約束した日から、私、３時には夕食の準備を済ませ、息子の帰りを待ちました。
息子、学校からどこにも寄らず帰ると、そのまま私を自分の部屋に。主人が帰る直前まで私、部屋から出してもらえません。
そんな耐える日を何日も過ごした後です。

その日、待っていても息子は帰って来ませんでした。何の連絡も無くです。
まさか夏子の家に？
絶対そんなこと。息子が、約束破るはずない。私のこと、いつもあんなに喜んでいくれてるのに。夏子の所へなんて。

７時過ぎ息子は帰ってきました。
私、また前みたいに問いただします。
すると、あっさり夏子の家に寄ったと。
なぜ？あの約束は？何のために今まで耐えてきたというの？
私、泣きながら息子を叱りました。
すると息子、夏子から誘ってきたからと言い訳を。
証拠に夏子からのラインを私に。
「今日会いたいから家に来て。」
なぜ夏子が息子に？
聞くと、息子、今日、初めて夏子と、一線をこえたと。
まさか？
私と毎日してると言ったら、あんなにだめって言ってた夏子の方から。
それに、夏子、なんにも着けなくていい、赤ちゃんできない身体なんだからと。
そうなんです。夏子、２人目のお子さんが欲しかったのに、病気で子宮を。
だからって私のために息子となんて。
「ねえ、止めて、夏子は、私の身代わりになってくれてるだけなの。」
「だって、おばさんの方から。」
「わかった、明日、一緒に行く、母さんが直接話をする。」
息子は明日も会う約束していました。
私も夏子の所に。もう止めるにはそれしかないと思いました。

次の日、阪急の西向日という小さな駅で息子と待ち合わせしました。
夏子の家はここから歩いて直ぐの、古い住宅街にあります。

五時前に着きました。この辺りにはない、白い洋風のお家です。息子がインターホンを押します。私、映らないように、後ろに隠れました。息子と二人じゃ、開けてくれないかもって。
夏子、鍵は開いてると。
私、息子と一緒に中に。

広い玄関に入ると、そこには、私を見て驚く夏子が。
でも、私も驚きました。夏子の姿に。胸元が大きく開いた青いブラウスを着てるんです。
胸がコンプレックスの夏子が、こんな服を着るなんて。
「どうしたの、二人で？」
「息子が夏子の所に行くって言うんで、ついて来ちゃた。」
「そ、そうなの。いらっしゃい。さあ、上がって。」
「あのね、私、夏子と二人で話がしたくって、あなたは、先に帰ってて。」
「うん、わかったよ。」
息子には行く前から、先に帰るように約束してました。戻ったら直ぐ部屋に行くからって。

息子が帰ると、私はシャンデリアがある大きなリビングに通されました。
「いま、お茶入れるから。」
やはり夏子、なんだか他人行儀で、
「いいの、直ぐ帰る、それより、話が、」
私、深いソファーに座ると、一呼吸おいて、息子から全部聞いてるって打ち明けたんです。
「ごめんなさい」
夏子、話し終わる前に泣き崩れてしまいました。
「最初は、あなたのためと思ったの、でも、段々わからなくなってきて。」
「泣かないで夏子、気持ちはわかるは、だからもう。」
私は隣に座ると、泣き崩れる夏子の背中をさすり続けました。
その時、私の目に、うつ向いて泣く夏子の胸元が。
大きく開いた襟から、胸の深い谷間が。その奥には綺麗なピンク色のバストトップも。
夏子、ブラを着けずに息子を。
すると、いけないことが頭に。憧れの夏子の胸を触ってみたい。
私、右手で、夏子の背中擦りながら、左手をそっと胸に。
初めてさわる夏子の胸。
夏子は泣き続けるだけで、何の反応も、
きっと介抱のため、胸に手を当てたんだと。
私は、背中の手を止め、大丈夫？と今度は左手で胸を擦り始めました。
大きく弾力のある胸。
ブラウス越しに胸の尖った部分の感触も、伝わってきます。
直に触りたい。
私、気持ちを抑えきれず、その手を襟の中に。
夏子の泣き声が止まりました。変だと気付いた？
でも、また泣き声が。
夏子の胸、思ってた通り、柔らかくって、すべすべ。
この胸を息子、いつも自由にしてたなんて。
手の平の感触が、心地よくって、幸せな気持ちに。そして、息子が話してくれた夏子が一番好きなところ。胸の先。左側の先を優しく摘まんだその時です。
私のスマホの着信音が。
慌てて襟から手を抜きました。
「母さん、今何してるの？」
「な、何って、夏子と話を。」
「そんなの早く終わらせて、もう、着いちゃうよ。父さん帰るまで時間ないんだから。」
「ええ、今、ちょうど済んだから。帰る。」
私、泣いている夏子をソファーに、そっと寝かすと。急いで、息子が待つ自宅に向かったのです。

夏子の家を訪ねてから、数日たったある日のことです。
五時頃、息子が、夏子と一緒に帰って来たのです。
私、驚きました。

「百貨店の帰り、息子さんと偶然会っちゃって。帰るつもりだったんだけど、どうしても寄って欲しいって。」
今日の夏子はグレーのワンピース。この前みたいな派手な格好じゃありませんが、ほんとに偶然？

「ごめんね、この前は、わざわざ来てくれたのに、何のお構いもできなくて。」
「私こそ夏子に、謝らなくちゃ、突然帰っちゃって。あの後大丈夫だった？」
「ありがとう、介抱してくれて。ソファーで横になってたら、体調戻った。」
夏子、あの時の事、本気で介抱だと？

「母さん、おばさんに古文の宿題見てもらっていい？
おばさん、大学の文学部出てるんだよね。」
「私も一緒に出てるわ。」
「母さん、勉強したこと全部忘れたって言ってたじゃない。」
「そう、なんだけど、夏子、ご主人と息子さんがいるし、」
「二人とも遅くなるんだって。今日なら見てもいいって。」
「そうなの？夏子。」
「ええ、少しの時間なら。」
「だったら、一時間、一時間だけよ。」
「ありがとう、母さん、おばさん、早く僕の部屋に行こ。」
「待って、ここで教えてもらいなさい。」
「こんな狭い居間なんて嫌だよ。心配だったら、母さんも一緒に来なよ。」
「いやよ、わかった、夏子に無理いわないでね。」
二人は息子の部屋に。
いつもは息子が帰ると直ぐ、私が連れ込まれる部屋に。

私、心配で、心配で、
早速、お茶を入れると息子の部屋に。
安心しました。息子、しっかり勉強教わっています。
あの子、真は真面目なんです。
私、暫く後ろに立って見ていました。でも、気になることが、二人の間が、ぴったりくっついていて。
私、机が小さいからと思い直し、部屋を出ました。

でも、また気になって、5分後、お茶のお代わりはと部屋に。
息子、真面目にしていましたが、気になることが。
後ろからよく見えないのですが、左手が机の下に。まさか、夏子の膝の上に乗せてる？でも、二人の真剣に話してる姿みたら、勘違いだと。

それから何度も部屋を覗きましたが、息子は真面目に勉強を。

そして、一時間が経ちました。もう終わりよと、呼びに息子の部屋に。
ノックして入ろうとしたら、中から鍵が。
息子、私としてる時、主人が入ってこないように、自分で買ってきて着けたんです。

「ねえ、開けなさい、一時間たったわよ。夏子帰る時間よ。」
私、部屋のドアを強く叩きます。
耳をドアに、充てると、
夏子の苦しそうな声が。
私、いっそう強くドアを叩きました。
すると、鍵を外す音がして扉が少し開き、そこに、裸の息子が、
「母さん、止めて、約束したんだよ。一時間真面目に勉強したら、おばさん、してもいいって。だから、終わるまで待って。」
「そんな、夏子はどこ？」
「ベッド。おばさん、お願いだから早く終わらせてって。だから閉めるよ。」

私、扉のすぐ外で二人を待ちます。夏子の泣く声と、ベッドのきしむ音が漏れてきます。

15分くらいして、夏子が一人出てきました。
「ごめん、」
そう言い残して、夏子は私に目も合わさず帰って行きました。

その後、扉が半分開き全裸の息子が、
「母さんも来て、まだ父さん帰るまで時間あるから。」
私、息子を叱るどころか、その頃には、息子に逆らえない身体になっていました。
自分から、息子に抱かれるため、まだ夏子の香りが残る部屋へと入って行ったのです。