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本当の復讐
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:本当の復讐
投稿者: てんてん
「ハル、おはよう!」
いつものように中川ミズキが玄関に迎えにきている。
細身でやや小柄な156の身長、童顔で可愛らしい顔立ち。
黒髪を三つ編みにして、少しばかり垢抜けない感じもするが美少女といっていい。
性格は引っ込み思案で人見知り。
成績は真ん中ぐらい、運動は苦手としている。
「おう、おはよう、、、」
崎守ハルはいつものようにキッチリとした制服姿でやって来た。
180の長身、整った顔立ちだが、親しみを覚える穏やかさを感じさせる。
性格も優しく、思いやりもありクラスのリーダー的存在だ。
成績もトップ、運動神経も抜群で、子供の頃から通い続けていて引き締まった体つきをしてる。
ある意味対照的な二人は小学校からの幼馴染。
いつもその人見知りする性格故にイジメの標的にされやすいミズキをハルが陰日向から庇ってきた、、、
そんな関係だ。
ハルはミズキにとって心を開ける数少ない友人の一人だった。
高2になった二人は家がすぐそばということもあり、毎朝一緒に登校していた。
そして地下鉄のホームのいつも場所には西城カレンが待っている。
カレンはフランス人の母をもつハーフで飛び抜けた美人。
168の身長で大人びた体型。
胸は制服の上からでも分かるGサイズの巨乳だ。
髪は地毛の金髪でミディアムボブが良く似合う。
性格はしっかり者で姉御肌。
正義感が強く、ハッキリと物事を言う。
成績もトップクラスで運動も万能で近頃では護身術としてハルから合気道を教わっている。
カレンは高校に入ってからの友人だが1年の夏休み前にミズキと仲良くなり、今ではハルを含めて仲良し三人組と言われほどの親友だ。
二年になっても三人は幸いなことに同じクラスになれた。
人気者のハルとカレンの周りにはいつも人の輪ができる。
そのそばにひっそりとミズキはいつも佇んでいた。
三人はほとんどの時間を一緒に過ごしていた。
周りはそんな三人を、ハルはどちらと付き合い始めるのだろうと興味津々で見つめていた。
中にはあからさまに崎守くんはどちらが本命なのと尋ねてくる者もいる。
ハルは困った顔をして、どちらにも断られそうだから告白しないでおくよと応えていた。
三人は高2の春を謳歌していた。
それでいいと思っていた、、、はずだった、、、

つづく
 
2025/02/27 16:39:46(iBOvxEDE)
17
投稿者: てんてん
「どうして、、、ミズキは初めてだったんでしょう?どうして簡単にゆるしたりしたのよ?」
「違う、、、それだけはダメだって、、、公平にちゃんと言ったよ、、、ハルに悪いからって、、、」
そんなの、、、キスすら悪いことだ、、、
だいたい部屋に入ること事態、間違ってる、、、
ミズキは本当に分かってるの?
「じゃあ、どうして?」
「分からないからって言われたの、、、」
「えっ?」
「初めてなのか男には分からないって、、、それに本当に好きだったら過去なんて気にならないって言われたから、、、」
そんなバカな口車に乗せられたの、、、
カレンは怒りを抑えることが出来なかった。
「あなた、ハルのことを騙すつもりだったの?さっきも処女だとか言ってたよね、、、ハルとそうなったら、、、初めてのフリをするつもりだったの?」
「それは、、、」
ミズキは素早くハルを見つめると、すぐに俯いた。
「それに過去じゃない、、、あなたはハルの恋人なの、、、それなのに他の男に初めてを、、、バージンを捧げるなんて、、、どうかしてるよ!」
「あっ、、、ヒック、、、わたし、、ごめんなさい、、、あああっ、ハル、ごめんなさい、、、わたし酷いこと、、した、、、」
ミズキは泣きじゃくり始めた。
「それなのに、その関係を続けたんだ、、、平気でハルと逢って、、、騙し続けたんだ、、、」
「違う、、、平気なんかじゃない、、、ハルに悪いとずっと思ってた、、、こんなこと、、、やめなきゃと思ってた、、、」
「それならどうして?あの男が好きになったの?そんなに浮気セックスが気持ちよかったの?」
「違う、、、本当に好きなのはハルだけ、、、公平のこと好きだと思ったことなんてない、、、」
「それも信じられない、、、じゃあどうして、ホテルから出て、あんなキスするの?好きでもないのに、、、」
「あれは無理やり、、、」
「あなたからしてるじゃないの、、、ウソはつかないで、、、」
「わたし、ヘンになってた、、、雰囲気に酔って流されてた、、、でも本当に好きなのはハルだけ、、、」
黙っていたハルが口を開いた。
「ミズキ、お前は可愛いとか好きだとか言われたら誰とでもそんなことをするのか?」
「違う、、、誰とでもなんて、、、そんな、、、」
「じゃあ、、、アイツは特別なんだ?」
「違う、、、そうじゃない、、、わたし舞い上がってた、、、公平に好きだと言われて、、、求められて、、、セックスに、、、溺れてた、、、」
「そんなに気持ち良かったか?俺を裏切り続けてるのに?」
「ごめんなさい、、、でも、もうしないから、、、ハルが好きなの、、、ハルがいないとわたし、、、」
「お前は俺だけじゃない、、、カレンも周りの人達も裏切ったんだ、、、うちの両親もミズキの両親も、、、それが分からないのか?」
「あっ、、、ああっ、、、わたし、、、どうしたら、、、」
「自分で考えろ、、、でももう俺達は元には戻れない、、、分かるよな?」
「そんなの分からない、、、いやだ、、、」
「最後までお前は勝手だな、、、もう限界だ、、、お前のこともう好きじゃない、、、別れる、、、」
「わたしはそんなの認めない、、、」
「そんな権利どこにある、自分のしてきたことを考えろ、、、よりにもよってあんな男と、、、」
「公平は悪い人じゃない、、、みんな勘違いしてる、、、」
「呆れた、、、ミズキ、あなたね、、、」
「放おっておけ、、、俺は忠告したからな、、、さようならだ、ミズキ、、、」
「えっ、、、ウソだよね、、、待ってハル、、、行かないで、、、」
ハルが出て行った。
追おうとするミズキをカレンが引き留める。
「どういうつもりなの?あんな男の肩を持つなんて、、、」
「だって、、、」
「あのね、、、まともな人だったら恋人のいる女に手を出したりしないの、、、増してや処女を横取りしたりしない、、、」
「それは、、、それだけ、、、わたしのことを、、、」
「あなた、、、まさか自分のしたことを肯定してるの?」
カレンは覚めきった目つきでミズキを見た。このオンナはダメだ、、、
「違う、、、そうじゃなくて、、、彼のわたしへの気持ちは本物だと、、、」
「ミズキ、、、最低だね、、、あなたがわたしを出し抜いて、ハルを横取りしたのは、こんなことをするためだったの?」
「違う、、、」
「あなた、口を開けば違うばかりだね、、、あなたは今までハルに何をしてあげたの?いつも助けてもらって、守ってもらって、甘えるだけ、、、それだけ、、、一度だってお弁当すら作ってあげようともしなかったわね、、、何一つしてないじゃないの?ただわたしはハルの彼女だとみんなに自慢して、、、その上、コソコソ浮気?そして浮気の相手が自分に本気?あなた、それが嬉しくてセックスしてたんだ、、、まるで女王様気取りだね、、、もういいわ、、、さようなら、ミズキ、、、」
後ろから何か声をかけてくるがスルーする。
もう友達じゃない、、、
わたしはどうでもいい、、、
でもわたしの一番大切な人を傷つけた、、、
ハルを追いかける。
「ハルくん、、、待って!」
先を歩くハルが一瞬振り返る。
すごく悲しそうな顔、、、
すぐに前を向いて、頭の横で手を振る、、、
バイバイ
肩が震えている、、、
そんなハルを見たことがない、、、
カレンは追いかけることも出来ずに立ち尽くしていた。
今はひとりにしてあげよう、、、
でもこれからはずっとそばにいるからね、、、
そして、、、あの二人は絶対に赦さない、、、

つづく






25/03/07 21:44 (RLjFQ9Lg)
18
投稿者: てんてん
「ああっ、もっと!わたし、イキそうよ、、、」
高校離れした大人びたカラダを汗で滑らせ男にしがみつく。
真っ白な巨乳がたわみ男の目を愉しませる、、、
そしてバスケで引き締まったカラダがその豊かさを更に引き立たせる。
試合でもユニフォーム越しに男達の視線を釘付けにするほど形も素晴らしい。
男は逞しくサリナを貫きスパートをかけた。
背中が反り返りサリナが叫ぶ。
「スゴイ!イクッ!ハル、イッチャウ!」
「サリナ、出る!」
ゴム越しに男の脈動を感じ、思いきり抱きしめる。
「ああっ、ハル、またイクッ!」
カラダを震わせ追いアクメに身を委ねる、、、
男がサリナの乳首をもて遊ぶ、、、
「イヤン、、、カズマ、感じちゃう、、、」
男は春に卒業したバスケ部のOBだった。
大学でもバスケを続けている。
「サリナ、お前また、イクときハルって呼んでたぞ、、、」
「えっ、、、ゴメン、、、」
二人はセフレの関係だ。
サリナはフリーだがカズマには恋人がいる。
しかしその美貌とカラダの相性の良さから二人は秘密の関係を続けていた。
だからもちろんお互い束縛したりしない割り切った間柄だ。
「まあいい、、、俺も興奮したし、、、」
カズマは腕の中のオンナが他の男の名を呼びながら絶頂することに歪んだ快楽を覚えていた。
「フフッ、、、カズマって、やっぱりヘンタイ入ってるね、、、」
「うっせいよ、、、で、ハルってあの背の高いイケメンだろう?」
「えっ、、、知ってるの?」
「ああ、、、去年のバスケの球技大会で審判したからな、、、」
「そうだったの、、、」
「アイツ、バスケのセンスあるよな、、、磯部なんかよりずっと、、、あと人間も良さそうだし、、、」
「そんなのわかるんだ?」
「分かるさ、それぐらい、、、磯部がクズなのもすぐに分かったし、、、」
「あっ、それはわたしもすぐ分かった、、、」
二人は笑い合った。

つづく
25/03/08 23:41 (JWUwMOMA)
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