|
|
1:双子の銀狼
投稿者:
銀狼
◆qPLBDpgDEg
人を好きになるって怖い。盲目になってしまう、それしか見えなくなる。
だから僕は人を好きになりたくない。 盲目になるのが嫌だから。 殺風景な部屋。 家具と電球があるくらい。僕はMP5Kを構えて素早く制圧する。 異常は無い、仲間はいない、僕一人でやるしかない。足音はたてない。 きっとどこかに隠れている見つけ出したら・・・・ カンッ。 物音のした方に銃を向けるヤカンが転がっている。 僕はすぐに影に隠れる。 ヤツは必ずトラップを使ってくる・・・毎回そうだ。僕は警戒しながらゆっくりヤカンに近づく。 声を押し殺す。 紙に何か書いてある。 【ばあーか!!上、上!】 「・・・・・っ!」 僕はこの瞬間終わった。 バスッ。 頭に痛み感じる。 血は出ていない。 「私の勝ち・・・・」 家具の上で猫のようにこちらを見下ろし嬉しそうに呟く。 痛い・・・いっ・・・! 「イテッ!ミソラのバカッ!!頭撃つなんて・・」 僕は床に仰向けに転がる。黒い影は僕の上におりてきた。 とっても小柄で長い銀髪のツインテール。 青い瞳の美少女。 まるで天使おりてきたみたい。 僕の上に股がって意地らしく笑う。 「ミツキに勝った・・久しぶりに勝った」 ミソラのはいている黒いフリフリ付きのミニスカートの脚の間から白いパンツが見える。 「ミツキに負けた・・久しぶりに負けた」 ミソラはニヤッて笑った。「・・・・負け犬」 「ミソラ・・・今日は白いパンツだね」 ミソラは顔を赤くしてさっと手で隠して出ていった。「僕の勝ち・・・」 僕はトイガンのMP5Kを拾って少し小さめの屋敷を出る。 周りは広い広い農場。 ミソラはベンチに座っていた。 そばにコリー犬のマックがいた。 おじさんが拍手して僕を励ます。 「よくやったな!」 おじさんは45歳。がっちりとした体格だ。 おじさんは先生であり師匠であり父親である。 ここらへんの土地は全ておじさんが所有している。 もちろんさっきの小屋も。僕はミソラの隣に座る。 マックが尻尾を振ってよってきた。 頭を撫でてやると気持ちよさそうな目をする。 「・・・ミツキのエッチ」 ミソラはむっつりして怒っている。 僕はカバンからコーラを二本取り出してミソラの頬っぺたにコーラをくっつける「冷たいな・・・」 ミソラはコーラを受け取る、僕もミソラも甘い物が好きだ。 「ありがと・・・ミツキ」 「うん・・・」 おじさんはテントを張っている。 今日はテントで寝る。 大きめのテントで大人四人は入れる。 僕とミソラは双子の兄妹。僕も銀髪でミソラよりは体つきはいい。 けれども全然華奢だ。 いくらトレーニングしても筋肉が付かないのだ。 「なに浮かない顔をしているんだ、ミツキ?」 「おじさん、僕達って何でこんなに体細いの?」 おじさんは微笑むとコーラを飲む。 「遺伝と言うか・・・お前達のお父さんの影響かな」ミソラはマックに抱きついている。 「ふぇ・・・遺伝ね・・・」おじさんは食事の準備をしている。 ミソラはあんまり喋る方じゃない。 僕は普通くらいかな。 ミソラはあんまり遊びにも行かないし。 ヨーロッパの田舎町。 学校が無いのでおじさんに勉強を教えて貰っている。両親は死んだと聞いた。 僕もミソラも14歳。 僕達を生んでから事故で亡くなったと聞かされている「食事できたぞ」 ベンチに座ってパンにかじりつく。 「二人とも好きな人はできたか?」 ミソラはそっぽを向いてマックにパンをひとかけら投げる。 マックはパクッと口でキャッチする。 「僕はいないよ。恋愛は身を滅ぼすからね」 おじさんは苦笑する。 「恋愛しなきゃ結婚して子供作れないぞ」 僕はスープをすすって空を見上げる。 「いらない・・・セックスできればいいよ」 僕はセックスはした事ないけどそれっぽい事言わないとバカにされる。 おじさんは悲しそうな目をする。 「やっぱり・・・アイツの子供だな・・・」 夕食を食べ終えるともう夜はふけていた。 おじさんはテントから顔をだす。 「俺はもう寝るからな」 「お休みなさい」 僕とミソラがピッタリのタイミングで言った。 僕とミソラはボーッと空を見ていた。 「綺麗だね・・ミツキ・・」「うん・・スッゴく」 空気が清んでいるから凄く凄く綺麗。 ミソラの体がブルッと震えた。 僕は肩にジャケットをかけてやる。 「うぅ・・ありがと」 「そんなミニスカートはいてるからだろ・・・」 僕も寒くてミソラにくっつく。 ミソラも僕にくっつく。 「ミニスカートが好きなの・・・分かんないけど。訓練の次に好き」 「ミソラの脚って綺麗だよな・・・」 僕はゆっくりとミソラの脚を触る。 「ふっ・・んっ!」 エッチなビデオの女みたいに切ない声を出す。 僕は調子に乗ってやらしく触ってみる。 ニーソックスの中も触って軽くつねる。 「んんっ!やあっ・・・!!」とっても敏感らしい。 触られるだけでこんなに感じるなんて。 「ミソラもエッチじゃん・・・・」 僕のシャツをギュッと握ってさらにくっついてくる。「んんっ、ちがうっ!はぁっ、んあっ」 僕はスカートの中に手を入れてみたくなる。 太股の間に手を入れてパンツに触れる。 「んんっ!んんんっ!!!」 自分の妹だけどスッゴく可愛い。 もっとしたくなった。 「ミツキ・・・もぉっ・・だめ・・」 「嘘でしょ?目を見れば分かる。もっとして欲しいって目だもん」 ミソラは顔を赤らめる。 僕は抱き寄せてさらにパンツをいじる。 「んんっ・・だめ・・」 僕はスカートを少しめくってパンツを見る。 「白のレース付きかぁ」 「だめ・・だめだよぉ・・ミツキ・・・」 僕はさらにパンツをいじくる。 切なく喘ぐ美少女は僕の妹・・・可愛くて大切な僕の妹。僕の手首を掴んで抵抗するけど形だけ。 しばらく苛めてから解放してあげた。 「はぁはぁはぁっ・・・ミツキのエッチ!ヘンタイ!」僕は無視して空を見上げた「僕達の名前って日本語なんだって・・・美空と美月・・・知ってた?」 ミソラはぷいっとそっぽを向くが僕にくっついたまま「知ってるよ・・バカッ・・」 僕はあくびをしてゴムで長い前髪を縛る。 僕は左目は青で右目だけ赤い。 それが嫌で右目にかかる髪を伸ばして隠している。 ミソラは両目とも青なのに・・ミソラと一緒で両目は青が良かったな。 「ミツキ・・寝よう・・」 「うん・・マックもおいで・・」 二人と一匹でテントに入った。 空はキラキラ、月は怪しく光っていた。
2010/11/09 15:34:15(HCmDuoBj)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
冬休みに入り炬燵から抜け出せない日々。
美空は新しいオモチャに夢中。 小型で携帯しやすいようにするらしい。 美空はしばらくセーフルームにこもりっきり。 ベルは筋トレに没頭中。 綾と僕は・・・ 「んっ!ああっ!」 「はっ、美月・・たまっちゃったから・・お願い・」ベッドは結構軋む。 ふかふかだから腰を振りやすい。 「んんっ!あっ!イク!!!」 ビュクビュクドクドク。 「あっ・・はぁっ・・ああっ・・」 「綾・・もっと出したいよ・・いっぱい出したい・・・綾の中に・・」 「うん、私も欲しいよ・・」寒いので布団にくるまる。綾のどこを攻めればいいか分かってきた。 ぎゅうぎゅう締め付けて僕の精子を残らず搾り取る。後ろから抱きついて中で出した。 「んっ・・・くっ・・!」 「あんっ・・ビュクビュクしてる・・いっぱい・・出てる・・・」 中で出してしっかり送り込んでから抜く。 綾は僕を見つめてキスしてくる。 綾は美人で大人だけど僕とエッチする時は女の子になる・・母親でも教師でもなく、僕に恋した女の子に。抱き合う・・本当に母親なのかな・・こんなに綺麗で・・可愛くて・・。 「美月・・だらしないお母さんでごめんね」 「だらしなくないよ・・綾はいいお母さん・・」 「ふふっ、ありがと・・」 綾はまたキスをしてきた。「んっんっ・・っ」 「ふっ・、んんっ」 やらしい・・近親相姦・・いけない事だから・・興奮しちゃう。 「パパも・・ルカも愛してる・・けど美月はもっと好きになっちゃいそう」 「実の息子だよ・・いいの?いけないんだよ・・」 「かまわないよ・・・すきっ・・美月っ」 夜中までエッチした。 中にいっぱい出した。 翌朝、綾は休みだった。 炬燵に入ってぬくぬくする「美月、おはよっ!」 「んっ・・・はぁっ」 朝からディープキス・・。「んんっ・・綾・・だめぇ」「スキンシップよ、スキンシップ!」 綾はライオンのぬいぐるみを見つめる。 「パパはどんな人だった?」「やさしくって・・可愛くて。喋れないのに無理しちゃう所も好きだったな・・見た目は美月そっくり」 僕を見つめてトロンとした目になる。 「本当に・・可愛くて・・綺麗な子・・・」 ドキドキする・・・ 綾は化粧をつけない。 見た目は20でも通用する。それくらい綺麗。 だから僕もエッチしたくなるのかも。 「朝から・・犯しちゃいけないよね・・私もガマンしなきゃ」 綾は炬燵の上の書類をカリカリ書き始める。 僕は綾にくっつく。 炬燵と綾の温もりできもちいい・・・ 「ああ・・もぅ・・」 「えっ?・・ひゃあ!」 首筋と耳を舐められる。 「ははっビクンビクンして可愛い」 僕の上に被さって首筋を舐め続ける。 炬燵の中で腰を擦りつけて僕のチンコを刺激する。 「僕は・・もう成長しないんだよね・・死ぬまで・・子供・・」 「そうだね・・・」 パパの遺伝で一定以上は成長しない。 成長期だけど全然背も伸びない。 綾が首を軽く噛んだ。 「んあっ!・・それだめ」 「一生愛してあげるからね」炬燵の中で挿入して繋がる「はぁっ!」 「んっ、綾のなか・・きもちいい・・」 突き上げると炬燵のテーブルにガタガタ当たる。 綾のお尻を掴んでなるべく引き寄せる。 ズプズプ。 炬燵が程よく暖かくて・・少し汗が出て肌が密着するとやらしい音が出る。 「んんっ・・イク!」 「あんっ、はっ・・」 ドクッドクドク。 「美月のせーし・・濃いよ・・・」 昼ごろにセーフルームに向かう。 美空にお昼を持っていく。「美空、ランチ食べよ」 「さんきゅー」 ランチはハンバーガー。 美空は上機嫌になる。 「美月・・ママをいっぱい満足させてあげてね」 「う、うん・・・」 ハンバーガーにかぶりついて照れ隠しする。 「師匠から聞いた・・パパは・・解剖されて・・バラバラにされて・・それを見たママは狂っちゃったんだって・・・」 「そんなに・・酷いんだ」 研究施設に連れていかれて・・僕と美空とパパは・・「何ヵ月も拘束されて、ずっとパパの名前を呼んで・・何度も何度も死のうとして・・正気に戻っても・・喋らないし何も食べないし・・・」 「・・・・・でもね、僕は美空が好き・・愛してる・・それは変わらない」 美空は少し照れた。 「言わなくて・・いい。・・・・分かってるから・・恥ずかしいし・・」 僕はまだ施設でした事を完全に思い出せない。 けど美空を助けた。 それは分かる。 「美月が助けてくれて・・私がいる・・美月は私の大事な人だから」 戦場で共に戦った戦友とは強い絆で結ばれるとか。 「戦友ってだけじゃない・・美月の優しくて頑固で・・時々見せる隙が可愛くて・・・だから・・その・・私は・・」 美空はまた心を読んで照れている。 「美空・・今日の夜、僕のベットに来て・・」 「えっ!?」 「僕もう待てないから・・来てね・・待ってる」 「う、うん・・・」 今夜また美空とエッチできる。 また一つになれる。
10/11/18 23:58
(14VK4JO/)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
美空は少し不安になっている。
僕の気持ちが綾に向かってしまうんじゃないかと。 あの時美空はそう思っていた。 だから僕は愛してると言った。 変わらないと言った。 本当の事だから。 お風呂に入ってベットで待つ。 ドキドキワクワクする。 「美空・・・早く来ないかなぁ・・・」 襖が開いた。 サラサラした銀の髪。 白いパジャマを着ている。「おまたせ・・」 「美空、早く!」 美空は照れて後ろを向いた「発情期!へんたいっ!」 僕は美空を抱き締めてベットの中に引きずりこむ。 「んっ!レイプ・・する気?変態・・・」 「しない・・優しくする」 美空のパジャマの上から体を触る。 シャンプーのいいにおい。「・・・んっ・・」 胸を揉みながらパンツに手を入れる。 割れ目を擦る。 「ふっ、んんっ!」 「美空・・気持ちいい?」 「・・・きもち・・いい」 「もっとハッキリ言って、聞こえないよ?」 「きもちいいっ!変態っ」 愛しくてキスをする。 少し濡れたようなので指を入れる。 「あっ!ああっ!」 ヌプヌプと動かす。 「んっく・・あっ・・」 「あれからだいぶ我慢したよ・・」 「はぁっ・・あんっ」 「美空・・・」 だいぶ濡れてきた。 もう入るだろう。 「美空・・入れよう」 「電気消して・・お願い」 「恥ずかしい?」 「・・・うん」 電気を消して僕もパンツを脱ぐ。 美空はパジャマの下を脱いだ。 「紐パンツ?」 「う、うるさい!可愛いからはいてみただけよ!」 「ははっ、可愛いな・・」 紐パンツの片方だけを解いてもう片方は残しておく。パンツが残ってた方がエロし可愛い。 「今日は美空が上に乗っていいよ・・」 「うん・・美月のイク時の顔をじっくり見たい」 パジャマの上をはだけさせて胸を揉む。 パジャマとパンツ着たまま僕の上にまたがり挿入した・・・ 「んはっ!」 「痛くない?大丈夫?」 「うん、気持ちいいよ」 「二回目で気持ちいいってやっぱり美空はエッチだ」僕は腰を突き上げる。 奥まで届いて気持ちいい。「んっんっ・・すごぉい・・・あんっ」 「美空の・・締め付けてきて・・気持ちいい」 窓からの月明かりに照らされて。 美空の銀の髪が輝く。 天使に犯されてる気分。 とっても綺麗な眺めだ。 天使が喘いでる。 愛しい。 美空は腰を必死に振って喘ぐ。 僕も強く突き上げる。 「ああっ!いいっ・・イクッ・・はんっ!」 美空がビクビク震えた。 僕は少し腰を休めた。 「続けて・・・いっぱい突き上げて・・・」 「うんっ・・んっんっんっ、はぁっ・・んっんっ・・っ・・くっ・・・っ!!」 イキそうになって激しく激しく突き上げる。 「あっ!またイっちゃう!!ああっ美月!ああんっ!!」 「うっ・・・っ!!」 ドクンドクンドクンドクンドクン・・ビュクビュクビューッ・・・。 美空はまた気絶した。 美空に中出しするとどうも興奮して大量射精してしまう。 「うっ・・っ・・んっ」 美空はビクビクしながら気絶している。 繋がったまま布団を被せて寝た。 次の日、美空の機嫌が悪い・・なんで? 「美空、どうしたの?」 「もう・・むかつく」 「僕なにかした?」 「何であんなに出すのよ・・・美月のイク時の顔見れなかった・・・」 「ごめん・・でも興奮しちゃって・・・」 「許さないから・・・今夜も・・・して・・」 「うん、いいよ。いっぱいエッチしよ!」 美空はまた照れて僕を叩いた。 「朝からエッチとか言うな変態っ!」 なんか意地っ張りと素直の中間って可愛いな。
10/11/19 01:53
(6Y3BAMGh)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
美空はあんな事言ったけどやっぱり来ない。
僕は無理には誘わないけど・・・・ 任務の合間。 僕と綾はレンタルDVDをいくつか借りた。 色々見るのもいいかなと思って。 「美月、こっちこっち!」 「へ・・?」 綾の引っ張る方に入る。 パッケージには裸の女の写真。 「あぅ・・エロ・・DVD」 「借りて一緒に見る?」 「ん・・いい・・」 「えー?一緒見ようよ」 「・・やだ・・」 結局借りさせられた。 雪道を車で走る。 大分積もった。 綾の車は四輪駆動なので力強く走る。 「・・・・ん?」 男が倒れている。 僕と綾は車から出て男に駆け寄る。 「大丈夫ですか?」 「あ・・・う・・」 男はアメリカ人。 40歳くらいでがっしりしていて金髪でひげが生えている。 僕と綾は男を車に乗せて家まで運ぶ。 出血している。 まだ浅いな。 「病院に行くまでかなりかかる・・家の病室に」 「うん・・・」 しかたない。 人を救うため。 化け物の僕が言うセリフじゃないけど。 家に戻り病室に運ぶ。 思ったよりひどい。 止血して糸で傷口を縫う。包帯を巻いてベットに寝かせる。 「様子は僕が見ておくから救急車を読を・・・」 いや、救急車はまずいな。セーフルームに入って来られるのもマズイし。 「救急車は呼ばずに僕が様子を見るよ」 綾とベルは頷いて上に戻った。 僕は点滴と痛み止めを施す、注射くらいできる。 しばらくして男が目を覚ました。 「大丈夫ですか?」 「・・・ここは?」 「ここは僕の家のセーフルームの病室です」 男は傷口をおさえた。 「痛み止めの注射はしました」 「今すぐに行かなければ!」男がベットから出ようとした。 「ダメです、安静に!」 男はしばらく黙ってからため息をついた。 「すまない・・ありがとう・・助けてくれて」 「いえ、当然の事をしただけです」 この心が読めない。 なんでかな? だいぶ安定してきたと思ったのに。 「明日には病院に行った方がいい。あくまでも応急処置ですから」 「ああ・・・分かってる」 なんだか元気がない。 「あの・・お名前は?」 「アレックス・J・タイターだ・・・君は?」 「美月って言います」 男は一瞬僕を見つめた。 すぐに視線を落とす。 「えーっと、タイターさんはどうして怪我を?」 タイターは少し黙った。 「いきなり襲われて・・斬られた」 「そうですか・・ここの田舎にそんなやつが・・」 ここらへんの物騒な連中は全て排除したはず。 まだ変なやつがいたか。 「また・・・か・・すまないな・・・」 「へ・・・?」 タイターは少し焦った。 すぐに何でもないと言うような動作をした。 「今日は無理に動かない方がいいです、1日ここで安静にしててください」 「ああ、ありがとう・・」 心を読めないのがちょっと怖いけど。 大丈夫そうだな。 「コートに銃がある。自衛用だから・・」 「一応預かります」 コートにはM1911があった・・・僕のM1911? 全く同じだ。 「あの・・・これ・・」 男は少し笑った。 「それはある人から譲りうけた・・・いや、借りたままだ」 僕はM1911を見る。 全く同じ・・・。 「僕も同じM1911を持ってます・・すごく・・奇遇ですぬ・・・」 「そうか・・・」 なんだろう。 タイターはなんだか隠しているみたい。 でも同じ銃を持ってる事で親近感がわいた。 「素晴らしい拳銃だよ。今まで使った中で一番素晴らしいよ」 「そうですよね!僕も大好きですよ」 何だか銃の話盛り上がる。この人はたぶん軍人だ。 「タイターさんは軍人さんですか?」 「ああ、元シールズだ」 「ほぇ!僕シールズ大好きなんです!もっともっと聞かせてください!」 タイターは僕の頭を撫でた「君は可愛らしのに軍に興味があるのか?」 「あ、はい・・・その・・昔から好きで・・」 「わかった。本当は口外したらダメなんだがな」 それからすっかり夢中になりタイターとも打ち解けた「まあ、その時は航空支援をしてもらったんだがな・・・A10が来たときの気持ちと言ったらもう・・凄かったよ」 「A10!ルーデル!!すごいすごい!!」 タイターも楽しそうだ。 「JDAMでビルごと吹っ飛ばしてからガトリングで一掃して貰った・・それで助かったんだ」 「わあー・・凄いなぁ」 A10は近接支援航空機。 JDAMはレーザー誘導爆弾。どちらも敵にとっては恐ろしい以上・・死が確定してしまう。 タイターの話を夜中まで聞いた。 楽しくてしかたない自分はやっぱり異常だよな。 戦争の話を楽しいと思うなんて。 「あ、あの遅いですけど夕飯は?」 「いただけるのか?」 「えーと、チーズバーガーならありますけど」 「ああ、大好物だ!」 「待っててくださいね!」 僕は急いでエレベーターに向かい上がって冷蔵庫に向かう。 ちょうど2つある。 レンジで暖めてからコーラを持って病室に向かう。 タイターはM1911をいじっていた。 「はぁはぁはぁ・・お待たせ・・しました・・」 「おいおい、そんなに走らなくても・・・」 「続き!聞かせてください!」「ああ、いいよ」 ハンバーガーにかぶりつきながら話を聞いた。 もう深夜。 「すみません・・なんか・・夢中になっちゃって」 「いいさ、君は命の恩人だ・・なんでもやるさ」 僕は好奇心に負けてしまいタイターの話を朝まで聞いた。 「すごい・・タイターさんは英雄じゃないですか」 タイターは僕の頭に手を置いた。 「英雄はな・・偶然の産物だ。結果を残す事が英雄じゃない・・・・生きて帰って家族に合うのが英雄だ」ジーンとしてしまう。 「言葉の・・重みが・・半端ない・・です」 タイターは僕を撫でた。 「そうか・・忘れるなよ」 もう10時ごろ。 病院は開いているはず。 タイターはコートを羽織る病室から近いエレベーターに乗る。 スーツとかを見られたら困る。 玄関まで見送る。 「本当に・・本当に助かったよ・・ありがとう!」 「いえ、僕もタイターさんに会えて良かったです」 タイターは背を向けた。 病院の地図は渡した。 「あの、また会いたいです・・またお話・・・聞きたいです」 タイターは振り向いた。 ニコッと笑った。 「ああ、会えるさ!また・・俺を助けてくれよな!」 「あははっ!英雄さんなら大丈夫ですよ!」 「ああ、そうだったな!じゃあまたな!」 手を振って去っていった。なんか憧れるなぁ。 シールズかぁ・・・。 居間に戻ると綾がエロDVDを見ようとしていた。 「ちょっ!ダメッ!」 「えー、何で?」 綾は本当に見たいらしい。いつもどうり心は読める。タイターの時だけ偶然読めなかったんだな。 「朝!朝なの!」 「朝だから何?」 「いや、だからその・・」 「なぁにー?美月ぃ?」 僕は眠たい。 「もう寝るから膝枕してっ!はやくっ!」 「あー・・可愛いなぁ・・はいはい」 何とか阻止した。 また会いたいな・・。
10/11/19 22:55
(6Y3BAMGh)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
大晦日。
あと一時間で2010年。 4人で炬燵を囲む。 「ワクワクする!」 2010年・・21世紀になって10年たった。 何か凄い事が起こりそうな年だ。 ベルと綾が作った料理を食べる。 物凄いごちそう。 洋食はフライドチキン、フライドポテト、チーズフォンデュ、パイシチュー。 和食は卵焼き、筑前煮、刺身、押し寿司、蜆汁。 そしてチョコレートケーキ、チーズケーキ!! テレビを見ながら食べる。「ウマイウマイ!!」 美空も隣でモグモグ食べるその様子を見て綾は笑う。チャイムがなる。 利奈だ。 将パパは初詣の準備で忙しい。 利奈は手伝うと言ったが遊んで来いと言われたらしい「おじゃましまーす、わぁ!凄いごちそう!」 利奈も僕の隣に座る。 美空と利奈に挟まれる。 一時間なんてあっという間・・あと10分。 「詞葉ちゃんが急に引っ越しちゃったんだよね・・・お別れの挨拶言えなかったよ・・・」 「そうなんだ・・知らなかったや・・」 急だな・・引っ越すなんて・・・。 あと一分!! みんなで時計を見つめる。カチッカチッ。 「2010年おめでとう!!」 みんなではしゃいだ。 「美月・・ちょっと来て」 「うん?なに?」 「いいから来て・・」 「う、うん」 玄関を出る。 雪がチラチラ降っている。美空のついて行く。 「寒いから手繋ご!」 「・・・うんっ」 僕は美空の手を握る。 手袋をはめて暖かい。 それ以上に美空の手だから暖かい。 「美空・・どこに行くの?」「ついて来れば分かるよ」 サクサクと雪を踏む音。 白い息は吐いてすぐに消える。 公園についた。 「・・・何で公園?」 「分かんない・・自分でも・・美月と二人きりになりたくて・・」 「そっか・・・」 美空は僕を見つめる。 顔はほんのり赤い。 「新年初めての・・・キスして」 「それがしたくてここまで?・・・可愛いなぁ」 「はやくっ・・お願い」 「うん・・いいよ」 ゆっくり優しく口づけをした。 軽く触れるだけ。 報われない恋だよね。 でも好きなんだもん。 好きで好きで・・・。 愛してるから・・・。 だから・・・禁忌だとしても。 愛してる。
10/11/19 23:44
(6Y3BAMGh)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
春になり少し温かくなった雪も溶けてきて。
いい気持ちになる。 冬休みももう終わる頃。 「美月、実験体になってくれない?」 「じっけんたい?じっけんたい!?」 「ごめん、幻覚装置出来た・・・リニアナイフに取り付けて発射できるようにしたの」 「うん・・わかったよ」 美空は少しびっくりした。「ごめん・・・・」 セーフルームに行って完成した幻覚装置を見る。 ナイフのブレードより少し大きい。 長細い棒みたいだ。 「幻覚は10秒間あらわれるの、リニアナイフのグリップから射出されてから回転翼が出て80メートルは飛ぶ・・・威力は半径20メートルくらい。ヘルメットに幻覚の被害を受けないような加工をしたから」 「よしっ!やろ!」 「・・・・うん」 美空は僕の決心を読んでくれた。 射撃場の奥に立つ。 美空が僕の近くに照準をつける。 ポンッ。 僕の所まで真っ直ぐ飛んできた。 足元に転がる。 グラッとする。 目の前にあらゆるマイナスイメージが移る。 僕の負の部分。 見たくない部分。 グラグラして倒れる。 「美月!」 美空が駆けつけてくる。 抱き起こされる。 「もっと・・・実験・・」 「・・・大丈夫?」 「やる・・何度でも」 「・・ありがとう」 必要可能な限りの実験をした。 ヘルメットの加工は完璧だった。 まったく影響がない。 僕は病室のベットに倒れた「はぁっ・・・・」 「美月・・・・」 僕のギュッと手を握った。「二人で完成させたね!」 「うん・・美空と僕で」 新兵器開発。 かなり有効になりそうだ。ゆっくりと眠りにつく。 夢・・・ゆめ・・? ベット? 広いベットだ。 「少年・・ランスです」 「ランス?あぁ・・」 ランスが紫のドレスを着て立っている。 「何?勝てないのにまだやるの?」 「情報、教えます」 「・・・・何の?」 「増田の情報です」 僕はランスを睨んだ。 モジモジし始める。 「そんな目しないで・・・私は少年に何もしませんから・・やめてっ」 「増田の何の情報?」 ランスは嘘つきだが今の目は違う。 「あの・・・その・・・」 「はっきり言え!!」 「はっ、はいっ!」 ランスはビクッとした。 「増田は一週間後に横浜の港にいます。そこで何か悪い事をしようと・・しています」 「悪い事?何?」 「分かりません。すみません・・・・」 「・・・ありがと」 「へっ?」 「今のランスは嘘つきじゃないから・・・」 「あ、ありがとう・・ございます・・」 周りを見る。 広いベットの洋風の部屋。「なんでこんな部屋に?」 「あ、あの・・少年に・・いじめて欲しくて・・」 僕はそんな気分じゃない。「悪いけど・・したくない・・・ランスの事嫌いだもん」 ランスは床にへたりこんだ「・・・あ・・・っ・・」 泣き出した? 「えっ?ランス?」 ランスはボロボロに泣いている。 「私・・少年に酷い事したから・・・だから嫌われても・・・私なんてゴミだから・・いらないから・・」なんだか変だな。 出会った時とまるで違う。「ランス、そんなに落ち込むなよ・・しかも犯された相手に」 「私・・少年が・・好きです・・一目惚れしました・・・ごめんなさい」 「えっ?はぁ?」 ランスが一目惚れ? いつだよ? 「最初会った時・・私・・あんなの初めてで・・」 「一目惚れしたのにあんな事するの?」 ランスに近づいた。 なんか可哀想になってきた・・・・ 「私・・傷つける事しか分からなくて・・あれが私にとっての・・スキンシップです・・・」 泣きじゃくるランス。 嘘つきだけど・・・。 なんだか・・可哀想。 「昔、戦争孤児で拾われて・・銀狼計画で実験されて・・っ・・殺す事しか分からない・・どうやって接すればいいか・分からない」そうか・・ランスは。 もう一人の綾。 綾も戦争孤児。 師匠に拾われて。 戦闘を詰め込まれ。 女の子にはなれなかった。体を武器にしてしまい。 愛も好きも分からなくなった。 綾はパパと出会ってやっと女の子になった。 でもランスは愛を知らない好きになった事もない、だから怖いんだ。 「ランスの気持ちは嬉しいよ・・」 「うっ・・ぐすっ・・」 背中をさすってあげる。 増田がいなければ。 ランスも幸せだったかもしれない。 「銀狼計画で使われるのは戦争孤児だけ?」 「はい・・戦争で両親がいない孤児だけを狙っています。私もそうでした」 「そっか・・・」 「増田は銀狼計画を続ける気です・・・」 「じゃあ・・横浜での取引って・・・」 孤児を密輸して実験体にする事? 「私・・止められません・・・あの人に拾ってもらって・・あの人に初めて女にしてもらって・・」 「僕が止めるよ」 「えっ!」 「だからランスは大人しくしてて」 「でも私なんてゴミです」 僕はランスを見つめる。 嘘はない。 たぶん真実。 「ランスは・・友達!」 「友達・・・ですか?」 「よくやったよ!」 ランスを抱き締める。 「嬉しい・・友達・・」 「まだ友達だよ・・だからもっと仲良くなろう」 「じゃあ・・・」 ランスはドレスを脱ごうとした。 「だめ!体以外で仲良くなる方法教えてあげるからさ」ランスの涙が頬を伝う。 「ランスも横浜に来る?」 「はい、増田の護衛でいきます」 「じゃあその時にランスに会うよ。これは夢の中だからね・・会った事にはならないよ」 「はいっ!」 「ランスは人に優しくできるよ・・きっとできる」 「・・・はい」 僕は軽くキスをした。 「この前は乱暴にしたけどこれはご褒美だからね」 「・・・はい!」 目が覚める。 美空がそばにいてくれた。「美月?大丈夫?」 「美空・・・増田を始末する・・これ以上銀狼を増やさないために」 美空は僕を見つめて頷いた「わかった・・私も一緒に行く・・・」 早く気付くべきだった。倒すべき相手は増田。 間違いない悪党。 銀狼はもういらない。
10/11/20 01:38
(yQiRViX/)
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。 |
官能小説 掲示板
近親相姦 /
強姦輪姦 /
人妻熟女 /
ロリータ /
痴漢
SM・調教 / ノンジャンル / シナリオ / マミーポルノ 空想・幻想 / 透明人間体験告白 / 魔法使い体験告白 超能力・超常現象等体験告白 / 変身体験・願望告白 官能小説 月間人気
1位人妻ヌードモデル 投稿:真奈美 16780view 2位彼女の正体。こ... 投稿:てんてん 13784view 3位不貞妻、淫欲の... 投稿:龍次郎 9503view 4位恵子の花びら 投稿:mihobu 8769view 5位そして、妻は甥... 投稿:ダイエットキング 7199view 官能小説 最近の人気
1位ショッピングモール 投稿:純也 129338view 2位不貞妻、淫欲の... 投稿:龍次郎 9502view 3位彼女の正体。こ... 投稿:てんてん 13784view 4位人妻ヌードモデル 投稿:真奈美 16778view 5位幼なじみの母親 投稿:ナオミチ 1100651view 作品検索
動画掲示板
画像で見せたい女
太もも-露出画像掲示板 - 画像見せたい女 21:47 (無題)-露出画像掲示板 - 画像見せたい女 21:45 ○川里奈-露出画像掲示板 - 画像見せたい女 21:38 えち-露出画像掲示板 - 画像見せたい女 21:27 (無題)-露出画像掲示板 - 画像見せたい女 21:19 その他の新着投稿
幸せな結婚について考えてみました-夫婦の... 21:41 人妻を寝取る興奮に染まった独身時代-人妻... 21:38 父親の目の前で娘を犯したり、一緒に3Pし... 20:05 何回もできる方へ-教えてエロい人 19:28 叔母の冴子をオカズにエッチな妄想オナニー... 18:55 人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information
ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。 |