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万舟

投稿者:ふみ
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2025/08/01 07:05:48 (Vrhs.tbo)
1年ほど前、突然右ひざに痛みを感じみるみるうちに腫れ上がった。
何処かにぶつけて膝蓋骨割った?と思い、すぐ整形外科を受診、蜂窩織炎だと診断され内服で様子を見ようとなった。
さて問題はその後。腫れ上がった膝は曲げることもできず、内服で動かさなければ痛みはある程度抑えられたものの、トイレはしばらく地獄だった。
本気で尿瓶を買おうかと思ったくらいで、便座に座ろうとすると激痛が走るし、膝が曲がらないのでそもそも座るのが難しい。
なので基本的には患部をクーリングして、日々寝て過ごすこととなる。
最初は痛くてどうしょうもなかったものの、こんなに長く休めることもないなとのんびりしていたが、1週間も続くと退屈で仕方なくなり、競艇のアプリを入れてちょこちょこ遊びはじめた。
しかしもちろん最初は全然当たらない。
どうも競艇場によって色々と違いや狙いなど、頭に入れておく事があるようだと気がつき、サイトやYoutube等を利用して、少し勉強すると徐々に当たり始め、2週間ほど経った頃に、初めて240倍の万舟を手にすることもできた。
そうして、当たったり、外れたり、外れたり、外れたり、当たったり、外れたりを繰り返しているうちに1ヶ月程が経ち、足もある程度動かせるようになり、医者の許可も出たので仕事に復帰した。
それからも競艇は続けて、足の調子が上がった頃に初めて近くの競艇場へと出かけた。
想像通り競艇場はおじさんばかりだが、もっと年齢層が高いのかと思っていたから、自分と同世代(アラフォー)が結構いることに驚いた。
元々競馬はやっていたので、昔々鉄火場なんて言われていた頃のままな感じはちょっとそそられ、モータースポーツも好きなので、エンジン音も心地よく感じ、ボートの疾走感も気に入ったんだけども、季節は夏。とにかく熱くて仕方なく、緊急避難とばかりにガラス張りの席に避難した。
競馬場でもガラス張りの席は好きじゃなかったので、やむを得ずという感じだったものの、次に訪れたときには、最初から2000円負債を負っても指定席にしようと決め、休日出勤の代休で三連休になった初日、金曜日に無料バスに揺られていった。
 
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投稿者:ふみ
2025/08/01 07:09:35    (Vrhs.tbo)
そしていざレースとなると、予想通り人気の6号艇は沈み3と5から予想を組み立てていたが、5もスタートで躓き、かなり荒れる組み合わせの方向に
持っていたのは
一着 ③⑤
二着 ②③⑤
三着 ②③④⑤
の三連単フォーメーションで、ゴールは③②④と飛び込み220倍超の万舟となった。
スタートで③②の展開になり、その時点で彼女は「えっ!?えっ!?」と目を丸くしていて、三着は④と⑤の競る展開だったので「④でお願いします!」と声が出ていた。
ある程度体勢が決すると「いくらい!?」と聞くので「2万くらい?」と答えると口を押さえて驚き、ゴールすると歓喜していた。

俺は競馬も基本1点100円しか賭けないので(稀に馬鹿につく複勝にドカンと張ることはあるが)聞いてみた
「すごい喜びようだけどいくら買ったの?」
「1点1000円の8000円」
「いやちょっと待て。馬鹿なの?(笑)」
「もうヤケクソで(笑)」
「あら。女性がはしたない(笑)」
「でもなんか当たる気がしちゃって」
「よかったねぇ…人助けかしらね(笑)」
「人助けよ(笑)」
その後はそういえばとお互い自己紹介して、彼女はふみさんで45歳、やはり少し年上だった。
「え?ふみさん?」
「そう、変?」
「いや俺もふみだから」
「嘘!偶然!運命だわ(笑)」
「いや驚いたわー」
なんて名前で盛り上がりつつ競艇の方はというと、1000倍超の舟券も飛び出す大荒れ展開で、ここからは全く当たらなかったが、彼女も守りに入って無茶はせず、それよりも飲み会のようになり、彼女のご馳走してくれたビールで乾杯しながら最終まで楽しんだ。
そんな状況だったので、距離も縮まりやってみたいなぁ…という思いが湧き上がっていた。
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投稿者:ふみ
2025/08/01 07:08:43    (Vrhs.tbo)
2000円を支払いシングル席へ。
そこそこ広い席とテーブル、そのテーブルにモニターが設置されている。
特別綺麗でもないし、凄く座り心地のいい椅子でもないが、冷房も良く効いてかなり快適で居眠りする瞬間があったくらい(笑)
席に空きはあったものの、自分のあとから少し年上かな?という感じの、真面目そうな程よい肉付きで巨乳の、特別似ている有名人はいないものの、AVでこんな熟女モノの女優さんがいたらお世話になりたい、なんて感じのお姉さんが、ちょうど右隣の席に座った。
その日は好調で6Rまでに当たりは4回。中穴ばかりだったのでホクホクしつつ8Rも当たり、そのまま展示航走を眺めていると
「凄いですね、また当たったんですか?」と声をかけられた。でも自分にかけられた声だとは思わず、結果的に無視してしまっていると、トントンと肩を叩かれ、え?俺?ときょとんとしていると
「また当たったんでしょ?凄いですね!」と笑いかけてくれていた。
「あ!すみません気がつかなたくて、でもよくわかりましたね、超能力でもあります?」と返すと
「声出されないですけど、仕草で丸わかりでしたよ(笑)」といわれ、あー軽くガッツポーズとかしてたなと急に恥ずかしくなっがもう遅い
「あーガッツポーズしちゃってましたね(笑)」
なんて笑って過ごそうとしていると、全然当たらなくてと彼女に言われ、外れた舟券を見せてもらうと、惜しいのもあるけど穴党なのかなかなかな攻めっぷりの舟券に驚き
「当たればデカいけど…」と少し引き気味に答えると
「ここは荒れるからちょっとひねった予想したんですけどひねりすぎ?」なんて言っているので
「これはなかなかですよ」と笑い返しておいた。
するとちなみに次はどんな予想ですか?というので
「凄く詳しいわけじゃないんですよ、まくりだ差しだと言われても今一わかってない素人ですからね」と答えると
「ベテランじゃないんですか?」と言うので、歴は数カ月と答えると
「なんか師匠って感じ醸し出してたのに(笑)」なんておちょくってるのか、本気かわからない事を言うので、競馬歴は数十年ですけどと前置きしてこれまでの顛末を答えた。
「私もコロナの暇つぶしに始めたんですよ」
「そうなんですね」
「私も競馬はしてたんですけど、なんかお客さん入れたってニュースかなんかで見て、近くにあるからふらっと来てみたの」
「なるほど、その頃は競艇興味なかったなぁ」
「ちょうど彼とも別れてしまってなんとなくね」
「へぇ…彼氏もったいない」
「あら?お世辞でも嬉しい」
「お世辞です」
「あ!ムカつく!それで予想は?(笑)」
「えっと…」
そんな話をしながら次の買い目を、マークカードに記してみせると、それを待って
「当たれば大きいんじゃない?」
「このレースは荒れると思うんですよね」
「ふーん…のった!」とそのマークカードを持って、ピューっと窓口に買いに行ってしまった
別に金を取られたわけでもないので、新しく塗り直して舟券握ってニコニコで戻って来る彼女に、外れても責任は取らないよと伝えると
「当たったらご馳走するわ(笑)」と返事が返ってきたが、本気で言ってはないだろうし、そもそもなかなかの穴狙い当たるかどうか…と思いつつ「期待してますよ」と心にも無い返事をして俺も同じ買い目の舟券を買いに行った。
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