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不自由
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:不自由
投稿者: おちゃ
そこは海に近い小さな村だ
海があるため漁業は盛んで漁師、海女、たまに釣り人が訪れるくらいの平和な場所だった。

しかしある日漁師が1人行方不明になったのだ。
数日後、その漁師は変わり果てた姿で見つかった。

当初は不運な事故……程度で済まされたが
同じような事故が毎月起こるようになった。
そしてその事故は事件ではないかと言われはじめ、村人は恐れはじめたのだ。
亡くなった漁師には同じ特徴がいくつもあったからだ。
はじめは、遭難し気が狂い飲食物もなく幻が見えたのではないかと思われていた。
しかし、漁師の亡骸はどれも笑みを浮かべ、服を脱いだりといろいろ共通点があった。

とはいえ小さな村の生きる術なので漁はやめられず、漁師は恐れながらもやらざるをえなかった。
その怪奇な事件の話はすぐに広まり漁師が減るだけでなくたまにくる釣り人さえ居なくなってしまった。

2017/08/27 21:40:12(MRdpQCF7)
12
投稿者: おちゃ
ぴたっ…


あきお「あ……すみません……あの、でも教えてください……、あなたは何者なんですか……?」

沈黙が続いた。
が、……

女「ふ……ほんと面白いやつだな。」
手を下ろしあきおの前にしゃがみ話し始めた。

女「…………

お前さんはエイと漁師の話をしっているか?」

あきお「はい、少しだけきいたこいとはあります」

女「儂は漁師達の慰みものに使われたエイたちの化身じゃ。」

あきお「!!」

女「漁は女人禁制だった。今でこそそれは緩くなり女人もいるが古くからの習わしはすぐには消えぬ。そして肉体労働の漁師達じゃ、何日も禁欲すれば性欲は我慢ならぬ。それが事の始まりじゃ。」

あきお「……」

あきおは何も言えず黙って聞いていた。

女「メスのエイの生殖器は形が似ている。そして感触も似ている。どこぞの漁師が試しそれが広まった。
はは、男の生殖器は感覚が鈍いと聞く、ただ穴があればよかっただけなのだろうな、笑い話じゃ……」

女は俯きながら話を進めた。

女「そんな無下に扱われたエイ達の恨みの集合体がこの儂じゃ。あとは言わなくともわかるじゃろ。」

あきお「……」

女「さて話を戻そうかの。儂はこれを他に知られるわけにはいかぬゆえお前さんを殺さねばならん。お前さんはどうするか?」

女は再び鋭い爪をあきおに向ける。

17/09/10 14:08 (ga6IR9VK)
13
投稿者: おちゃ
あきお「……」

女「儂を殺すか?それとも逃げ切るか?」

あきお「……」

女「答えぬかっ!」

あきお「……」

言葉にはしないがじっと女を見つめるあきおがいた。

女「……ふぅ、気が失せたわ。面白い奴じゃの。儂は消える。ここの潮は村に向かって流れておるからこのまま流されたら辿り着く。」

あきお「え……」

女「ただし。このことは他言無用じゃ。もし広まるようなことあればその時は……儂は躊躇わぬ。」

そう言い放ち女は海の中へと消えた。

数日後、女の言ったとおり元の村まで流された。水はあったため釣りで魚を捕りながらどうにか耐えれたがこんなサバイバルはしたくないと思ったあきおだった。
そして女のことは伏せまさしの亡骸のことを話した。
俄には信じてもらえなかったがあきおが本気で言ってるのが伝わりその場は収まった。
そぅ、あきおが酔って寝ている間にまさしが殺されたのは間違いではない……

滞在から1週間が経ち最終日になった。
あきおはその日もビールを呑みながら糸をたらしていた。しかし上の空でずっと船での出来事、女のことをボーと考えていた。
17/09/10 14:42 (ga6IR9VK)
14
投稿者: おちゃ
「まだおったのか」

あきおは聞きなれた声に、そしてどこか心の中で待っていた声の主にハッとしあたりを見回した。
しかし見当たらない。
あきお「?」

女「ここじゃよ」

あきお「あ……」

女「学ばぬの、儂は海の生物じゃぞ?(笑)」

女はゆっくり陸にあがりあきおの横に座った。


女「ふふふ、約束は守っているようじゃの。」

あきお「あ……はい……」

女はやはり何も身にまとわず綺麗な身体を晒していた。

あきお「あの、とりあえずこれ羽織ってください」

女「ん、すまんの」

少し沈黙が続き女が喋りはじめた。

女「そういえば初めて会った時もそれ飲んでおったな。美味いのか?」

あきお「え……はい」

女「漁師達も気分よさげによく飲んで顔を赤くしていた。ちともらえるか?」

あきおは女に差し出し女は口をつけた。

女「ぅ……苦いのぅ。儂はもう少し甘いもののほうが好きじゃ……こんなのがうまいのか?」

あきお「ふ……くくく……あっははははは」

あきおは笑いを我慢できず大笑いした。

女「なっなにが可笑しい!?殺されたいかっ!!」

あきお「はー……お腹痛い(笑)可愛いですね。」

女「!!!?」
女は初めて言われた言葉に動揺し言葉が出なかった。

あきお「いや、化身とは聞きましたが普通だなぁて」

女はあきおの言葉がわからなかった。

あきお「良ければ甘いやつもありますよ?」

クーラーボックスから別の酒を出し女に渡した。
女はあきおから受け取り飲んでみた。

女「ん、こちらのが飲みやすいな。なんだこれは?」

あきお「それもお酒です。女の子は飲みやすいと思いますよ」

女「これが酒か。気分がよいのぅ」

あきお「お酒は好きです。良くも悪くも人を素直にさそてくれるんです。」

女「そうであろうな。とても心地よい」

あきおが話を続けようとしたが先に女が切り出した。


17/09/10 15:19 (ga6IR9VK)
15
投稿者: 日本茶々!
すごく面白いですね♪



17/09/11 04:47 (q28Vfowm)
16
投稿者: おちゃ
女「なぜお前さんは逃げぬ?」

あきお「え?」

女「逃げることも村人に伝え儂を捉えることもできるであろう」

あきお「どうしてですかね(笑)自分でもわかりません(笑)」

女「は?」

あきお「あなたは僕を殺さず見逃してくれた。」

女「……気まぐれじゃ」

あきお「いまもです」

女「気まぐれじゃ。……ほんと変わったやつじゃ。」

あきお「あ、そういえば今日で帰るんです。最後に名前教えてください」

女「儂の名を聞いてどうする?」

あきお「話できるようになったのに名前知らないのも変じゃないですか(笑)ぼくはあきおって言います。」

女「あきお……儂には名前などない。言ったであろう、儂は化け物じゃ。人知れずいるべき存在、エイの果たしきれない怨みを果たすためにうまれた。お前さん……いや、あきおよ。儂を前に帰ると言ったな。帰れると思うておるのか?」

女はそう言いながらあきおに酒で薄く赤づいた顔をゆっくり近づけた。
あきおは女をじっと見た。見とれるとゆう方が正しいのか。
(ほんと綺麗な顔だ)
そう心の中で思いながらあきおは女に唇を重ねゆっくり押し倒したのだ。
女「ほお、数日前まで童貞だったやつが大胆になったのぅ」

あきおは言葉を返さず再びキスをし首、耳、鎖骨へと下り豊かに盛り上がった乳房へ。
優しく舌先で焦らすように乳輪そして乳首をころがした。
その度に女が声を出す。

女「ん……ふぁあああ……ぁんん……」

女の体をまったく知らないはずのあきおがどうして、本能がそうさせるのか丁寧に優しく女を愛撫しているのだ。
女の柔らかい乳房を両手で下から持ち上げるように掴みさらに柔らかくするかのように揉む。揉みながら乳首を指でくりくりと摘み、片方は吸いながら舌で刺激する。
女「はぁっ……あん……」

女は酒のおかげもあり既にトロンとした顔をしていた。少し垂れ気味の目がさらに垂れて見え赤づいた顔がさらにあきおの男の本能を盛り上げた。
片手を女の身体をなぞるように下ろし脚を広げさせ秘部へと指を這わせた。
女「ぅんんんんんぁあぁはぁぁぁ」

茂みのない肉厚な土手からは愛液が既に溢れまさに洪水だった。

大陰唇に指を挟みクリトリスを擦るように手を動かす。
女「んふぅぅううんんん」

女の声が高くなるのを聞くとあきおはわざと音を出すようにそれを続けた。

くちゅっ……くちゅっ……

女「あほぅはぁはぁ……わざと……んん……音をたてるなぁぁ……」

17/09/17 08:42 (erQfCvMn)
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