2015/06/28 03:06:06
(JLBRM7j2)
僕は不意に思い立ち、布団から起き上がり浴室に
向かいました。
浴槽に湯を出して戻ると、義母が目を覚ましてい
るのか、上布団がもぞもぞと動いていました。
「亜紀子、起きてるのか?」
と声をかけ彼女の横に潜り込むと、一時間ほどの
眠りのせいで平静を戻しているのか、気恥ずかしげ
にぷいと寝返りをうち僕に背中を向けてきました。
「お風呂入れてきたからね、一緒に入ろ」
耳元に顔を寄せてそういうと、首を二、三度ほど
小さく振ってきましたが、彼女の腋の下から潜り込
ませた僕の手が、乳房の可愛い膨らみを掴み捉えて
も、手を添え当ててくるだけで、さしたる拒絶の所
作はありませんでした。
乳房の肌の肌理の細かさが、僕の手と指を心地よ
く刺激してきます。
義母のうなじのあたりに顔を寄せると、彼女の官
能的としか表現できない、艶かしい匂いが鼻腔を擽
ってきます。
そういえば前に何度か妻の由美に、義母のまだ若
い頃の写真を見せてもらったことがあって、口に出
しては勿論いえませんでしたが、まるで綺麗な女優
のポートレートを見たような気持ちになり、心の中
で感動し興奮したことがありました。
まだ幼い由美を抱いて清廉で清楚な笑顔で写って
いるその写真を、僕は由美のアルバムからこっそり
抜き取って、財布の中にでも入れていつも持ってい
たいと思ったものでした。
それは女優のポートレートによくあるような妖艶
なだけの色香というよりも、上手くはいえませんが
上質な気品と豊かな素養のようなものが備わった色
香で、それでいてそのことをひけらかすような素振
りのかけらもない美しさに僕には見えたのです。
「うっ…」
義母の細い肩がぴくんと震え、小さな声が洩れ出
ました。
彼女の乳房の膨らみを撫で擦るように楽しんでい
た僕の指先が、その可愛い膨らみの上の小さな蕾の
ような乳首を、少しだけ力を入れて摘まみ取ったの
です。
最初は柔らかかった蕾が、固くしこりだしてきて
いるのがわかりました。
義母は乳首を摘まんでいる僕の手を払い除けよう
としてくるのですが、その力は幼女のようなか弱さ
でした。
二つの蕾を交互に摘まみ揉んでやると、そのたび
に義母は、うっ、うっと鼻から洩れるような短い声
を上げ続けるのでした。
布団の下のほうでは、義母の小さくて丸い尻肉の
割れ目に、また半勃起状態になってきている僕のも
のが微妙に当たったり擦ったりしていました。
心地のいい匂いに満たされ、布団の中で密着した
義母の身体から発せられる仄かな体温が、僕に言葉
ではいい表せない癒しの気持ちと、至福の時を与え
てくれているようでした。
浴槽に湯が満たされそうな時間になったので、僕
は上体を起こし、義母に入浴を促すと、彼女はまた
子供が駄々をこねるように首と肩を振ったのですが、
僕はそれを無視するかのように動き、足の悪い裸身
の彼女を強引に抱き抱えて浴室に向かいました。
手足をばたつかせ嫌がる素振りを見せていた義母
を、僕はそのまま浴槽の中に入れて座らせたのでし
た。
湯の浸った細長い浴槽で義母は怒ったような表情
で、両膝を竦めるようにして座っていました。
そして僕は義母の前で浴槽に足を入れ強引に、彼
女と向かい合うように座り込んだのです。
この家で二人で風呂に入るというのは、義母は当
然ですが、妻の由美とも一度もないことでした。
僕の目の前で緊張と気恥ずかしさを露わにして、
義母は僕との視線を避けるためか、湯に顔がつくく
らいに首を深く俯けさせていました。
湯水に濡れた義母の白い肌はお世辞抜きに、六十
代という年齢を感じさせないくらいに、艶やかで瑞
々しく見えました。
ちゃぽんと湯の跳ねる音と同時に僕の手は動き、
義母の細い二の腕あたりを掴み取っていました。
そのまま強く自分のほうへ引き寄せると、義母の
態勢は湯の中のせいもあってか、意外に脆くも僕の
胸の近くまで寄りついてきていました。
肩に手を回しさらに強く抱き締めると、小柄で華
奢な義母の身体は僕の胸の中に容易く引き込まれた
のでした。
湯の音をざわめかせながら浴槽の狭いスペースの
中で、僕と義母の揉み合いがしばらく続きましたが、
やがて僕の唇が彼女の濡れた唇を奪い、強く重ねる
とやがてざわめいていた湯の音が静かになりました。
僕の舌が義母の口の中に入り逃げ惑うの舌を捉え、
強く吸ってやると、
「ううっ…むむぅ」
と彼女は小さく呻きながら、次第に全身の力が弱
まってきているのがわかりました。
僕の胸板を跳ねつけるように押していた義母の手
からも力が抜け、いつしかゆっくりと僕の首の後ろ
あたりに捲きつくようにしてきていたのでした。
僕の手は湯の中でまた義母の乳房をまさぐってい
ました。
ふと間近の義母の顔を見ると、湯水なのか汗なの
かはわからないのですが、ひどく濡れそぼった額と
かたちのいい眉の下の目が柔らかげに閉じられてい
て、抗いの気配は最早皆無に近い表情のようでした。
浴槽の中での長い抱擁の後、僕は一旦義母の身体
を自分から離し、両手と両足を浴槽のもたれかける
ようにして、同時に腰のあたりを湯面まで浮かせた
のでした。
僕の開けた足の間に義母を座らせ、自分の下腹部
を彼女の顔の前の湯面に浮き上がらせたのです。
何をされるのかわからない不安に慄くような表情
の義母の顔の前に、それこそ潜水艦の潜望鏡のよう
に、すでに固くそそり立った僕のものが浮かび上が
ったのです。
実をいうと、これも昼間のアダルトショップでの
短い時間の間に、手に取って見た卑猥な雑誌の一頁
を思い出しての真似事なのでした。
勿論、僕には初めての体験でした。
「亜紀子―」
と僕はその奇異な姿勢のまま義母を呼び、何かを
促すような視線を送りつけました。
湯面からいきなり突出した僕のものから、義母は
慌てて目を逸らしていました。
その後も僕は義母の名を何度も呼び続け、目でそ
れなりの合図を送り続けていると、そのしつこさと
執拗さに観念したのか、諦めたように彼女の身体と
手がゆっくりと動き、まだ慄きの表情を残した顔を
恐る恐るといった面持ちで、僕のものに近づけてき
たのでした。
義母は両手をゆっくりと僕の屹立に添え当ててき
て、唇を静かに先端あたりに触れさせてきました。
やがて僕のものは義母の口の中深くまで含み入れ
られたり、舌先で丸く張り詰めた皮膚面を愛撫され
たりして、またしても暴発寸前までの興奮状態に追
い込まれたのでした。
湯の温度を温めに設定していたことが幸いして、
僕はどうにかして暴発をまぬがれ、どうせならとい
う思いで、その行為を自分から止めさせ、忙しなげ
に動いて、浴槽の中で義母を腰の上に跨がせるよう
にしてそのまま下から彼女の下腹部を突き刺すよう
にしてつらぬいたのでした。
「ああっ…こ、こんなところで…」
突然としたつらぬきに義母は僕の肩に手を置き、
湯水と汗にまみれた白い顔を激しくうち振り、高い
咆哮の声を狭い浴室のタイル壁に響かせたのでした。
湯水の中の行為でも、義母のその部分の狭窄感の
心地よさは変わることなく、下から杭を逆打ちする
ように、僕は彼女の腰のあたりを強く抱え込んでつ
らぬきつづけたのでした。
「亜紀子、いいか?…いいのか?」
「あっ…ああっ」
「も、もう僕は…」
「い、いいわ…わ、私も…」
「逝くぞっ…一緒に…いいなっ」
「ああっ…はいっ」
「ううむっ…亜紀子っ」
狭い浴槽の湯水の中で深く密着したまま、義母と
僕はお互いに求め合うように強く抱き締め合って、
今日だけで何度目かの熱い絶頂の淵を極めたのでし
た…。
続く