そもそも、機会とは偶然の様で、自然な必然の様にも思える。
私は、以前勤めていた会社で大きな怪我を負い、自主退社して以来、国の補助と軽作業の僅かばかりの収入で生活を建てている。
その なんというか、私には異性に関する縁と言うものが人より縁遠い気がしている。
いや、それとも私自身が女性を解っていない?
そうだ、恐らく、私には女性を理解しえる経験その物が乏しいのだ。
40も過ぎ、独身で彼女すら居ない夏。
いつもの様に茹だるような蒸し暑い夜を歩いた。
外にでると、幾分は風があってい心地が良かった。
夏の虫達の喧騒を聴きながら、近くのアダルトショップに向かった。
なんの気なしである。
ここのアダルトショップは家からも近く、アダルト商品以外にも、中古の洋画のDVDやCD、普通のコミックとアダルド目的では無くても楽しめる店だ。
そして、何よりエアコンが効いていて、とても涼しいのだ。
漫画を少し立ち読みした後、洋画のDVDを物色していると、店の入口に設置されたチャイムが鳴り、女性と思しき声と男性の声と2つ聞こえた。
しかし、店のBGMと小声な為、内容までは聴こえないが、確かに男性と女性の声だった。
最近では、こうした店もカップルが良く利用し、お互いの夜の楽しみに活用していると聞いた。
多分、その類いだろうと思った。
アダルドコーナーに行くには、まず、今、私が立ち読みしているコミックのコーナーを通り過ぎ無ければ行くことが出来ない造りになっていて、自然とカップルは私の後ろを申し訳無さそうに、ソッと通り過ぎていく。
そりゃ、私も男だ。
相手の男には興味を示さず、すかさず通り過ぎて行く女性を見た。
茶っぽいチェック柄のワンピースに肩よりやや長いストレートの髪に脚は素足だろう、白くて細いのが見えた。
ワンピースもウエストの所で細いベルトで締めていて、ウエストもかなり細そうだ。
俄然、興味が出てしまった。
今のカップルは、ただ買い物に来ただけだろうか?
それとも、この店内で何かしらの行為に及ぶのだろうか?
そして、カップルの女性の方をもっと良く見たい衝動に駆られ、少し距離を開けて、付いて行って見ることにした。
この店内は、馬鹿みたいにだだっ広く、恐らくサッカーのコートくらいはあるだろう。
アダルトコーナーに入って左側の壁際には、グッズ類がある。
コスプレや玩具、効き目があるのか疑問な怪しい媚薬等だ。
逆に右側にはアダルト雑誌やアダルトコミック等読み物が陳列されている。
見ているとカップルは迷わずにそれ以外のDVDコーナーに進んで行く。
後ろから見ていても、カップルの女性の方は、緊張?もしくは恥じらいで、歩幅も狭く、俯きながら先に歩く男性に付き従って居るように見えた。
私も、カップルも気になるが、この際だと思い、1つDVDを買うことに決めて、私もDVDコーナーに進んだ。
私の趣味は、男性が女性を被虐対象とするSM関連で、そちらを目指す。
どうしても先のカップルの女性がM女に感じてしまい、感化されていたのだ。
コーナーでDVDを物色していると先のカップルの女性だけが、私の傍にやってきた。
どうやら今は1人の様だ。
彼女は、私のすぐ隣に来ると、私が物色しているDVDが陳列されている正に、私の目の前にDVDに手を伸ばした。
ここで、私は目を見開いた。
なんと彼女が伸ばした手の甲には
[お好きに痴漢して下さい]と!
彼女は、伸ばした手を動かそうともせず、ただ下を向いて俯いている。
正直な話し、私は35歳の秋以来、女性に触っていない。
もう、私の頭の中は、DVD所では無くなっていた。
しかし、果たして本当に、このすぐ隣で微かに震え、下を向いて俯きながら見ず知らずの男、しかも中年のおっさんに向けて、痴漢をしろと書いた手の甲を向けている儚げな女性に手を出していいものか?
チラッと上を確認すると監視カメラは、見当たらない。
どうするか?
触る?か、立ち去る?か?
此方が躊躇していると、震えた声で彼女が、ボソッと
「あ、あのぉ、お嫌で無ければ触っ、さ、触って、くれま せん か?」と。
こう言う時、咄嗟に
「お金なら、ないよ?」とつい答えてしまう。
気の利いた事は言えない。
言える訳ないのだ。
すると彼女は、それでも距離にして50cmはあった様に思える距離をグッと詰め、私の左の腕を掴むと
「だ、大丈夫です、お金要らないですから、良かったら…」
お互いにDVDの陳列棚に向きあっていたのだが、彼女のこの一言で私は彼女の方に向き直った。
彼女は思ったより細そうだ。
そして、多分だが10にも見える。
俯いていて顔は良く見えないが、何となくそう思った。
私は彼女のワンピースの胸の膨らみに手を掛けた。
小さめだ。
私は貧乳が好きだ、モデルの様なスレンダーでクビレのある身体に萌えてしまう。
正に、目の前に降って沸いた、この彼女の身体が、ソレなのだ。
服の上から、そっと胸の辺りを撫でただけなのに彼女は、ビクッとする程、敏感なのか?怯えて居るのか?
だが、こう言う場合のこの彼女の反応には、私の中のサディズムがムクムクと膨れていく。
軽く、本当に撫でる程度だった。
私は彼女がどんな顔で私の羞恥を受けて居るのか見たくなり、彼女の顎の下に手を添えて彼女の顔を上げてみた。
とても、色が白くて今にも泣き出しそうな大人しそうではあるがとても整った顔に見蕩れていた。
はっ!と気づき、彼女越しに向こうに目をやってみると彼女のパートナーらしき男性が此方を見ている。
しまったと思い、彼女の胸を撫でていた手を退けると、男性は此方にやって来た。逃げるのもなんだかバツが悪く思え、馬鹿見たいにただ呆然と立ちすくんでしまった。
男性が目前までくると、にこやかに私にこう言った
「あや、って言うんです。良かったら外で少しお話しを聞いて貰えませんか?如何でしょう?」
拍子抜けした。
悪意は特別感じ無かったし、彼に従う事にして、3人で店を出た。
丁度、店を出ると駐車場に自販機とタバコん吸う為のベンチ2脚が向かい合わせと、その真ん中に灰皿が設置されいる所で話す事になった。
カップルの男性の方から
「実はですね、この子、サヤって言うんです。私は、塾でこのサヤに講師をしておりました。一昨年の事です。大学の合格祝いにと食事をご馳走したのが始まりで、交際を始めたのですが、実はこのサヤは、とても性に奔放で声を掛けられると誰でも寝てしまう所がありまして、それを問いただした所、サヤは、どうやら私からの折檻を受けたくて、わざとそうしていたと言う事でした。それからと言うもの、サヤは私の彼女兼、性奴隷として私の傍に居てくれました。しかし、私が教師の口が見つかり、九州へと向かわねばならなくなり、サヤとはこれまでとなりそうでした。そこで、私はサヤに提案しました。他にお互いが連絡を取り合える誰かにサヤを奴隷として使って貰い、私が帰省する時には、サヤと何時でも会えるように誰かにサヤを託そう。とそして、サヤはその提案を受け入れ、そして今日、サヤは貴方を選びました。どうです?今日からサヤを貴方の性の奴隷にしませんか?」と。
いきなりで面を食らっていると、男性は、そうそう、と続けた。
「サヤは、本当にドMなんです。なんでも、中学の時に近所の当時大学生らに休みの度にレイプされていた過去があるそうで、なんでしょうねー、レイプ、サヤ、すきみたいなんです。わたしもね、サヤとする時はいつも、ビンタしたり、首絞めたりしながらしてるんです。勿論、サヤはボロボロと涙は流すし、怖がるんです。でも、スグにイッちゃうみたいなんです。ある時、僕、サヤに聞いたんです、普通のセックスと乱暴なセックスとどっちが好きかって。そしたら、サヤ、レイプ見たいに乱暴されたいって。じゃあ、そのレイプの相手が僕以外でも構わないかい?って聞くと、黙って頷いたんです。」
あまりに突拍子のない話しに唖然としている私を他所に、彼は続ける。
彼にサヤと呼ばれた女の子は、ただ、じっと俯いている。
「あっ、すいません。ちょっと突拍子のない話しでしたね。僕、滝沢って言います。どうですか?良かったら、今日これから、サヤの家、一人暮らしなんで、そっちに場所を変えてお話し続けさせて貰えませんか?」
ここまでで、不思議とこの異質な提案を持ち出され、面を食らってはいるが嫌悪感はない。
むしろ、この滝沢と名乗る男性には好意すら感じる。
真摯な言葉遣い、こんな内容の会話の途中でもサヤさんを気遣い、肩や背中を撫でる所など、好感が持てていた。
私は立ち上がり
「解りました、伺わせて下さい。サヤさん、お家、お邪魔させていただきますよ」
話が決まり、私は徒歩だったので、滝沢さんの車に3人で乗り込み、サヤさんの家に向かった。
車中で、わいせつな事は一切なく、冗談を言ったり、食べ物の話しなんかをしながら、コンビニに寄って、サヤさんの住んでるアパートに入った。
部屋は良く片付けられていて、でも、割とこざっぱりした部屋で、どちらかと言うと若い男の子の部屋の様な、女の子にしては少し殺風景な部屋だった。
ここは私が。ということで、コンビニで色々と食べ物や飲み物を私が出して、それをサヤさんの部屋で食べながら、話が進んだ。
要は、滝沢さんは九州へサヤさんを連れていきたいが、それが叶わない。滝沢さんは、こっちが地元で実家もある。
なので、滝沢さんが帰省した時に何時でもサヤさんと会って極端にアブノーマルなセックスをする為に、必ず連絡が取れる事を約束出来る、しかもサディズムな男性に更なるM調教を施せそうな男性を見つけたかった。そして、サヤさんが何故か私を選び、今に至る。と、言う事だ。
勿論、私は承諾した。
断る理由が無い。
天から降って沸いた。とは、この事だった。
では、早速。と、滝沢さんは、サヤさんの前髪を掴む。
「キャッ!」突然の事に、私は呆気にとられ2人を見守る。
そのまま、滝沢さんはサヤさんの前髪を掴んだまま、立ち上がると
「ほら!いつものは、どうした!言いなさい!」と、サヤさんの頬を何度も平手でバチン!バチン!と打つ。
サヤさんは長い髪を乱しながら、でも抵抗せずに「は、はい、わ、私を好きに乱暴、して、ください。」
サヤさんは言い終わるや否や、もう息が乱れていた。
「はぁ はぁっ ぅっ」
ずっと俯いていて、よく表情が分からなかったサヤさんの顔が目の前に現れた。
滝沢さんに前髪を掴まれ、先程のアダルトショップで見た、サヤさんの羞恥にまみれた顔をはまるで違う、眉は歪み、ヨダレを垂らした淫猥で、少し幼さの残る顔が、余計に淫らに見えた。
「ほら!どうした!今日から奴隷として、よろしくお願いしますでしょ?言いなさい!」と滝沢さんが私にサヤさんの顔を髪の毛を掴んだまま、近づけた。
「は、はい!もう訳ございません!きょ、今日から私を、私を奴隷としてよろしくお、お願い、お願いします!」
もはや、泣いてるのでは無いかと思う程、サヤさんの頬は紅に染まり、表情は歪んでいた。
私もなんと答えたらいいのか、圧倒され、たじろいでいた。
滝沢さんは、片手で私を手招きしながら、もう片手でサヤさんの髪の毛を掴んだまま、ベッドを示した。
私もベッドに移動すると、滝沢さんはサヤさんをみるみる全裸に剥くと私の真横にサヤさんを押し倒した。
私の真横に横たわる、真っ白て柔らかそうな若い肌が、この時にみるみる紅潮する様が見て取れた。
長い間、女性と縁が無かった私の真横に、今すぐに好きに出来るドMが転がっている。
そうだ、今、私の横に転がっているマゾは、さっき、私に奴隷の宣言をしたのだ!
好きにしたい!
私の思う存分に好きにしたい!
そう思った時に、何かがプツンと切れた。
私は、目の前の現実味のない、ありえないような若く、滑らかな肌を。
愛くるしい少女の様な顔を、我を忘れて蹂躙した。
サヤは、頬を張れば、私のペニスに響く声を上げ。
張りのある乳房は、弾力があって少し甘い匂いがした。
乳首を口に含み、少し、歯を立てると、なんとも言いようのない艶めかしさで身体を捩って悶える。細くて折れそうな腰に真っ平らなお腹。
白くて滑らかな肌に細くてきめ細かな肌の長い脚。
それらを全て駆使してサヤは悶える。
髪を乱して、そう正に一心不乱に快感に飲まれている。
やや小さくて少し厚ぼったいサヤの唇を割って、ペニスを埋め込んでいく。
奥へ奥へと。
苦しいのだろう、サヤはこれまでに無い表情で私の行為を受け入れている。
奥に引っかかる所も無理にねじ込んでみる。
「うぐっっっ!!」
「ゲボっ!!」
サヤが、堪え切れずに口を離す。
透かさずに隣でサヤの膣に指を入れて遊んでいた滝沢さんが
「口を離すんじゃない!」と言って、サヤの頬を打つ。
その度に、サヤの身体はビクン!ビクン!と反応させながら
「ご、ごめんなさいっ!頑張ります!頑張りますからぁ、!」
私ももう、スイッチが入っている。
サヤの前髪を掴み、再びペニスをサヤの喉の奥に突き刺して行く。
サヤは、脚をばたつかせ、背中を丸めながら「んぐっ!んぐっごっ!」と、声にならない呻きをあげている。
もう、サヤの中が気になって仕方なくなっている。
[あぁ、こんな美少女に入れたい!生で、生で入れたい!]
サヤを仰向けに倒し、一気に挿入した。
サヤの膣は柔らかく、良く濡れていて、何より、熱かった。
そのまま正常位のまま、サヤの首を閉めたり、ビンタをして愛くるしい顔が歪むのを楽しみながら、ペニスの出し入れを楽しむが、たちまち、射精感に襲われる。
見ていた滝沢さんが、ボソッと
「サヤ、ピル飲んでますから中にどうぞ、サヤも中が好きなんで」