2017/03/31 10:36:55
(P9Nyakdd)
続きです。(5/5)。
翌日に顔を合わせていたらかなり気まずく挙動不審になってたところだと思います。しかし、クラスが違うのであまり顔を合わせる機会もないので助かりました。
同じ部活の例の二人にももちろん、Hくんにも、他の仲の良い友達にも、Kに頼んで初体験させてもらったことは内緒にし続けました。
エロキャラでもモテキャラでもなくチャラくもない、「イケてない系」寄りの自分がそんな話をし出したら、あっという間に大騒ぎになるか、嘘つきムッツリ助平扱いされて恥かくかのどちらかですから。
ただただ、めくるめくセックスの快感を思い出してはオナニーのオカズに使う日々を、その後5年以上続けました。
友人達とは離れることになった大学で出会った仲間とは、初めて「俺も童貞ではないし」という面でエロ話にも参加するようになりました。長かったです。
また、大学1年の時に初めてちゃんと彼女が出来て普通の(?)セックスをした時に必用以上に緊張したり焦ったりせずにコトに臨めたのは、Kとの初体験のおかげだと思っています。
話はまた少し、戻ったり進んだりします。ごめんなさい。
ちゅう学の卒業までには、もちろんその後もKと何度も顔を合わせましたし、Hくんと3人で話すことも何度もありました。回数を重ねることで距離が近づき、「僕とHくんとの共通の友達」に近い関係になっていきました。
でも、そういうこと(セックス)があったなんて微塵も感じさせずに過ごすKに、「女子ってスゲェ」と思ったものです。
Hくんにももちろん、上に書いた通り、Kに筆下ろししてもらったことは告げていません。
Kに「サセコ」の噂があったという件も、卒業まではHくんとの話題に出すことすらできずにいました。
僕とHくんとはわりと何でも話す仲だし、数少ないエロ話題もする関係だったのですが、それでも言えません。KとHくんはしょう学校が同じで家も近所で、わりと仲も良いので、そんな噂を耳にいれたらHくんも傷つくだろうと考えたのです。
卒業し、Kは地元の商業高、僕とHくんは隣町の普通科へ進みました。
さらにその3年後、僕とHくんは関東の別々な大学へ進みました。
その夏くらいだったでしょうか。Hくんと久しぶりに、東京で一緒に飲みました。ラストは彼の部屋に泊まったのですが、その夜ついに、あの頃聞きたくて聞けなかった話題を口にできました。
Kが「サセコ」だという噂聞いたことあるんだけど、知ってる?
と聞くと、「うん、知ってた」と、あっさり答えられて肩すかしを食った気分になりました。
「俺もヤらせてもらってたしね」
と、ケロっと言ってのけられた瞬間には、思わずビールを噴き出してしまいました。
それでも、Kがサセコだということに傷ついた様子もない(まあ、彼自身がヤッてるわけだし)ことに安心し、ついに僕も告白しましt。
「実は、僕も……2年の時……」と打ち明けるとさすがに驚いてましたが、その後、彼の口からはさらに驚きの事実が山のように出てきました。
Kはしょう学校時代からエロい女子で、家が隣のとなりだったKとHくんとは、お兄さんのエロ本を一緒に見たりする仲だった。
ろく年の頃に初めて、互いの性器の見せ合いをした。その後は、何度も見せ合いをした。
ファーストキスもディープキスもその頃に済ませてしまった。
ちゅう学に入る前にはもう、互いの性器を見せ合うだけでなく愛撫し合うようなことをし始めていた。Hくんの初射精は、ちょうどKに手で弄ってもらっていた時だった。
KとHくんの初体験は、ちゅう1の秋に、やはりKの部屋でだった。
Kは、痛がることは痛がったけれど……彼がその後に処女を抱いた時ほどの痛がり方ではなかった。
それまでの間に、指入れもしたことあるし、恐らく自分でも指入れオナニーしてからだろうと………(羨ま)
その後、どちらかの気が向くと、誘い合ってKの部屋でヤッていた。
誘い合ってとは言っても、Hくんから誘ったのは数回だけで、主にKから誘われた。
月に1回だったり、翌週にまた呼ばれたりまちまちだった。
そこまでヤリまくってるのに恋愛感情はなく、その頃は無かった言葉(僕ら世代まで届かなかっただけかも)だけど、今で言ういわゆる単なる「セフレ」な関係だった。
ちゅう1の冬ごろから、Kがたまに男を部屋に連れ込むようになったことに気づいた。
嫉妬とは違うけど「危なくないか?」と、一度注意しようとしたことはあるらしい。
Kの答えは
「一人とは一回ずつしか寝ないから大丈夫」
、とあっさりしたものだったようです。
「ゴムも必ずつけるし、問題になるような言いふらされ方をしたらやり返すと釘をさす」
とも言っってのけたらしいです。
なぜそんなにまでして?と聞いたら、無邪気な顔で「別に理由はない。ただ、セックスが好きなだけ。男子がサッカーとか野球とかが好きなのと同じ」
と微笑まれて、二の句が継げなかったのだと。
そして、リスクを承知でヤッてることで、かつ、一応はリスク軽減の方法を自分なりに講じてるなら……と、その後は一切口出ししなかったそうです。
Kが「サセコ」化してからは回数は減ったけれど、こう2の夏にKが九州へ引っ越して行くまでは、たまに会ってKの部屋でセックスをする関係は続いていたというのは、やはり驚きだし羨ましくもありました。
エロ漫画も真っ青な、驚きの事実でした。
そして時は流れて数年前の正月。
女性の厄年祈祷にかこつけた、学年合同の同窓会が開かれました。Kも実家がこっちに残っているので、帰省していて一次会だけ参加してました。
一度も話はしませんでしたが。
昔と変わらず、とくにあか抜けてもいず、美人でもブスでもない容姿。でも、30を越えた身体からは大人の色気が漂ってきます。何度かチラ見しちゃいました。
二次会でも三次会でも、Kがサセコだった噂には誰も触れません。
卒業後に誰が誰と付き合ったとか、実は○○とヤッたことある、とかの話題は出ていたのに。
忘れてしまったからか?逆にはっきりと覚えていて、噂が噂じゃなく事実だったからこそ、ヤブヘビを避けるために誰も自分からは口に出せずにいたのか?
真相は不明ですが、僕は、Hくんの打ち明け話から後者の説が正しい気がしています。
そして、三次会まで同窓会に付き合った後はHくんの部屋で飲み明かしました。
「サセコ」の噂についての疑問(誰も何も語らなかったこと)も含めてKの話題を振ると、これまたあっさり驚きの事実を聞かされました。
引っ越しした後にHくんとKとが会うのは、十年弱ぶりで3回目だとのこと。
成人式の時と、祖母の法事の時と今回。
3回とも、Kの部屋でセックスしたと(驚)。
今回のKの帰省では、ちょうど昨夜にヤったんですって。
まったく驚きです。
朝方、タクシーを呼んでの帰り際、地元で就職してるHくんは、「明後日東京へ戻るんだろ?(新幹線の駅まで)送ってくぜ」と誘ってくれ、当然ありがたく受け入れました。
翌々日、僕の実家へ迎えに来てくれたHくんの助手席に、なんとKが座ってます(驚)。
「ちょうどKも、今日帰るっていうからさ」
「久しぶり。○○くん。元気だった?」と。
Hくんと違って僕はKと話すのは20年以上ぶりなのに、わりと普通に会話が始まれました。
駅に着き、「差し入れ」とHくんが缶ビール6本パックを手渡してくれました。
新幹線で飲酒。20年近く前に筆下ろししてもらった相手と二人きり。
特に積極的に口説こうとかの下心があったわけでも無いのですが、なんとなく漠然とした期待はしてたかも知れません。
二時間足らずの乗車時間でしたが、勿体ないし持ち帰るのも邪魔だからと、二人でピッチを早め、500ml缶6本を飲み切りました。
飲んでる中で、あの時の話題が出てきました。どちらが切り出したかは覚えてないですが、基本的にシャイな自分が言い出す可能性は低いので、恐らく彼女からだと思います。
「すっごい緊張してたよね。ガッチガチに固まってて、私が声かけないと何も進まなかったよね?」
「初めてのオンナがわたしで、どうだった?」
「そういえば、入れる前に一回出ちゃわなかったっけ?」
と、ズケズケと直球を投げつけ続けてきます。声は大きくなく、すぐ前の座席の客に聞こえるか聞こえないか、きっと聞こえないのだろうと思える声量です。
話しながら、僕の脚に手が置かれます。膝から10センチほど太股寄り。掌が温かい。心地よい。
誘ってるよね・・・これ。完全に。
前屈みにになって僕を見上げるように話す胸元は、V首のセーターから谷間がしっかり見えてます。間違い無し、と判断します。
勃起しはじめた股間の熱を十分に意識しつつ、返事を返します。
もう童貞少年ではありません。
オンナ遊びに興じられるほどモテる容姿や性格ではないものの、人並みに恋愛もセックスも経験してきました。もはやさすがにワイ談ごときでひるみはしません。
脚に置かれた掌の体温と勃起しはじめた愚息の脈打つ感じを味わいつつ、あの時の正直な気持ちを次々に答えていきました。
「死ぬほど緊張したけれど、死ぬほど勃起してたし死ぬほど気持ち良かった」
「よかった。すごく良かった。緊張しっぱなし小僧にやさしく教えてくれたし、何より本当に気持ちよかった」
「たしかに(笑)、でも、それで終わりにしないでくれたのが嬉しかった」
「今でも素敵な思い出だ。」
「ところであの時…」と、聞きたかったことを聞いてみることにします。
Kが喘ぎ声出してたし、自分としては、自分のセックスでKを感じさせられた、初セックスで女子を感じさせることができた、と考えていたんだけど、実際はどうだったか?
長年の疑問は、やはりあっさりとした返事で解消されます。Kはちょっと考えて(思い出して)から、答えてくれました。
「うん、気持ち良かったよ。イクほどじゃなかったけど。」と。
あっけらかんとした答えに少しがっかりしつつも、ズボンの中でフル勃起させつつ、この際だからといろいろ聞きました。
僕や僕以外とのセックスでは、いつも感じてた?
…………入れてもらうと気持ちいいから、いつもちゃんとちゃんと感じてたよ。けむまきくんとの時だけじゃないの。ゴメンね(笑)。(落胆)
…………でも、みんなドーテーさんだから、ソーニューでイカされたことはないなぁ。みんな早かったよ。けむまきくんだけじゃないから安心して。(恥)
じゃあ、その頃は、セックスで「イク」ことは無かったの?
…………ううん、あるよ。Hくんとする時は、いつ頃からかほとんど毎回イカせてもらえた。
…………ドーテーくんたちも、クンニしたいって言う人が何人かいてね。初めてでそこまで言ってくる人はあまりいないんだけど。口でされると必ずイッちゃってた。
そんなこんななエロ話をしているうちに、ついに、淡く期待していた言葉が彼女の方からかけられました。
電車を降りるまでには自分から切り出そうとも思っていましたが。
「このあと、あの時の続きする?」
もちろん、ためらいなく即返事を返します。「うん」
九州へ帰るKの飛行機の時間もあり、近くのビジネスホテルのデイユースを利用しました。
前戯もセックスも事後のだらだらトークもひっくるめて正味一時間強という慌ただしいプレイでした。
「初体験の思い出」がメインの投稿なのでこちらの詳細は省きますが……。
あの時と違って、Kにリードされるがままではなく、僕もいろいろと責めて相手を感じさせました。
挿入でイカせることはできなかったのですが(やや早めなんです:苦笑)、実は感じやすい彼女を指と舌とで3回イカせることはでき、一応のリベンジ(?)は果たしました。
僕も、フェらと挿入とで、短時間に2回果てました。
そして、こんな話も聞き出しました。
引っ越した後も、後腐れなさそうな男を選んではつかの間のセックスを楽しんできたらしいKは、「サセコ」時代からの男性遍歴を数えると300人をゆうに越えるということ。驚きです。
その内訳がまた、出会い系とか飲み屋のいきずりでとかはほとんどなく、大部分は同じ学校のその時その時の同級生。先輩や後輩も少しずつ。
上級生や下級生が少しだけずつ。
名前は教えてくれなかったし、聞かないままでいいとも思いましたが、先生とも!驚きです。
バイトの同僚。
社会に出てからは、職場の同僚や関連会社の社員。
身元がちゃんと分かってて、相手が悪さ(脅しとか拡散とか)しようとしても逆に痛いところを突いてやれる間柄の人ばかり。
そして、かつての予想通り(?)寝た相手の大半は(少なくとも学生時代は百パーセント)、童貞か自称童貞か素人童貞がメインだった。
ちなみにそのなかで、あの頃の同級生はどれいくらいいるの?と聞いたら、「40人くらいかな」ですって。学年の男は総勢130人弱ですから………。
「ちなみに、誰と誰だったか……?」
と聞きかけて、でも「いや、やっぱりいいや」と取り消しました。
「うん、その方がいいかもね」と微笑んだKの微笑は、なんとも言えない色気が漂っていました。
彼氏としてつきあった2人の男と、1年ぐらいだけセフレ関係になってた一人と、結婚したけど3年目に先立たれてしまった夫(またまた驚き、未亡人だったとは)とを除けば、同じ相手と2度以上セックスしたのはHくんと僕だけだという光栄な事実(笑)
も知れました。
青春のほろ苦くほろ甘い思い出を追体験でき、普通の生活してては垣間見ることもできなさそうな“性のツワモノ女子”の生態を知れて、大満足な一時間でした。
実家は残っているけど特に毎年帰省はしないK。次に帰るのは、親類や友人の冠婚葬祭に呼ばれなければ、男四十の厄年に開く同窓会の時だろう、と言ってました。
「その時、またね」と、意味ありげな台詞を残して別れました。
きっとその際には、当然のようにHくんと寝るのでしょう。そして、その日の感触からは、時間が合えば僕にも「3回目」のチャンスがありそうです。
長々と書いてしまいました。これで終わりです。
こんな大長文を、最後まで読んでくれるような方がはたして何人いるかは疑問ですが、おつきあいいただいた方、(いるならば)ありがとうございました。