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1:ヌードデッサンモデル
投稿者:
(無名)
大学2年生になって、早くも躓いた。
母ひとり小ひとりで育ててくれた母が、苦労して学費を工面してくれたのに、このざまだ。 奨学金で大学へ通うという息子を許さず学費を用意してくれたのは、卒業後に借金で苦しませたくないという親心に他ならない。 生活費くらいは自分でと稼いできたけれど、バイト先の店長と折り合いが悪くて居られなくなってしまった。 さあどうするか、来月からの生活費………。 よせばいいのに拓也は通い詰めるスナックで安酒を手に、ママに愚痴をこぼしていた。 あんた
2025/08/16 23:33:47(bX5KuHU6)
投稿者:
(無名)
……嘘でしょ?、あんなにあからさまに………
麻里も湯煙りの向こうによく知る自分の友達が繰り広げる痴態に、衝撃を受け両手で口を覆っている。3メートルほど近づいた男たちが半円状になり、女の口から見え隠れする陰茎を凝視する。そんなワニたちを見回しながら相方の乳房を揉んで見せ、悦に浸るダンディがほくそ笑む……。 ふと離れた位置にいるカップルの様子が変わり、何やら怪しい動きを見せている。身体をぴったりと寄せて、自分たち周辺の湯面が不自然に揺らしている。湯の中で何をしているのだろう……。 不意に麻里のお友達が立ち上がり、男たちにそのボリューミーなお尻を見せつける。野太い彼らの歓声が上がるとダンディと立ち位置が代わり、縁に腰掛けた彼女が脚を広げる。そこに顔を埋めたダンディがわざと音を立ててクンニを開始、それを食い入るように見詰める野次馬たち……。 友達カップルとたまたま居合わせたカップルたちの様子を見ていた麻里が、触発されたように湯の中でペニスを握ってくる。拓也も応えて麻里のそこに手を伸ばし、すでにぬるりとした感触が指に伝わってくる。そんな麻里を胡座をかく自分の前に引き寄せると、麻里が弾かれたように頭を跳ね上げる。自分たちの身体の周辺の湯面またゆらゆらと動き出し、後ろから乳房を揉み解す。 何やらダンディたちの方角から怪しげな声が、こちらまで届いてくる。想像はつくけれど目を凝らすと湯煙りの向こうに、ダンディの尻が前後に動く様子が視界に入ってきた。彼は自分たちを見せつけるように体位を変え、相方を壁に向かって縁に手をつかせると、後ろから貫き始めた。 大胆になってゆく彼らに刺激を受けて、今やあのカップルたちも湯の中に身体を半分浸かったまま湯面を揺らしている。それに目ざとく気付いた男2人がカップルに近づき、ニ手に別れたうちの1人がこちらに向かってくる。それぞれ三方に散った男たちにはもう遠慮はなく、女の表情の変化を見逃しまいとじぃ~っと凝視。あくまで芸術を求めるヌードモデルの仕事は、慣れてしまえば抵抗はなくなった。けれど欲望を剥き出しにした男には嫌悪感と羞恥心が心を焦がされ、麻里は男から顔を背けなければいられない。 出てしまいそうな声を両手で口を塞ぎ、ついには顔を覆ってしまった。それでも拓也の腰の躍動は止まらず、湯浴み着をずらして露出した乳房を揉まれる様を男に提供されていく。 カオスだった………。 のぼせてしまったからなのか、それとも興奮のためか自分でもよく分からない。拓也と戻ったことは間違いないのだけれど、頭がぼぉ〜っとしていた麻里はどうやって部屋まで辿り着けたのか記憶が曖昧だった。気が付けば布団の中で浴衣を着けない全裸姿で、拓也の腕の中で目覚めていた。 あれは夢だったのではないか、そう思いたい。 けれどあの緊張感や天然石が敷き詰められた上を歩いた足の裏の感触、檜の香りやギラついた男の目が忘れられず、現実の出来事だと改めて麻里の胸を締め付けていた。 今日はどうしようかと、朝食を終えた2日目の朝から観光に出た。遊歩道が張り巡る湿地帯を歩き、ここでしか見られない植物が咲かせる花に心が和む。忙しい毎日を過ごす日常から切り離されゆったりと流れる時間、広く抜けるような青空と自然を堪能し、地元の小さなお店で郷土料理に舌鼓を打つ。 幸せな時間はどうして、早く過ぎ去るのだろう。 あっという間に午後になり、夕方にはまだ早いそんな中途半端な時間帯だった。温泉街にありがちな繁華街に足を踏み入れた2人は、飲み屋や昭和の香りが漂う劇場、小料理屋が立ち並ぶその一角に年季の入った小さな映画館を見つけた。 数週間前に麻里と熱い時間を過ごしたのも寂れた映画館だったけれど、少なくても古いだけで地元でも健全な映画館で知られている施設だった。 けれどいかにも時の流れから取り残されたような繁華街にあるこの映画館は、女性や子供が近づくような雰囲気はまったく感じられない。いわゆるピンク映画を放映する場所だと、経験のない世代の拓也にも察しがつく。麻里も如何わしい雰囲気から何やら女性特有の感が働き、気付いた。 顔を見合わせると僅かな嫌悪感と興味を覗かせる麻里の顔が、一緒なら入ってもいいと語っている。彼女もまたあの映画館での体験を忘れてはいないらしい。淫らな興奮が麻里のその顔を女にさせて、拓也の腕に力強く自分の腕を絡ませる。 2人は入口のチケット売り場で老婆に料金を支払うと、その怪しげな入口から暗がりの中へ足を踏み入れて行った。
25/08/28 18:06
(UnObYYig)
投稿者:
(無名)
色褪せた合皮のシート、カビ臭い淀んだ空気、所々に染みの跡の残る年季も感じるコンクリートそのままの床……。正直にいうと良くも悪くもそんなイメージを抱いていた。それがどうしたことだろうか、薄暗い中でも意外と今時の映画館とそう変わらなず、麻里と交わったあの映画館のほうがむしろ遥かに古臭いくらいである。
真新しいとは言えないまでも内装のリフォームを近年にされたことは、明らかだった。繁華街とはいっても地方の温泉街と隣り合わせの場所であり、昭和の雰囲気を漂わせる大人の映画館である。拓也でも○活ポルノだとかピンク映画くらいの知識はあるから、てっきり古き良きフィルム映像が流されているとばかり思っていた。けれどもスクリーンに流される映像はいかにも平成の時代のもので、いかにもAVだろうと思われる映像なのだった。 けれどそこはピンク映画館らしく、さっきから目にする映像はドラマ仕立てを採用してるらしい。 AV会社もそれこそ何社も存在し、特色を出してどんなジャンルが得意なのかで生き残りをかける。企画やセックスそのものに焦点を当てる作品は数知れず、申しわけ程度のドラマシーンをつなげるものも少なくない。けれどあくまでもドラマの中の流れで男女が絡み合う、そんな人間臭さを表に出す作品ならば、この類の成人映画館にはぴったりなのだろう。 髪の毛が淋しくなった初老の男性、いかにも仕事をリタイアした感じの男性………。どう見ても近所のパチンコ屋に出かけていくような普段着姿から地元の、それも恐らく本当に近所の人たちなのだろう。そんな人たちの姿に混じって小洒落た格好をする中高年の姿が、かなりいるではないか。 彼らはどう見ても旅行客で、息抜きにふらっと足を向けたに違いない。 内装は作り変えられてはいるけれど外観の古さから昭和の時代から営業されているらしく、全盛期の盛り上がりを彷彿させる館内はそれなりに広く、人の収容数を考えばそれでも三分の一ほどだろうか。座席から見える人の頭は最前列付近と中程に集中し、みんな間隔を開けて座っている。 拓也と麻里は最後部から2列前の席に身を落ち着かせた。 手を握りながら物語の行方を、鑑賞する。近年の作品とはいえ昭和の設定らしく、麻里と同年代の女性が乗り込んだ電車で痴漢に遭遇する場面になった。今なら被害者が相手の手首を掴んで血祭りに上げる時代だけれど、昭和らしく女の恥を周りに知られたくない、そんな時代だった。 我慢するしかない女性のお尻を撫で回しながらもスカートを捲り上げ、下着の中に入れた手で弄る痴漢男。唇を引き結んで眉間に皺を刻む女性からは不快感と嫌悪感が見られな、やがて女の顔へと変化を遂げていく。スカートの中がズームアップされると、電車の騒音をバックにくちゅくちゅとした卑猥な音が生々しく鳴り響く。 恍惚とした女性が周辺を気にしながら俯き、警戒を怠らないために目を開けたまま声無き声を上げて、熱い吐息を吐き出す。 カタンッ……カタンカタンッ…………… 男が繰り返し手首を返す動きから指を挿入させていることが見て取れ、女性がまた熱い息を吐く。 するするとお尻の下まで下着が下げられ、再び指が挿入するシーンが映し出される。男によって手が動きやすく脚を開かれた女性の恥部が、現代の技術で極薄のボカシに留められ、その全貌がとてもリアルに提供される。 女性のヒダヒダの形までよく見えて、指の出し入れによって愛液に濡れる恥部の光沢までが生々しい。そういえば麻里と繋いだ手が、汗ばんでいることに気付く。彼女が興奮を覚えたときのように指を動かし始め、堪らなさそうにスクリーンを見詰めている。そっと手を解いて麻里のスカートの中に入れた手を、指を伸ばしてそこに触れる。 すでに湿った下着に触れた指先が敏感なところを弄り、麻里が内腿を閉じようと力が入る。 映画の内容にAV特有の派手さはなく、リアルさを求めて作られたのか、とことん地道な痴漢の指使いが続けられていく。粘着質な痴漢男は抜いた指をクリトリスに移動させると、女性が我慢できるぎりぎりまで捏ねくり回し、思い出したように抜き差しを再開させる。じっくりと執拗に女性を翻弄させ、くちゅっ…くちゅっ……っと音を出す。 隣に座る麻里も拓也の膝に片脚を乗せられ、彼の指が抜き差しする動きに呼吸を粗くさせている。 スクリーンの中では女性の手首を掴んだ男が人目を盗んでトイレに連れ込み、個室の中で少し乱暴に下着を引き下ろす場面だった。新たな展開を迎えたところで、麻里が動き出す。 拓也のパンツのチャックを下げると慣れた手つきでペニスを取り出し、スクリーンの中の女性のように頭を振り出した。もっとも作品の中の女性は男に、無理やり咥えさせられていたのだけれど。 咳き込みながらペニスを吐き出した女性は壁に手をついて立たされ、後ろに頭を跳ね上げた。 手で口を抑えた女性が悶絶しながらその身を揺らし、そう時間が経たずに甘い表情を浮かべ始める。麻里が炎を灯した瞳で拓也を見詰めると腰を前にずらし、その上に麻里が腰を下ろす………。 スビーカーからは女性の卑猥な息遣いが鳴り響き、唾液を飲み下しながら…はぁはぁ……と喘ぐそんな音声が観客たちの耳をくすぐる。 拓也の首に両手を回し、目を閉じた麻里がロディオマシンのように腰を躍動させる。生温かい膣壁がペニスに絡みつき、子宮口にコリコリと接触する。夢中になる麻里は気付いていないようだけれど、拓也はだいぶ前から異様な雰囲気に気が付いていた。 先程までは誰も座っていなかった座席に人の姿が認められ、次第に自分たちの周りに人が集まってきている。そう、自分たちの座る列にも距離を縮めて近づく者がいることも、いつの間にか斜め前に人が座っていることも……。 両サイドに2つ座席を開けて移動してきた男たちが、麻里を凝視している。艶かしく動く腰のうねりを眺め、斜め前の男もこちらを振り返り見詰めてくる。そして麻里から見て正面、拓也の背後にも人の気配を感じる。拓也は麻里のお尻を触るふりをしてスカートを持ち上げ、淫らな白いお尻を見せつける。 最低限のルールがあるらしい彼らは決して触れるような真似はせず、ただ間近まで寄って身体を屈め、近づけた顔を麻里のお尻の下の結合部を舌舐めずりをしながら見詰めている。 さすがに麻里も正面の男に気付き、身体を強張らせる。けれど危険がないと分かると、再び腰の動きを再開させる。あの日に味わった拓也との交わりの記憶が麻里の背中を押し、夜中の浴場でのあの交わりも新たな興奮の材料となる。 麻里の打ち下ろす腰の乾いた音が男たちの鼓膜に届き、スクリーンの映像の色が麻里の白いお尻を鮮やかに彩る。半分ほど見え隠れする陰茎が生々しく、男たちに新たな興奮を呼び起こす。 映像は佳境を迎え限界が近づく女性が、男に打ち込まれるペニスに膝が折れそうになっている。 麻里もその仕草、表情から限界を迎えそうなことは明らかだった。息を吸うタイミング、吐き出すタイミングがまちまちになり、膣壁が収縮を繰り返す。ヒクヒクとした動きが顕著になり、身体が硬直を始めると麻里が息を止める。そして……。 拓也に体重を預けていた麻里がゆっくり立ち上がると、白い精液が糸を伸ばして流れ落ちていく。 持っていたバンダナでそれを受け止めると、麻里の恥部をそっと拭い取る。 その場から2人が離れるのを見送るように見詰める男たちの中に、麻里のプレゼントを手にした者がいる。 やはり我慢できなくなった誰かがいて、駄目だと制止した男がいたのを麻里は知っていたのだ。 拓也にも他の男たちにも知られないように、麻里はその男にそっとショーツを渡したのだ。 ブルゾンのポケットの中で握られた麻里の下着は一部分が濡れていて、しれ〜っとトイレの個室の中で広げてみた。 男が手にした股丈が浅く白いショーツは、芳醇な女の匂いがプンプンしていた。
25/08/29 03:29
(0lpxVQx2)
投稿者:
(無名)
両手を投げ出して紅潮させた顔に、汗に濡れた髪の毛がへばり付く。上下に揺れる身体の上で激しく動く乳房が、ゼリーのように儚げに揺れる。
括れたウエストのすぐ下の腰を拓也の両手に掴まれて、断続的なピストンを継続されていく。 すでに2度の射精を受け止めた膣からはペニスに掻き出された精液が、白く泡立った姿に変わり果てながら、じゅぶじゅぶっ……と結合部から卑猥な音を響かせる。 享受し切れない猛烈な快感に我を忘れ、幾千の営みを経験してきた身体が悲鳴を上げる。生徒たちはまるで閣僚の声を聞こうと群がる記者のように2人を囲み、汗の浮かんだ肌や快感に歪む顔、勇ましく抜き差しを繰り返すペニス、それを受け止めるマンコ、背中を反らせ床から浮かせた肩、頭を垂らし顎を上げて光の元に晒される白い喉……。 躍動感ある男女の交わりを、余すことなく真っ白だったキャンバスにそれぞれの感性が描き写していく。 硬直した腕をどうにか持ち上げて、女性モデルが震わせる両手を拓也の首に辿り着かせた。 そして………不意に腰の動きを止めた拓也が大きく間隔を開けて、2回3回、4回………と腰を打ちけむ。開いた口が閉じられないままワナワナと動き、その唇を震わせて女性モデルが弛緩した。 元生徒からヌードモデルに転身した彼女は、今日を持って引退する。親の介護のために田舎へ居を移す彼女へと、せめてもの花向けに普段よりも長く時間をとった。生徒をしていた時から拓也の営みを見続け、40を前に女に目覚めた彼女は自分が女であることを証明したかったのかもしれない。 自分が自覚している以上にセックスが好きで、また拓也に開発されてより感じる身体になった彼女は、生徒たちの前で拓也との交わりに溺れた。 週に1度の情事にすべてを忘れ、拓也の上で激しく腰を使い、後から前から受け入れてきた。 控室から名残惜しげに出ていく彼女は1度立ち止まり、振り返ると拓也と唇を重ね、今度は振り返らずにドアを閉めた。歩き去る彼女の足音が遠ざかり、聞こえなくなるまで拓也は黙って聞いていた。 細身の身体にイタリアンスタイルのスーツに身を包んだ女性が、同僚男性に羨望の眼差しを向けられる。ウエストを絞ったスーツが身体にフィットして、着丈の短いスーツの裾が形の良いお尻を露わにする。パンツも身体のラインを露骨に魅せて、スタイルの良さを強調させている。 富士額のおでこを見せて真ん中で長い前髪が左右に分かれ、ストレートの黒髪が肩で揺れる。 160センチという身長がより彼女を魅力的にさせ、くりっとした印象的な目が時には童顔にさせ、真剣な表情をした時にはドキッとするくらいに精悍にセクシーな印象に彼女を変える。 彼女の名前は松本ゆき子、37歳、まだ独身。 後に彼女は人生を花開かせることになるなんて、思いも寄らないのだった。
25/08/29 18:10
(0lpxVQx2)
投稿者:
(無名)
現在45の妻が25,6の時に俺に内緒でヌードモデルのバイトをしていた。
25/08/30 19:27
(RkYzAab8)
投稿者:
(無名)
霞ヶ関に勤めていた頃は、通勤に地下鉄を利用していたものだった。一見可愛らしく見られることにコンプレックスを感じ、本人の気持ちとは裏腹に三十を過ぎても表情次第で20代に間違われるほど、年齢不詳に見られるのも珍しくはなかった。
そのために痴漢の被害は跡を絶たず、その度に哀れ、痴漢はゆき子の手で連行となる。今日も同伴出勤か?……などと苦笑する上司の顔はもはや日常と化していた。最初の頃はゆき子に想いを寄せる同僚も密かにいたけれど、彼女の本性を知るやいなや誰もが身を引いた。 柔道を得意とするゆき子は痴漢を連行する際に、暴れて逃走を図ろうとする犯人を投げ飛ばし、自分よりも遥かに身体の大きい相手の動きを先ずは封じる。相手の利き腕を抱えて引き伸ばし、股に挟んで固定する。普通の相手なら腕を決められて身動きが出来なくなるものだが、怪力のある男だと50キロしかないゆき子の身体は、大した障害にはならないことがある。 軽量級のゆき子が得意とするのは寝技であり、スルリと身体を移動させて股で相手の首を締め上げる。頸動脈を圧迫すればどんな相手も数十秒で鈍くなり、血流が遮断され続けた相手はやがて失神する。後は背中に活を入れて目覚めさせ、隠語でいう本社に同伴出勤という流れになる。 綺麗な顔しているのに鼻血を流した屈強な相手を、まるで牛を引き連れて歩くようにするゆき子を何度も見せられては、さすがの同僚も苦笑いを浮かべるしかない。こうしてゆき子の婚期はまた一つ伸びていくのだった。 そんな職場に別れを告げた理由は、痴漢に苦しむ女性は水面下にまだまだ沢山いると肌で感じ、名乗り出られないでいると分かったからである。 ゆき子は民間の女性専用のセキュリティ会社を立ち上げ、こうして活動を開始したのは4年前である………。 立ち上げた当初は閑古鳥が鳴いていた会社だったけれど数件のストーカー事案を解決し、なかなか網に掛からなかった数件の痴漢を撃退していくと、女性からの依頼が殺到するようになった。 それに伴ってスタッフを増員し、ゆき子自らもわざわざ現場に出向くのだった。 ゆき子の身体は痴漢たちにとってはこれ以上なく魅力的であり、長い手足にとりっと上がったそのお尻、ジャケットの上からも分かる胸の盛り上がり、そして童顔でありながらも大人の女性の美しさを見せるすっきりとした顔。それら全てが痴漢をおびき寄せる良質の餌になる。依頼者の後ろにぴたりと立てば、ほぼ間違いなくお尻に手が触れてくるのである。 その手つきや手順、そのやり方から依頼者に付き纏う痴漢だと確信したゆき子は、憤りを抑えながら触らせ続けた。魚釣りに例えるならヒラメである。エサを飲み込むまで辛抱強く待つ必要があり、引く竿先を見詰め続けて最後に大きく竿が曲がった時が、エサを完全に飲み込んだ証となる。 強く合わせて竿を上げ、魚の口に釣り針を引っ掛けるのだ。 今はまだ相手に油断させなければならず、不本意ながら自由に触らせなければならない。この日のためにミニタイトスカートを身に着け、罠に掛かった痴漢の手がスカートの中でお尻から前側へと這い回る。女の共通の敵を知るために詳しく聞いていた通り、痴漢の技は巧みなものだった。 パンストの上からでも容赦なく指先を巧みに動かし、敏感な場所を捉えて動かしてくる。その甘い感覚を呼び起こす刺激を、憤りで相殺する。 不意にビリッ!…っと、破かれる嫌な音がした。 不快な指先の感覚がリアルになり、パンストの壁を突破した指が下着に触れていると理解する。 忌々しい気持を奥歯を噛み締めて堪え、焦点を絞った指先がくねくねと動かされる刺激に堪える。 悔しいけれど認めたくないくらいに上手な指が、ゆき子の戦意を挫こうとする。眠っていた女の性がムクリと頭をもたげ、注がれる甘い蜜に身を委ねようと気持を揺さぶってくる。負けるわけにはいかず、唇を噛んで自分を必死に保とうと踏み留まる。下着の底が濡れ始め、勢いづいた相手の指がこれでもかとのの字を描き、膝の力が抜けて立っているのが困難になる。痴漢がショーツを横に寄せて、いよいよ挿入を試みようと指先が少し中に入りかけたその時だった。 ゆき子はその手を両手で捻り上げ、身体を翻して相手の後ろに回ると背中に手首を再び捻り上げた。絶叫する痴漢を開いたドアからホームへと出すと、逃走を図ろうと走り出した男の足を引っ掛け転倒させる。男の抵抗は凄まじく、彼の胸の上に馬乗りになったゆき子を振り落とす勢いを見せる。犯人も必死だろうけれど、卑劣な犯行を繰り返してきたことを考えれば、許すわけにはいかないのだ。 胸の上に馬乗りになっていたゆき子を持ち上げようとされるのを逆手に取り、素早く相手の首を股に挟んで締め上げる。普通なら首の後ろからする技で、相手の着るシャツを両手で引き寄せるのだけれど、正面からとなるとそうはいかない。 相手の首の後で脛をクロスさせ、太腿で首を圧迫させなければならない。逃げたくて息が苦しい男は必死にもがき、咆哮を上げる口をゆき子の恥部に押し付ける。 フガフガと呼吸を確保しようとする口が、この期に及んで甘い波を呼び起こす。顔だけを見てみればいわゆるイケメンなのに、人は見掛けによらないのだ。涎と鼻水を出しながら真っ赤な顔で抵抗を続け、身体を暴れさせながら男がまったく意図せずに唇でクリトリスを挟み、揺さぶり擦り上げ敏感になったそこを刺激する。 人集りの面々は必死な形相のゆき子が懸命に戦っているからだと理解してくれるけれど、実は自分との戦いのほうが割合は上だったことは内緒である。感じていることに抗わなければ、痴漢を逃してしまいかねなかったのだから………。 公衆の面前で大立ち回りを演じ、下着をバッチリお披露目したことよりも、感じてしまったことが恥ずかしかった。駆けつけてきたのは制服組だけではなく、その後にはスーツ姿の同族をも引き連れているではないか。どうせ大立ち回りを展開する喧嘩が勃発しているとでも、通報が入ったのだろう。 ゆき子の顔を見た元同僚は、あぁやっぱり……。 そんな苦笑いをを見せて、痴漢男にこう言った。 相手が悪かったな、お前さん………。 そしてゆき子に対しては、こう言った。 もう少し穏便に済ませられないか………? 皮肉しか言えない元同僚に睨みを効かせたゆき子を見た彼は、慌ててこうも付け加える。 まっ…まぁ何だ、怪我は無いみたいだし、相変わらず腕は確かなようだな………。 元同僚はこれで勘弁しろとでもいうように男を引っ立て、最後にこうも言った。 あぁ…その……何だっ………見えてるぞ、白い………。 ゆき子はずり上がったままのミニタイトスカートの裾を慌てて下げると、元同僚に言葉を最後まで言わせず殺意を込めた睨みを効かせた。 彼は弾かれたように痴漢の腕を引っ張り、逃げるようにその場から去っていった。 その場に残る制服組の1人が、もじもじとしながらゆき子に一歩近づく。 あの後でホニャララ署まで出頭を、お願いします………。 あの、松本ゆき子…先輩ですね、お噂は聞いてます………。 あの、お目にかかれて光栄です、本日はお疲れ様でした………。 羨望の眼差しで見詰めてくる最下級の彼は、緊張を見せながらシャキン!……っと敬礼をして見せると、足早に去っていった。 あの若い制服の彼は緊張した歳は、言葉の頭に「あの」を言う癖があるらしい。 噂といってもどうせ男女とか、女を忘れてしまった女だとか、ろくな話ではないに決まっている。 それに今はもう民間人なのだから敬礼をして見せる必要はないのに……と、背中がむず痒くなる。 それにしても身体が火照って、仕方がない。 それもこれも痴漢を確保するためとはいえ、あんなクンニリングスまがいな格好になったからである。もうしばらく男性の肌から遠ざかり、そうは言う意味では女を忘れている。それをこんな形で呼び起こされるなんて、皮肉以外の何物でもない。 何か発散できることはないだろうか………。 そんな愚痴を吐ける唯一の友達に、ビールを片手に色気のない独身女の話を聞かせたのだ。 彼女はそれならデッサンモデルでもしてみないかと、持ちかけてきたのだ。詳しく聞くといわゆる普通のモデルからヌードまでがあるらしい。 あんたさえ良ければだけど、自分が許すレベルまで挑戦してみれば………? そう言われて魔が差したとしか言いようがないけれど、話を受けてしまったのだ。 年齢は彼女のほうが一回りは歳上だけれど、その女友達とは不思議と馬が合って、今の仕事を始めてからだから知り合ってからもう数年が経つ。 彼女の名前は、安西美紀という………。
25/08/30 20:40
(ya8yG/i6)
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