大学出て、社会人二年目になろうとする一月、定年退職する上司の顧客の一部を引き継いだ。
その中の一社に、田島久美というおばさん事務員がいた。
おばさんといっても、結構見れるタイプ、ちょっと美熟女系だった。
応接室に通されると、久美がお茶を持ってきて、社長が来るのを待つ、最初は普通だった。
それが何回か通ううちに、変わっていった。
お茶を出すとき、前屈みブラチラ、谷間チラさせたり。
偶然見えてしまったと最初は思ったが、続くともしかして見せてるのかと思うようになる。
これはわざとだと確信したのは、ノーブラで谷間はおろか、乳首までチラさせたこと。
それを訪問二回連続でされ、もう間違いはなかった。
『』は俺、「」は久美。
『田島さん、見えましたよ』
「あらやだ、見えちゃいました?」
ノーブラでシャツのボタン二つ開けてて、白々しい。
『誘ってるんすか?』
「いや別にそうじゃないけど」
まだシラを切る。
ならばこちらから仕掛ける。
『いつか暇なときありますか?』
「仕事中以外はいつも暇、今夜でも」
ほら、あっさり食いついてきた。
でも結婚してると思っていたから、今夜でもという返事は予想外。
でも約束を取り付けたとこで、社長が来た。
顔と名前以外、久美のことは知らないわけで、夜会って初めて久美の素性を知る。
田島久美、45才、離婚して10年、一人息子は前年高校出て他県に就職、現在一人暮らし、そうゆう人だった。
独り身だから夜でも時間作れたんだというのと、結構見れる美熟女系だから、45才という年齢、意外と年くってたんだと、それがやや予想外だった。
それにしても大胆なことをする、そう思った久美に、いろんなことを聞いてみる。
久美は欲求不満を隠そうとしなかった。
息子がいなくなり、羽をのばそうとするも、出会い系で数人会った男達、とてもエッチしようと思える男ではなかったそうで、そこに担当引き継ぎで俺が来た、そうゆう図式。
離婚してから一人、男性と付き合ったそうだが、ここ七年ほどは男運から見放されている、とのことだった。
勿論、俺のことも聞かれた。
彼女の有無、生活状況等。
大学時代付き合ってた彼女と別れ、現在一人暮らしと俺は答える。
久美は早かった。
「じゃあお互い一人、問題なしね」
場所はファミレス、食事もすんだ、長居は無用と立ち上がる久美。
『ホテルにでもいくつもり?』
「他にいくとこある?」
速攻だった。