それが良くない感情だと自分でもわかっていた。
だからその日の夜、旦那を誘った。
でも、旦那は応えてくれなかった。

もともと月に数回あればいい方だったし、それに不満は感じていない。
でももう３ヶ月もレスになっている事すら気づいていないのかもしれないと思うと少し悲しくなった。

愛されている自覚はある。
でもそれはあくまで妻として、家族としてだと感じる。
魅力のある女性だということは　ずっと伝えてくれない。
それを伝えてくれるのは旦那ではなかった。

彼は私を褒めてくれる。
もちろん他の男達のように中身のないお世辞なんかじゃない。
何かしたとき、何かあったとき、理由があるときに褒めてくれるのはとても嬉しい。
胸やお尻について言われても　私に魅力を感じていると思うと全く不快には思わなかった。

見られることが嬉しくなり、褒められた姿勢で仕事をした。
背筋を伸ばし、乱暴にキーボードを叩かず、相手の目を見つめて話す。
そのうち魅力を感じて欲しくて彼の前に行く時だけはブラウスのボタンを１つ外すようになった。
コピー機の前に立つたび用紙の残量を確認するフリをして　彼に向かって屈むようになった。

ダメだと自分に言い聞かせようとした。
でもドキドキしたと伝えられると嬉しくなって　またブラウスのボタンを外してしまう。
コピー機の前で屈む時の足の角度がだんだんと大きくなってしまう。

数週間もしないうちに下着を見られると興奮するようになっていた。
反応が嬉しくて、もっと興奮して欲しくなっていった。
だからある日、私は旦那が買ってきたきり１回しか穿いていない下着を履いて会社に行った。

朝からドキドキしていた。
自分が穿いている白い下着を思い出して　恥ずかしいと思いながら彼の反応を想像する。
綺麗なのに悪趣味な下着のレースは目が大きくてアソコの毛を隠せていない。
それを思い出して　恥ずかしいと思うより先にちゃんと見えるだろうかなんて考えていた。

見えたら、彼はどんな反応をするだろう。
そんな事を考えながらコピー機に向かって歩いた。

今から見られると思うだけで体が火照っていた。

チラチラを彼を見てしまう。
もう私に気づいてる。

ソワソワしてるのが可愛い。
そう思いながら、私はゆっくりとコピー機の前に屈んでいった。

　　ね、見えた？

彼の反応が待ちきれず、ドキドキしながら自分からメールを送った。
たぶん、いや絶対に見えただろうと　彼の反応を見て思っていた。
私が足を少し開くと彼は驚いた顔をして、でもすぐに情熱的な視線でスカートの中を見ていた。

　　うん、興奮した
　　綺麗なレースだね

　　レース、大きすぎだよね
　　これ旦那が買ってきたんだ

『旦那』という単語を使ったことをメールを送ってから後悔した。
本当の事なのに彼の反応を気にしてしまう。
誤解されたくない。
今、私が考えてるのは旦那のことじゃない。
この下着を履いた理由は旦那のためじゃなくて・・・

　　綺麗な花の刺繍の向こうに黒いのが見えたよ
　　思わず　その少し下をグリグリと見ちゃった

ドキッとした。
それまで心に湧いていたモヤモヤが一瞬で興奮に塗り替えられた。

花の刺繍も、その奥も見えたんた。
なんていやらしい表現だろう。
そんなに私に興奮してくれたのか。

　　ちょ、グリグリってヤバいよ

　　だって本当なんだ
　　グリグリしたよ

何度も言わないで。
じゃないと想像してしまう。

あの日の後、３回で旦那を求めるのを止めた。
その代わり、これまでほとんどしなかったオナニーを毎日のようにしてしまう。

グリグリ・・・
私のアソコを貴方の指が・・・

そんな事を考えていると指が股間に伸びていく。
彼の声を聞きながら彼の指の動きを想像していく。

興奮してることはバレてるかもしれない。
もし触ってる事がバレたら　どんな反応をするだろう。
興奮してくれるだろうか。
知りたい。
でも恥ずかしい。
彼の反応を想像して興奮してしまう。

　　だからヤバいって

　　イヤ？

　　ううん、興奮してヤバい

破滅に向かうのに止めれない

よくわかります

これからどうなるのでしょうか？

彼の巧みな誘導で露出なんかさせられるなんて久美の願望です