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ひとしずくの排卵
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:ひとしずくの排卵
投稿者: いちむら沙織
_設定は、妄想の中の昭和です。

_前回の同性愛ものはあまり需要がなかったようなのですが、やっぱり書くのが好きなのでまた書いてしまいました。
 
2011/08/18 13:16:48(p36zYMIP)
12
投稿者: いちむら沙織
十話



_男があごをしゃくって春子を促すと、ぎこちない手つきで服の上から胸のふくらみを撫でてみた。
_男はもう一度あごをしゃくる。
_それに従って春子の右手はスカートをゆっくり捲り上げて、白桃に似た太ももを男の前にあらわにした。
_下着は足首のところでくたびれているから、隠すところだけは手で隠した。

_とても十六歳とは思えないほどの色気と、男うけしそうな顔立ちの良さは、ポルノ雑誌や成人映画に出てくるどの女よりもその男の股間を熱くさせるのだった。

「オナニーする年頃になったのか」
「え……?」

_春子がはじめて聞く言葉だったから意味がわからない。

「声に出して言ってみたらわかるさ。オナニー」
「……オナニー?」

_それを聞いた瞬間、男は満足げに鼻の穴をふくらませてにやけた。
_もはや射精寸前。
_たまらずズボンをずり下げて、どす黒い肉棒を見せびらかすように放り出した。

「いや……」

_春子は犯されまいと下半身をスカートで隠した。

「体には指一本触れないって約束したばかりだ。だから春ちゃんはあの続きをするだけでいい。おじさんはそれを見てるだけなんだ。どうした?」
「……」
「ならば紳一くんに告げるしかないな」
「そんな……」

_紳一の名を出されると心が折れてしまいそうになる。
_仕方なく、ふたたびスカートを裏返しにして、恥ずかしい部分を手で覆った。
_そんな春子の目の前で男の性器はどんどん膨れ上がる。

「やりなさい」と男が急かす。
_春子はまだ動かない。

「おじさんに犯されてもいいのかい?」

_いやいやと首を横に振って、ようやく春子は自分の股をさぐりはじめた。
_男も自らの竿を握りしめてしごいている。

_春子の手にもしだいに感情がこもり、そのぬめりが膣の中へと指を誘っていた。
_恥ずかしいけど、犯されるよりはいい。
_そんな思いで指を割れ目の奥に押し込んで、たっぷりの汁をいたずらにかき混ぜた。

_愛らしい女学生のオナニー。
_これ以上のご馳走はほかにはない。
_男の目の色が変わった。
_そして春子の目の色までもが微かに変わっていった。

_互いの性器をさらけ出して弄りつづける異常な光景。
_男の言われるままに春子は糸瓜を抜き挿しして、男の性欲が満たされるのを待つばかりだ。

_ぐちゃぐちゃと膣が音をたてると、「うん……うん……」と声を漏らし、また、くちゅくちゅと音をたてれば、「ああ……うん……」と身悶える。

_それをじっと見ていた男の膝はがくがくと震えて崩れそうだ。

_つぎの瞬間、男は「うっ」と気味の悪い声を漏らして、春子に向かって精子を噴かせた。

_手に、服に、腹に、白い痕跡を残しながら春子を撫でまわすように垂れていく精液。
_しかし春子は自慰をやめようとはしない。
_気持ちがどこかに届きそうで届かない、まるで空中に浮かんでいるみたいな気分になっていた。

_それにつけて男の回復も早い。

「いい女だ」

_そう言って男は春子を押し倒し、膣を犯そうと狙いをさだめた。
_春子は抵抗しようとしたが、火照った体では拒みきれないとわかっていた。

_お父さんごめんなさい。
_もうだめかも知れない。

_あきらめかけた春子の上から見下ろす二つの眼球の鋭さといったら、それは肉食の獣の目を思わせるほど黒く光っていた。

_春子は顔を背けた。
_するとどういうわけか、男は「ちぇっ」と舌打ちして春子から離れたのだ。
_遠くの方から人の足音と話し声が聞こえてくる。
_どうやらそれはだんだんとこちらに近づいてくるようだ。
_町内パトロール中の地元消防団員の数人が巡回しにやって来たのだった。

「また来るよ」と吐き捨てて男は立ち去ろうとしたが、なにかを思い出してまた春子の方に向きなおすと、「今日あったことを誰にも言わないほうがいい。言えば春ちゃんが女々いじりをしていたことが、町中にひろまることになるのだよ」そう言って釘をさした。

_生け垣の向こう側で男と消防団員がすれ違いざまに一言交わして、春子はただそれを見送っていた。

_あんなにひどいことをされたのに涙が出てこない。
_私はどこかに感情を忘れてきてしまったのだろうか、と表情も変えずに着衣の乱れを手で払った。

_足もとには、仕事を終えた糸瓜がぐったりと横たわっていた。

_その頃、春子を襲った男のほうも「妙だな──」と独り言をつぶやきながら眉をつり上げていたのだった。


_夜になって紳一が帰宅すると電話が鳴った。

「私が出る」
「ああ」

_春子が電話に出て「深海です」と名乗ると、受話器の向こうで森南つぐみが申し訳なさそうに名乗った。

「先生こんばんは。こんな時間にどうしたのですか?」
「ちょっとお父さんにお話があるのだけれど、いらっしゃる?」

_そう言われて紳一に代わるのだが、二人のあいだにどんな事情があるのか気にかかる。
_学校のことだろうか。
_あるいはもっと親密な事情があるのか。

_そんな春子の思いをよそに、紳一は照れくさそうに電話に応じている。

「このあいだはあんなこと言ってすいませんでした。私の言ったことは気にしないでください」

_昨日、自宅の一室で身を寄せ合って、つぐみから「好きです」と告げられた時のことが紳一の頭をよぎった。

「僕のほうこそ、先生がそんなふうに思っていたなんて知らずに、すいません」
「そのことは本当にいいんです。それよりも、本をいただいたお礼がしたかったものですから、その……なにかご馳走させてください」
「そんなに気を遣っていただかなくても大丈夫です。僕も本の処分に困っていたところだし」
「ご迷惑……ですよね……」

_つぐみの折れそうな声が紳一の耳を震わす。

_少し悩んだ後、ひときわ声を明るくして、「せっかくだから甘えさせてもらおうかな」と、つぐみを思いやって紳一は言った。

「是非、そうしてください」

_つぐみの声は高くはずんでいた。

_そうして二人で会う約束をして電話を切ったのだが、紳一の話し声を聞いていた春子は当然おもしろくない。

「どんな用だったの?」
「ああ、本を譲ったお礼に食事をご馳走してくださるそうだ」
「そうなんだ──」

_やっぱりそうなんだ。
_お父さんと森南先生は特別な関係だったのね。
_娘の私がかなうわけないもの。

_春子はあからさまに嫉妬した。
_そして思わず口がすべった。

「じつは今日ね、私、養鶏場のおじさんに──」

_犯されそうになったと言いたかったが、ふしだらな娘と思われるのが嫌で、やっぱり言えなかった。

「佐々木さんがどうした?」
「なんでもない」

_紳一のほうも昼間、九門と会っていたことを春子には言わずにいた。
_お互いに後味のわるい気持ちのまま夜が更ける。

_いつになく気温がぐっと下がって、草の根まで冷やすほどの肌寒い夜になった。
_どちらからともなく寝床を共にしたいと声をかけ、しかし夕べのように体をむしり合うこともなく、ただ温もりを交わして抱き合ったまま眠る二人。

_そして翌日、紳一は熱を出して寝込んでしまった。
11/09/14 13:58 (np6v9uvb)
13
投稿者: Steam
表現が独特で非常にすばらしいです。ストーリー展開も気になります。続きを待ってます。
11/09/18 23:14 (p5gPFsJH)
14
投稿者: いちむら沙織
こんな小説にお付き合いくださって、コメントまでいただけてとても嬉しく思います。
なんだか久しぶりに男性から口説かれたような気分になりました。
ありがとうございます。
11/09/19 21:36 (2z/us.Ic)
15
投稿者: いちむら沙織
十一話



_その日は学校も紳一の仕事も休みだったから良かったが、森南つぐみと食事をする約束がある日でもあった。
_紳一は春子に電話をかけさせて、今日は食事に行けなくなったと断ってもらった。

「お父さん大丈夫?」
「うん、季節の変わり目ってやつだ。春子は平気か?」
「私なら大丈夫。そんなことより食欲ある?なんか作るよ」
「ああ。ありがとう」
「私をお嫁さんにしたくなった?」
「それはどうかな」
「ずっとこの家に居座ってやるんだから」と春子はいたずらな笑顔を見せて、紳一はまんまとその笑顔に愛しさを募らせるのだった。

_春子は一生懸命に紳一を看病した。
_見返りなんていらない。
_お父さんのそばにいるだけで幸せだから。

_そうして紳一が寝息をたてたのを見届けると、春子は自分の部屋で勉強に勤しむのだった。


_どれくらい眠っていただろう。
_紳一は美しい歌声を聴いて目を覚ました。
_細く開いた戸をくぐり抜けてくるハミングに耳を澄ませてみると、ふしぎと体が癒されていくのがわかる。

_紳一はふたたび目を閉じて春子の歌声に聴き入っていた、その時、玄関の呼び鈴が鳴った。

「ごめんください」

_春子が玄関に出てみると、そこには買い物袋を提げた森南つぐみが立っていた。
_紳一が熱を出して寝込んでいると電話で聞いた時、それならと思い立って、見舞いついでに色々な食材を買い込んで紳一の為に食事を作りに来たそうだ。

「わざわざすいません」
「お父さんの具合どうかしら?」
「熱は少し下がったみたいですけど、まだなんとも……。中へどうぞ」
「おじゃまします」

_春子は複雑な思いで、つぐみを家の中に通した。

_お見舞いに来ただけにしては、いつにも増して森南先生は上手に化粧をしてきているわ。
_とても綺麗で、とてもいい匂いがして、やっぱり子供の私にはかなわないところがたくさんある。
_それにくらべて私ときたら、こんなにも嫉妬ばかりするなんて。
_私のブス。

「お台所、借りるわね」
「え?お父さんの様子は見なくてもいいんですか?」
「眠っているところにおじゃましたら悪いわ」

_ほんとうは紳一に会いたくて見舞いに来たつぐみであった。
_そのことは春子にもよくわかる。
_それなのにつぐみは紳一と春子の分の食事を作り終えると、紳一に会おうともせずにそのまま帰ろうとしたのだ。

_お父さんと先生を二人きりにさせるのは嫌だけど、ここまでしてもらってこのまま先生を帰すのも失礼だわ。

「あの、私これから美智代と約束があって。それで先生にお父さんのことをお願いしたいんです」

_咄嗟にくちから出た嘘だった。

「それって、私に留守番してほしいってことなの?」
「先生に居てもらえるとすごく助かります。だめですか……?」

_つぐみはしばらく春子の目を見つめたまま黙っていた。
_そうして、「いいわ、友達との約束は大事だものね」と穏やかな表情で言った。

_つぐみの手料理の味加減はとてもやさしく、春子のくちから何度も「おいしい」と絶賛の声があがると、「春子ちゃんもお世辞が上手ね」と、つぐみは上品な笑顔を見せた。

「春子ちゃんみたいな妹が欲しいわね。勉強もできるし、可愛いし」
「私も、森南先生みたいに綺麗なお姉さんが欲しいです」
「あら、彼氏はいらないの?」
「彼氏はいませんけど、好きな人はいます」
「異性交遊は校則で禁止されてるっていっても、女の子はやっぱり恋をしないとね。春子ちゃんならきっとその人とうまくいくわよ」
「そうだといいんですけど。先生はどうなんですか?彼氏とか──」

_二人は共に紳一のことを思い浮かべながら、でもそれを悟られないようにしていた。

「私はずっと片思いだし、なかなか勇気が出せない性格だから」

_つぐみのその言葉を聞いて、先生が好きな人はやっぱりお父さんなんだ、と春子は思った。

_食事のあと、春子が自転車に乗って出かけて行ってしまうと、家の中は紳一とつぐみの二人きりになった。
_静まった部屋で気持ちを落ち着かせようとするつぐみだったが、紳一を意識すると胸の高鳴りはますますはげしくときめくのだった。

_深海さん、起きているかしら。

_つぐみは紳一の部屋の戸をそっと開けて中をうかがった。
_紳一はまだ眠っているようだ。
_なるべく音をたてないように気を配りながら部屋に入ると、つぐみは紳一の横に正座して、愛しいその寝顔を見つめた。
_喉の奥が締めつけられて、そこからなにかがワッと込み上げてくる。

_好きすぎて……涙が出てしまいそう……。

_そんな思いをこらえて、紳一の額の手拭いを取り替えると、その体温に触れてふたたび感情が押し寄せてくるのだった。

_やがて紳一の寝息とつぐみの吐息が距離を近づけて、その行為を恋が起こさせた事故のせいにしたのだろう。
_つぐみは紳一にくちづけた。
_唇の重なりが火種となって、つぐみの体は女であることを主張して沸々と発情していく。

_これ以上、自分の意思で体を支えていることができない。
_つぐみは弱々しく脚をくずして、紳一に添い寝しようとした。

_その時、紳一の目がうっすらと開いて、つぐみの顔を見るなり安堵の笑みを見せた。

「森南先生、お見舞いに来てくれたんですか?」
「え……と、はい。勝手に上がりこんでしまってすいません」

_つぐみは戸惑いをあらわにしながらも姿勢を正して座りなおした。

「いい匂いがしますね」
「あの、私、深海さんのためにお昼ご飯を作ってみたのですけど、召し上がりますか?」
「それはありがたい。けど、いい匂いがするのはそっちじゃなくて、先生のほうです」
「え……?」
「その香水の匂い、僕は好きだな」

_紳一のその言葉につぐみは酔ってしまった。

_この人はいったい私のことをどう思ってこんなことを言っているのか、わからない。

「さっき夢を見たんです」
「……。夢ですか?」
「ええ、夢の中で誰かにキスされたような気がするんです」

_つぐみは目を伏せて、「そ……そうなんですか……」と言葉を濁した。

「じつは僕、先生がうちにいらした時からずっと起きていました。だからさっきの夢も、ほんとうは──」

_その瞬間、つぐみは自分がしてしまったことを後悔し、繕いきれない過ちを言葉で埋めようとした。

「すいません。そんなつもりで来たわけじゃなかったんです。それなのに私は……。どうぞ嫌いになってください」

_つぐみは息をつくのも忘れて言い訳を吐いた。

_なんて不器用な人なのだろう。
_それに、なんて可愛らしい人なのだろう。

_紳一はなにかに突き動かされるように身を起こし、つぐみの手をとり、そっと引き寄せた。
_つぐみの体がふわりと浮いて、まだ熱の冷めない紳一の胸板が彼女を受けとめる。

「嫌いになんてなれませんよ──」

_そう言ったそばで、紅くふくらんだつぐみの唇に紳一はくちづけた。
11/09/19 23:07 (2z/us.Ic)
16
投稿者: いちむら沙織
十二話



_敏感な性感帯に触れられたような甘ったるい感触に、女の芯を湿らせていくつぐみ。

_私をどうにでもして欲しい。
_都合良く、たった一度きりの女でもいい。
_今だけあなたの為に女の役目を果たしてあげたい。
_あなたは私の生き甲斐なのだから。

_そんなつぐみの思いを嗅ぎとったのか、紳一はつぐみの背中まで腕をまわして抱きしめ、そのまま布団の上にもてなした。
_重なる唇を少しだけ離してみれば、そこにはもう目を潤ませた恋する乙女の哀願が見えているだけだった。

「私、ごめんなさ……」と言いかけたつぐみの口をふたたび唇でふさぐ紳一。

_才も色も兼ね備えたこの人が僕の前でだけ見せた弱い一面。
_それだけでいい。
_それだけで僕が彼女を抱く理由になる。

_つぐみはすべてを紳一にあずけて、脱がされていくシャツやブラジャーの行方を目で追っていた。
_そしてスカートは畳の上でただの布切れとなり、貞操をまもっていた生下着を剥かれるまま成り行きにまかせるのだった。

_紳一はつぐみの皮膚の隅々までを撫でまわし、下ぶくれの乳を吸いしぼり、触りの良い尻の面積をたしかめていく。
_男と女の営みにはあまり免疫のないつぐみであったが、次はどこを慰めてくれるのかと、その体は愛撫にまみれながら淫らに先走っていた。

_紳一の指先はつぐみの臍(へそ)を掘り、子を授かるためのそこへ合図をおくる。
_そこから腹を下りていったその先に、いちばん触りたい場所がある。

_とん、とん、すーっ。

_紳一はずる賢く指を送り込んでいって、びらびらの皮がめくれた姫穴を触ってみる。

_これはもう男なら誰でも夢中にさせてしまうほどの触り具合だ。
_その熱い汁の中に指をひたしたら、枯れかけた年増の股棒でも若々しく反り返るにちがいない、と紳一はつぐみの膣口をさすりながら思った。

「森南先生──」
「いやです。今だけ……、つぐみと呼んでください──」

_つぐみの声はかすかにふるえていた。

「つぐみ……、君の名がつぐみなら……、僕が触っているこの濡れた部分は、つぐみのものなのかい?」
「それは……言えません……。紳一さん……、もっと私に……したいこと……してください」

_息継ぎもままならないほどつぐみの呼吸は荒くなって、鼻から抜ける吐息を六畳間に吹いていた。

_こんな花盛りお嬢さんなら、自分の恥部を人目にさらすのは惜しいはずなのに、なにひとつ隠さず僕に差し出してくれている。
_君がその気なら僕もその気になって、なにもかもを君に差し出すよ、つぐみ。

_下がりかけた紳一の熱がまた上がったのか、あるいはつぐみを思う熱なのか。
_その熱さがつぐみにも伝わってくる。

「あなたの人肌を……、私の中で……、結ばせてください」

_それは挿入を催促するつぐみの声色であった。
_汗ばんだ寝床の上で受け身になっているのは、女学校の女教師……、いや、ひとりの女。
_紳一はつぐみの両脚を持ち上げて、さらにつぐみの乳房のあたりにまで折りたたんだ。
_そこに見えたものは、経験の少なさをうかがわせる色の良い女花のあるべき姿。
_紅い割れ目から乳白の液が垂れ流されている。

「もったいない──」と紳一はつぐみの股間に口をもっていった。

「う……、いん」

_紳一の唇が陰唇にあたってかすかに沈むと、すぐに互いをはね返した。
_するとそこから蜘蛛の巣のような糸をひいて、紳一の唇に膜をはった。
_甘美な酸味がいつまでも舌に残る。

_そしてふたたびつぐみの股間を頬ばると、鼻先でクリトリスを突きながら剥き身に吸いついて、そこから湧き出る女汁を唾といっしょに飲み込んでいった。

「あふ……、ふう……、あい……いっ」

_ぴちゃぴちゃと湿った音が自分の股下から聞こえてくる。
_いやらしい声が鼻から抜けていく。

_もう前戯はいらない、絶頂が欲しい。

_つぐみがそう思った時、紳一に腰をつよく引きつけられ、一瞬だけ体が浮いた。
_そこに覆いかぶさるたくましい腹筋がつぐみの腹に密着して、鍛え上げられた頼もしい体つきに今更うっとりした。

_紳一は「ぐぐぐ……」とうなり声をあげながら腰を浮かせて、股間から生える太い生首をつぐみの裂け目に通していった。

「はう……、あう……」

_とても大きな存在に下から突き上げられ、あいた口がいちど閉じてカツンと歯が鳴った。
_ざわざわと鳥肌が立って、体中の産毛が白く逆立っている。
_足の裏は天井を向いて宙を蹴飛ばし、膣を打って掻きまわす男性具の出入りを許してしまうのだった。

「あ……、んか……、うん……、ひ……」

_深く突かれれば深い吐息を吐いて、浅く突かれれば浅い吐息を漏らした。
_つぐみの潮水が派手に飛び散り、紳一の寝床をますます汚していく。

_こわいくらい気持ちいい。
_きっとこの人とは体の相性がいいのでしょう。
_私は女でありながらこんなにもふしだらな体になってしまった。
_でもいいの。
_あなたの都合で私の乳も女々ももてあそんでくれればいい。
_あなたのことが好きすぎて、私があなたを壊すまえに、あなたが私を壊してください。

_気絶しそうな快感の中で、つぐみは紳一にしがみついて奥歯を噛んだ。
_限界の予兆がつぐみの子宮から下りてくる。
_膣の奥から快感の産物すべてを排泄したいと、つぐみの体温がわずかに下がるのだった。
_紳一もそれを感じとって、なけなしの精力を一滴のこらず使い果たそうと、つぐみの腹に穴が空くほど腰をしならせた。

_紳一の意識はすでに朦朧としていた。
_それでも萎えることのない自分自身を姫穴に詰めこみ、二人の呼吸を合わせて腰を前後させた。
_つぐみの手は握り拳をつくったり開いたりしているし、紅く染まった唇は女性器のように濡れているし、目は涙ぐんでいる。

_「乳揉み」と「膣掘り」に耐えきれなくなって、大きな喘ぎを叫びながら、つぐみはとんだ。

_大人しそうなつぐみからは想像できないほどの痙攣。
_その膣圧が紳一の具を締めつけて、あっけなく男の役目を果たし、膣の天井に向かって射精した。

_びゅるん……、びゅるん……、と小便を出すのとおなじ要領で、すっきりするまで出しつくした。
_しだいに紳一の小僧は小さくしぼんでいって、しまいにはつぐみの体から抜け落ち、そのあとから白濁した精液がようやく逃げ出してきて垂れた。
_美しい顔に釣り合わないほど、ふやけて、めくれた局部。

_つぐみの興奮が落ち着いてきた頃、彼女はその場にそっと起き上がり、しとやかな仕草で乳房と下腹部をさりげなく隠すと、乱れた髪に手ぐしを通していった。

_ひとつ深呼吸をする。
_そして紳一の裸の懐にすり寄って、余韻にひたる時間をいたずらに過ごした。
11/09/23 01:14 (34.8YsJi)
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