仕事の関係から水曜休み、明美の家事はどうしても集中してう、が…楽しみもあった。


水曜の昼間は自分だけの時間だからだ。

離婚して二年、離婚する前から元夫との夜は三年セックスレス、離婚して一年半が過ぎた頃から水曜の昼間と息子が留守の夜は一人の時間を楽しむ様になっていたのである。


続く。

午前中に、殆どの家事を済ませた明美は、必ずシャワーを浴びる習慣があった。


脱衣室でゆっくり服を脱ぐ、身長１５６小柄な身体には似合わぬ８６のバストがプルンと下を向く、パンツの両端に親指を潜らせ、ゆっくり８５のヒップを突き出す様に下ろして篭に仕舞う。


続く。

らんららん♪鼻唄を気持ち良く歌いながらユニットバスの扉を開け、シャワーを全開にする。お湯になるまで腰をリズミカルに振りながら鼻唄を歌っている。



もういいかな？


そう言いながら手で確認すると…天井を見上げる様にシャワーを浴び始める。



あぁ～気持ちいい。


全開のシャワーが明美の胸を刺激している。左右の胸を持ち上げながら…両手で軽く回すように洗い始めると、鼻唄が吐息に変わりだしてしまう。


あん～はぁ～あぁ～気持ちいい～


シャワーのノズルを左手で持ち、胸から少しずつ一番敏感な部分にシャワーを向けながらマットに膝まづき、少し脚を開き下からシャワーを浴びせ始めた。



あぁ～いい～



シャワーがクリトリスを刺激していた。

あぁ～ダメ～いい～


あ声を出しちゃダメ…

心の内で叫んでいた。浴室には換気扇が設置してある、換気扇からダクトを通じて、外部に浴室の音が漏れる事を知っていたからだ。


あぁ～出ちゃう…我慢できない


あぁあぁ～いい～
ダメ～外に聞こえちゃう…


それでもシャワーを持つ手は止めようとしなかった。


お願い 外に誰も居ないで 我慢できない


あぁ～いい～もっと～



明美は喘ぎながら携帯電話の着信音に気付いていた。

絶頂の波が押し寄せて来ていた明美には、クリトリスからシャワーを離す事など出来ない。


あぁ～もう少しよ いかせて…


心の内で叫んでいた。



余り聞き慣れない着信音に…はっとした！


息子の通う高校からの音に…シャワーを出したまま慌てて浴室の扉を開けた。

携帯を手にし、高校からだと確認した。

シャワーを止め急いで着替えた。

電話の相手は息子の担任からだ…

隆司くん(息子)が怪我をして病院に…

右腕の骨折と切り傷だった。医者から、一週間位の入院が必要と伝えられた。

隆司には災難だったが…明美は不謹慎にも心の内で一人になれる夜を想像しながら…


たかちゃん…もう心配したんだからぁ～でも良かった、骨折位で…


マンションに帰り、隆司のパジャマ、下着等と持ち再び病院に戻り、着替えたさせてからマンションに帰った。



深夜、明美の部屋から甘い声が漏れ始めていた。