なぜ男は俺の存在を知ったのか？
ここからは推理だがおそらくこういうことだろう。

ひろみは俺にほいほいついてくるような女だ。だから俺以前からも時々怪しい行動があったのだろう。
そこで男はひろみのメールをチェックしていた。そして俺の存在を知ることになる。
俺はひろみとのメールで本名を明かしていた。携帯電話の番号も待ち合わせの時に送っている。
でもなぜ俺の家の固定電話がわかったのか？

俺は自宅が自営業なので、名前や住所、電話番号を書いたホームページがある。それをググったら出てくるのは間違いない。
男が俺の名前（しかもありふれた名前ではない）で検索したらそこがヒットした。そして、書いてある電話番号へと恐る恐る掛けてみた、こういうことではないか。

だからボウリングの待ち合わせもあらかじめ知っていた。そして尾行したのではないか？
でもおどおどした態度の男だったので、嫁や間男に対して強硬手段に出る勇気はない。そして俺が電話に出たら切ってしまった。
もし探偵を使って慰謝料ということにでもなれば、電話を掛けたりはしないだろう。
コソコソ嫁や俺に探りを入れていたわけだ。
それはそれで少し情け無い男だな。
何がしたいのかわからない。でも俺も人のことが言えた義理ではない。
その後何か報復されるかもしれないのだし。

しばらくの間は俺はビクビクしていたが、結局その後何年も何もなかったので、恐らく夫婦で話し合いでもしたのだろう。

せっかく何回か楽しめる巨乳だと思ったのに、一回で終わってしまった。

少し怖い体験でした^_^
でも、これで懲りたりはせず人妻との背徳感ある性行為は続けるのである。

少し頭を整理しなければ。ひょっとしたら、ひょっとする？えー？ひょっとして？

まず俺はひろみにメールを送った。
「ひろみさんは苗字は山田？」
「そうだけど、何でわかるの？」
「いや、何となくだけどね」

これは何か怖い臭いがする。
何かとんでもないことに巻き込まれてしまうのではないか？
少し俺は怖くなった。
そしてまずは俺は一方的にひろみへの連絡は中止することにした。
男からの電話はそれ以来なくなった。
ひろみからも返信が来なくなった。
あれだけ毎日やりとりしていたのに。

そして数日が経った頃、突如ひろみからメールが届いた。
「ちょっと色々ありまして、もう連絡できません。ごめんなさい。電話もメールアドレスも変えます」
と言う他人行儀なものだった。

俺は何となくだが恐らく全てを察知した。

「山田？誰だろ？携帯ではなく家に？セールスか何か？」
「いや、そういう感じではなく◯◯◯さん（俺の下の名前）居ますか？と名指しだったよ？」

俺には心当たりが無かった。
何だろうね？ということで話は終わった。

その後ひろみとはチャットしたり、携帯でテレフォンセックスしたりと関係は続いていた。
またホテルに行きたいねと日程を合わせようとするが、なかなかお互いが時間を合わせることができなかった。
しかしまたホテルへ行って今度は電マで沢山イカせてあげよう、とか話は盛り上がっていた。

そして1カ月くらいが過ぎた。
その間山田と名乗る男から3回ほど家に電話があった。いずれも俺の留守中で、嫁が主人は居ません、と答えると、「じゃ、じゃあいいです」とドギマギした感じで切るそうだ。
一体誰なのか？
俺はだんだんと心当たりがない山田という男が気になってきた。

ある時昼間俺が家にいるときにその電話が鳴り俺が取ることになった。
山田と名乗る男は俺本人が出たとわかると、何も喋らずに電話を切った。
そのことを嫁に告げると、
「あんた、外で変なことしてるんと違う？」と冗談めかして言う。
外で変なこと？
あるとすれば今はひろみだけだな。
あっ！！！

俺はその時に少しの恐怖に足が震えた。
まさか！？