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追憶のなかの君

カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:強姦輪姦 官能小説   
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1: 追憶のなかの君
投稿者: 俊樹
 僕は、、、人を殺めたことがある。正確に言うなら、僕が原因でひとりの女の子が死んだ。

 三十を過ぎた今も、そのトラウマから逃れられないでいる。


 十三回忌の彼女の墓前で、今年も彼女との短い思い出を回顧する。



 高校2年のとき、僕は彼女を初めて知った。

 北山帆夏。

 1年のときは別のクラスだったのだが、、、存在さえ知らなかった。

 僕が疎いのもあったが、それ以上に彼女が目立たない子だった。

 友達も、、、少ないというよりいなかったと思える。

 恐らく、、、もっとも親しくしていたのが僕だったと思う。

 きっかけは、席替えで前後の席になったときだった。

  
 数学の授業のときのことだった。

 「じゃあ78ページが出来たものから終わっていいぞ」

 僕は勉強がそんなに得意ではなかった。他の科目はともかくとして数学は特に嫌いであった。


 (・・・だめだ、全然わからん)

 「、、、そこ、公式を使うの」

 僕の心の声が聞こえたのか、話したこともない北山帆夏が解き方を教えてくれる。

 「、、、あ、できた。あ、あの・・・ありがとう」

 「ううん」


 これが僕と彼女との出会いだった。
 
2026/07/31 16:14:43(yG1k0DQ3)
17
投稿者: (無名)
 急遽、体育館に集められた全校生に、学校側から事情の説明がなされた。

 と言っても、要点らしき説明はない。

 学校側としても、どこまで話していいものか・・・憂慮すべき内容であった。



 彼女は、上級生の不良たちに「レイプ」されたらしい。



 そして、、、僕も「関係者」として警察の人に話を聞かれた。


 警察の話によると、金曜の放課後の彼女と僕は人に見られていたらしい。

 目撃していたのがその不良で、画像まで撮られてしまっていたそうだ。


 それをネタに脅された彼女は、土曜の夜に不良たちに呼び出され、数名から暴行を受けた。


 「行政解剖」なる言葉で説明を受けたのだが、彼女の性器には「裂傷」の跡があり、つまりは「処女」だった
ということを僕は知らされた。

 合わせて、不良たちから押収した僕と彼女の画像、それと・・・彼女が僕宛に残した「遺書」のことで僕は警察から事情を尋ねられた。

 僕と彼女の仲、それと事件との関連について、だ。

 「彼女の遺書を、、、見せてください」

 警察官から受け取った遺書を読んだ・・・

 改めて彼女との関係を尋ねられる。


 「僕も、、、彼女が好きでした」


 不正のことについては、、、警察に話さなかった。
26/08/19 20:10 (cEYl2KbW)
18
投稿者: 俊樹
 十三年の月日が流れた今、なお、、、墓前で彼女に問いかける。

 君はそれでも、、、僕を好きだと言って死んでいった。


 もし、君の命があと一日あれば・・・僕たちは幸せになれたのかな。

 もちろん、月曜日を迎えていたとして僕が君に告白をしたかは、、、わからない。


 僕が、あんなことを頼まなければ、、、君が死ぬことはなかったはずだ。

 でも、君は僕を恨んでいない、と・・・言う。


 「大田君、、、短い間だったけどありがとう。

  あなたのことが好きでした。

  でも、もう大田君にはもう会えません。

  いずれ大田君にも私がされたこと、耳に入ると思うから。


  嬉しかったよ。抱きしめてくれたこと、、、キスしてくれたこと。

  いい思い出のほうを残して、このままお別れすることを決めました。


  独りよがりかも?

  大田君の気持ちを聞けないままお別れするのが、唯一心残りです。

  さようなら」


  僕は来年も、そして次の年も、、、その次の年も、彼女の墓を訪れる。



  ~完~

 追憶の中の君に、僕の気持ちが届くまで。
26/08/21 01:50 (MAsug5cq)
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