2017/01/17 00:53:06
(d2420ViS)
続きです。
僕はまったくノリ気ではなく、とにかくちょっと外出すれば満足するだろうって思ってた。
朝なのでまだ人もそんなにいないし、P コート着てるから上は安心だけどスカートだけは、気になって気になって仕方なかった。
「なんか駅に向かってるみたいだけど・・・・ まさか電車とかないですよね・・・・」
「乗るよ 」
「それやめましょうよ。僕無理だから」
「あたしだよね? 僕じゃないでしょ。真剣にやってくれないとここで置いて行っちゃうというのもありだよ。そしたらまこちゃんその格好でひとり。部屋の鍵は僕が持ってるから着替えられないよ」
「・・・・・・ (げっ) 」
電車に乗ると、さすがに人も多いし近くにいるし、なんかドキドキしてくる。変な風に思われてないかとか、万が一ばれたら、めっちゃ恥ずかしいとか、、、、、、、 当然無口になる。
「まこ、降りるよ」
「うん」
ええーっここかよと思いながらも降りるしかないし、、、、、 汗が出てきて、うっすら額にも汗が・・・・
「僕は離れてついて行くから、独りで歩いてね。少し暑いかなコートは僕が持ってあげる」
「え・・・・・・」
「ほら~。暑いよね。脱いで」
コートを取り上げられ、セーラー服姿で竹下通りを独りで歩かされる。。。。。。。 女子中学生なのか女子高生なのかたくさんいるし・・・・ ばれることは心配していなかった僕も、万が一ばれて変態扱いされるのを一瞬想像してまったら焦ってきて、、、、目立たないように歩く。。。。 ショップのガラスとかに自分の姿が映ると真剣に見てかなりナーバスに。。。。。 口の中乾いてくるし何か飲まないと思うけど・・・・ 僕の財布はコートのポッケだし・・・・ セーラー服って財布入れるところないんだよ・・・
独りで歩くのはどーしてもダメで、Uターンして
「あの・・・・ 財布・・・ なにか飲まないと」
「まこ 喉乾いたのか? じゃ何か飲むか?」 って大きな声で言うから、僕は焦って
「ちょっっ! 声が大きいって・・・」
「そうかー、ちょっと暑いもんな。まこはなに飲む?」
「ぼく・・・ なんでもいいけど冷たいの・・・・」
お店に入って、僕はぐったり、、、、、、ため息つきながらドスンって椅子に座ったら、
「まこ、女の子なんだからそんな座りかたしちゃダメだろ。脚とか閉じないとね。」
「えっ・・・・」
「女の子らしい仕草とかしないとね。ばれたら恥ずかしいのはまこだと思うけどな。」
「・・・・・・ (それ絶対嫌だ) 」
オーダーとりにお店の人がくる。。。。
「ホットコーヒーね。まこは? 」
「コーク・・・・」
「何か食べなくていいのか? 」
「お腹空いてないから・・・・」
もうお昼近い、当然トイレにも行きたくなる。。。。。。 かなり出たい。これは僕の中では想定してなかった。。。。 かなり困ってもじもじしてたら・・・・
「まこ、トイレ? 」
「うん・・・・」
「行っておいで(嬉々) 」
「だってさ・・・・」
「まこ、トイレで男だってばれたらどうなる? それはさすがに犯罪になっちゃう。だからもっと女の子らしくしなさい」
「・・・・・うん (この格好で男子トイレに入るのも無理だよー・・・) 」
観念して席を立つ。トイレに入ったら誰もいない。大きくため息をついてから個室トイレに入ったのはいいけど・・・・・ わかんない! スカート履いて立ってするわけにもいかず、かといって座ってするにもスカートが邪魔でどうやって座ればいいのか・・・・・・・(汗)
スカートを全部捲し上げてパンツを下そうとしたら、スカートが元に戻っちゃうし・・・・ 仕方ないのでパンツを膝まで下ろしてから再度スカートを捲し上げてスカートをお腹の前に抱えて座ってやっとできた。。。。。。 女子のトイレってめんどいんだな・・・・・
そっと扉を開けたら女性がふたり立ってた! 顔がこわばるんだけど・・・・ そのまま洗面で手を洗って席に。もう僕はぐったり。そして不機嫌!
いやだと抵抗していたものの、なんだかんだ丸め込まれ、こういう外出をちょくちょくするようになる。いったん外出してしまったら女の子らしくするしかなく、、、、、 幸いにもなのか僕はヒゲとか体毛がないので着替え以外とくに準備が必要ないので突然にということも多々あった。
外出のたびに洋服を買ってくれるので僕の女の子の洋服もだいぶ増えてきた。お店の人も疑いもなく 「これなんかお似合いですよ」 っていっしょになって洋服選んでくれるし・・・・・ 不思議と抵抗感が薄くなったというか普通のことのようになっていき、「あたし」 とか女の子言葉も抵抗なく出るようになり、スカートの裾が乱れるのとかも気になるように。
「まこ、最近ますます女の子っぽい仕草するようになったよね」
「いやだー、どんなとこ? 」
「全部なんだけどさ。とくに恥ずかしそうに顔がピンクになるところとか、笑うときに手で口とかおさえるとことか、脚はぜったいに開かなくなったよね。いいねえ! 」
「・・・・・・(赤面) 」
「それ! 顔がピンクになる! それいいよ! 」
「クリスマスはいいところ連れて行ってあげるよ」
「えっ! ほんとっ!?」
もうかれこれ5か月経っちゃった。。。。。