題があるだけなら、ここまで警戒する事は無いだろう。
この男を頑なに避ける理由、それは先程から送られてくる視線がいつもと同様の淫らなものだったからだ。
 
2022/04/30 16:55:25(DT9iellc)
22
投稿者: マイペース ◆03ZKtqlKtw
【20】
時刻は22時、雨雲が流れて雲間から綺麗な月が見えている。
先程までの土砂降りが、嘘の様だ。
都会の夜空より田舎の夜空の方が澄んでいると言うが、実際そうかもしれない。
田舎はネオンが少ない分、月の明かりがよく映るのだろう。
この森浦町でも、夜空に浮かぶ綺麗な月を眺めている者達がいるに違いない。
そして、その森浦町唯一の自動車教習所、森浦教習所の敷地内から1台の車が出てきた。
田舎の風景には、不釣り合いな高級車だ。
余程の地位でなければ、手が出せない代物だろう。
そんな高級車を乗り回すのはどんな人物かというと、やけに上機嫌な様子だ。
どうやら乗っているのは男で1人だけの様だが、満悦の笑みを浮かべていた。
高級そうなスーツやYシャツがはだけ、髪型も乱れているが気にする素振りなど全く無い。
この男にとっては、それどころではないからだ。
運転しながら、男は携帯電話を取り出すと何処かに掛け始めた。
交通違反だと知っていても、男に悪びれる様子は見られない。
いや、身分をちらつかせればこの町で追求する者は誰もいないだろう。
すると、電話先と繋がった様だ。
「・・・・・おぉ、待たせたね。
ようやく終わったよ。今、向かっているからもうじき着くだろう。
君達の方はどうだ?
・・・・・そうか、それなら既に帰宅している頃だな。
まさか、こんな事態が起きているとは夢にも思わんだろうなぁ。
・・・・・んっ、こっちか?
まぁ、しばらくは動けんだろう。
私も、つい夢中になってしまったからな。
壊れてなければいいが・・・。
・・・・・あぁ、分かっているよ。
次は、程々にしておくさ。
極上の玩具は、大事に扱わんとな。
・・・・・安心したまえ。
君達は、私が最も信頼する右腕だ。
特に、君は今回の大殊勲者だからね。
こんな田舎にと、にわかには信じ難かったが君の頼みを聞いて大正解だったよ。
心配しなくても、君達にも後で堪能する場は設けるつもりだ。
だが、私もまだ満足してないんでね。
もうしばらく、愉しませてもらうぞ。
・・・・・あぁ、予想をはるかに上回っていたよ。
あんなに取り乱したのは、初めてだ。
今、思い出しても・・・。
・・・・・ハハハッ、まぁ落ち着きたまえ。
あと、10分もあれば着く。
酒を飲みながら、語ろうじゃないか。
そうだなぁ、こんな時は旨い酒に限る。
1番高い酒を、用意しておいてくれ。
今夜は、とことん飲むぞ。」
男は、下品な笑い声を上げながら車を走らせた。
高級車のエンジン音が聞こえなくなり、再び森浦教習所は静けさに包まれた。
山を切り開いた場所に位置している為、周辺に建物は無い。
ただでさえ、田舎の夜間に出歩く者は少ないのだ。
この時間帯に人が居るとは誰も思わないし、教官達だって残業はとっくに終わっている。
だが、もしも偶然通りかかった時にまだ明かりが点いている事を不審に思った者や、忘れ物をした教官が取りに戻ってきていたら、今夜は刺激的な光景を目撃していただろう。
その教習所内で唯一明かりが点いている部屋は、応接室だった。
来客が訪れた時に、応対する部屋である。
特に、権力者が相手であれば接待も必要となる場所なのだ。
しかし、今夜この場でおこわれた行為を接待と呼ぶにはあまりにも苛虐なものだった。
長方形の大きなガラス製テーブル、その上に横たわる1人の女。
目は虚ろで、表情には生気が無い。
普段の気が強そうな顔付きは、一切見られなかった。
更に、もっと異様なのはその女の形貌だ。
一糸纏わぬ姿で、何も身に付けていないのである。
そう、この森浦教習所に勤める牧元幸子だ。
そして幸子は今夜、原井によって理不尽に犯されたのだ。
解放されたのは、ほんの数分前で約2時間にも渡る淫攻を受け続けた。
犯された傷跡とも言うべき証拠も、しっかり残っている。
幸子の顔や身体の至る所に、原井の汚濁液が固着していたのだ。
肉壷から垂れ流れているのはもちろん、髪、顔、豊乳、太もも、肉尻など幸子の扇情的な箇所にぶちまけられていた。
原井が、幸子にどれだけ御執心だったのかよく分かる。
汚濁液だけではない。
手の痕も紅く残り、幸子の豊満な身体を荒々しくまさぐった様だ。
一体、汚濁液を何度浴びせられたのか。
途中で抗うのを止め、それからの事はあまり記憶に無かった。
何となく意識を取り戻したのは、原井が帰る時だ。
話しているのは分かったが、はっきりと理解出来る状態ではなかったのでよく覚えていない。
だが、これで一件落着であるはずがないという事だけは言うまでもないだろう。
雨も止み、静まり返る教習所で蛙の鳴き声だけが外から聞こえている。
幸子は、ふとある事が気になった。
現在が、何時なのかだ。
22/05/07 20:05 (aN0Ulj6d)
23
投稿者: マイペース ◆03ZKtqlKtw
【21】
応接室の壁に掛けられた時計が故障している為に、確認出来なかった。
約2時間に及ぶ淫攻だったが、幸子にとっては永遠に感じたのだから時間感覚が狂うのも無理はない。
しかし、正直いうと時間の確認はどうでもよかった。
何もしていないと、嫌でも犯された現実に直面してしまう。
感情を殺し、他の事を考えれば少しでも気が紛れると無意識に判断したのだ。
ゆっくりと、身体を起こす幸子。
やはり、豊乳と膣内の疼痛は無視出来ない。
立ち上がってみると、激しい淫攻の影響は顕著に出ていた。
身体中が重く、足元がふらついてしまう。
踏ん張らないと立ち続けるのも難しい程、消耗していたのだ。
それでも、幸子は抗う様に足を前に進めた。
辺りには、幸子の衣服が乱雑に散らばっている。
濃紺のスーツとスカート、白のYシャツ、ベージュのストッキング、黒のハイヒール、濃紺のブラジャーとパンティー。
幸子が進んだ先にあったのは、濃紺スーツだった。
そのスーツのポケットに入っている携帯電話で、時間を確認しようとしたのだ。
幸子は、携帯電話を取り出した。
[22時10分]という数字が、視界に入る。
これを長時間と捉えればいいのか短時間と捉えればいいのか、判断は難しい。
永遠に感じた割には、2時間程かという見方も出来る。
だが、本来ならあれだけの淫攻を2時間も受け続けたのかという見方が正しいはずだ。
それに、22時を過ぎている時間帯もあり得ない。
何事もなければ、今頃は既に自宅で過ごしていたのだ。
どう考えたって、この状況は異常である。
しかし、幸子は敢えてそれを考えない様にした。
何故なら、普段通り帰っていれば家族団欒という幸せが待っていたからだ。
家族の事が頭をよぎると、今は耐えられそうにない。
気丈に澄ます為に、幸子の防衛機制が働いたのだろう。
ところが、皮肉にも今の幸子にとって余計なものまで見えてしまった。
携帯電話の画面に、着信履歴があったのだ。
幸子は、すぐに理解した。
恐らく、いや、きっと由英に違いない。
実は原井に犯され続けて意識が遠のく中、着信音は聞こえていたのだ。
更に、そのあと程無くして教習所の固定電話も鳴っていた様だ。
由英だと、直感的に分かった。
だが、あの朦朧としていた状況では為す術など無い。
もしかしたら幻聴かもと思っていたが、やはり現実だった。
帰宅した由英に、電話があったと晶が伝えたのだろう。
どちらにしても、こんな汚濁液にまみれた姿で由英と会話など出来るわけがない。
いくら電話越しとはいえ、気丈に振る舞うにはまだ時間が必要だった。
そんな幸子に、予想外の出来事は突然起きる。
携帯電話の着信音が、鳴ったのだ。
幸子は、驚いた拍子に思わず押してしまった。
とはいえ、これは電話の着信音ではない。
メールの着信音だという事には、すぐに気付いた。
幸子は、ホッと一安心する。
しかし、携帯電話の画面に出たメール内容に、幸子は胸が締め付けられそうになった。
相手は、もちろん由英だ。
《ごめん、いつの間にか電源が切れてて気付かなかったよ。
急用の電話みたいだったって晶が言ってたけど、何かあったのか?
困ってるなら、すぐに行くぞ。
とにかく、心配だから連絡が欲しい。》
この文面を読む限り、由英に予定をすっぽかしたという自覚は全く無さそうだ。
パソコンの返信メールがある以上それが何よりの証拠ではあるが、どうにも釈然としない。
だが、今の幸子にそこまで推考する余裕は無かった。
由英の優しさが溢れたメールに、幸子は罪悪感に苛まれたのだ。
自身に非は一切無いのに、何故こんな仕打ちを受けなければいけないのか。
何とか保っていた平常心が、一気に崩壊した。
涙を堪えきれず、慟哭する幸子。
誰も居ない夜の教習所に、幸子の咽び泣く声だけが虚しく響いていた・・・。
22/05/07 20:12 (aN0Ulj6d)
24
投稿者: マイペース ◆03ZKtqlKtw
ご愛読ありがとうございました。
とりあえず、ここで一区切りとさせていただきます。
だいぶ予定がずれ込んでしまい、申し訳ありませんでした。
この程度の量でも、なかなか順調にはいきませんね。
ですが、まだまだ幸子に対しての淫欲は衰えていないので、今後も犯される幸子を思い浮かべながら書き続けていきたいと思います。
22/05/07 20:22 (aN0Ulj6d)
25
投稿者: (無名) ◆VlkJ8EiH8M
とても興奮しました。
幸子さんが堕ちる姿をみたいです。
続きを楽しみにしています。
22/05/07 22:28 (qNKuBLCN)
26
投稿者: たなか
マイペースさんお疲れ様でした。とても興奮いたしました
教習所編だけでなく、新章や続き等を期待しています。
22/05/08 16:41 (RIT9E.ZX)
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