幾日か過ぎた。その間、2度「えくぼの彼女」と話をした。仕事の話とちょっとした雑談だったが、終始ドキドキした。目の前の「えくぼの彼女」の着ている制服をみて、あの日の事を思い出す。「そのスカートのこの辺りの裏地、少し汚してしまった。ごめんね。」」とか、「あのショーツ可愛いね」とか言いたくてしかたなかった。君とは、歯ブラシと下着を通して間接的だけと繋がってるよ。戸締まりを済ませ社内の見回りも終わらせた。仕事の残りは、あとコピーをするだけだ。気持ちがはやる。コピーは、後回しだ。必要な物は持った。白手袋もした。よし!前回同様に電気室の天井に上がる。そして女子更衣室に降りた。すでに胸の鼓動は少し早くなっている。すぐに「広報娘」のロッカー前移動した。ロッカーには鍵がぶら下がっていた。キーホルダーは、透明な樹脂で中に自分で写真などを入れられるようになっているものだった。そこに入っていたのは、犬の写真。ラブラドールだと思う。その裏側は、その犬に抱きついて笑顔でVサインしている「広報娘」の写真だった。ワンピース姿で大きなメガネ、社内でのイメージと全然違うが、これも可愛い。さて、すぐにでもロッカーを開けたいところだが、刺さっている鍵は、ロッカーをロックした状態で刺さっているのか、ロックはせずにただ刺しているだけなのか。ロッカーの扉のレバーを回し、扉を引いてみる。「ガツン」。鍵は刺してあるが、扉はロックされていた。たぶん彼女はいつもこうしているんじゃないかな。違和感を感じるといけないので「広報娘ロックあり」持ってきたメモ帳にメモる。鍵を回して、ロッカーを開けた。そこで写真撮影。今回も同じように戻せるように細部の写真撮影。広報の制服は「えくぼの彼女」の制服と少しデザインが違う。今回も取り出す前に写真撮影。上着の掛かったハンガーとブラウスとスカートがもう一つのハンガーに一緒に掛かっていた。ブラウスが少し傾いて掛かっているのも再現するために撮影した。前回同様に全裸になりブラウスを取り出す。エリのところにひも状の布があり、胸元で蝶結びするようになっている。そういうデザインだから少々苦しいが蝶結びを作った。スカートを取り出す。ウエスト部分に折り目が付いていた。高校の時、女子は皆、ここを折ってスカート丈を調整していたように思う。スカートの内側にタグがあった。「ウエスト64」。「広報娘」のウエストサイズをゲットした。これが太いのか、細いのか。。「えくぼの彼女」のスカートにもあったのだろうか。履いてファスナーを上げたが、やはり上がりきらなかった。ファスナーは途中までにして、ウエストの折り目に沿って折ってみた。どうやら2回折りのように思える。そして上着。9号サイズなのに「えくぼの彼女」の上着より余裕がある。いよいよ、ロッカーのチェックだ。また下着が出てくることを期待して。。まずは写真撮影。すでにのど飴の袋が見えている。お菓子は女子ロッカーあるあるなのか。それの下にはミッキーマウスがデザインされた四角い缶。元はディズニーランドのお土産のようだ。何が入っているか分からないので、傾けないようにそっと畳の上に下した。もちろん缶の入っていた方向などは撮影済みだ。中にはドナルドダックのシャープペンシル、ドナルドダック柄の蛍光ペンイラストの入った付箋、名刺入れが。さらにその下にミニアルバムが見えた。それぞれの位置関係を撮影し、期待のアルバムを開いた。10枚ほどの写真のすべてが、冒頭の犬の写真。「えくぼの彼女」のときのように下着姿の写真を期待したが、それは流石に甘かった。ある
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