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1:寝取られ、後悔した女
投稿者:
てんてん
高校生ばなれした見事な裸体をさらして、加奈子はラブホテルのベッドの上で男に貫かれていた。
豊満な乳房をユサユサと揺らしながら男にしがみつき、淫らな声をあげ続ける。 「アアッ、、、そこぉ、、、すごくイイ、、、、もっとォ、、、アッ、ああーん、、もっと、してえ!」 夏休み最終日、加奈子は禁断の情事に溺れていた。 恋人の陸は部活の合宿で夏休みの間ずっと地元を離れ、逢えない日々が続いていた。 相手は共通の友人、アツヤという男だ。 この夏休みの初め、加奈子はこの好きでもなかった友人に、その場の雰囲気に流されて、処女を捧げてしまった。 そして一度だけのつもりが、夏休み中関係を続けてしまっていた。 初めのうちはアツヤに異性として全く好意など感じていなかった加奈子だったが、毎日のように熱い口づけをし、お互いの性器を舐め合い、何度もセックスをしているうちに、当然のようにアツヤに対して情が移るようになってしまっていた。 初めのうちは痛みしか感じなかったセックスも、女の歓びを覚えるようになってからは、陸へ対する罪悪感も薄れ、浮気セックスにのめり込みんだ。 そして、アツヤに対して愛おしい気持ちすら抱くようになっていった。 でも、心の中では陸を変わらず愛していた。 中学のときから、ずっと陸に憧れていた。 同じ高校に入り、学校中の人気者の陸に自分から積極的にアプローチをした。 そして念願が叶って恋人になることが出来たのだ。 陸は恋人になった加奈子に、いつも優しく大切に接してくれる。 そんな陸と絶対に離れたくない。 良心が痛いほど疼く。 だからこそ、このアツヤとの関係は陸には、いや誰にも絶対に知られてはいけない。 うまくやれば大丈夫、陸だってわたしに夢中なんだから。 夏休み前、陸も欲しがっていたわたしのこの躰を、出来るだけ早く陸に抱かせてあげよう。 そうすれば大丈夫、なにもかも上手くいく。 わたしは愚かだった。 自分自身の隠し事やウソは絶対にバレないと、訳もなく思い込んでいた。 破滅は気付かないうちに忍び寄っていた。 そしてそれは突然、やって来た。 つづく
2023/09/03 09:29:18(jDwVkgbU)
投稿者:
てんてん
始業式が終わり、加奈子は隣の教室へと向かった。
早く陸に逢いたい。 二年生になり、加奈子は一人、仲間達とは別クラスになっていた。 大半の生徒が帰宅に向かった教室の隅で、陸と仲間達三人が小声で何かを話し込んでいた。 陸はその長身を持て余すようにして、深刻な表情で話を聞いていた。 久しぶりに見た陸は黒い髪が少し長くなっていて、少しだけ大人びた感じがした。 相変わらず整った凛々しい横顔で、剣道の夏合宿せいか更に逞しくなったような気がする。 そのしなやかな体つきに、女になった加奈子の躰の奥がドキッとした疼きを感じていた。 ああ、わたしやっぱり陸が好き。 絶対に陸を他の女に渡したくない。 陸のことを狙っている女の子が沢山いるのは知っている。 自分がその陸の彼女だと分かってはいても、うかうかしていたら、いつ横から手を出されるかわかったものじゃない。 加奈子は焦りを感じていた。 これも自分が他の男を知ったせいかも知れない。 加奈子は再び心の中で陸に抱かれる決心をしていた。 それも出来るだけ早いうちに、、、 わたしの躰で陸を夢中にして、わたしから離れられなくしておかないと安心出来ない。 そして二人でもっと新たなセックスの扉を開いて行きたい。 加奈子の躰が熱くなる。 加奈子は陸に近づき、みんなに見せつけるように大胆に陸の背中にしがみついた。 「陸、久しぶり、、、」 甘えるような声で両腕を陸の首に絡ませる。 わたしが陸の彼女なんだというアピールだ。 普段なら仲間がそれを見て冷やかしてくるハズなのに、どうしたことかその日は違っていた。 みんなが固まったようにして黙っている。 陸もまったく反応しない。 どうしたんだろう? 何かあったのかな? 不審に思いながら、加奈子は言葉を続けた。 「ねえ、、、これから久しぶりに、みんなでカラオケて行こうよ!」 わたしは陸の腕につかまるようにしてそう言った。
23/09/03 12:52
(jDwVkgbU)
投稿者:
てんてん
「ねえ、、、これから久しぶりにみんなでカラオケでも行こうよ!」
わたしは陸の腕につかまるようにしてそう言った。 「いよっ、、、新学期早々、アツアツだな、お二人さん、、、」 いつの間にかやって来たアツヤが横から声をかけて来た。 昨日のアツヤとの激しいセックスが頭をよぎる。 わたしは動揺しないように自分を言い聞かせ、さりげくアツヤに話しかける。 「いいでしょう?久しぶりに恋人に逢ったんだから、、、アツアツだって、、、ねえ、陸?」 「ふーん、、そんなこと言って、、、案外、夏休みの間、陸がいないことをいいことに、他の男とアツアツだったんじゃねえの?」 「な、なにを言ってるの?いい加減なこと、、言わないで、、、」 わたしはアツヤを睨んだ。 どういうつもりなの? 余計なこと言わないで、、、 気づかれたらどうするつもり? わたしは心の中で叫んでいた。 みんながわたしとアツヤを見つめていた。 それもすごく冷たい目で、、、 まずい雰囲気だ、、、 冷や汗が流れる。 「俺、帰るわ、、、」 いきなり加奈子の腕を振り払い、陸が教室から出て行こうとしていた。 「待って、陸、、、一緒に、、一緒に帰ろう、、、」 声が震えていた。 そう言えば陸は今日一度もわたしを見ようとしていない、、、 「、、、郡司と帰ればいいだろう、、、」 振り向きもせず陸はそう言って出て行った。 郡司、、、アツヤのことだ、、、 「えっ?」 わたしの頭の中が一瞬にして
23/09/03 13:27
(jDwVkgbU)
投稿者:
てんてん
わたしの頭の中が一瞬にして凍りついた。
体が固まりいうことを聞かない。 えっ?えっ?どうして?どういうこと? 陸にバレた、、、の、、、 「あんたたち、いい加減にしなよ!、、、いったい、どういうつもりなの?」 凪の端正に整った瞳が怒りで燃えていた。 どんなときも穏やかな凪がこんなに怒っているのを初めて見た。 「加奈子のこと、見損なったよ!」 凪はカバンを手にすると陸を追うように教室を出て行った。 そばにいた七海が加奈子に向かって、 「サイテー」と言うと、これもまたヒロと二人で教室をあとにした。 加奈子は目の前が真っ暗になった。 体がガタガタと震え出す。 どうしよう? 間違いない。 陸に、みんなに知られてしまっている。 アツヤがニヤニヤしながら加奈子の肩に手をかけてきた。 「ヘヘッ、、バレたみたいだな、、、いいじゃないか、陸も一緒に帰れって言っていたし、、、二人でこれからイイところへ行って、たっぷり楽しもうぜ、、、」 教室でみんなが二人を見ていた。 やっぱりこんな男だったんだ、、、 アツヤと、、そしてこんな男に処女を与えた自分に怒りがこみ上げる。 「離して!わたしに触らないで!」 加奈子はアツヤの手をはね除けると、教室を飛び出し陸を探した。 陸と今すぐ話をしないと、、、 陸に謝って、、、土下座して、思いきり殴られてもいい、、、 許して欲しい。 もう二度とこんなことはしない。 もっと、ずっと陸のそばにいたい、、、 いつの間にか加奈子の瞳から涙がボロボロとこぼれていた。 つづく
23/09/03 14:10
(jDwVkgbU)
投稿者:
てんてん
陸を見つけることは出来なかった。
何度電話してもつながらない。 わたしは愚かな女だ。 目の前の快楽に溺れ、一番大切なものを失おうとしている。 でもいやだ、絶対に陸を失いたくない。 わたしは一晩中、ベッドの上で泣いた。 翌日、わたしはとにかく陸に謝ろうと隣の教室へと急いだ。 陸はいなかった。 「陸は休んでいるぜ、、、」 話したこともない男子がいやらしい目つきで、加奈子の胸を見ながら声をかけてきた。 朝からずっとそうだ。 みんなが加奈子を蔑むような目で、あるいはいやらしい目つきで見つめてきた。 そして誰も声をかけてこない。 凪たち三人も加奈子を見ようともせずに無視している。 みんなわたしの浮気のことを知っている。 「あの女、陸のことを裏切ってチャラい男と浮気していたんだぜ、、、」 陰でみんなが噂している姿が頭に浮かぶ。 まるで針の筵に座らされている気分だった。陸は三日間学校を休んだ。 わたしのせいだ、、、 加奈子は陸に謝りたい気持ちを抑えることが出来ずに、毎夜泣きながらその日を過ごしていた。 電話はつながらず、メールの返事も帰ってこない。 学校でも誰からも話しかけられず、みんなが陸の見方なんだと痛感させられてしまう。 その中、アツヤだけが相も変わらず誘ってくる。 何の反省もせず露骨に加奈子を求めてくる。 もしも今度何かあったら、完全に陸との関係は終わりになる。 加奈子は相手にしなかった。 こんな男に、わたしはどうして、、、 悔やんでも悔やみきれない。 陸が学校に来るようになった。 陸は少しやつれた顔をして、元気がないように見えた。 加奈子は陸に何度も声をかけようとした。 その度に凪たち三人が陸をガードするようにわたしから遠ざけた。 わたしは孤独だった。 学校に来るのも辛い。 でも陸と話すことは出来なくても、陸を見ることは出来る。 そのためだけに加奈子は学校に通い続けた。 そんな日々が続くうちに、噂されることも、そしてアツヤが自分につきまとうことも無くなっていた。 加奈子にとって穏やかな日が戻りつつあった。 加奈子は授業に集中し、時間があるとき気づかれないように、陸を見つめる、そんな毎日を送っていた。 今日も部活に打ち込む陸を遠くから見つめていた。 それだけで幸せな気持ちになれた。 わたしこんなに陸のことが好きだったんだ。 それなのにわたしは合宿中に陸を裏切った。 陸の集中した瞳と滴る汗、、、 男臭い陸のたたずまいに抑え込んでいた加奈子の女が、躰の奥で疼いていた。 どうしてわたしは陸に処女を、わたしのすべてを捧げなかったの? 加奈子は激しく悔やんだ。 でももうあの時に戻ることは出来ない。 以前のように愛してくれなくてもいい。 思いきり陸に抱かれたい。 セフレでも性欲処理だけの女でもいい。 他の男にはもう絶対に触らせない。 だから、陸のそばにいたい。 それだけでいい、、、 涙がこぼれそうになる。 そのとき、後ろから誰かが指先で加奈子の肩を突いてきた。 加奈子は振り向いた。 「凪、、、七海、、、」 「、、、つらすぎるよね、、、、話、、、聞くよ、、、わたしたち二人だけだけど、、、」 加奈子は頷いた。 声を出せなかった。 涙がこぼれそうだったから、、、 つづく
23/09/03 23:28
(jDwVkgbU)
投稿者:
てんてん
三人は七海の部屋にいた。
七海はやや小柄だが飛びっきりの美少女だ。 そして見かけによらず、物事をハッキリと言うタイプだった。 同じく小柄な正義感の強い、美少年のヒロと付き合っている。 凪は女としては長身でモデルのようにスタイルがいい。 艶のあるロングの黒髪で、顔立ちも大人びた、飛びっきりの美形だ。 穏やかな性格だが、ハッキリとした自分をもっていて、決してブレたりしない。 正直に言うと、以前からわたしは二人に対してコンプレックスを抱いていた。 外見はそれなりに自信があったのだが、この二人には遠く及ばない。 学業もそうだ。 二人は、陸もヒロも含め、いつもトップクラスだ。 この二人に勝てるとしたら、胸とお尻の大きさぐらいだ。 そして、わたしは凪も面には出さないが、陸に想いを寄せているのに気付いていた。 でも陸はそんなわたしを選んでくれた。 それだけがわたしの誇りだった。 それなのにわたしは陸を、みんなを裏切った。 重苦しい雰囲気を打ち消すかのように、七海が口を開いた。 「で、、、どうして、あんな男が相手だったの?」 わたしは正直にすべてを話す決心をしていた。 わたしは夏休み、陸が合宿に行く前日、陸の部屋にいた。 陸とたっぷりとキスをして、胸をはだけれ愛撫を受けていた。 そして陸が加奈子のすべてが欲しいと求めてきた。 いつかはそうなることを覚悟していたし、陸から求められ、嬉しい気持ちもあった。 でもいざとなると怖い気持ちが湧き上がってきて、陸の要求を拒んでしまった。 陸は少し落ち込んでいたが、怖がっている加奈子を優しく受け入れてくれた。 でもその日の夜、そのことを思い出しているうちに、ものすごい不安を感じるようになってしまっていた。 陸は優しく許してくれたけど、本当は煮え切らないわたしに愛想を尽かしてしまったんじゃないだろうか? そして他の女の子と経験してしまうんじゃないだろうか? 他の女の子に陸を取られてしまう、、、 わたしだって本当は陸と初体験したいとずっと思っていたのに、、、 どうして自分は拒んでしまったの? 陸だって本当はすごく傷ついたに違いない。 加奈子は激しい後悔に襲われていた。 自分は取り返しのつかないことをしてしまったと思い詰め、眠ることが出来なかった。 翌日、陸はもう合宿でいない。 夏休み中、もう会うことが出来ない。 加奈子は不安で耐えきれず、凪に相談しようと凪の家に向かった。 凪はあいにく留守だった。 落胆したその帰り道、偶然アツヤに会った。 アツヤは明るく笑いながら話しかけてきた。 「どうした?深刻な顔をして、、、俺でよかったら相談にのるよ、、、」 思い詰めていた加奈子は、藁にもすがる思いで、その甘い言葉に飛びついてしまった。 加奈子はアツヤも仲間の一人だと思い込んでいた。 六人は友達だと思っていた。 つづく
23/09/04 10:31
(cLxICf1a)
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