2023/04/23 20:42:49
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和恵さんは信じられませんでした。ひろ美さんのご主人は亭主関白を絵に描いたような支配的な男性だったからです。それが夫婦が晶子先生のクリニックを受けてからというもの、すっかりひろ美さんの言いなりになり、従順な男性に生まれ変わったと言うのですから。
「でもひろ美、どうやってあの旦那をそんな風に変えることができたの?」
「うふふ。その前に和恵の方もうまくいってるそうね。優子ともすぐに恋人同士になれたんだとか…」和恵さんは顔が火照るのを感じました。昨日もふたりはデートして、治療で覚えたての貝合わせして何度も愛を深め合ったのを思い出してしまったからです。あんな美しいパートナーとこれからは毎日でも愛し合うことが出来るなんて…
「こうなれたのもひろ美、あなたのお陰よ、晶子先生やあなたには感謝してもしきれないくらいだわ」
「だから言ったでしょ。あなたのような美しい女性は絶対にレズビアンを経験してみるべきだって」
「ええ。どんな夫想いの貞淑な妻だって一度でもレズビアンを経験してしまったら、男女のセックスになんて二度と戻れないわ!」
「でしょ?でもね、レズビアン経験によって人生が永遠に変わってしまうのは私たち妻だけではないの、うふふ…」
そのとき、ひろ美さんのご主人が飲み物を持ってやって来たのです。
「ようこそ、和恵奥さま」
ご主人は、和恵さんやひろ美さんのことを美しいものを見るような目で眩しげに見ましたが、和恵さんと目が合うと恥ずかしげに目を伏せて「奥様、用がありましたらいつでもお呼びください」と二人の美女の前を辞したのでした。
「まるで別人じゃないの!」
「晶子先生のアドバイス通りに実践しただけよ」
ひろ美さんは、レズビアンの性生活を始めると同時に夫の性欲を管理するようになったのです。女性に恋をして美しくなっていく奥様と、奥様にセックスさせてもらえないご主人。奥様への勃起に苦しむご主人が、もうこんな治療は辞めようと言い出した頃、ひろ美さんはかねてから用意してたカードをついに切ることにしました。自宅にレズビアンの恋人たちを呼び、夫婦の寝室で自分の美しい奥様がレズビアンたちに愛されるところをご主人に見せつけてやったのだそうです。