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ママさんソフトボール部、開幕。
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:ママさんソフトボール部、開幕。
投稿者: タケイチ
僕より9歳年上となる姉の『祐香』が、二人目の子供を産んだのが6年前のこと。待望の男の子でした。一人目の時にはあまり影響がなかった姉の身体。
ところが二人目ではそうはいかず、かなりのボリュームアップをしてしまいます。そこで姉が考えたのは、町内のママさんソフトボール部への参加でした。
姉は高校の時、ソフトボール部に所属していて、県内でもそこそこの成績は収めていたようでした。昔とったなんとかってやつで、参加を決意したのです。

ところが、実際の参加者はとても少なく、我が町だけではチームが組めないため、3町の合同チームでやっているようです。
練習は僕と姉の卒業した小学校のグランドでやっているようで、我が家から150mととても近いところに、それはありました…。

姉が参加を始めて、3日目のこと。グランドが近い僕は、姉を見ようとこっそりとグランドを覗きに出掛けます。
夜なのでグランドには照明がつけられていて、僕は外から金網越しに見学をさせてもらいます。

グランドでは、女監督のノックが行われていました。守備の選手は少ないですが、とりあえず9名はいるみたいです。
『ちゃんと腰落とせよぉ~!』『どこ投げてんのやぁ~!』『アホかぁ~!ちゃんとやれよぉ~!』と監督の声が響き、結構な鬼監督のようです。
しかし、その守備の中に姉の姿はなく、グランドの隅でピッチング練習をしている女性を見つけました。私の姉でした。
入ったばかりだと言うのに、昔ピッチャーをしていた姉は、早くも投球練習を行っていたのです。
10年以上はボールを握っていないはずですが、かなりのスピードボールを投げています。その姉に、『ほぉ、なかなかやなぁ~。』とからかってみます。
しかし、『見に来たん?じゃませんとってよぉ~。』と言われてしまうのでした。

そこへ、ノックを終えた鬼監督が近づいて来ます。僕はその場をさっさと離れ、また遠くからの見学を始めるのです。
『あれ、弟さんか?』と、監督さんが姉に話し掛けています。僕はますます距離をとり、他人の顔をします。
ところが、その姉が『そうです。最近まで、野球してたから、気になって来たんでしょ。』と言ってしまい、女監督が振り向くのです。
『ちょっと、呼んでやぁ~。』、姉に言っている声がします。僕は逃げる気満々です。しかし、『ユウ~。ちょっと来てぇ~。』と呼ばれてしまいます。
『あんた、野球してたんかぁ~?』と聞かれ、『はい。』素直に答えます。すると、『ちょっと、手伝ってやぁ~。』と誘われてしまうのです。
確かに高校で野球はしてました。しかし、ほとんど全敗のチームです。僕の力量もたいしたことがありません。

鬼監督に連れられ、僕はグランドに入りました。すぐに、『あんた、ノックくらい出来るか?』と言われ、『たぶん出来ると思いますが。』と答えました。
約2年ぶりのバット、そしてほとんど手にしたことがない大きなソフトボール、そして守っているのは女性のママさんばかりです。緊張して当たり前でした。
それでも乗り掛かった船です。やるしかありません。『じゃあ、サードぉ~!』と声を掛け、初めてのノックです。加減のわからない僕は、思いのほか強いボールを打ってしまい、サードの女性が取れません。
すると、『こらぁ~!ボォ~とするなぉ~!』と鬼監督の声が飛びます。僕ではなく、女性に向けてでした。
調子の出てきた僕は、更に内野へとノックを打ち込みます。男の強烈な打球に、みなさん大変そうでした。

しかし、外野へのノックはまた別の難しさがありました。打球が上がらないのです。それは何回やってもうまく行かず、すぐにボロが出てしまうのです。
『兄ちゃん、下手やなぁ~!ノック、難しいやろぉ~?』と監督さんに言われてしまいます。確かに、ほんと難しいんです。
それを監督さんは、普通にこなしているのですから、やはり実力者なのです。

気がつけば、臨時ノックは30分近くやらされていました。集中していたのか、アッという間の30分でした。
監督さんから、『兄ちゃん、もうええわ。ありがとうなぁ~。』と言われ、僕はグランドを後にします。
ママさん達からは『ありがとうございました!』と声が掛けられ、照れくさい僕は逃げるように帰ったのです。まあ、もう二度とやることはないでしょう。

ところがその後、姉から『また来てって!』と連絡があります。あの監督さんからの要望だそうです。週2~3回行われている練習。
『めんどくさいわ!』と思いながらも、結局はまた僕はバットを握ることになるのです。


2度目の練習参加。もちろん、ノッカーとして参加をします。一度やらせてもらったせいか、この日はちゃんと外野へとフライが飛びました。
僕の中にも少し余裕が出来てきて、ようやくみなさんを冷静に見ることが出来ます。僕にボールを渡してくれているサポートの方も年上の女性、もちろんノックを受けてくれている人も年上の女性。
こんなに年上の女性の方に囲まれた経験もなく、その方々がみんな、僕を頼ってくれているのです。なんか、優越感を感じてしまいます。
それは、僕にはとても心地いいものでした。特にセカンドの『吉岡さん』はソフトも上手ですが、とても可愛いママさんです。
僕よりも6つくらいは年上そうですが、親しみのある彼女に、少し心を弾かれてしまいました。

ある日のことです。ジャージ好きの僕はスポーツ用品店にいました。そこでジャージを探していると、ある女性と遭遇をします。あの女監督さんでした。
『やべぇ~。会いたくねぇ~。』と、広い店内を彼女と会わないように移動をして隠れます。しかし、どう考えても見つかっているようで、声を掛けました。
『監督さん、こんにちわぁ~。買い物ですかぁ~?』と聞くと、『服探しに来てるわぁ~。』と僕と同じようです。
『ジャージですか?』と聞くと、『そうやぁ~。』と答えていました。

監督さんの名前は『清水さん』と言われるそうです。年齢は55歳くらい。一見、細身の身体ですが、お尻とかはガッシリとしているようです。
胸は明らかにペッタンこ。髪は鳥の巣のようで、顔はまあただのおばさん。吉岡さんに比べたら、女性の魅力などは皆無です。

気を使い、『一緒に探そうかぁ~?』と聞いてみますが、『兄ちゃんが着るのと、おばさんが着るのは違うわぁ~!』と断られました。
それでも、『まあ、暇やから一緒に探すわぁ~。』と付き合います。

女性と一緒に服を選ぶというのは、初めての経験でした。グランドでは鬼監督と言えども、ここでは普通のおばさんです。
そのおばさんに似合うジャージを探している自分。なにか、気持ちが躍ってしまっているのです。

『こんなのはぁ~?』
『アホかぁ~!こんなん着れるかぁ~!』
『こっちは?』
『派手やろぉ~!』
『これはぁ~?』
『お前、おばさんいくつか知ってんかぁ~?』

とバカなことを言いながら、30分近くも楽しんでしまっていたのです。そして、『それも出せっ!』と言われ、彼女にジャージを買ってもらうのでした。
『お前とおったら、損ばっかりするわぁ~!』と言って、渡してくれたジャージ。
結局、その日の練習では、僕も監督さんも二人で買ったばかりの新品のジャージを着て練習をするのでした。
 
2018/11/25 14:41:02(hV6qrYCg)
17
投稿者: (無名)
小悪魔吉岡来たァーーー 
18/11/27 19:30 (j887PEWt)
18
投稿者: タケイチ
モグモグタイムも終わり、僕はバッティング練習を始めた皆さんのため、外野で球拾いをしてしました。
吉岡さんは相変わらずのバッティングを見せ、僕のところにも何球もボールが飛んで来ます。僕とは違い、すでに気持ちは切り替えらているようです。

僅か数分前。トイレの裏で、憧れの吉岡さんと口づけを交わしていました。僕を『ユウくん!』ではなく、『ユウっ!』と呼び捨てにした彼女。
彼女の腕は更に僕の頭に絡むと、抱えるようにして彼女の身長まで僕の身体を下げさせました。そして、熱いキスを交わして来ます。
濡れた彼女の唇は、大人の味がしました。そして、雰囲気もテクニックも、彼女は大人だったのです。
彼女の腕が離れ始め、夢のような時間が終わっていきます。そして、『ユウ?好きだよ!』と言い残し、彼女はみんなのところへと走って帰って行ったのです。

練習も終わり、それぞれ皆さんが帰って行きます。吉岡さんは、少し遅れていました。僕は、『僕を待ってくれている。』と勝手に思っていました。
しかし。ただの勘違いだったようで、すぐに自転車に乗り、帰って行きました。
その夜、『好きです!』と告白をした監督さんのことなど、もう頭の中にはありませんでした。吉岡さんで一杯なのです。
『吉岡さん…、彩香…、』と言って、動かしていた手でしたが、すぐに止まってしまいます。あまりにもリアル過ぎて、興奮が出来ないのです。
仕方がないのでその夜は、AV女優の『吉沢明歩』お姉様で処理をさせていただきました。

次の日曜日が来ました。吉岡さんとのキスから、すでに4日が経っています。気にしないつもりでも、やはりどこかこの日を待っていたような気がします。
この日の練習は、小学校のグランドではなく、よく使わせてもらっている、とある会社のグランド。なので、自動車や原付バイクで来る方も増えます。
吉岡さんもその一人。普段は自転車ですが、この日は原付で颯爽と登場です。
ヘルメットを脱ぎ、バットとグローブを取り出します。結局、可愛い方なので、何をしても似合うのです。

この日は強風でした。横がすぐに海なので、更に風は強く、みなさんフライにはとても苦労をされていました。
更にこの日は、試合が近いこともあり、普段の2時間ではなく、3時間30分と長丁場の練習なのです。
いろいろ期待していた僕ですが、真面目に練習を始めた皆さんにつられて、吉岡さんとのことなど忘れて練習をし、午前の部が終わるのです。

お昼休みになり、みなさん昼食に散らばりました。車の中で食べる方、数人で集まって食べる方、いろいろです。
僕は、姉の作ってくれたお弁当を渡されます。吉岡さんと仲のいい姉は、『彩ちゃん、呼んであげようかぁ~?』と僕に聞くのです。
『どっちでもええわぁ~!』と伝えますが、『彩ちゃーん!この子と食べてあげてよぉ~。』と、わざわざみんなに聞こえるように叫ぶのです。
みなさんからも、『ユウくん!頑張りやぁ~!』と声が飛び、最初はギャグの予定が、今では『僕が彼女を好き。』と事実として扱われているのです。

彼女から、『ええよぉ~!』とオーバーに返事をされます。そのまま、石のベンチに3人で座り、潮風を浴びながらの食事をします。
姉が、『あんたぁ~、緊張せんのぉ~。』と言われました。確かに隣に吉岡さんに座られ、きっと僕は緊張をしています。
しかし、姉の思う緊張と、僕の緊張は違います。『この前、キスをした仲。それを姉は知らない。』、そんな気持ちなので、うまく喋れないのです。

食事が終わり、彼女が突然、『ユウくん、デートしてあげようかぁ~?海の方、行く~?』と言います。もちろん、姉に対しては半分冗談っぽくです。
それを聞いた姉は、『ほらほら~!行っておいで、行っておいで~。チャンス~、チャンス~。』とふざけたように僕を急かしました。
普段なら絶対に断る僕ですが、無言の返事をするのです。吉岡さんは立ち上がり、『ユウくんと歩いて来るわぁ~。ごめんねぇ~。』とみんなに知らせます。
それを聞いたみんなは、『ユウくん~!頑張りやぁ~!』とちゃかしてくるのです。吉岡さんは、そこまでちゃんと計算をしていたのです。
これで、『二人には特に何にもない。』と証明をしたようなものですから。

歩き始めるとすぐに、『ユウくん~!ほらぁ~、手繋がんかなぁ~!』とみなさんから声が飛びます。
しかし、『私からつなぐのぉ~!』とみんなに言った彼女が、僕の手を握って来るのです。見事でした、これで二人はギャグとして扱われるのですから。

憧れの吉岡さんと手を繋いだまま、グランドを出て、岸壁の方へと向かいます。岸壁が少し高いので、海は直接見えませんが、波の音は聞こえています。
潮風にあおられ、彼女の栗色の髪が大きく揺れています。こんな美人と、ウソでも手を繋いで歩いていることに、どこか優越感も感じるのでした。

そして、みんなのところから見えなくなった頃。彼女がこう言うのです。

『ユウっ?キスしようかぁ~?』

18/11/28 02:31 (TzyKFfH.)
19
投稿者: タケイチ
遠くには、釣りを楽しむ方の姿も見えていました。彼女は低くなっている岸壁を上り、僕も同じようにそこへ上ります。
そこに小さな鉄の橋が掛かっていて、岸壁を少し降りると窪んだ場所があるのです。僕が先に降り、彼女の手を掴まえてそこへ降ろします。
窪みまで来ると、更に伊祖の香りが漂い、きっと海が満ちれば、ここも海水に浸かるような場所なのです。

僕が先にそこに腰掛けると、日陰と海風で少し寒さも覚えました。彼女も同じなようで、『ここ、少し寒いねぇ。』と言っています。
しかし、彼女はわざわざ僕の膝の上に腰を降ろし、僕に抱っこをさせるのです。正直、不安定です。
それでも彼女は気にすることなく、僕の顔を両手で取ると、唇を奪って来ました。僕は岩に片手を掛けて支えているので、ほとんど動くことが出来ません。彼女にお任せとなるのです。

『ユウっ…、』と名前を呼ばれ、彼女更に深いキスをしてきます。上手なキスでした。すぐに、舌を絡められ、僕も彼女に合わせることだけを考えます。
彼女の腕が僕の頭を抱えて引き寄せると、もう僕達は二人だけの世界に入って行くのです。僕はずっと彼女に顔を埋めているのでした。

その時、彼女の片手が僕の手を取ります。支えていない方の手です。そして、『ユウっ…、触って…、』と自分の胸へと持って行きます。
彼女はジャージのジッパーを下げ、その中へ僕の手を導くのです。僕の手が、彼女の乳房に触れました。
スポーツブラをつけていますが、とても柔らかい乳房です。そして、手をあてたままの僕に、『触って…、私の胸、触って…、』と言って来たのです。

吉岡さんの胸は、顔に似合わず大きめの乳房を持っていました。スポーツブラの上からでも、充分に楽しめるものでした。
しかし、『ブラの中からして…。』と言われ、僕はそのブラをずらすのです。手には更に大きな塊が乗ります。
それを揉み始めると、彼女が少し身を屈めました。『アァ…、』と声を出し、それはとても可愛い声でした。
僕にはいませんが、自分の妹のような幼い、そして男を興奮をさせてくれる声なのです。

彼女が少しのけ反りました。僕も落とさないように、力が入ります。それでも、彼女の頬へと唇を寄せるのです。
彼女の口からは、『ユウ…、ユウ…、好きよ…、』とうわ言のように溢れ、興奮した僕は彼女の首筋に、顔を擦りつけるのでした。
彼女の口からは、『ハァ…、ハハァ…、ハハァ…、』と吐息が漏れ始めています。僕は彼女の胸から手を抜き、半分だけ下げられたジッパーに手を掛けました。
彼女はすぐに、『下げんとってよぉ~…、恥ずかしいよぉ~…、』と悲しそうな声をあげます。
しかし、興奮した僕はそのジッパーを強く下げてしまうのです。

ジャージの前が二つに割れました。片方は垂れ下がり、隠れていた吉岡さんの乳房が現れました。スポーツブラは、上へと押し上げられています。
大きめの乳房には、ピンク色をした乳輪と乳首が見えます。お子さんもいるママさんなのに、とてもきれいな胸です。
僕はその右の乳房を持ち上げ、ピンク色の乳首を口に含みました。すると、『ユウ…、ダメよぉ~…、』と彼女が言います。
それでも食わえた口が、その乳首を舐めに掛かるのです。『ユウ…、やめてぇ…、』と力のない声が彼女からあがっています。
しかし、柔らかなピンク乳首を舌で擦り付けると、すぐに固くなり始めるのです。僕は更に舌を這わせると、それは丸く、巨大化をしていきます。
『ユウ…、ダメだってぇ~…、』と言いますが、段々と『気持ちはいい…、ユウ、舐めてぇ…、』と変わっていくのです。
もう、練習のことなど忘れていました。『吉岡さんを抱きたい。』『このまま、彼女を僕のものにしたい。』、そう考えていたのです。

しかし、そこへ人の声が聞こえて来ました。おじさんの声なので、きっと釣りをしている方がこっちの方まで来てしまったのです。
彼女はジャージの胸元を直し、僕達はそこから動けなくなりました。僕は岸壁に目を移し、釣り人の様子を伺います。
しかし、ここからでは姿が見えないため、うかつには動けません。しばらく様子をみるしかないのです。
練習が始まる1時も迫り、焦り始めます。
その時、吉岡さんが先に動きました。岸壁まで上っていき、その中を覗いたのです。すぐに彼女から、『来て!』と合図がありました。
僕は彼女に近づき、一気に岸壁を上ります。ところが、そこには釣りの準備をしているおじさん二人がいたのです。
もうどうしようもなく、彼女を引き上げるしかありません。岸壁の向こうから、現れた二人。釣り人の方も驚いたと思います。
『どこにおったんやぁ~?』と聞かれ、僕は言葉に詰まりました。しかし、彼女は強かった。

『もぉ~、せっかく隠れて彼氏とエッチしてたのにぃ~。おじさん達にジャマされたぁ~!』

と平然と言ってのけたのです。それには、『おーおー、悪かったのぉ~。ここでやってもええぞー?』とからかわれます。
しかし、『エッチ~。おじさん達の見えんところでするわぁ~。』と言って、場を和ませてから去るのです。
この吉岡さん、どんな時に誰にでも対応してしまえる能力を持っている方なのです。ある意味、男は手玉に取られてしまう、そんな女性なのでした。
18/11/28 03:45 (TzyKFfH.)
20
投稿者: タケイチ
午後からの練習が始まりました。シートノックも行われ、僕は内野外野へとノックを打ち込みます。もちろん、セカンドの吉岡さんにもです。
『お願いしますっ!』と彼女から声が掛かり、そっちに向けてノックをするのですが、やはり他の方に打つのとは違います。
どうしても、彼女を意識してしまうのです。当たり前です。ついさっきまで、隠れてキスやお触りをさせてもらっていたのですから。
練習が終わり、僕は少しだけ期待をしていました。さっきの続きです。しかし、彼女はさっさとヘルメットを被り、原付へと股がりました。
『そうそう、うちのもおんなじよぉ~。』と他のママさんとも話をしている彼女を見て、僕は現実に戻されるのです。
家に帰れば、彼女は一児の母。そして、そこには旦那さんもいて、ちゃんとした主婦なのです。
『ユウっ、好きよ…。』と言ってキスしてきた彼女の気持ちが、僕には計りかねてしまうのでした。

結局、吉岡さんとは何もないまま、10日が過ぎました。あるはずもないのです。彼女と会えるのは、ソフトボールの練習の前後だけ。
それ以外に接点などないのですから。

その日は水曜日でした。練習が終わる頃、ちょうど小雨が降り始めます。みなさん、なんとか濡れずに済んだようです。
それでも素早く、グランド整備を行う当番の方がいます。姉と吉岡さんを含めた4名です。
吉岡さんのことも気になりますが、やはりそこには姉がいるため、僕はすぐに家路へとつきます。僕は、目の前にある女性を発見します。監督の清水さんです。
トイレの裏で『好きです!』と告白したのに、すぐに吉岡さんとあんなことになったので、彼女とは少し疎遠になりつつもありました。
『監督さん、荷物持つわぁ~。』と後ろから声を掛けると、やはり彼女らしく断られます。それでもいつものことです。結局は、僕に渡すのです。
それは、グランド整備をしている吉岡さんから見えない位置でした。だから、安心して声が掛けられたのです。
告白した監督さんには申し訳ないのですが、僕の気持ちはもう吉岡さん。監督さんの荷物を持ってあげるのは、今までやって来た、ただの惰性なのです。

監督さんの家に尽きました。彼女も、どことなく意識をしているようですが、『じゃあ、お疲れ様でしたぁ~。』と声を掛けます。
『ああ、お疲れ様っ!』と監督さんから言われ、僕は彼女の家を後にするのです。

その帰り道。小学校のグランドが近づくと、すでに照明は消されていました。みなさん、帰られたようです。
しかし、門の外に一台の自転車が置かれているのを見つけました。カゴの中のグラブには覆いがされて置かれていて、それが吉岡さんのものだと分かるのです。
しかし、門は閉まり、南京錠も掛けられています。彼女はどこに行ったのでしょうか。

雨がシトシトと降る中、僕はなぜか帰れずにいました。『彼女は、僕を待ってくれているのかも。』と、密かに思ってしまっていたからです。

3分くらい辺りを見渡していました。近くの自販機にも目を凝らしますが、やはり彼女の姿はどこにもありません。
その時、不意に南京錠を見ました。『あれ?掛かってない。』、それは片方の扉側に引っ掛けてあるだけで、施錠はされてなかったのです。
『じゃあ、まだ中にいるのか?』と、僕はその門を開くのです。

真っ暗な雨の降るグランド。もちろん、誰もいません。お化けでも出そうです。
それでも彼女を探すため、とりあえずトイレへと向かいました。女子トイレを覗きますが、やはり彼女はいません。
僕はもう一度、みんながいつも集まる場所へと戻ります。外に停めてある自転車もそのままで、変わった様子もありません。

いつもの場所へと帰って来ました。そのすぐ奥には、子供たちが林間学習をする場所があり、木が繁っているため、更に不気味です。
僕は、彼女を探しながらそこを抜け、とある校舎に近づきました。別棟の平屋の校舎です。
すぐにでもお化けが出そうで、『ここはマズイ。』と後ろを振り返った時でした。その校舎の奥で、人の気配を感じたのです。
そちら側にそっと回って見ましたが、誰もいません。しかし、よく見るともっと奥の方に誰かがいるのが見えます。
『吉岡さんかぁ~?』と思い、それを確かめるため、僕はわざわざ校舎を逆回りして、そちらから確認をするのです。

そして、回ってきた僕は、恐る恐る顔を出して覗きました。そこには、暗闇の中で座り込んでいる女性を見つけます。
真っ暗なので、ほぼシルエットですが、その体型は女性だと僕の脳は判断をしました。彼女は2本の木の間に座り込んでいて、ヒソヒソと何かを話しています。
話していると言うことは、そこにはまだ誰かがいると言うこと。そして、彼女はその男性の頭を抱え、キスをしているのです。
『男…。』、僕の脳はそう判断をしました。女性とキスをしているのですから、相手は『男』なのです。
彼女は男性の膝の上に乗り、彼の頭を抱え込んで熱いキスをしているようでした。その姿は、あの時の僕たちと同じです。
違うのは、その僕が遠くからそれを見ているということなのです。
僕はその場を離れました。『相手は、迎えに来た旦那さん…。』、夫婦が愛撫をし合うのは当然のことです。悔しいですが、彼女は僕のものではないのです。

帰り道、身体中が震えていました。悔しいのでしょうか、それとも吉岡さんが旦那さんとキスをしているところを見てしまったからでしょうか。
少し落ち込んだ僕は、雨の降る中、自宅へと戻ったのです。

自宅では、姉の子供の声がして、姉とじゃれあっているようです。僕は濡れたジャージを着替え、新しいジャージに腕を通します。
そして、姉と姉の子供がいる居間へと向かうのです。『ユウくん、おかえりぁ~!』と姪が僕に声を掛けます。
『ただいまぁ~。』と言って座り込むと、なついている姪は、すぐに僕に抱きついてくるのです。しかし、

『ママ、まだぁ~?』

と彼女に言われ、『えっ?』と思ってしまうのです。気がつきませんでした。彼女達は、姉とではなく、僕の母とじゃれあっていたのです。

僕の頭の中に、『まさかぁ~?』と、良からぬ仮説が浮かび始めます。自転車は吉岡さんのものしかありませんでした。つまり、もう一人は徒歩の方です。
グランド整備で残っていた方で、徒歩の方と言えば、姉しかいません。雨も降っています。寄り道をするなど、考えにくいです。
なら、吉岡さんとあそこにいたのは『姉…。』、僕にはそうとしか考えられないのです。

頭の中が、グチャグチャでした。それでも1つだけはハッキリとしています。僕は大好きな吉岡さんを、自分の姉に取られたのです。
夕食も早々に、雨の降るなか傘をさして、僕はグランドの方へと足を向けました。フラれたような気がして、それでもじっとしてはいられないのです。

そして、僕はその女性の前に立ちました。女性は『どうしたん~?』と声を掛けてくれました。監督の清水さんです。



18/11/28 12:49 (TzyKFfH.)
21
投稿者: タケイチ
雨の降りしきる中、僕は吉岡さんの自転車の前でいました。とても、姉と抱き合っている校舎には、足を運ぶ気にはなれません。
そして、さしていた傘を降ろし、彼女の自転車のカゴへと差したのです。自分でも意味は分かりません。
ただ、何かを残したかったのです。ココロノ叫びってやつでしょうか。

僕は、再び歩き始めます。その足は、監督さんの家へと向かっています。ズルい男です。
『好きです!』、そう彼女に告げた言葉が、『まだ生きている。』と判断をしたのです。
『こっちにフラれたから、今度はそっち。』、そう思われても仕方のない、尻軽さでした。

『ピンポーン!』、僕は監督さんの家のチャイムを押していました。中からは、躊躇いもなく監督さんが扉を開きます。
立っていたのが僕で、彼女は少し焦ったような表情を見せていました。『どうしたん~?』と聞かれ、何も言えず、その場に立ち尽くします。
『お前、びしょびしょやないかぁ~!着替えたんだろ~?なにしてるんやぁ~!』と彼女に怒られました。
しかし、『ちょっとそこおれ!入ったらいかんよ!』と言って、彼女は裏へと走ります。戻ってくると、バスタオルが持たれていました。
すぐに、2枚のバスタオルは僕の頭に乗せられ、彼女の手で髪を掻き回されます。『なにしてたんよぉ~?』と言っていますが、答えませんでした。

監督さんは、『ジャージも脱げっ!』と言います。ずぶ濡れになったジャージを脱ぎますが、更に下のシャツからも雫が落ちています。
それを見た彼女は、再びバスタオルを用意し、一枚を廊下に敷くのです。僕は、その敷いたタオルの上に乗ります。
シャツも脱ぎ、ジャージの下も脱ぐと、彼女はバスタオルを僕に渡し、奥へと消えるのです。

トランクスも濡れていました。しかし、ここで脱ぐわけにもいかず、とりあえず身体だけでも先に乾かします。
再び現れた彼女の手には、更にバスタオルが持たれていました。。それを下半身に巻き、もう一枚は肩に掛けるのでした。
そして、僕は居間へと向かうのです。
居間に入ると、『水が垂れてるやろぉ~?』と言って、脱いだジャージとシャツを取り上げられます。それは、そのまま乾燥機へと投げ込まれるのでした。

監督さんは温かいコーヒーの準備をしながら、『なにしてたんやぁ~?』と聞いて来ました。やはり、気になるようです。
『ああ、傘さすの忘れただけ。』と適当なことを言って返すと、『お前はアホかぁ~。』と呆れているようです。しかし、それが彼女らしい優しさなのです。
彼女は僕にコーヒーを手渡すと、奥からハンドドライヤーを出して来ました。そして、『ほら、これで乾かせっ!』と言って手渡してくれるのです。

監督さんの家に上がり込んで、30分以上が経っていました。トランクスの濡れはまだ気になりますが、身体はとりあえず乾いたようです。
彼女にハンドドライヤーを返すとき、『監督さん、優しいなぁ~。』と思わず言ってしまいました。尽くしてくれる彼女に、本当にそう思ったからです。
しかし、『おだてるなっ!』と監督さんらしい言葉が返ってきて、それがどこか安心出来るのです。

彼女は、『ちょっと、そこでおるか?』と僕に声を掛けて、奥へと消えました。乾燥機を見に行ったのだと思いました。
しかし、しばらくすると、水の落ちる音がして来るのです。彼女は練習から帰って、まだそのままで、気にしたのかシャワーを浴び始めたようです。
『ちょっと、そこでおるか?』は、僕に『そこでジッとしていろ!』と言う意味だったのです。

廊下の突き当たりにある乾燥機は回っていました。濡れた僕の服を乾かしてくれています。
しかし、僕はその乾燥機の前で、肩にかけていたバスタオルを床に落としました。
それだけでなく、腰に巻いていたバスタオルもとり、濡れたトランクスまでも脱いでしまうのです。
そこから現れたチンポは、半分以上勃起をしていて、床と水平になってしまっています。

そして僕の手は、乾燥機の隣にある、監督さんのお風呂場の扉を開けてしまうのでした。
18/11/28 13:50 (bQEFmp24)
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