妻達には気づかれる事なく、私は自宅から少し離れた場所に車を停めた。
そこに居れば、青木が帰るのを確認出来るはず。
一時間近く経ち青木が乗る軽が走って行くのが見えた、初めに書いたように、彼は農業団体の職員で、私達が趣味で農業を始める時に、色々とアドバイスをくれ、その後も何かと世話をやいてくれて居た。
青木は私達の子供達と同年代で妻子も有り、隣町の農家の跡取り息子だった。
それにしても、妻達は何時から、あの様な関係になったのだろう?
私の中には、妻がそんな事をするとは考えてもいなかった、世間体から見ても妻は控えめで目立たない存在だった。
青木が帰るのを待ちながら自問自答を繰り返していた。
妻とのセックスが無くなって行ったのは、子供達が思春期を迎えた頃からで、ごく稀に機会が出来た時に肌を合わせたが、気づくと自分自身の勃起力が弱まり始め、繋がっても途中で中折れする様に成り、焦れば焦る程に勃起力を無くしていった。
勃たない!私自身の変なプライドも有り、弱い自分を妻に見透かされるのが恥ずかしく、何時しか妻に触れる事は、全く無くなっていた。
それでも、無性に勃起する時も有り、その時などには今更、妻を誘うのも躊躇われ自分自身で処理をするか、そう言う店に行く事も有った。
青木が帰って随分経ってから家に帰ろうと思い、その前に車の陰で用を足した、その時に私の物から先走る雫が垂れ濡れていた。
冷静に見ていた筈なのに、私は妻の痴態で興奮して居たのか?
そう感じると妻の様子が無性に気に成り、私は自宅に向かった。
平静を装い家に戻ると、妻も普段通りに私に接して来る。
つい今しがたまで、青木と痴態を演じて居た事など微塵も見せる事なく普段通りだった。
何の素振りも見せない妻、私は洗面所に入った、そこは脱衣場も兼ねて居て、私は様子を無意識に探っていた。
洗濯籠に一枚のバスタオル、湿って居る…普段、妻が使うバスタオルはバスタオル掛けに掛けて有る、そのバスタオルも湿っていた。
二人で風呂にも入ったのか?
浴室を覗くと中は濡れていた。
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