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1:浅はかな不倫妻 コユキ編
投稿者:
てんてん
わたしはダイキを密かに誘い出し、誘惑した。
ダイキはやはり初めてだった。 そして、ずっとわたしに憧れていたとはっきりと言ってくれた。 たまらないぐらい嬉しかった。 わたしはダイキが欲しがっているものをすべて、そして存分に惜しげもなく与えた。 ぎこちなかったセックスも瞬く間に上達した。 ダイキにはセックスの才能があった。 それは普段の行動にも現れていた。 自分のことよりも相手の気持ちを優先する。 自分が気持ち良くなることよりも相手が感じることを一番に考えてくれる。 それでいてセックスに貪欲ですごくタフ、、、 性器も人並み以上に大きい、、、 大人顔負けのテクニックを呆れるほどの早さで身に着け、ヨシコを責め立てるようになった。 若いしなやかなカラダ、そして逞しくタフなダイキのセックスに、ヨシコはいつしか翻弄されるようになっていた。 どちらが年上か分からなく成る程セックスに夢中になり、ダイキにのめり込んだ。 ヨシコは今までこんなにセックスに、男に溺れたことなどなかった。 あと10歳若ければという思いが、いつしか5歳若ければと考えるほどになっていた。 でもいつしか別れはくる。 バツイチの27の女が15の年端もいかない男の子と関係を続けることなど赦されるはずもない。 しかし、ヨシコはそんな予感に怯えながらも密会を続けていた。 それは突然にやって来た、、、 ダイキがある日、すごく辛そうな顔をしてわたしに告げた。 好きな人ができた わたしは足元にいきなり穴があいてのみ込まれていく気持ちになった。 でも、、、わたしはずっと年上だ、、、 ダイキを苦しめることは絶対にしたくない、、、 本当はすがりついて、恋人がいてもいいから捨てないでと叫びたかった、、、 けれど、、、わたしはこらえた、、、 ダイキを心から愛していたから、、、 こんな日が来ることは初めからわかっていた。 わたし達はほんの一時、互いに必要だっただけ、、、永遠に本当の恋人にはなれない、、、 ダイキを明るく送り出してあげたい、、、 それが12も年上のわたしの最後の強がり、、、 無理に笑顔をつくる、、、 「分かった、、、わたし達、、、終わりにしましょう、、、」 でもその声は震えていた。 ダイキは涙を流して駄々をこねるようにクビを振っていた。 「イヤだ、、、ヨシコ、イヤだ、、、」 わたしは優しくダイキの頭を撫でた、、、 「大丈夫、、、わたしはいつでもそばにいる、、、元に戻るだけ、、、でも、こういうのは最後、、、約束して、、、」 わたしは一人になって思いきり泣いた。 わたしは強くならないといけない、、、 ダイキの幸せを心から祝福しなければならない、、、 そして二人は過去の思い出を封印した。 つづく
2024/09/12 11:28:51(VUbBQJqK)
投稿者:
てんてん
二学期の始業式が終わり、放課後すぐに部室へ向かう。
そこにはマリアとジュリがいた。 「どうしたの?そんな怖い顔をして、、、」 いつものクールなマリア、、、 まさか、、、この人もグルなのかも、、、 そんな疑心暗鬼が湧き上がってくる。 「先生なら奥の部屋にいるけど、、、」 「分かりました、、、」 コユキは部屋に入って行った。 本当は顔も見たくない、、、 「どうした鳴海?」 醜くたるんだ顔、濁りきった目つき、、、キモい、、、 どうして、わたし、こんな男と、、、 無言で退部届を朝倉の目の前に突きつける。 「なんだ、これ、、、やめる気か?彼氏にでもバレたのか?」 もう話す気もない、、、それなのに、、、 「ふーん、、、それで俺に八つ当たりか?」 「八つ当たり?全部、アンタのせいだ!」 「オイオイ、アンタ呼ばわりかよ、、、昨日まで俺に股開いて、、、センセ、もっとイッパイ舐めてぇとか、散々甘えてたくせに、、、」 「よくもそんなこと、、、」 「本当のことだろう?それに俺が一度でもお前に強要したことがあったか?全部、鳴海自身が求めたことだ、、、」 そんなの分かってる、、、 だから余計に赦せない、、、 「クスリを飲ませたくせに、、、」 「それは最初だけだ、、、2回目からはお前が来た、、、」 「くっ、、、」 反論出来ない、、、 わたしは愚か者だ、、、 「まあいい、、、好きにしろ、、、お前は戻ってくる、必ずな、、、なあに、ほとぼりが冷めたら、また彼氏に隠れて二人で楽しめばいい、、、」 確かにそんなことも考えた、、、あまりにも愚かな考えだった、、、 もう絶対にイヤだ、、、 「誰がそんなこと、、、バカにしないで!」 話してもムダだ。 こんな男、もう二度と顔も見たくない。 コユキは黙って部屋を出た。 部屋を出るとマリアがジュリとこそこそ話をしていた。 この二人、そんなに仲良かったかしら、、、 不審に思いながらコユキはお世話になりましたと頭を下げた。 「ふーん、やめるんだ、、、まあ、、、元気でね、、、」 「そちらこそ、、、」 もうこんな場所にいたくない、、、 「今更、遅いと思うけどね、、、」 「本当、、、」 この人たち、、、ジュリまでもなの? 知ってるんだ、わたしと朝倉のこと、、、 コユキは二人を睨みつけた。 「あなた達、、、」 「何?また八つ当たり?貞操観念が無いのは自分のせいでしょう?」 マリアが口元を歪めて笑っていた、、、 この人、美人なんかじゃない、、、醜くい、、、 これがこの人の本性なんだ、、、 コユキはその場を去った。 あの二人、、、きっとダイキを狙って、、、 朝倉を焚きつけて、、、 でも証拠はなにも無い、、、 それに所詮はそれに負けてしまった自分が悪い。 わたしはもう負けない、、、生まれ変わって、必ずダイキを取り戻す。 つづく
24/09/28 23:41
(EC2rdFUx)
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