2013/05/29 21:16:49
(nHF/am8.)
店を出て、まだ人通りの多い道を、手を繋ぎ散歩がてらE子の家の方向へ歩いていた。
E子『飲み過ぎたかなぁ』
私『結構飲んでたもんな(笑)』
E子『だって、久しぶりのデートやし、楽しくて、つい…』
私『けど、酒強いな』
E子『看護士って、意外とお酒は強いよ』
私『そうなん?』
E子『ストレスが溜まりやすい仕事やしなぁ…。大体、食欲、酒欲、性欲のどれかに走りがちやな(笑)』
私『E子ちゃんは?全部か?(笑)』
E子『ん~…。否定はできん…』
私『(笑)』
E子『笑うな!最近は、酒欲かなぁ~…』
私『そうか(笑)じゃあ、エッチせんでもエエんや!(笑)』
E子『それは、アカンで!』
私『何でや?酒欲なんやろ?』
E子『性欲は…。相手が居らんかっただけやもん…』
私『さよか(笑)』
少し照れたような、拗ねたようなE子だった。
程なくして、E子のマンションへ着いた。
辺りを見回すと、見覚えのある景色。
毎日、通勤で通っている道沿いだった。
私『毎朝通ってるんですけど!』
E子『そうなん?』
私『猪状態やけどな(笑)』
E子『そうなんや(笑)じゃあ、毎日寄っていく?』
甘えたような、そして、誘うような上目使いで見つめてきた。
私『毎日ヤる気か?(笑)』
E子『万ちゃんがしたいならね(笑)』
私『とりあえず、今日はお試しやな(笑)』
そんな事を話ながら、E子の部屋へと招かれた。
E子の部屋は、2LDKで、差ほど女の子女の子した部屋ではなかった。
寧ろ、必要最低限の家具や家電品だけで、シンプルだった。
E子『何か飲む?』
私『コーヒーなんぞはあるか?』
E子『ホット?アイス?』
私『アイス』
E子『了解!ちょっと待ってな』
台所へコーヒーを淹れに行ったE子。
E子『インスタントやけど』
私『ありがと』
二人分を持って戻ってきた。
小さなソファーの前のテーブルにコーヒーを置き、ソファーに座る私の足元の床に腰を下ろしたE子。
私『ここに座ったらエエやん』
E子『ここがエエねん』
そう言いながら、私の片足を抱え、頭をもたれ掛けてきた。
私『甘えたモードか?(笑)』
E子『うん…』
やけに素直なE子の返事にドキドキし始めた。