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妻の元彼は職場の上司

投稿者:雅也 ◆87GyKNhZiA
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2014/10/21 01:01:37 (6V7r/Oka)
僕は37歳。4歳下の妻の美代子とは職場で知り合い結婚しました。
僕は線も細くひょろひょろと頼りないタイプ。小柄で可愛らしく社内の男性社員や得意先からも人気のあった美代子と結婚した時は「会社の七不思議」とさえ言われました。
美代子は僕の優しいところが好きだと言ってくれたし、周囲の声もやっかみでみんな嫉妬してるんだと、むしろ誇らしく思っていました。

美代子は結婚して会社を辞めたのですが、子供が2人とも小学校に入学したタイミングでまた仕事をしたいと言いました。僕も美代子の考えは前から聞いていたので、仕事に復帰することは賛成だったのですが、いざ職探しを始めるとなかなか仕事が決まりません。美代子も何回も履歴書を書いて面接に行って落とされて、かなり落ち込んでいたのですが、うちの会社の企画部門でアルバイトの募集があり、美代子を知る担当者から良ければ働かないかと言って貰えたのです。
美代子にしてみれば、年数が経っているとはいえ知らない仕事でもないし、当時から知っている人もいる職場です。
僕も賛成し、美代子と僕はまた同じ会社で働くことになりました。
といっても、そこそこの規模の会社なので、僕のいる営業部門と普段それほど接点があるわけではありません。

そして、僕にはひとつだけ気になることがありました…。


美代子がアルバイトととして職場復帰して数ヶ月経った頃、僕は部長と出張に行くことになりました。
営業部長の榎田さんは昔から剛腕営業マンと呼ばれていた人でかなりのやり手。
体育会系で色黒にトレードマークの髭。正直僕の苦手なタイプの人でした。歳は43歳。
そして、部長はかつて企画時代に美代子と同じ職場にいました。

出張先で僕は榎田部長と2人で居酒屋に行きました。
強くもない酒を飲んだこともあって、僕もいつもと違っていたかもしれません。
部長からひとしきり仕事のハッパを掛けられたあとに、美代子の話が出たことがきっかけで、ずっと前から気になっていたこと、聞きたくても誰にも聞けなかったことをつい口にしてしまいました。

「あの…部長…」
「何や?」
「あの…こんなこと聞くの、怒られるかもしれませんが…」
「何やねん、もったいぶりやがって」
「昔、その…部長が…美代子とつきあってるって噂があったんご存知ですか…?」

部長は一瞬面食らった感じですが、すぐにゲラゲラ笑い出しました。
「何言うんかと思ったら、なんやねんお前、けったいな奴っちゃな」
「あの噂って…ほんまはどうなんですか?」

部長は昔からプレイボーイで有名でした。
結婚前、そして結婚が決まってからも僕の耳にその噂は入ってきました。当時部長はもう結婚していたし、事実なら不倫です。
僕は美代子が不倫などするわけないと思いながら、どこかで不安を感じていました。
部長に聞いたあとは罪悪感が込み上げてきます。
自分で何馬鹿なこと聞いたんだと後悔しました。

「確かにそんな噂あったらしいな」
部長は言いました。
「あんなん、ただの噂や。気にすんな。何年前の話しとんねん」
「はあ…すいません」
噂と聞いて安心する自分がいました。
「なんや?久しぶりに美代ちゃん職場復帰したら心配なったんか?」
「いや、そういうわけでは…」
「企画の部屋行って久しぶりに美代ちゃんに会ったけど相変わらず可愛いやん。あんまり変わってないな?」
「いや、もう30過ぎてますし…」
「30代は30代で魅力あんねんて。相変わらずお前は女わかってないなー」
「はあ…」
「企画の橋本とか絶対狙ってんで。知ってるやろ、若いジャニーズ系の?あいつもたらしやからな」
そんな社員がいることは何となく知っていました。
「あ、いらんこと言うた?」
部長は面白そうに言うと、グイッと酒を飲みます。

「いえ、そんなことは…」
「子供2人やったっけ?ちゃんと美代ちゃんとヤってるか?」
「え?それはまあ…たまには…」
実際には美代子が働き出してからはレス状態でした。
「あれはヤっとかんとあかんタイプやからな…」
部長がボソッと言った一言を僕は聞き逃しませんでした。
「あの、どういうことですか?」
「何が?」
「今…部長がおっしゃったことです。タイプ…って」
「そんなん言うてないやろ」
「言いました。あかん…タイプとか…」
僕も意地になっていたのでしょう。食い下がりました。
部長の目がいつの間にか据わっていたのは酒のせいか怒りのせいかわかりません。
部長はガンとグラスをテーブルに叩きつけました。
「お前もしつこい奴やな!ああ言うたわ、男おらんとあかんタイプやって!」
その剣幕にすっかり気押された僕に追い打ちを掛けるように部長が言いました。
「はっきり言うたるわ、そしたら。ヤったで、お前の嫁はんと。美代子とオメコしたわ。それ聞いて納得したか!」

僕が開けてはいけない扉を開けた瞬間でした。





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14
投稿者:雅也 ◆87GyKNhZiA
2014/10/22 14:17:42    (O82RZ57c)
部長のメールに僕は顔面蒼白になっていたと思います。
ラブホの文字に、慌てて返信します。

[冗談ですよね?もう遅いので美代子を帰していただけませんか?]

部長からすぐに返信は来ません。
僕は美代子にもメールしました。

[どこのカラオケボックス?何時ぐらいになる?]

本当に妻は部長とホテルに行ったのか…?
僕は気が気ではありませんでした。
美代子のことは信用していました。結婚以来、浮気の気配を感じたりしたことはありません。友達と遊びに行くことも少なく、妻としても母親としてもよくできている方だと思います。
妻に限って他の男と絶対にホテルなんかには行かないと信じていました。
しかし、相手は部長です。妻の元彼です。

僕は一向に返信のない携帯を手にひとりじりじりと焦燥感に駆られていました。
それでも、その時は一縷の望みを持っていたと思います。

携帯が着信を知らせました。
僕はすぐにメール画面を開きます。
メールは部長からでした。

[こんな感じで]
メールには画像が添付されていました。
そこには明らかにラブホと思われる部屋が写っていました。
広い部屋。大きなベッド。オレンジ色の灯り。テレビと自動販売機のような物も写っています。

目を見開いて画面を見つめていると、またメールの着信がありました。
部長からです。

[美代子は今シャワー中。パンツめちゃヌルってるで笑]
このメールにも画像が添付されていました。
脱衣籠の中の、青いレースがあしらわれた何となく見覚えのある美代子のショーツが写っていました。部長の手によって裏返しにされたショーツは、ライナーの部分が濡れているようにも見えます。

僕はその画像を見た瞬間、足がガクガクと震えました。
わずかな望みは完全に絶たれました。

震える手で部長にメールを送ります。

[美代子を帰してください。お願いします。]

部長からはすぐに返信は来ませんでした。
5分、10分ぐらい経ってからでしょうか。メールが来ました。

[じゃあ、今から美代子とオメコするわ。また後で]

僕は猛烈な焦りを感じました。
思わずメールではなく、美代子の携帯に電話を掛けました。
呼び出し音が流れます。出る気配はなく留守番電話に切り替わりました。すぐにもう一度電話を掛けました。同じです。美代子は電話に出ませんでした。

僕はリビングのソファに座り呆然としていました。
元はと言えば、僕が美代子にはっきりと行くなと言えばよかった話です。
流れのまま、それを引き止めなかったのは僕の責任ですし、僕にはどこか最初から諦めていたところがあったのかもしれません。
部長が美代子の元彼だという事実がわかり、美代子の昔の写真を見せられた後、心の奥底で奇妙な興奮を感じたのは間違いありません。
しかし、いずれにしても、もう後戻りできない結果になってしまったのです。


しばらく時間が経って、もう一度電話を掛けてみようかと思った時、部長からメールが来ました。
僕はソファから飛び起きてメールを開きました。このメールにも画像が添付されています。

[一回戦終了。オメコの締まりは前とあんまり変わらんかったけど体がだらしなったな笑でも、ええ声で鳴いてたで]

(ああぁ…!)

添付されていた画像は2枚ありました。僕は画像を見た瞬間、心臓が止まりそうになりました。

一枚目の写真はバスタオルを体に巻いた美代子の写真でした。もちろん、過去の物でないことは、顔や髪型を見ればわかります。
美代子は笑っていました。ふいに写真を撮られたのか笑顔で口を開けています。

そして、二枚目の写真。
美代子は全裸でした。ベッドに横たわった美代子がM字開脚をしていました。鮮明な画像は美代子の性器もはっきりと写していて、毛足の長い美代子の陰毛が逆立っているのがわかります。ビラビラが捲れて見えているサーモンピンクの膣穴が少し開いているようにも見えました。
両手はダブルピースをしていました。しかし、無理やりポーズを取らされたかのように、美代子の表情は笑っていませんでした。強張った顔で美代子はカメラを見つめています。

美代子は再び部長の女になってしまった…。
僕は無力感を感じました。

と、また部長からメールが来ました。

[今から2回戦]

添付画像には美代子が苦しそうに部長のチンポをフェラしているところが写っていました。
部長の指が美代子の授乳してから尖がり気味になった乳首を引っ張っています。
僕は美代子が他の男のチンポをくわえていることに衝撃を受け、また、部長のチンポの太さに衝撃を受けました。美代子が口いっぱいに頬張っていることで、その大きさがわかります。

部長の《報告メール》はこの後も続きました…。


13
投稿者:雅也 ◆87GyKNhZiA
2014/10/22 12:02:49    (bWBMo9W8)
美代子が週末に飲みに聞いてから、僕は仕事が手につきませんでした。

部長が僕に嘘を言った可能性もあると最初は思ってました。うろたえる僕の様子を見て楽しんでいるんじゃないかと。
でも、同じ日に美代子は飲みに行くと言ったのです。
行く相手は企画の女子メンバーだと言っていましたが、今は美代子が嘘をついてるとしか思えませんでした。

木曜日。
僕は部長に話があると言って、会社近くの喫茶店まで来て貰いました。

「すみません。急にお呼びたてして…。あの、明日の件なんですが…」
「おう、7時に待ち合わせや」
「本当…なんですよね?美代子は…企画の人達と飲みに行くって僕には言ってて」
「へえ。嘘ついてるんや」
「あの…やっぱり、飲みに行くのはやめていただけませんか…?」
「なんで?職場の元先輩と飲みに行くの止める権利あるんか、お前に?」
「いえ、それはそうなんですが…僕は部長と美代子の、その、昔の関係を聞いてしまったもので…」
「今さら、そんなん言われてもなー。美代ちゃんが行きたい言うてた店ももう予約したし。何や?心配なんか?嘘ついてるし?」
部長はまたニヤニヤ笑いをします。
「お前がそんなに心配なら、メールでちょいちょい報告したるわ。それやったら安心やろ」
「それは…そうですけど…。あの、美代子は普通に部長の誘いをOKしたんですか?」
「ああ、前も言うたけど、なかなか、うんと言わんからさ。いろいろ、あの手この手でモーションはかけたで」
「それで…OKしたんですか…?」
「したよ。ただ飲みに行くだけやで?たいしたことちゃうやろ?」
「それはそうなんですが…。あの…変なこと…しませんよね?」
「何やねん?変なことって?そりゃな、男と女のも関係やったら何が起こるかはわからんわ。でも、それは美代子の判断やろ?美代子が断わったら済む話やん?お前、そんなことでグジグジ言うてたら、嫁に愛想つかされんで?仕事でもそや。お前はすぐに慌ててバタバタしてすぐパニックになりよる。男なんやから、ドンと構えろよ、ドンと!」

最後は仕事の説教みたいになってしまい、僕はそれ以上何も言えませんでした。


その日の夜、僕はなかなか眠れませんでした。
そして、隣りで寝ている美代子の布団に潜り込みました。
「何暖」
すでに眠っていた美代子が驚いて目を覚まします。
僕は美代子のパジャマの上から体をまさぐりました。
「エッチしよ…」
明日の事を考えて不安になった僕は、今夜、美代子を抱くことで部長と会っても妙な気を起こさないんじゃないか、と思ったのです。
「明日も早いんだから、いいって…」
美代子は僕の手をはねのけました。
「したいんだって…。いいだろ?」
「眠いんだからぁ」
美代子は僕の手を逃れて、布団の奥の方へ移動しました。
「なんだよ…!」
僕は諦めて自分の布団に戻ります。
美代子が断ること自体不思議ではありませんでした。
ここのとこ、僕と美代子はセックスレス状態。
子供が生まれてからセックスの回数は減り、美代子が仕事を始めてからはまったくしていなかったのです。
しかし、僕は部長と美代子のことを考えると、その後もほとんど寝ることはできませんでした…。


翌日、美代子が飲みに行くので、僕は早めに家に帰ることになっていました。
今朝も美代子は特別変わった様子はありませんでした。
少しいつもより華やかな服を着ているなと思ったので、そのことを訊くと、「飲み会だし」と普通に答えます。
部長もいつもと一緒でした。
僕だけが仕事が手につかない感じでした。



7時前には僕は家に帰っていました。
夕方、まだ会社にいる時に美代子からメールが来ました。

[今日はごめんね。ご飯炊いてくれたら、オカズはレンジで温めてくれるだけでいいので。子供たちよろしくです。]

[わかった。今日は何人で行くんだっけ?〕

僕はわざと返信に書きました。

[3人だよ。◯◯さんと◯◯さん]

妻の返信に僕は怒りを覚えました。
部長と僕は同じ職場にいるということは、部長が僕に飲みに行くことを告げる可能性があります。それを平気で嘘ついてるということは、部長と口裏を合わせているからしかありません。

ご飯の支度をしている時に、部長からメールが来ました。

[今、美代子と合流]

部長は僕にメールで報告すると言っていました。
美代子がどんな顔で部長と待ち合わせたのか、想像すると不安がまた大きくなってきます。

リビングでテレビを見ている時も僕は携帯を握りしめていました。
次にメールが入ったのは8時半頃でした。

[美代子と食事中。美代子、ワイン飲んで顔真っ赤になってる。]

妻は普段あまり酒を飲みません。アルコールには弱い方でした。

[美代子は結構飲んでるんですか?]

僕は返信しました。
返事はなかなか来ませんでした。
ようやく、部長からの返信があったのは1時間ぐらい立ってからでした。

[今、店変えてバーで飲んでる。美代子もカクテル飲んでるよ。鈴木(僕)、あんまり外食とか連れて行かへんねんてな?]

店を変えてまだ飲んでることもそうですが、美代子が僕とのことを部長にしゃべっていることに腹が立ちました。
僕は美代子にメールしました。

[まだ飲んでるの?帰りは何時頃?]

そして、部長にもメールを送りました。

[あまり酒は強くないので、飲ませ過ぎないようにしてください]

2人ともすぐに返信はありませんでした。
10時を回り、子供たちもベッドに入りました。
僕は返信の来ない携帯をずっと見つめ続けました。

と、美代子からメールが来ました。

[返信遅くなりました。みんなでこれからカラオケに行くことになったんで遅くなります。先に寝ててもいいからね。]

カラオケ?今から?
僕は妻にメールします。

[今からカラオケ行くの?電車、大丈夫なの?]

部長とカラオケに行くのでしょうか。
ただ、食事をするだけだと思っていたのに、2人が遅い時間まで一緒にいることに、僕のイライラはピークに達していました。

と、またメールの着信があり、僕は妻からだと思って携帯を見ると、それは部長からでした。

[※絵文字 ピースマーク]

僕にはその絵文字の意味がわかりません。
部長に確認しようとメールを打っている途中で、また部長からメールが入りました。

[美代子落としたで。今からラブホ行ってくるわ]

僕は一気に血の気が引きました…。


12
投稿者:まさや
2014/10/22 08:23:35    (oHDM/Miz)
続きまだかな。わくわくしてますよ
11
投稿者:(無名)
2014/10/21 21:32:43    (sPsyCTXr)
そんな上司おるかい(笑)
10
投稿者:(無名)
2014/10/21 18:26:25    (rhQcI.dV)
かなり興奮します。
つぎの展開でヤッパリ元カレの部長に抱かれて元サヤに戻るのか気になります。
是非最後まで完結までヨロシクです。
途中の中傷が有っても気にしないで楽しみにしてる人の為にヨロシクです。
9
投稿者:まさや
2014/10/21 18:04:15    (MSvDacts)
続き待ってます。面白いです
8
投稿者:のり
2014/10/21 15:07:10    (7XzuH1.O)
次の進展期待してます
7
投稿者:無名です。
2014/10/21 14:00:46    (kuA5jLhN)
さあ!美代ちゃんは、チンポを取るのか?子供や旦那を取るのか?

究極の選択やなぁ~

でも飲み会に行く段階で、アウトか?


6
投稿者:雅也 ◆87GyKNhZiA
2014/10/21 12:29:58    (pGpaUM0g)
出張から帰ってしばらく僕は悶々とした日々を過ごしていました。
美代子との会話の中で榎田部長の名前を出したこともあります。
美代子は至って普通の反応でした。
「相変わらず元気よねー」
「でも、美代子…結構仲良かったよな?」
「同じチームで仕事してたし。結構みんな榎田さん怖がってたでしょ?みんな私のとこにグチ言いにきてたよ」

こんな会話をし、普通に家事をこなし子供の世話をしている妻を見ていると、部長に担がれたんじゃないのかとさえ思ってしまいます。
それぐらい妻の反応は普通でした。

営業と企画の合同でのイベントがあり、その打ち上げがありました。
僕は関わっていないので参加しませんでしたが、部長は参加します。そして、美代子も参加することになっていました。
美代子は子供のこともあるので普段はほとんど飲み会に参加しません。アルバイトを始めてからは数回飲んで帰ってきた程度でした。
会社の飲み会とはいえ、部長と宴会の席に同席することに僕は不安を感じていました。
部長はあれから何も言ってきません。

打ち上げの日。
僕は早くに家に帰っていました。美代子は10時半ぐらいに帰ってきました。
「どうやった、飲み会?」
「どうって、普通に楽しかったよ」
「榎田部長も来てたよな?」
「うん。あまり話さなかったけど」
「そうなん?」
「席も離れてたし。それより杉本君っているじゃない?私、あの子ダメだわー。あの軽いノリついていけない」

妻の話を聞いていると、心配していたことがすべて杞憂だったのではないかと思いました。
なんだかんだ言いながら、部長は俺をからかったんじゃないか、そんなことすら思っていたのですが…。

部長から呼び出されたのは、その翌日のことでした。
部長はわざわざひと気のないミーティングルームに僕を呼びました。

「昨日、美代ちゃんなんか言うてたか?」
「え?普通に楽しかったと」
「俺のことは?」
「あまり話さなかったと…」
「ふうん、そうなんや」

部長が少し笑ったように見えました。

「昨日、席隣りやったし、ようしゃべったけどな」
「でも…美代子はそんなことは一言も…」
「そりゃ、言わんやろ。俺が横からこっそり手握ったとか」
「え…?」

僕は混乱しました。

「ああ、もちろん、美代ちゃんはすぐ手を引っ込めようとしたよ。俺は離さんかったけど」
部長は僕の反応を伺うように見つめます。

「美代ちゃん二次会行かんのわかってたからさ。美代ちゃんがトイレに立った時に俺もトイレ行って待ち伏せして…今度飲みに行こうやって誘った」

僕は部長の次の言葉に身構えます。

「断わられたわ。子供もいるし、あまり飲みには行かれんからって」
「そう…ですか」
僕は安堵します。

「でも、また誘うって言うた。LINEも聞いたし」
「美代子は…きっと行かないですよ」
「そっか。でも、俺と話したことは黙ってたんやろ?」
「それは…」
「確認やけど、口説いても大丈夫なんやな?」
「いいわけじゃ…。でも、断ったんですよね?」
「お前、俺が今まで何人の女とハメてきた思ってんねん?人妻やで?しかも、元彼の誘いやで?最初からOKするわけないやろ」
「それはまあ…」
「ま、それでも美代ちゃんが断る場合もあるしな。それはそれでええやん」
部長は言うと、急に何かを思い出したように懐からガラケーを取り出しました。
「お前に見せよう思ってな」

部長は携帯をいじると、僕に向けて画面を見せました。

(あっ…!)

そこに写っていたのは妻でした。
美代子が服とブラを自分で捲りあげてカメラを見つめています。
恥ずかしそうに笑っている美代子は20代前半、若い時の姿です。
部長はもう一枚僕に写真を見せました。

全裸の美代子でした。
両手で顔は隠していましたが、ベッドに座り、股を開いています。美代子の性器は丸見えで写っていました。

「お前が信用してなかったらあかんと思ってな。昔の携帯、まだあったから」

ショックを引きずったまま、僕は部長との会話を終えました。
その後はずっと半信半疑でした。
妻を目の前にすると部長の言っていたことは信じられません。
部長の言ったことを聞くと妻は自分に嘘をついているのかと疑ってしまいます。
何より部長に見せられた決定的な写真が僕の心を乱していました。
あれは過去のことだ、今、美代子は自分の妻なんだ、子供の母親なんだと必死に自分に言い聞かせました。


部長と話をしてから2週間ぐらい立った頃でした。
出先にいた僕に部長からメールが入りました。

[お疲れ。美代ちゃんと来週の金曜日飲みに行くことになったわ]

僕は目を疑いました。
本当に美代子が部長の誘いをOKしたのか?

家に帰っても先に帰っていた美代子からは一言もそんな話はありません。
僕は疑心暗鬼のまま数日を過ごしましたが、翌週の月曜日になって夕食の時、ふいに美代子が口を開きました。

「そうそう、今週の金曜日、企画のアルバイトの子達と飲みに行くことになったんだけどいいかな?」
「あ、そうなん…」

聞いてから、僕は何ひとつ妻の手料理の味がしませんでした…。



5
投稿者:まさや
2014/10/21 09:51:33    (MSvDacts)
読んでてドキドキします。続き待ってます。
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