やっぱり熟女 - 熟女体験談

還暦熟女との別れ②
同じ沿線に住んでいることもあり、三度目に会った時には彼女の住むアパートでセックスしました。
それからは頻繁に逢うようにり、洗面所には歯ブラシ、浴室にはナイロン製の垢擦りも用意されました。
妻との険悪な関係から、自分は自宅で夕食を取らず、帰宅も妻が寝る23時以降にする生活を送っていたので、彼女の存在は好都合でした。
二人の休みが重なった土曜日などは、一緒に映画を観たり、行列の出来る人気ラーメン店に行ったりとデートを重ねました。
彼女のアパートで一緒に風呂に入り、六畳間に置かれたベッドで還暦の彼女を抱きました。
「週末は泊まって」と言われたが、彼女の部屋に泊まることはなかった。
決して帰って楽しい家庭ではないが、病的なまでに潔癖性の妻に、外泊したと言えば「家が汚染されるから、玄関で服を全部脱いで体をシャワーで洗浄しろ」とヒステリーを起こすに決まっています。
だから、毎日仕事から帰って、風呂に入って床に着く生活で一日を終えることが、波風を立てない方法だと考えていた。
しかし、彼女からすれば「この人には帰る暖かい家庭がある」と思われていたのだろう。

還暦熟女との別れ③
年金も少ない彼女は、働けなくなった時の不安をよく口にしていました。
ビル清掃の仕事を三ヶ所も掛け持ちしている為、朝は始発で出勤し、夜は自宅に着くのが20時過ぎ。
そこまで働いた稼ぎと年金(減額されるが60歳から受給)で、やっと生活している状態で、70歳近くなった時に働けなくなったら生活が成り立たないとこぼしていました。
これまでは人妻熟女とばかり付き合ってきた自分には、身寄りの無い彼女に何とも答えようのない相談でした。
しかし、晩婚が進み、生涯独身も増えそうな世相から考えると彼女と同じ様に高齢者になって生活に困窮する人が増える予感がします。
そんな自分の考えを彼女に話、将来的には再婚か同棲するパートナーを探すべきだと言いました。

今から思えば…。毎週彼女と逢って、彼女を抱いているのに、自分は何と言う無責任な事を言ったのだろうと思います。

還暦熟女との別れ④
月日が経つのは早く、毎日のメールと週に１～２回彼女と逢う関係が続きました。
ケンカをする事もなければ、お互いに他の異性に浮気する事もなく。

「一度でいいから一緒に泊まりで旅行をしてみたい」と彼女は言いましたが、妻に嘘をついてバレたらと思うと踏み切れませんでした。

土曜日は仕事だと嘘をついて、彼女とデートする事はありましたが、日曜や祝日に彼女と逢うことはありませんでした。

最初の頃は、知り合う前から続けていた、カラオケ教室に彼女は通っていたので問題ありませんでした。
しかし、生活費を切り詰める為にカラオケ教室を辞めてからは休日に一人寂しい思いをさせていたみたいです。
そんな彼女の状況に気づいたのは、彼女との関係が終わってからでした。

ゴールデンウィーク、夏期休暇、秋のシルバーウィークに正月休み。
連休と言われる日にはメールのみで、自分は彼女と逢おうとはしませんでした。
それは金銭的な問題でもありました。休みの日に遊びに出れば１～２万は使うことになります。
休日はもっぱら家でゴロゴロして、過ごすばかりでした。

還暦熟女との別れ⑤
デートや逢って食事をする時に、彼女の財布を開かせた事は一度もありません。
しかし、彼女の生活を援助するような行為には抵抗がありました。
「お金での関係」になりたくなかったと言えば綺麗事に聞こえるかもしれません。
きっと、毎月２～３万でも渡してあげる事は出来たかもしれません。
同年代のサラリーマンよりは多少多い収入を得ている自分なら、もう少し渡して、三ヶ所の掛け持ちを二ヶ所に減らしてあげる事も出来たと思います。
でも「いつまで」出来るかはわかりません。
自分が渡すお金が生活費の一部になってしまえば、収入が減ったので、もうお金を渡せない。と言って済む話ではないからです。

還暦熟女との別れ⑥
二人の関係は５年目を向かえました。
「65歳になると時給が下がって収入が減る」と彼女はこぼしていました。
自分でも彼女との関係が５年も経過した事に驚きました。
人とお付き合いする時に、何年で別れるとか決める人はいないですよね。
しかし、既婚者との交際では結婚や同棲と言ったゴールがある訳ではありません。
どちらかの生活環境や体調の変化で、いつかは終わりが来るのだと思っていました。

そんなある休日の午後に彼女からメールが届きました。
「知り合いが独身の男性を紹介してくれるから会ってきます」

相手の年齢を聞くと40代半ばだと言う。このとき自分は48歳になっていました。
どうせ独身の熟女好きのマザコン男で、１、２度は寝てみても彼女が相手を嫌って続かないだろうと思っていました。