以前、といってもかなり前にこのサイトで、この話を途中まで書いてたのですが、当時、生活環境が変わって最後までかけずに終わった話です。
当時、俺(26)は、インターネットゲームに夢中で、暇さえあればMMORPGのゲームをやっていた。そのゲームはサービス開始からやっていたので、ゲームが開始してから2年にもなれば、もう古株と呼ばれる存在となっており、レベルもカンスト(最高位)状態で、当時は、今で言う「ネトゲ廃人」だったのかもしれない。
そして、この話の主人公となる、ハンドルネーム「森のカナコ」さん。職業は魔法使い。この方はサービス開始してから2か月目で同じオンラインゲームをやりはじめ、所属するギルドこそは違ったが、大ボスの討伐の時などにPTを組み始めてから仲良くなり、レベルがカンストしてからは、(つまり、これといって夢中になるゲームのコンテンツがなくなってからは)
新規ユーザーのレベル上げの手伝いをしてあげたり、ただ単にチャット機能を使って雑談等をしていた。
このカナコさんの面白いところは、自称:女性 職業:大学を卒業したものの、就職せずフリーターをしている。 というデータを基本的に公開していたが、どうみても、、中身は男にしか思えない、、いわゆるネカマ疑惑が満載の人だったのだ。
というのも無理もない。このカナコさんの得意分野の話っていうのが、まず歴史。戦国時代、三国志はあたりまえ。幕末から太平洋戦争時代の話まで、なんでもござれ。なのである。
それだけなら、まだ一流大学の、歴史研究を専攻していた。とか言えば、まだセーフラインなのかもしれない。しかし、このカナコさんは、男塾、北斗の拳、護身用具(メリケンサックとか特殊警棒とか)そんなマニアックな、どうみても男しか知らないような話にも精通しているのであった。
俺たちギルドメンバーは、カナコさんの事に対し、暗黙の了解で、(ネカマなのはいいんじゃない?これだけ面白い人なんだから、許してあげようよw)という、そんな空気が流れていた。
が、ネットをする人間にもいろいろといるみたいで、その正体不明のカナコさんにマジ惚れし、告りまくった奴もいるというのだから、世の中にはいろんな人がいるものである。なんて思ってた。
カナコさんは、スカイプ等でも、一切!声を出すこともなく、写真等を載せることもなかった。(周囲がフェイスブック等で普通に写真どころか、住所を交換しあって宅急便で地元の特産を送りあったり、写真載せたり、スカイプしていたのにもかかわらず)
だからこそ、「声を出せない理由・・・があるんだよwww」と、俺たちはカナコさんに特別になにか、声を聞かせてほしいとか言ったことは一切なかった。
そんな中、長いことにゲーム開始して4年目に差し掛かろうとしていた時に、ゲームの公式ページに衝撃の告知がなされていたのだった。「〇〇オンラインは、〇月〇日をもってサービス終了致します」との告知だった。
ゲーム内ではもう、一部の連中しかログインしておらず、十分に過疎っていたのだが、そんな中、俺たちは「みんなで、あの新しく出たゲームに移動しようよw」なんて言いあってたが、俺もその話をカナコさんに振りかけた事がきっかけで、思わぬ展開へと事態は進んでいくのだった。
俺とカナコさんは、新規ユーザーの勧誘とかLV上げの手伝いの為に、新規プレイヤーが開始直後に湧いて出るある田舎町の山辺で、よく雑談をする事が多かった。
その場所で俺が、「カナコさんはこれ終わったら、何か別のゲームすんの?」と聞いたところ、カナコさんは「もうゲームはしないかもしれないなぁー」なんて言ってきた。
それから俺は、ネットの中とはいえど、この数年世話になったカナコさんとも、もう話すことがないのか。という、相手が男とか女とか、そんな次元ではなく、「儚いなぁ・・」という、何か寂しいような、そんな気持ちになってきていた。
そこで俺は、特に何も考えずに「スカやってる?」と俺は聞いてしまったのだった。その時はきっと、俺が新しく移動するゲームが楽しかったら、カナコさんを誘ってみようとか、そんな軽い気持ちで聞いたんだと思う。
するとカナコさんは「持ってるよ」と言い出し、俺は「え?もってるんだ」となったことを覚えている。
それから俺たちは、(俺の中では)今まであれだけスカとかやらなかったのにな・・・。という、そんな事を考えながら、俺はカナコさんのIDを聞き、スカイプでコンタクトをとったのだった。
すると、スカイプのプロフィール画像画面には、普通に、サバサバしてそうな、(古い言い方ではボーイッシュな)、キレイとかっこいいが混ざったような、あきらかな女性の画像が貼っていたのだった。左目の下にある泣きホクロが、かなりいい感じだった。
俺は「これ、カナコさん???」と聞いてみると、「ウン。そうだよ」と言ってきたのだった。
いやまて。こんな画像だけで信用はできない。俺はその勢いで、「ボイスでもやろっか」と、その時になって、カナコさんが、本当にこの画像の被写体の主なのかどうか、気になってしまったのだった。いいままで、歴史好きの中年男性くらいに思っていたそのギャップが、急になぜか、もし本当にこの写真がカナコさんだったら・・・。という、妙な期待に包まれたのだった。
答えはこうだった。「うん。いいよ。かけてきて」だったのだ・・。
俺はそれから、カナコさんにボイスチャットをかけてみると、すぐに相手はそれを受諾し、「もしもし」という音声が始まったのだった。低いけど、あきらかに女性の声だった。
それから俺たちは、いつも通りというか、俺だけなぜか緊張しながらいつも通りの世間話をしていくのだが、俺はその話の流れで、そのまま動画チャットのボタンを押し、(これで本当に相手が、この画像の主であるか確認できる。)みたいな、そんな確証を取ろうとしたのだった。
これもあっけなく、カナコさんは俺の動画チャットを受信し、俺のパソコンの画面には、ストレートで黒髪の、長さは肩くらいまである、あの画像の中の、キレイだけど、カッコイイ、あの女性が姿を現したのである。
それから俺は、(本当に女だったんだ・・・)と、今までの俺が中年男性だと決めていたギャップと同時に、(普通に女の子だけど、なぜあんなに歴史とかに詳しいんだ?)という疑問がわいてきた。
俺はそれをそのまま、カナコさんに聞いてみると、(こうして書いている上では簡単に見えるけど、いろいろ聞き出そうと苦労して)
カナコさんは「うーん、、いちおう女に見えるやん?」(うん。)「でも、、半分男もあるねん」とか言ってきたのである。
「は?半分男?」となったのは言うまでもない。
それから俺は、このカナコさんの話を聞いていくのだが、カナコさんは体は完全に女らしい。普通に生理もあるし、胸もあるとの事。だが、精神面では、躁うつ病ではないが、男モードの時の自分と、女モードの時の自分がある。というのである。
俺は「それって、つまり性同一性障害?」と聞くと、「そういう事だね」とアッサリ答えてきたのである。
そして、この歴史とか男塾とか、ああいうカテゴリの事を知っているのは、全部、男モードの時に得た知識というのである。
俺は「その。。男と女が切り替わるタイミングとかあるの?」と聞いたら「それは起きてからのお楽しみってとこかな。普通に生活してて、いきなり切り替わる。とかはないんだけど、寝たらスイッチがオフになるみたいで、朝起きたらそれがわかるって感じ。一週間連続で女の時もあれば、同じように連続で男の時もあったりとか」
というのだった。
さらに俺は、「ちなみに・・今は男?女?」と聞くと、「男w」と答えてきたのだった。
はっきりいって、、、どう処理していいのかわからんかった。
俺は「でも、ゲームでは女って言ってたよね?」と聞くと、「そうだね。女モードの時に男の真似するより、男モードの時に女を演じるほうが楽なんだよ。だから、楽なほうをとろうと思ってね。」とかいうのである。
だが俺は、その会話をしている時に、パソコンディスプレイに移るカナコさんのTシャツの肩から、黒のブラ線が映るのを見逃さなかった。
俺は、「あの失礼かもしれないけど、ブラつけてる??」と聞くと、「あw 見えた?ww」とか答えてきたので、俺はすかさず、「男モードの時に、女用の下着ってつけるのかな。。って思って・・」と率直な疑問を投げかけてみたのだった。
するとカナコさんは、「まぁ、そこは不思議に思って当然かもしれないけどww これはこれで、別に女装しているとか、どうとかじゃなくて、ただつけなかったらポヨポヨして安定せんのだww」とか言ってきたのだった。
俺が「なるほど、100%、ブラの機能性だけを重視してつけてるんだね」というと、「うん。そんな感じ。」と答えてきたのだ。
さらに「機能性って、いい言葉だね。まさにそれかな。だから、ブラはブラなんだけど、女の子女の子したものつけてないんだよ。見てみる?」とか言ってきたのである。
俺は「え?www」と言った直後、画面の向こうのカナコさんは、Tシャツを舌からまくりあげ、確かに、女の子っぽいレースとか、リボンとか、そういうのが一切ない、ただの黒。だけのブラを見せてきたのだった。
俺は「なるほど。まじ機能重視だww」と、そこは軽く合わせておいた。そして「じゃ、ついでに聞くけど、パンツは男もの?女もの?w」と聞いてみると、「パンツもブラと同じセットだねぇ」とかタンタンと答えてきたのだった。
もちろん俺がそれに、「そこも機能性?」というと、「機能性かなぁw だって中身が男の時でも生理は普通に来るので。男の下着だと生理用品つけれんでしょう」とか答えてきたのだった。
「そうか・・。」となる俺。そして俺は「それも見せてw っていったら怒る?w」と聞いてみると、「見たい?」とか言ってきたので、「うんw」と答えると、突然、画面の向こうのカナコさんは立ち上がり、
ジーンズの腰元が見えたのだった。そしてそのジーンズを手際よく、ボタンを外し、少しだけジーンズを降ろすと、普通に、そこも黒の女性用のパンツだったのだった。
俺は「今こうして見せてくれるのは、男モードだからだよね?」というと、「正解!」とか言ってきたのだった。さらに「さすがに女モードの時は見せないかなw」というので、
「じゃ、女用の下着を着用して、寝て、起きて男になってたらどうすんの?」と聞くと、「それはもう年がら年中なんて慣れたよ。朝、普通に起きて風呂はいるときに着替えればいいだけじゃん」というのだった。
「じゃ、最後の質問!」 「はいどうぞ」 「男モードの時って、関心は女性にあるんだよね?てことは、男モードの時に自分の体に興奮するとかあるの?」と聞くと、「ないw」というだった。俺は「理由は?」と聞くと、「自分の体なので、見慣れている。以上w」なのである。
だからなんというか、いくら女でも小さいころから見慣れている姉や妹に、基本的に(アブノーマルもあるだろうけど)兄弟が性的関心を抱かないのと同じように、見慣れているどころか、自分そのものの肉体には関心は抱かなくなっているのかな。なんて思ったのだった。
それから俺は、その不思議な性質を持つカナコさんと、ゲームはお互いに一足はやく引退し、俺たちはスカイプをつかって毎晩のようにチャットをするのであった。
俺の中には、将来的に、なにかいい治療法があって、カナコさんが100%純正の女になる日なんてこないか。なんて思いつつ、自分の気持ちに嘘は付けないが、どれだけ半分男。と言われても、それを受けれれない、そして残り半分の女性モードの時のカナコさんに惹かれていく俺がいたのだった。
そして二人は妙な関係になっていった。
カナコさんはもともと、俺の事を、女モードの時には、「気になる人」であったらしく、男モードの時は「ネットといえど、親友といってもいい存在」というのを打ち明けてくれた。つまり、男モードでも、女モードでも、俺と一緒にいるのが楽しい。という事なのである。
俺は俺で、さっき書いた通り、中身が中年男性だと思っていた。というギャップから、実物は、普通に誰がみても、キレイカッコイイ、ねーちゃん。に見えるカナコさんの存在の、女モードのところに惹かれており、そんな惹かれつつあるカナコさんが、男モードの時にパンツ見せてくれたり、ブラ見せてくれたりするという、そんな違和感のある関係が、俺も俺で悪くはなかったのである。
それから俺たちは、「下ネタトークコーナー」とか銘打って、カナコさんが男モードの時には、パンツ画像を見せさせたり、ブラを見せさせる事から始まり、最終的には「こんなもん見てて、本当に興奮するん?w」とか言わせながら、生乳を見せさせたり、アソコを両手でカパァと左右に広げさせた姿をかも出させていた。
また、女モードの時は、「あの時、アソコだしてたくせにw」とか俺がからかって、「やだぁ><はずかしいw 男モードの時の事はわすれて><!」とか、そんなかわいらしい反応をするカナコさんと付き合っていた。
それから俺たちは、住んでいる場所が車で2時間くらい飛ばしたところに居住してることが判明し、「今度、会おうかw」という話に進展していくのである。
カナコさんは「男モード、女モードとどっちと会いたい?」と聞いてきたので、俺は「そうねぇ。。。どっちでもいいけど、やっぱ女モードかな・・w」と答えたのだった。
それから、カナコさんが朝を迎え、女モードだった時に合うように約束し、その時はカナコさんも女の子らしいスカートをはいてくる。などと言ってくれた。
そして俺は、あのカナコさんに初めて会う事になったのである。
つづく。