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2012/07/30 21:45:07(0hyPe6le)
投稿者:
同業者♀
こっそり読んでいます。
12/08/14 11:56
(pD2BeQqN)
【6】
会社に着くと、私はそのままトイレに入りました。スカートを捲くり、パンストと下着を下ろし、便座に腰をかけました。薄い水色の下着のクロッチの部分は、まだ少し染みが残っていました。 (また、触られた・・・) 抵抗しなかったこと、下着まで濡らしてしまったこと、その二つのことで私の頭の中は、いつも混乱していました。 (彼氏がいれば、こんなことにはならないのだろうか・・・。でも、そんなの・・・はしたない) そう思い直したのですが、ウォシュレットで洗うだけでも力が抜けそうなほどに、あそこは敏感になっていました。 (帰ってから・・・) 帰宅してからのことを期待し、私は更衣室に向かいました。 しかし、その日はいつもにも増して、体の火照りは簡単には消えませんでした。 (どうしたんだろう・・・。生理前だからなのかな・・・) 終業後、私は寄り道もせずに、駅までの道を歩きました。少しでも早く、部屋に戻りたくて・・・。 夕方6時前のホームは既に、帰宅する乗客で混雑していました。電車が到着し、私はなんの躊躇もなく、車内に入りました。 朝と違い、帰宅時に痴漢に遭うことは、多くありませんでした。そのため、私は油断していたのだと思います。 電車が動き始めると同時に、私の右手に立つ男の手が太ももに触れてきました。 (えっ・・・・) 痴漢は後ろから触ってくるもの、という私の常識が覆されました。 **************************************************************************************************** 俺は車内に入ると、女の右側にちょうど「Tの字」になる形で立ち位置をとった。女が声を上げないことは、今朝で確認ずみだった。偶然にも俺の右手を隠すように周りの乗客は背を向けていた。 俺は、女の前から指先を近づけた。中指と薬指にスカートの生地が触れ、更に太ももの弾力が感じられた。指の腹で太ももを感じながら、指を曲げ、指先で少し撫で上げた。女の眼が泳ぎ始めた。俺は更に右手全体を太ももに押し付け、ゆっくりと撫で上げる。スカートの生地がパンストにすれ、そのまま手の平が脚の間に吸い込まれそうになる。 (良い感触だ・・・) 女の表情は、明らかに動揺している。そのまま脚を撫で上げ、指先で下着のラインを探した。腰の辺りから、見つけたラインをゆっくりとなぞり、脚の間に手を伸ばしていくと、女は脚を閉じることで抵抗を見せた。 (その程度の抵抗なんだ・・・) 俺は、女の股間付近の丸みをゆっくりと撫でた。薄いスカートの生地から、パンストの合わせ目、下着のクロッチが感じ取れる。 (いつまで、我慢出来るかな?) 女の顔が次第に赤みを帯びてくる。 指をゆっくりと股間に差し込む。キュッと締め付けてくるが、さっき程の強さではない。スカートの生地を股間に食込ませ、そのまま中指で敏感な突起の辺りを捏ねてみる。 (柔らかいあそこだな・・・) 女は下唇を噛み締めながらも、時折口を開けて息を吸い込んでいるようだった。 (ほらほら、もっと気持ちよくなりたいだろ?) 俺は、股間を引っかきながら、スカートをゆっくりとたくし上げ始めた。 はっ、としてこちらを見てくるが、その眼に怒りや軽蔑は感じられなかった。感じ始めた弱々しい女の眼だった。俺にしかわからない程度に首を振って、許しを請うてくるが、もう関係ない。 指先にスカートの裾が触れたと同時に手を差し込むと、「モワッ」としたスカートの中の熱気が感じ取れた。 パンストのザラッとした感触に包まれた太もも。そのまま手を上げていき、股間を撫で上げた。 女は下を向き、屈辱に耐えてる。パンストの上から割れ目を撫で・・・、クリトリスの辺りを執拗に捏ねていると、パンスト越しに下着が湿り気を帯びてくるのが感じ取れた。女は時折、両脚に力を入れ、俺の手を強く締め付けてきたが、すぐに耐え切れないように力を緩め、腰を小刻みに動かしていた。 「感じているのか?」 女の右耳にそっと声をかけた。 下を向きながらも、女は小さく首を振った。 「濡らしてるんだろ?」 俺はパンストを引っぱってずり下ろす。 女は腰を引いてそれを拒んだが、その力は弱かった。 俺は、手をパンストの中に差し込み、女の肌に初めて直接触れた。 汗ばんではいたが、滑らかで、しかも指に吸い付いてくるような絹のような肌だった。 暫くその感触を味わい、そしてパンティーのゴムに触れた。 「確かめてやるよ」
12/08/15 22:08
(I7kO9I/w)
【7】
その痴漢の目は、どこかで見た気がした。メスを襲うような野獣の目。その眼光の強さに私は飲み込まれてしまっていました。 首を振っても許してもらえるハズはない。スカートまで捲くりあげられた状態で、声を出せるハズもない。しかも、その男の指に私は完全に翻弄されて・・・。 スカートの上から触れられた時点、いえ会社を出た時点で、私のあそこは家に帰ってからのことを期待して、少し潤っていたのかもしれない。そんな状況で、スカートの上から執拗に触れて・・・。 (濡れているのを、知られてしまう・・・) スカートを捲くられた時の恐怖は、その1点だけでした。そして・・・ パンストの上から、クリを捏ねられると、体に電気が走り・・・、声を出さないように堪えるのに精一杯でした。体中から汗が吹き出し・・・・。 下着の上からとは言え、久しぶりに他人の指で捏ねられる秘所。体の震えが、止まらなくなってきました。逃げようと腰を引こうとしても、体がいうことを聞かなくなっていて・・・。 脚を閉じようとしても、すぐにその快楽を求めて、力は抜けてしまいました。 (だめ・・・、そんなに触らないで・・・) 下を向いて、声が出ないように唇を噛み締め・・・。息をすることさえ許されないほどの、快楽が私の中を駆け巡ってきました。 「感じてるのか?」 首を振っても、信じてもらえるハズはありません。 「濡らしてるんだろ?」 男の低い声が、私の頭の中で響きました。 (そんなこと・・・) 絶対に知られたくない・・・。私のあそこは、十分に下着を濡らすほどになっていました。 (だめっ・・・) パンストが引っぱり下ろされ、おへその下をゴツゴツとした手が這い回りました。そして、下着のゴムに指がかかり・・・ 「確かめてやるよ」 私は右手で男の腕を掴みました。でも、力が入らなくて・・・ 指先であそこの毛を弄られ、更に手を差し込まれました。 (来るっ・・、あぁ・・・) 右手の甲をを口に当てたことで、声が漏れることはありませんでしたが、とうとうあそこに男の指が触れてきました。 私の制止の外れた男は、人差し指と薬指であそこを開くと、中指でクリを転がしてきました。 (だめっ・・・、あぁ・・・、いぃ・・・) 眼を閉じると、クリからの快感が頭を突き抜けていきました。 (あぁ・・・、お願い・・・、許して・・・) 強く、弱く、クリを転がされて、私の快楽は歯止めが効かなくなってしまっていました。 あそこからは、どんどんと熱いものが溢れてきて・・・ 「うっ・・・くぅ・・・」 私は、男の手を両脚で締め付けて・・・、軽く・・・逝ってしまいました。 それでも、男の手は許してくれませんでした。 更に手を差し込み、あそこの入り口を中指で捏ねてくるのでした。 (あぁ・・・、入れられたら・・・) その恐怖から、男の顔を見上げようとした瞬間、ズブッと太い指を差し込まれました。 「あぅ・・・」 周りには聞こえないような声でしたが、思わず声が漏れました。 その太い指は私の中を掻き回し、そして一番敏感なところを探しあて、擦りあげてきます。 (だめっ・・・そんなに・・・しないで・・・) 右手の平で口を塞ぎ、鞄を持った左手で男の手を静止しましたが・・・ (だめ・・・、い・・・逝っちゃ・・・う・・・) あそこから熱いものが、ドロッと出るのがわかり、私は男の指を締め付けながら・・・、電車の中で逝かされてしまいました。 **************************************************************************************************** (ふっ・・・、なんだかんだ言って、結構スケベな女だな) 俺は、手の平に溜まったマン汁を、女の腹に塗りつけ、手をスカートから抜き取ると、更にスカートで拭き取った。 「気持ち良かったか?」 女の顎をそっと掴み、俺のほうを向かせた。 その眼は、相変わらず怒りはなく、メスの眼をしていた。 (しっかり、俺の顔を覚えろよ。また、気持ちよくさせてやるから・・・) 程なくして、快速は女の降りる駅に到着した。 女はホームに降り立ち、車内に残る俺のほうを、軽く振り返った。 俺は、女の臭いが残る中指を、女に見えるように舌で舐めた。
12/08/15 22:35
(I7kO9I/w)
【8】
部屋に戻っても、ドキドキとした心臓の音は収まりませんでした。正直、どうやって部屋までに戻ったかも、覚えていないくらいに動揺していました。 (痴漢に・・・、逝かされてしまった・・・) ベッドに腰をかけて眼を閉じても、頭の中で巡るのは、あの男の眼と指の感触。そして、恥ずかしく悔しいのに、あそこから湧き上がった快感・・・。 スカートの上から、あそこを押さえると・・・、さっきの快感がまた蘇ってきました。 (だめ、何をしてるの?) 自分を叱責しました。でも、もう止められませんでした。スカートをたくし上げると、パンストと下着の中に手を差し込みました。あそこはまた潤い始めています。 私は、ベッドに仰向けになると、脚を広げ中指でクリを捏ねました。 (あっ・・・、やめて・・・) 指をお○んこに入れると、ヌチャヌチャという音を立てて、汁が溢れてきています。 (あぁ・・・、欲しい・・・、指じゃなくて・・・) 瞼の裏側に、あの痴漢の眼が浮かんできました。いつもの朝の男とは違う、私を襲うような眼。 (あぁ・・・、だめ・・・、入れないで・・・) 下着の中で指を差し込んでいきました。全身に力が入り、自分の手を両脚が締め付けていきます。 (だめ・・・、あぁ・・・、もっと・・・) 一番気持ちが良いところを中指で擦りあげ、親指でクリを押しつぶすと・・ あぁ・・・い・・・くぅ・・・) 電車の中で、2回も私を陵辱した男を思い出し・・・、私は果ててしまいました。 (また、会うことがあるのだろうか・・・) ここまで、激しく触れたことは、ありませんでした。 また、触られたい思いと、もう逃げたいという恐怖に苛まれました。 (朝の電車じゃないから、もう会うことはないだろう・・・。痴漢は、やっぱり怖い・・・) それが、私の答えでした。 次の日から、朝のサラリーマンに触られても、拒否をしました。何日か、そのサラリーマンも近づいてきましたが、そのうちに姿を見なくなりました。 しかし、体の疼きは止められませんでした。 週に1度は、あの男の眼を思い出し、股間に指を這わせてしまっていました。 その度に、私はあの男に犯されて・・・ **************************************************************************************************** 暫く、俺は女の前には姿を見せないようにした。しかし、朝夕に時間があるときは、歩道橋の上から女の姿を見る日々を過ごしていた。女に姿を見せない、それは俺の作戦でもあった。 そして、あれから1ヶ月ほどが経った夕方、俺は女の帰宅を狙った。その日は朝から雨の日だった。俺は、会社から駅までの公園で、煙草を吸いながら女が通るのを待った。前とは違い、今度は女に顔を見せられない。俺は木の間を通して、通りを眺めていた。 6時前。女は、青い傘を差しながら歩いてきた。ベージュの膝下丈のスカートに、濃紺のブラウス姿。早秋の夕暮れは、雨のせいもあって少し薄暗かった。 俺は、女の少し後ろを、駅への通りを歩いた。 改札を通りホームに上がると、いつものように女は快速の列に並んだ。アップにまとめた髪の下のうなじが、やけに色っぽい。 (あれから、痴漢に遭っているのか?それとも・・・) ***************************************************************************************************** 今朝、久々に触られました。雨のため、朝の電車はいつもより混んでいて、そのためか、後ろから軽くお尻を触れました。でも、あれ以降と同じように、手で払うと一切、手を出してきませんでした。私は、ホッとするとともに、物足りなさを感じてしまっていました。だから、今日は家に帰ってから・・・、またあの眼を思い出すつもりでした。そんなことは、誰にも言わず、表面にも出さず・・・。 いつものように快速に乗り込み、いつものようにドアとドアの間に立ち、右手でつり革を掴みました。その時・・・、私は体が硬直してしまいました。 ****************************************************************************************************** 俺は女の右隣に立ち、女に顔を向けた。俺に気付いた女は、明らかに狼狽していた。しかし、混雑した車内では逃げることもままならない。 俺は、女と半身が重なるように向かい合った。 女の眼を見つめながら、女の太ももに右手を近づけた。それは一つの賭けだった。激しく拒否をするのか、受け入れるのか。 中指がワンピースの生地に触れ・・・、そして太ももの柔らかさが感じとれた。 (どうする・・・?) 女の眼が、少し潤んできた。 (大丈夫だ) 中指を手の平全体に代え、ゆっくりと太ももを撫で上げた。柔らかい生地が、その下の太ももを包むパンストに擦れる感触が伝わってくる。女は脚に力を入れてくる。しかし、俺はそのまま太ももをなで、そのまま下腹部の丸みに指先で触れた。3本の指でゆっくりと刺激を与え・・・。女の口が少し開き、しかしすぐに下唇を噛み締めると、そのまま俯いた。 ***************************************************************************************************** (あの眼の男だ・・・) 男はすぐに、私の脚を撫でてきました。それは、優しく・・・、でも明らかに私を攻めてきました。 (やめて・・・) 脚の付け根辺りを撫でられるときには、もう私の体は熱くなり始めていました。 油断をしていると、声が漏れそう・・・。私は唇を噛み締め、俯くしかありませんでした。その視線の先には、私の下腹部を撫でる男の手。脚をしっかり閉じて・・・、でも体がいうことを聞きませんでした。部屋に戻ってからの行為を待ちわびている体が、あの男の眼と指を求めてしまっていました。 (いやっ・・・) 指が、股間に差し込まれてきました。 (触れてくる・・・) その時、男の手の力が少し緩まりました。 (!・・・) その日のスカートは、腰から裾にかけてボタンが付いたタイプでした。そのボタン外されると、スカートを捲くられることなく手の侵入を許してしまう。色合いとそのデザインが気に入って購入した、私のお気に入りのスカートの一つでしたが、そのデザイン故の危うさが露呈してしまいました。そして今、そのボタンの存在を、男に気付かれてしまい・・・。 右手をつり革から離し、男の手を掴むと、男の顔を見上げて許しを請いました。 (だめ・・・) 男の指が、ボタンを軽く弾きました。 そして・・・ ****************************************************************************************************** 公園で見たときには気付かなかったが、女のスカートは大きめのボタンが付いたデザインだった。 (これは、ついてるな) 今まで何度となく痴漢行為をしてきたが、このタイプのスカート、ワンピースだと、ボタンを外せば裾を捲くりあげる必要がないため、痴漢側にとっては好都合だった。 (まさに、今日は「して下さい」状態だな) スカートの上から女の体に手を這わせながら、俺はボタンを指で弾いた。 (これを、外してやろうか?) 女は、俺の腕を弱々しく掴み、懇願の眼差しで俺を見てきた。 (抵抗しないんだろ?) 小さく首を振る女を無視して、ボタンを1つ、ゆっくり外した。 スカートの合わせ目を開くと、体温で温められたスカートの中の熱気が感じられた。 そして、その上のボタンをもう1つ外し、俺は手をスカートの中に差し込んだ。指先にパンストに包まれたパンティーのレースが感じ取れた。手の平全体で、太もも、下腹部を撫でまわし、パンストの上からパンティーの縁を掴むと、ゆっくりと食込むように持ち上げた。パンスト越しに、陰毛の感触が伝わってくる。 (ほらほら、食込んじゃうよ) 食込ませた下着をなぞり、クリトリスの辺りを中指で捏ねる。 (こんなに熱くして・・・、おもしろくなりそうだ・・・)
12/08/19 19:34
(mxJu3T5w)
【9】
(だめ・・・声が出ちゃう・・・) パンストの上からとは言え、下着を食込まされた状態でクリを捏ねられると、頭の中でいつも考えていたことが蘇ってきてしまいました。 (だめ・・・) 脚が崩れそうになるのを、股間を触る男の手の平に支えられるような状態で、快感の中に入っていってしまいました。 男の手が股間を離れ、パンストのゴムを掴むと、少し強引に引き下げてきました。 (あぁ・・・入ってくる・・・) 下着の淵を潜りぬけ、指がゆっくりと侵入してきます。 私のあそこは、男の指が来ることを待ち望んでいました。私の指とは違う、太く固い指で弄られる・・・。 (触れられてしまう・・・) 男の二本の指が割れ目を開き・・・、しかし中指が触れてくるところは、クリでもお○んこでもなく、その間をサワサワと触れてくるだけでした。 電車の揺れに合わせて、勝手に腰が動いてしまいました。でも、その男は軽く触れるだけで肝心なところには触れてきません。 (ど・・・うして・・・) 男を見上げました。男は薄ら笑いを浮かべると、私の右手を掴み、男の股間に押し付けてきました。 (や・・・やだ・・・) 私は手を引き抜こうとしましたが、強く押し付けてきて、そして下着の中ではクリを一気に捏ねてきました。 (あぁ・・・そんなにされたら・・・) 私は、たまらず男のあそこを握りました。 (大きい・・・) 久しぶりに触れた男性のものは、今までの彼よりは大きく感じました。ズボンの上からでも、先端の膨らみが分るくらいに・・・。 クリを刺激され、さらに男の股間を撫でることで、私の思考回路はどんどんと麻痺してきていました。 (これを・・・、入れられたら・・・) あそこからどんどんと、熱いものが溢れてくるのがわかりました。その液で濡れた指で、クリとお○んこの入り口を捏ねられて、手には男のものを押し付けられて・・・ (あぁ・・・、だめ・・・、逝っちゃう・・・) そう思ったとき、不意に男の指が止まりました。 (えっ・・・) 暫くすると、また指がゆっくりとあそこを弄り始めます。そして、逝きそうになると、また止められて・・・ また弄り始めたとき、私はもう我慢が出来ませんでした。 (お願い・・・、逝きたい・・・、こ・・・れが・・・、欲しい・・・) 男のあそこを強く擦ることで、男に気付かれないように、達しようとしました。でも、体の震え、硬直で男に気付かれてしまい・・・。 そして、とうとう私の降りる駅に到着するアナウンスが車内に流れてきました。男は、ゆっくりとパンストの中から手を抜き取ると、私のお腹で手を拭いました。 私は、逝かされなかった安堵感と、逝けなかった残念感を持って、ホームに降り立ち階段に向かいました。 **************************************************************************************************** 俺は、女から数歩後ろを歩いていった。夢遊病者のようにホームを歩き、エスカレーターにも気だるく乗っているようだった。 (さぁ、家まで我慢出来るかな?) 朝から雨の降る日は、女は自転車は利用しなかった。少し正気に戻ってきたのか、駅前から伸びる大通りを小降りになった雨を避けるように、傘をさしながらいつもの足取りで歩いていく。しかし、5分も歩くと周りの歩行者も少なくなってきた。 俺は、女の10数mほど後ろを、足取りを合わせて歩いていた。雨がやみ、傘をたたむ女。初秋の夕方の空は、天候のせいもあってか、深い夜の闇が広がってきていた。時々、濡れた路面を走る車以外は、女のヒールの音と俺の足音だけが響いていた。不意に女が振り返りかけた。しかし、そのまま道路脇のコンビニに駐車場を横断しながら入っていった。 俺も女に続いて駐車場に入る。商品を探しながら店内を歩く女が、ガラス越しに見える。そして、本棚越しに外の俺を見つけ、女の表情が強ばるのがわかった。 俺はそのまま店内に、入った。店員も防犯カメラも、俺は何も怖くなかった。そして、女に意識させるように、ゆっくりと店内を回り、本棚の週刊誌に手を伸ばした。 女は、本棚から離れ、手にした商品の支払いにレジへ向かった。そして、女が店を出るのを確認し、俺も後を追った。 ***************************************************************************************************** ガラス越しに、あの男の顔を見たとき、脚が竦みました。 (あぁ・・・、あの男だった・・・) コンビニまでの道を、誰かが付いて来ていることは、気付いていました。でも、まさかあの眼の男とは・・・。 本棚から離れてレジに向かい、そして支払いをして・・・。その間、脚が震え、支払いをするときは指も震えていました。 コンビニを出て・・・、後ろで再びコンビニのドアが開く音がして・・・ (付いてくる・・・) 頭では走り出したいのに、体がいうことを聞きませんでした。だんだん、体の芯が熱くなり、そして・・・、あそこがまた潤ってくるのがわかりました。 (犯されるなんて・・・だめ・・・) 唯一、体がいうことを聞いてくれたのは、私の部屋へ向かう道から外れてくれることでした。 (部屋は知られたくない・・・) しかし、その道は住宅街から離れ、私の足は寂れた町工場に囲まれた公園に向かったのでした。 (もう・・・、我慢できない・・・。一度・・・だけ・・・) 公園の砂利を踏みしめる音が、草むらから響く虫の音にかき消されそうでした。しかし、私の少し後ろから、同じように砂利を踏みしめる音が、付いてきていました。 その音は、確実に私との距離を縮めてきて・・・。 目の前には、私の体が目指す公園のトイレが近づいてきていました。 (一度だけ・・・、そう・・・、それで終わり・・・)
12/08/23 21:01
(FDuvt.yT)
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