義母のその涙に濡れた深い絶望感は、いつしか彼女の全身から抗いの力を抜き去ってきてました。 青木の手と身体が哀しい無力感にうちひしがれている義母の身体の周囲で自在に動いていました。 タートルネックのセーターとシルクのキャミソールがいとも容易く頭から脱がされ、ガードルとショーツまで一気に弐本の足首から抜き下ろされました。 ブラジャー一枚だけの裸身に剥かれベッドに仰向けにされた義母は、そこで急に我に返ったように慌てふためき、剥き出しにされた下腹部に両手を下ろし露わになった漆黒の茂みを覆い隠すのでした。 ベッドの真上の天井一面が鏡張りになっていたのです。 青木はすでに素っ裸になっていて、義母の真横で煙草の煙りを悠然と吐きながら胡坐をかいていました。 天井の鏡に映された己のあられもない痴態に驚き、意識を正常に戻した義母が青木から逃げようとした寸前に、彼の力強い手が先に彼女の肩をわし掴み捉えていました。 そこから青木はまた素早く動き、義母の下半身のほうに身体を移すと、彼女の両足首を掴み取り高く持ち上げ一気に開脚状態にしてきたのでした。 無惨に押し拡げられた義母の下腹部の漆黒を目がけて、青木の顔が素早く埋まり込みました。 「ああっ…」 義母は頤を突き上げるように高くのけ反らせて、咆哮に近い声を上げました。 青木の長い舌が義母の義母の漆黒の茂みの中の裂け目に割り入ってくたのです。 薄目を開けると天井の鏡に淫らな開脚状態のまま、その中心部に男の顔を埋めさせている己の痴態が淫靡に見え、義母はまた目を閉じやるせなげに首を振り立て悶えあがくしかありませんでした。 青木の舌は微妙な強弱をつけて、義母の裂け目の中の柔らかく濡れそぼった肉肌に熱く燃え上がるような刺激を与えてきます。 かすかにまだ残りかけていた義母の理性の崩壊の時でした。 憎いはずの男の狡猾な舌の愛撫を受けて、不覚ではあっても受け、はしたなく喘ぎ悶えてしまっている痴態を、天井の鏡に余すところなく晒け出してしまっているのでした。 そしてそこからはもう完全に四十二歳の青木のペースに嵌められ、狡猾で衰えを知らない手練手管の毒牙に翻弄され、またしても義母は子供を教える聖職者という地位も身分も忘れ、熱く燃え滾る官能の渦の中へ深く引きずり込まれていったのでした。 これまでに亡夫との間でも経験のなかった、男のものを口の中に含み入れての愛撫の手法や、四つん這いにされて後ろからのつらぬきを受けること、男の身体に跨るようにして下から突き上げられるという、ほとんど体験のない行為を強いられたのでした。 浴室の大きなバスタブで青木のものを口の中に含まされたり、ボディローションを付けたスポンジで全身を卑猥に撫で擦られたりもしました。 ホテルを出る少し前、化粧と身なりを整えた義母はベッドに座り込んでいる青木に呼ばれ、 「あんた、もう俺からは離れられないぜ。でもよ、心配することはないぜ。前にもいったが俺はあんたを強請ろうなんていう気持ちは一つもない。時折、でいいんだよ、あんたを抱けるだけたらいいのさ。自分では多分気づいてないと思うけど、年の割にはあんたは最高だぜ」 とうなじと首筋のあたりに舌をちろちろと這わされながら囁くようにいわれ、そして月に二回は俺に抱かれろ、と強引に約束させられたのでした…。 そのあたりまでの義母の告白を聞き、卑猥な答えを求めての問いかけをしていて、僕の下半身は義母と一緒の布団の中で猛々しいくらいに屹立しきっていました。 布団の中で義母と僕は向き合っていました。 全身への愛撫を受けながら、恥ずかしい告白を強いられている義母の小ぶりの顔も、まるで熱でも出ているかのように薄赤く上気していて、額にはうっすらと汗が滲み出ていました。 「亜紀子、したくなってきたよ」 と僕が彼女の耳元に囁くと、 「…恥ずかしい」 と義母は顔をさらに赤く染めて俯いてしまうのでした。 僕はいきなり上体を起き上がらせ、義母の身体の上に被さるようにして下腹部で固くいきり立ったものを、彼女の股間の中心にあてがいそのまま挿し入れたのです。 想像していた通り、義母のその部分は熱く濡れそぼっていて、心地よい狭窄感を僕の挿し入れたものの皮膚に与えながら奥深くまで受け入れたのでした。 「ああっ…こ、浩二さん」 義母の細い両腕がすぐに僕の首に捲きついてきていました。 「好きだ…好きだよ、亜紀子」 そういって僕は慌てるように腰の動きを早めていました。 「ああ…い、いけないこと…なのよ…あっ」 まだかすかにではあるが残りかけている理性を振り絞っての義母の声でしたが、そのまま僕が唇を重ねてやると、首に捲きつけていた手にさらに力が込められ、自ら求めるように舌を差し出してきたのでした。 それまでの義母の恥辱の告白を聞いていたせいな
...省略されました。