2022/10/20 19:28:02
(tt4uXnq8)
結婚して2年の時、元夫がリストラされて、子作りどころではなくなった。
元夫が再就職できたのはその半年後で、その間、私の収入だけでは生活できず貯金を切り崩して、先を見据えて安いアパートに引っ越した。
元夫の収入は私と同じくらいに半減して、かなり貧乏な生活になって車を維持できず、売り払った。
結婚して3年過ぎた頃、様々な不安が募って、言い寄ってきた職場の若い男の子と、飲み会の後にラブホに入ってしまった。
彼、私より5歳若い24歳、自分から熱心に誘ったくせに、オドオドしてて、私の裸を見て真っ赤になって、ズボンを脱ぐと勃起した先っぽがパンツから出てた。
一緒にシャワー浴びたけど、彼の、元夫のより明らかに大きかった。
ベッドに行った頃には、シャワー浴びて少し酔いが醒めて、ちょっとヤバイという感覚があったけど、もう、後に退ける状態じゃなかった。
彼の脈打つものを口に含み、足を開いたら69になって、アソコを舐められた。
ぎこちないクンニだったけど、気持ち良かった。
彼のにコンドームを被せて、私から跨った。
ニュルン…元夫では届かない、子宮の入り口を貫かれ、脳天まで快感が走った。
イヤらしい腰つきで、クネクネしながら彼の硬くて太くて長いものを味わった。
夜遅く、アパートに帰った。
元夫は何かに気づいたように、一瞬だけ少し蔑んだ目を私に向けた。
寝てても、まだアソコに彼のが挟まっているような感覚があって、贖罪の念が沸いた。
その後も、彼に抱かれて帰った夜は、もう止めようと思うけど、誘われると断れなかった。
身体が、アソコが、子宮の入り口が彼を求めて疼いた。
抱かれている時は、すべて嫌なことは忘れられた。
そして、いつしか元夫からは求められなくなっていたことにさえ、気づけなかった。、
貧乏に耐える元夫と、不倫快楽に逃げた私…元夫に対する罪悪感に耐え切れず、離婚を申し出た。
彼とのメールのやり取りを見せた。
元夫は俯き、肩を震わせ、
「気付いてたよ…俺が不甲斐ないからだよな…お前を待つから、戻って来い…」
と言ってくれたけど、何も言えずに離婚届を書いた。
元夫一人の収入では生活が厳しいのも知ってたけど、私はアパートを出て実家に戻った。
それが、私なりのケジメだった。
これが結婚3年半で迎えた、私たち夫婦のカタストロフィーだった。
元夫からは私に慰謝料の請求は無かった。
でも、彼には請求があって、給料などを差し押さえられ、私との不倫がバレた。
私と彼に懲戒処分が下り、会社に居ずらくなって、辞めざるを得なくなった。
離婚原因を元夫のリストラと言って戻ったから、真相を知った両親に激怒された。
私は近所のスーパーに働きに出て、父に言われたように、彼に請求された慰謝料と同額分を支払いきるまで、自分にお金は使わず、元夫の口座に毎月少しずつ振り込んで、元夫の幸せを祈った。
離婚して5年で、全て支払い切ったから、元夫と住んでいた安アパートに行ってみた。
あの頃のままのアパートを見たら、貧乏だったけど、車は売り払ったけど、自転車で一緒に買い物に行ったことを思い出していた。
玄関まで行ってみたけど、表札には元夫とは違う名前がローマ字で掲げられてた。
「あの人、どこに行っちゃったんだろう…」
元夫と暮らした日々を思い出したら、涙がとめどなく溢れてきた。
今更後悔したけど、もう、元夫は居ないからどうすることもできなかった。
元夫と家族だった時間が愛しく感じた。
その足で、元夫が再就職した職場に行ってみた。
遠くから眺めて、何度か私が仕事の帰りに寄って、一緒に帰ったことを思い出していた。
元夫が出てきたら、自転車の脇に佇んでた女性が手を振り、元夫が女性に駆け寄ると、一緒に自転車を押して歩いて行った。
その後ろ姿は、裕福ではなさそうだけど幸せそうだった。
もう一度あの頃に戻って、二人でやり直したかったけど、諦めて二人の背中を見送った。
さよなら。
元気でね。