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妻の浮気
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:妻の浮気
投稿者: 茶川
その日俺は興信所の沼田からのメールがいつ来るかが気になって、仕事に集中できないでいた。
パソコンの画面はさっきから同じページを上下させているだけだった。
「妻が浮気をしている。」
そう思い始めたのは単身赴任が半年経過したある週末のことだった。短いメールが妻から来た。
(明日会える?)
俺は隔週の土日に単身赴任地から自宅に帰っていたが、その週は帰らない周りだった。
それに文章がいつもと違っていた。いつもなら「明日は帰るの?」だからだ。
程なくして再び妻からメールが来た。
(ごめん。間違えた。今週は帰らない週だったわね。)
俺は直感的に妻はメールの送信先を間違えたのだと思った。浮気相手に送るつもりだったに違いない。
そう考えるには理由があった。妻は大人しい部類の女性だがセックス好きだった。高校の時は
バスケの選手だった妻はアラサーになった今もスタイルが良く、見栄えがする顔立ちだ。
その妻が、赴任先から帰る度にセックスが上手くなっている気がしていたのだ。特にフェラのテクが
以前とは違っていた。結婚して3年目、今年の春から隣県の支店配属になり、俺は単身赴任をしていた。
コミュニケーションの取り違いから得意先を怒らせてしまい、会社に損失を与えてしまったからだった。
同期入社の者より仕事が良くできると評価の高かった俺だったが、取り扱う案件が大きくなるにつれて、
リスクも大きくなっていた。受注先の条件の一つを落としていたのに気が付かなかったのだ。
上司から1、2年、支店に行ってこいと言われての単身赴任だった。

突然スマホにメールが来た。心臓がバクバクと鼓動した。振るえる指でメールを開いた。
(黒でした。今、男が家に入るところです。証拠写真を撮りました。)
俺は、了解、と短いメールを返した。仕事を切り上げて自宅に向かうことにした。急いで帰っても
3時間はかかるから、男がまだ居るかは分からなかったが自分で確かめたかった。駅までタクシーで行き、
急行電車に乗った。自分の車もあったが、運転すると事故を起こしそうな気がしていた。
車中、頭の中が混乱して考えがまとまらなかった。妻に何と言って問い詰めようか、そればかり考えていた。
妻の名は里奈と言った。今年29歳だ。俺は33歳。郷里が同じ場所で、友人の紹介で知り合った。子供はいない。

家の玄関の前に着いたのは夜の8時過ぎだった。玄関の鍵を開けると俺の眼に男の革靴が飛び込んできた。
まだ男が家の中にいるのだった。男が家に入ったというメールは午後3時過ぎだったから、5時間も家の中に
いることになる。静かに戸を閉め、耳を澄ませると二階の寝室から微かに声が聞こえてきた。
妻の喘ぎ声だった。俺は心臓が動悸で口から飛び出しそうになる思いを堪えながら、足音を忍ばせて
階段をゆっくりと登って行った。しだいに妻の喘ぎ声が大きく聞こえて来た。
「ああっ、凄い・・・」
妻の声がはっきり聞こえた。俺は二階の寝室の入口に辿りつくと、戸の隙間から中を覗き込んだ。
ステンドグラスのようなシェードの付いたスタンドの灯りだけの照明の中、男が妻に乗って腰を動かしていた。
俺に尻を向けてそれが上下するたびに、薄暗い妻の股間に男のペニスが出たり入ったりしていた。
俺は激しい怒りで叫び出しそうになった。突然ううっ、という声を出して男の動き小刻みになり止まった。
「ああっ、中でドクドクしてる。」
妻が甘い声を出していた。男がゆっくりと妻から離れた。俺は男の横顔を見て驚愕した。
もと部下の山崎だった。入社3年目で俺が教育係をしていた男だった。何度か家にも連れてきて、
宅飲みをしたこともあった。今年25歳で妻から言っても4歳年下だった。その男と妻は不倫しているのだ。
「若いわねー、これで3回目よ。まだおちんちん固いままじゃないの。」
妻はそう言いながら山崎の腰に顔を近づけ、お掃除フェラをしていた。
「奥さんのからだがエッチだから僕が何度しても治まらないんですよ。」
スポンという音を出してペニスから口を離すと、
「そうなの、じゃあ休憩してもう一回しよう。」
「いいですよ、でも、ほんと、好きだな奥さんは。」
俺は頭の中が混乱してしまい、この次にどんな行動をとっていいのか分からなくなっていた。
山崎は人懐こい真面目な男だと俺は思っていた。良い部下に当たったとも思って、家に何度も連れてきた。
夜遅くまで飲んでいて、二度ほど家に泊めたこともあった。俺は急に今はこのままにしておこうと思い、
静かにその場を去ったのだった。なぜそう思ったのか俺にも分からないが、妻と山崎の前に飛び出して行く
勇気が突然無くなったのだった。俺は再び駅から電車に乗って単身赴任先のワンルームのアパートに戻った。
夜布団の中で今夜見た光景を思い出していた。山崎の背中は暗がりの中で汗ばんで光っていた。
妻の顔も汗ばんでいるようだった。そういえばあのステンドグラスのシェード付きの灯りは妻の友人が
結婚記念にプレゼントしてくれたものだ。今はどうでもいい事までもが次々に頭に浮かんできて、俺は
その夜一睡もできなかった。


 
2020/09/25 23:08:29(KR.kpCix)
12
投稿者: 茶川
翌朝俺は妻に見送られて出勤すると、本社のセキュリティー担当の知人に俺のUSBメモリーを盗んだのは山崎かもしれない、と話しておいた。
俺の疑いは的中して、数日後に山崎が犯人であることが判明した。山崎の使っている会社のパソコンに、俺の持っていたデータの痕跡が残っていたのだ。
山崎は査問委員会にかけられることになったが、その前日に退社届けを出して行方をくらませた。噂では会社が山崎を刑事告発するらしい。
俺は休日に帰宅した折に妻に山崎の事を話した。無論、妻の山崎との不倫関係に俺は気づかぬふりをしていた。妻は驚きを隠しきれない様子だった。
真犯人が見つかり、人事異動の時期を待たずに俺は本社に戻れることになった。


本社に戻って4か月が過ぎた。山崎は先月逮捕され取り調べを受けていた。いずれ裁判にかけられるだろう。会社への損害が大きいので実刑は免れないだろう
という噂だった。ある日妻が台所で嘔吐していたのでどうしたのかと聞くと、どうやら妊娠したらしい。妊娠3か月だというのだ。昼に病院に行って診断
されたらしい。順調にいけば妻が30になる前に第一子誕生だ。妻は以前から30歳までに子供が欲しいと言っていたので、願いが叶うことになる。
まだ安心はできないが幸福に一歩近づいたとは言えるだろう。俺は自然と笑いがこみあげてくるのだった。
俺は今も妻がAVに出ていたことは知らないふりをしていた。だがパソコンの秘密のファイルには、ネットでかき集めた妻の出演動画を保存し、
密かに見ては妻とのセックスに役立てていた。俺の脳内では俺は一流のAV男優なのだ。AVシーンをセックス中に想像するだけで10年前の妻の
撮影現場にタイムトリップできる気がした。一種のバーチャル・リアリティ?だった。AVに妻が昔出ていたことは俺の心の中で消化できたと思った。
山崎のことも、悪い男と気が付かずに家に連れてきて泊めたりした俺がバカだったのだ。そう言い聞かせて一度は凹んだ俺の気持ちも元気になっていた。
これで元気な子供ができれば万々歳だった。俺はふと寝室に盗聴器を設置したままなのを思い出した。一つは電波で飛ばすタイプ。もう一つは
毎週金曜の午後に人の声に反応して録音する装置だった。妻のパートが月曜から木曜だったので、浮気するなら金曜だと考えたのが設定理由だった。
もう電池も切れているだろうと思って、調べるとまだ動いている様子だった。俺は早速パソコンにつないで音声ファイルをチェックした。殆どが
俺が単身赴任中の、山崎との不倫行為の音声だった。そのうちにゆっくり暇つぶしに聞こうと思ったが、一つだけ3か月前の音声があった。
嫌な予感のした俺は、何だろうと思って再生を始めた。


20/10/02 19:15 (fbsjWvqv)
13
投稿者: (無名)
何が起きるのか気になります
早く次を読みたいです
20/10/02 20:51 (2iAQzw5M)
14
投稿者: 茶川
「どういうつもり?いきなり上がってきて。」
「冷たいなあ、お別れを言いに来ただけだよ。しばらくしたら警察に行くつもりなんでね。その前に、もう一度奥さんとヤリタイだけだよ。」
「ちょっとやめてよ。私は嫌よ。もう終わったんだから。」
「あれ、あれー、いいんですかね、そんなこと言って。奥さんがアダルトビデオ出てたの、先輩知らないんじゃないですかね。それとも会社の
 若い奴らにメールでばらまいて、夜のオカズにしてやりますかね。」
「・・・・わかったわよ。でもこれが最後よ、いいわね。」
「もちろん約束しますよ。・・・そんなにつれなくするなよ。俺は本気で奥さんのこと好きだったんだぜ・・・」
ガサゴソと衣擦れする音、ベルトを外すカチャカチャと言う音。俺は生唾をゴクリと飲み込んだ。
「ちょっと、ゴム付けて頂戴、危険日だし、今ピル飲んでないの。」
「持ってないよ、ちゃんと外に出すから心配するなよ。」
「だめ、それはだめ。」
「動画ばらまかれてもいいのかよ。先輩がどうなってもいいの?」
妻のうめき声が続き、リズミカルなベッドの軋む音が始まった。山崎はやっぱりクズ野郎だ。
何十分もヤッテイル音が続いた後、
「ダメ、もう抜いて。あとは口でしてあげるから。逝きそうなんでしょ。抜いてヨ。ダメー!」
「ああ・・ああ・・・・我慢できない。あっ、あっ、あっ・・・・・出ちゃった・・・まだ出てる・・すご。すげー気持ちいい。」
「本当にだしちゃった。バカ、出来ちゃったらどうすんのよ。」
「俺が面倒みるからさ、俺のところに来て育てようぜ。」
「嫌よ、バカ言わないで。終わったんだから、さっさと帰って頂戴。」
「ハイハイ、帰りますよ、帰ればいいんでしょ。でも子供できたら俺んところ来いっていうの、本気だからね。」
「帰れ!」
聞き終わったあと俺は最大級の凹みを感じていた。俺の心の引き出しのどこを探しても、これを対処できる道具は見つからない気がしていた。
20/10/03 05:00 (hOaIH7ps)
15
投稿者: (無名)
この後興味有りますね。
続きお願いします
20/10/03 09:58 (U/QXOvin)
16
投稿者: 茶川
山崎の奴、裁判で無期懲役にでもなればいいとも思ったが、そんなはずはなかった。下手をすれば執行猶予とかの可能性もある。
妻のところへまた来ないとも限らない。それより妻のお腹の子が心配だった。俺の子種じゃなかったりして。ペンギンは自分の子じゃなくても
世話をして育てることがあるらしい。背筋を伸ばしてタキシード姿のペンギンたち。子供のころから俺はペンギンが好きだった。
だいじょうぶか俺、少し気が変になってないか。生まれた子が男の子で山崎そっくりだったらどうしよう。近所の奥さんが妻と立ち話で、うちの子、
隣の家のご主人にそっくりなの、と笑いながら言っていたそうだ。その時は笑って聞いたが、今は冗談に聞こえない。かわいい女の子だったら許せる?
最低だな俺。ちょっとまてよ、それいいかも。やっぱ変か。第一子にDNA鑑定が必要なんて、これが何かのむくいだとしたら、俺のご先祖様には
そうとうなスケベがいたのかも。
 あれやこれや考えながら月日が経った。妻のお腹もだいぶ大きくなってきた。妻のお腹が大きくなるにつれ、俺の心も固まってきた。たとえ
山崎の子種だろうと、生まれてくる子は俺の子だ。決して妻も子も山崎には渡さない。俺の子種の可能性だって十分にある。だけどDNA鑑定はしない。
そう決心した。妻は幸せそうだ。何か自信に満ちた表情になっている。俺ともちゃんとセックスしている。裸の妊婦。妊婦好きのAVファンだったら
泣いて喜ぶ姿だろう。そのうち母乳も飛び出すだろう。幸せはこれからだ。


(おわり)  読んで頂きありがとうございます。
20/10/03 10:45 (hOaIH7ps)
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