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エアロビクスに夢中の義母は娘婿の克己(カッちゃん)にある依頼をする。 克己は義母への下心からその依頼を快く引き受けることに。 自分のために懸命に依頼に応えようとする克己に心打たれた彼女がとった行動とは。 本編へ続く。 ※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
2019/04/26 12:08:00(tDtKHS.G)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
土曜日。
週に一度のエアロビの練習日。 僕はいつものように、義母とマダム達の送迎のためにフィットネスクラブに車でやってきた。 僕が座る運転席の下には、完成したばかりのレオタードを入れた箱が隠してある。 義母にはまだ何も言ってない。 あとで2人きりになったときにサプライズで披露するつもりだ。 練習を終えた義母とマダム達が、僕の車に乗り込んでくる。 相変わらずの賑やかさである。 「ねぇねぇお婿さん、聞いたわよぉ~。今この人のレオタードを作ってあげてるんだってぇ?」 「いいわねぇ、ついでに私のも一緒に作って欲しいくらいだわぁ」 「いったいどんなのかしら...すごく気になっちゃう」 「私も新しいレオタードで、新米先生のハートをガッチリ掴みたいわぁ」 「ちょっとぉ、あなたがガッチリ掴むのはその立派なお腹のお肉でしょ? 笑」 「ハハハハハ (一同大笑い」 僕は普段よりも急ぎめでマダム達を送り届けると最短距離で義母の家に向かった。 その間、義母は今日のレッスンのことや昔出場した大会での失敗談なんかを面白おかしく僕に話してくれている。 僕は運転しながらその話を聞くも、まったく頭に入らずとても緊張していた。
19/04/28 11:33
(Ytd7RH2g)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
車が義母の家に到着した。
“それじゃあ”と車を降りようとする義母を引き止め、僕は足元に隠しておいた箱を義母に手渡した。 義母は助手席でゆっくりと箱の蓋を開けた。 中には先日義母に見せたラフ画そのままの本物のレオタードが入っていた。 義母は何も言わず、ずっと下を向いている。 『お義母さん、、あのぉ、、気に入りませんでしたか?』 義母は肩を震わせながら僕の目を見て言った。 「いいえ...私、とっても嬉しい...嬉しくて嬉しくて声にならないくらい...」 義母の涙が頬を伝ってレオタードの上にポタリと落ちた。
19/04/28 11:34
(Ytd7RH2g)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
義母が新しいレオタードをさっそく着てみたいと言うので、義母の家で2人だけの小さなお披露目会を開くことにした。
リビングの大きな照明を落とし、間接照明に切り替えるとなかなかアダルトな雰囲気に室内は一変した。 BGMはクールダウンストレッチのときのあのムーディーな曲を流すことにした。 元気ハツラツなエアロビクスのイメージとはかけ離れてしまったが、今回のレオタードのコンセプトが“大人の女性らしさ”なので、こんな雰囲気も悪くないと思った。 僕はソファに座り、義母の登場を今か今かと待ちわびていた。 ガチャッ、と目の前にあるドアが開いた。 白いシルクのガウンを纏った義母が裾をヒラヒラさせながら登場する。 僕の前に立った義母はすっかり女優かモデルを意識したような顔をしている。 そんな義母を僕は大きな拍手で迎えた。 淑やかに一礼をした義母はガウンの腰紐に手を掛け、それをゆっくりと解いていく。
19/04/28 11:36
(Ytd7RH2g)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
僕は息を呑んで義母の動きを見つめていた。
義母が後ろを振り返りガウンの前を開いた。 なだらかな肩が露わになると、ガウンはそのままスルリと義母の体を滑り、床に落ちた。 タンクトップにしてあえて背中を大きく開けたのは正解だった。 義母の綺麗な肩と背中が美しく映える。 ウエストラインの引き締めも良く効いているようだ。 ヒップを覆う生地の面積は少なめだが、いやらしくなり過ぎずセクシーさを演出できている。 ここまで、後ろ側の作りは我ながら完璧の出来栄えだった。
19/04/28 11:39
(Ytd7RH2g)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
義母がゆっくりと体を反転させ前を向く。
ついにレオタードの前側が披露された。 僕は一時、息をするのも忘れて義母のレオタード姿に釘付けになった。 『お義母さん、、すごく、すごく綺麗です、、』 僕の言葉に義母は少し照れ臭そうな表情をしている。 「似合ってるかしら?」 『ええ、とっても、、』 「大会で目立てそう?」 『それはもう、注目の的ですよ、、』 やはり、義母のような熟れた大人の女性にはパープルを選んで正解だった。 白のラインと散りばめたスパンコールが胸元の膨らみを上品に演出する。 ハイレグ感のある切れ込みの鋭いビキニラインが義母の脚とVラインをさらに美しく引き立てる。 本番ではこれに光沢感のあるストッキングを穿けばもう完璧だろう。 僕は最後にまた大きな拍手をして、そのお披露目会を盛大に締めくくろうとした。 「カッちゃん...まだ終わりじゃないわよ...座って」 そう言って義母は、明かりを点け直そうと立ち上がった僕を制止して、再びソファに座らせた。
19/04/28 11:41
(Ytd7RH2g)
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